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4.心
14 破壊衝動
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夢らしきものは、何も見なかったと思う。
電流が走ったように指がちくりと痛んで、意識が急速に浮上した。
薄暗い部屋だった。部屋の面積の大半を大きなベッドが占領していて、隅の方にはカラオケ用らしきテレビが縮こまっている。
「ごめんね、こんなところしかなかったんだ」
振り返ると、いつもとは違って気弱そうな笑みを浮かべるゆくえがいた。なぜゆくえがここにいるんだろう――ぼんやりした意識には、そんな疑問すら浮上しない。
「ここは?」
「愛を育むことに特化した宿泊施設だよ」
「はあ」
「世間一般風に言うなら、ラブホだな」
絶句した。
「来たことある?」
「……ない」
「そうか奇遇だな。私もない。ははは」
笑ってる場合か。
慌てて立ち上がろうとするが、視界が揺れて腕に全然力が入らない。足が立たず、そのままベッドに崩れ落ちた。
「まだ寝ていた方がいいんじゃないか? 休憩時間は四時間だから、あと二時間は追加料金取られないしな」
休憩時間と言われても。
まぁ確かに休憩していたと言われれば何も返す言葉がないが。
まだ身体にはうまく力が入らず、芯がぐらぐらと揺れている。腹の底にはまだ生温い澱みが渦巻いている感覚があった。
「僕は、どうしたんだ?」
「どうしたもこうしたもないさ。いつもの公園でゾンビみたいな顔して倒れてたから、手近な休憩施設に運ぶしかなかったんだ。一応自分の足では歩いてくれたからよかったものの……か弱い女子が運ぶには随分骨が折れたんだぞ?」
「……悪い」
「いいよ。元はと言えば、悪いのは私だからな」
「どういう意味だ?」
ゆくえは答えなかった。
部屋の隅に置いてあった電気ポットがカチッと音を立てた。ゆくえは手際よくティーパックで紅茶を淹れていく。柑橘系の香りがふわっと漂って来て、少しだけ身体の強張りがほぐれてきた。
「飲むといい。温まるから」
「ありがとう」
カップを手渡す時も、ゆくえは僕と目を合わせようとはしなかった。
大きなベッドの端に座ると、反対側の端にゆくえが座る。同じ部屋にいるのに、互いが互いを避けているみたいだった。薄暗い部屋の中、何を話せばいいのかもわからないまま、互いの間隙を埋めるためだけの紅茶を啜った。
「あのさ」
特に何も考えずに喋り始めた。
ゆくえに聞きたいことはいくつかあったような気もしたし、何もないようにも思えた。話していないと、この部屋が醸し出す空気にやられてしまいそうな気がしていた。
ゆくえは何も言わず、僕の次の言葉をじっと待っていた。
「あれ、あのペンダント」
そうだ。
気を失う前、浅川から逃げる前に首にかけたペンダントが、ない。慌ててあちこちまさぐってみたが、首元にも、ズボンのポケットの中にも、どこにもあのペンダントはなかった。
「もう回収したよ」
ゆくえはポケットからあのシルバーのペンダントを取り出し、目の前でちゃらっと揺らした。
「僕にくれたんじゃなかったのか?」
「気が変わったのさ」
やけに悲しそうな顔で、まるでゴミか何かのようにくしゃくしゃっと丸め、ポケットに突っ込んだ。
「『運命』が信じられなかったのかい?」
ずず、とゆくえが紅茶を啜る音。
「信じたかった? それとも、信じたくなかった?」
どう答えていいかわからなかったので、沈黙するしかなかった。
ゆくえの問いは、その言葉が意味しているものより、もっと大きなものの話をしているように僕には聞こえた。
ふと目を上げると、ゆくえと目があった。ゆくえは僕が俯いている間もずっと僕を見ていたのだろうか。
「……やっぱりそうか」
「何も言ってないんだけど」
「言わなくてもわかるよ」
