神様のやわらかな卵が割れた理由

二月こまじ

文字の大きさ
8 / 17

卵作り2※

しおりを挟む

「な、なんでもない」

 慌てて顔を逸したが、顔は熱いままだ。
  この男が嘘を言わないとわかっている分タチが悪い。
 もうこの話を終わりにしたくて、シンの股間を睨みつけた。

「とにかく、卵作りの最初の手順は、その大芋を立たせるんだ」
「立たせる? ああ、朝の状態にするのか」
「朝?」
「朝起きたときは、コレが立っている。たまに寝ている間に膿が出てしまったときは立っていないが」
「膿……」 

 もしかしてこの男は、自身のものを擦ったことさえないのだろうか。

「変か? 別に膿が出るのは悪い事じゃないと岩じいが言っていたが」
「うん……そうだな」

 もう諦めたい。
  このまま裸で横になって朝を迎えるだけでいいのではないか。
 そんな気さえしてきた。
 だが、シンの股間をみると何故か勝手にどんどん膨張してきているではないか。

「おい、なんで大きくなってるんだ」
「なにを怒っている? 立たせろと言ったのはお前だろう」
「普通は、その、擦ったりして大きくなるんだよ。お前はそれの大きさをコントロール出来るのか!?」
「分からない。だが、お前の裸を見ていたら、なんだか勝手に大きくなってきた。とても不思議な気持ちだ」

 心底不思議そうな顔をしてるシンに、なんと言ったらいいか言葉を詰まらせる。
 何も分かっていないくせに、とんでもない事をサラッと言う男だ。タチが悪いこの男を、なんとか困らせてやりたくてスズはえいっとシンの股間のものを掴んだ。

「おいっ」

 流石に驚いたシンが止めに入ろうとしたが、大事なところを掴まれたままでは何も出来ないようだ。
 珍しく動揺したシンの顔を見ると胸がすく。スズはもっと動揺させてみたくて、そのまま擦ってみた。

「っ!」

 シンが息をつめ眉根を寄せる。
 手の中のものは、みるみる間に大きくなった。優越感で思わず頬が弛んだが、ただでさえ大きなものがとんでもない大きさになったことに気付き、ふと我に返った。
 慌てて手を離すと、シンが更に困り果てた顔になる。

「スズ……っ」

  せつなげに名前を呼ばれ、なんだか自分までおかしな気分になってきた。

「あ、その、一回出すか?」
「……分からない」
「あ、じゃあ、オレが……」

  本当にどうしたらいいか分からない様子のシンを見兼ねて、スズはもう一度シンのものを擦りはじめた。
 ピクピクと脈打つそれを擦るたびに、シンが呻く。

 (どうしよう……ちょっと、かわいい気がしてきた)

 さっきは大きすぎて怯えてたというのに。
 今は愛着のようなものまでわいてきた。よしよし、と、あやす気持ちで擦ってやると、それは辛抱たまらないといった様子ですぐに白濁を撒き散らした。

「……す、すまんっ」

 スズの顔まで飛んだそれを、シンは慌てて下に敷いてあった布で拭った。相当溜まっていたのだろう。それを全部拭き取るにはかなりの量の布が犠牲になった。

「寝ている間に出る膿はコレだったのか……」
「あー、そうだねきっと。たまに自分でさっきオレがやったみたいに擦って出してやるといいらしいよ」
「お前もそうしているのか?」
「いや。オレは卵生だから。別に必要ないよ」
「では出ないのか?」
「まぁ、ちょっとは出るけど……」
「そうか」

 そう言うと、シンはおもむろにスズの股間のものを掴んだ。

「ちょ、なにすんだよっ」
「お返しにやってやる。出すと、とてもスッキリする」
「おい、オレはいいよっ」

 もしかして悪戯したのをやり返されているのか⁉︎ と思ったが、どうやらシンは真剣にお返しのつもりらしい。
 性交なら何度もしたが、銀にそんなことをされたことなんて一度もない。他人の大きな手が自分のものを扱く未知の感覚に信じられないくらい動揺してしまう。

「も、本当にっ、い、いからっ」
「遠慮するな……あれ?」

 シンが擦っている手を止め、じっとスズのの下半身を凝視した。

「なにか違うところから、汁が漏れてないか?」
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい

マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。 最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡) 世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。

シスルの花束を

碧月 晶
BL
年下俺様モデル×年上訳あり青年 ~人物紹介~ ○氷室 三門(ひむろ みかど) ・攻め(主人公) ・23歳、身長178cm ・モデル ・俺様な性格、短気 ・訳あって、雨月の所に転がり込んだ ○寒河江 雨月(さがえ うげつ) ・受け ・26歳、身長170cm ・常に無表情で、人形のように顔が整っている ・童顔 ※作中に英会話が出てきますが、翻訳アプリで訳したため正しいとは限りません。 ※濡れ場があるシーンはタイトルに*マークが付きます。 ※基本、三門視点で進みます。 ※表紙絵は作者が生成AIで試しに作ってみたものです。

オークとなった俺はスローライフを送りたい

モト
BL
転生したらオークでした。豚の顔とかマジないわ~とか思ったけど、力も強くてイージーモードじゃん。イージーイージー!ははは。俺、これからスローライフを満喫するよ! そう思っていたら、住んでいる山が火事になりました。人間の子供を助けたら、一緒に暮らすことになりました。 子供、俺のこと、好きすぎるのやめろ。 前半ファンタジーっぽいですが、攻めの思考がヤバめです。オークが受けでも別に大丈夫という方のみお読みください。 不憫オークですが、前向きすぎるので不憫さは全くありません。 ムーンライトノベルズでも投稿しております。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。

小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。 「マリアが熱を出したらしい」 駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。 「また裏切られた……」 いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。 「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」 離婚する気持ちが固まっていく。

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

執着

紅林
BL
聖緋帝国の華族、瀬川凛は引っ込み思案で特に目立つこともない平凡な伯爵家の三男坊。だが、彼の婚約者は違った。帝室の血を引く高貴な公爵家の生まれであり帝国陸軍の将校として目覚しい活躍をしている男だった。

灰かぶりの少年

うどん
BL
大きなお屋敷に仕える一人の少年。 とても美しい美貌の持ち主だが忌み嫌われ毎日被虐的な扱いをされるのであった・・・。

処理中です...