「ゆくえは心が読めるのか?」
「そうさ、私は恋愛マスターだからね」
あの時とは違って、随分寂しそうな笑顔だった。
ゆくえは僕の心を読んでいるのだろうか。
もしその言葉が本当でも、あるいは嘘でも、それはどうでもいいことなのだ。読まれる前にぶちまけてしまえば同じだ。自暴自棄にも似た気持ちで、腹の中に渦巻くヘドロを吐き出した。
「怖いんだ、誰かがと一緒にいることが。嫌われたり、結果的に一人になることが怖いんじゃない。大切なもの、綺麗なものを汚してしまうことが我慢ならないんだ。僕の言ってること、わかる?」
「ああ、わかるよ」
ゆくえは頷いたが、僕はゆくえに対して理解を求めてはいたわけではなかった。その時の僕に必要だったのは優しさではなく、自分の中で腐っていく気持ちのはけ口だった。
「確かに僕は、浅川のことが好きだったよ。でも、好きだからこそだめなんだ。好きであればあるほど、僕は僕を許せなくなる。気持ち悪くてたまらなくなる。生理的に受け付けないんだ。今日それがはっきりとわかった。〈ラパン〉があれば大丈夫かもしれないって思ってた。でもやっぱりだめだった。僕にはやっぱり無理だったんだよ」
醜いことを口にしているという自覚はあった。
だけど、一度もうどうでもいいと思ってしまったら、自分の意思でそれを止めるのも難しかった。
ゆくえは僕に何も言わなかった。
ただ小さく頷いているだけだった。
吐き出しても吐き出しても、僕の中のヘドロは嵩を増していくばかりだった。
浅川の前にいる時とはまるで性質の違う気持ちが、僕の中にある小さな器を満たしていく。どれだけ溢れさせようとも器が弾け飛ぶことはなかった。
黒く染まっていく僕自身を、もう一人の僕が醒めた目で見つめていた。
ああ、やっぱりそうか――と。
僕の中にいるのはやはり怪物だ。
浅川から逃げ出したのは、どうしようもなく正解でしかなかったのだ。
抑えきれない破壊衝動のままゆくえに飛び掛かり、強引にベッドに押し倒した。
「……っ!」
ゆくえの綺麗な黒髪が、純白のシーツの上に黒い花びらみたいに散らばる。噛み殺された短い叫び声があがったが、僕の中の怪物はそれにすら悦びの舌なめずりをした。
「最低だろ、僕は」
「何が?」
「だって」
僕はゆくえの左手首を掴んで、マットレスに押し付けていた。ゆくえの腕には抵抗の意思が感じられない。
「君のやりたいようにするといい。だけどこれだけは言っておくぞ。私から見れば、君は間違いなく人間だよ。怪物なんかではないし、怪物になんてなろうとしなくていいんだ」
「……っ!」
衝動に駆られて振り上げた左手は、振り下ろす場所を見つけられないまま空中を彷徨っていた。どれだけ僕の腕が昂ぶり震えようとも、ゆくえは全くそれを避けるそぶりを見せなかった。爪が突き刺さるほど握られた拳は、力なくシーツに落ちた。
僕の目から溢れた雫がどれだけゆくえの頬に落ちても、ゆくえは瞬き一つしようとはしなかった。
「怪物っていうのはね、私みたいなやつのことを言うんだよ」
僕の目尻をそっとゆくえの指が撫でた。ゆくえの指に掬い取られた雫がラブホテルの薄暗い照明を反射して七色に光っている。
ゆくえはその雫をぺろりと舐めると、思いもかけないことを言った。
「〈ラパン〉はね、私が作ったんだ」
電流が走ったように指がちくりと痛んで、意識が急速に浮上した。
薄暗い部屋だった。部屋の面積の大半を大きなベッドが占領していて、隅の方にはカラオケ用らしきテレビが縮こまっている。
「ごめんね、こんなところしかなかったんだ」
振り返ると、いつもとは違って気弱そうな笑みを浮かべるゆくえがいた。なぜゆくえがここにいるんだろう――ぼんやりした意識には、そんな疑問すら浮上しない。
「ここは?」
「愛を育むことに特化した宿泊施設だよ」
「はあ」
「世間一般風に言うなら、ラブホだな」
絶句した。
「来たことある?」
「……ない」
「そうか奇遇だな。私もない。ははは」
笑ってる場合か。
慌てて立ち上がろうとするが、視界が揺れて腕に全然力が入らない。足が立たず、そのままベッドに崩れ落ちた。
「まだ寝ていた方がいいんじゃないか? 休憩時間は四時間だから、あと二時間は追加料金取られないしな」
休憩時間と言われても。
まぁ確かに休憩していたと言われれば何も返す言葉がないが。
まだ身体にはうまく力が入らず、芯がぐらぐらと揺れている。腹の底にはまだ生温い澱みが渦巻いている感覚があった。
「僕は、どうしたんだ?」
「どうしたもこうしたもないさ。いつもの公園でゾンビみたいな顔して倒れてたから、手近な休憩施設に運ぶしかなかったんだ。一応自分の足では歩いてくれたからよかったものの……か弱い女子が運ぶには随分骨が折れたんだぞ?」
「……悪い」
「いいよ。元はと言えば、悪いのは私だからな」
「どういう意味だ?」
ゆくえは答えなかった。
部屋の隅に置いてあった電気ポットがカチッと音を立てた。ゆくえは手際よくティーパックで紅茶を淹れていく。柑橘系の香りがふわっと漂って来て、少しだけ身体の強張りがほぐれてきた。
「飲むといい。温まるから」
「ありがとう」
カップを手渡す時も、ゆくえは僕と目を合わせようとはしなかった。
大きなベッドの端に座ると、反対側の端にゆくえが座る。同じ部屋にいるのに、互いが互いを避けているみたいだった。薄暗い部屋の中、何を話せばいいのかもわからないまま、互いの間隙を埋めるためだけの紅茶を啜った。
「あのさ」
特に何も考えずに喋り始めた。
ゆくえに聞きたいことはいくつかあったような気もしたし、何もないようにも思えた。話していないと、この部屋が醸し出す空気にやられてしまいそうな気がしていた。
ゆくえは何も言わず、僕の次の言葉をじっと待っていた。
「あれ、あのペンダント」
そうだ。
気を失う前、浅川から逃げる前に首にかけたペンダントが、ない。慌ててあちこちまさぐってみたが、首元にも、ズボンのポケットの中にも、どこにもあのペンダントはなかった。
「もう回収したよ」
ゆくえはポケットからあのシルバーのペンダントを取り出し、目の前でちゃらっと揺らした。
「僕にくれたんじゃなかったのか?」
「気が変わったのさ」
やけに悲しそうな顔で、まるでゴミか何かのようにくしゃくしゃっと丸め、ポケットに突っ込んだ。
「『運命』が信じられなかったのかい?」
ずず、とゆくえが紅茶を啜る音。
「信じたかった? それとも、信じたくなかった?」
どう答えていいかわからなかったので、沈黙するしかなかった。
ゆくえの問いは、その言葉が意味しているものより、もっと大きなものの話をしているように僕には聞こえた。
ふと目を上げると、ゆくえと目があった。ゆくえは僕が俯いている間もずっと僕を見ていたのだろうか。
「……やっぱりそうか」
「何も言ってないんだけど」
「言わなくてもわかるよ」
「ゆくえは心が読めるのか?」
「そうさ、私は恋愛マスターだからね」
あの時とは違って、随分寂しそうな笑顔だった。
ゆくえは僕の心を読んでいるのだろうか。
もしその言葉が本当でも、あるいは嘘でも、それはどうでもいいことなのだ。読まれる前にぶちまけてしまえば同じだ。自暴自棄にも似た気持ちで、腹の中に渦巻くヘドロを吐き出した。
「怖いんだ、誰かがと一緒にいることが。嫌われたり、結果的に一人になることが怖いんじゃない。大切なもの、綺麗なものを汚してしまうことが我慢ならないんだ。僕の言ってること、わかる?」
「ああ、わかるよ」
ゆくえは頷いたが、僕はゆくえに対して理解を求めてはいたわけではなかった。その時の僕に必要だったのは優しさではなく、自分の中で腐っていく気持ちのはけ口だった。
「確かに僕は、浅川のことが好きだったよ。でも、好きだからこそだめなんだ。好きであればあるほど、僕は僕を許せなくなる。気持ち悪くてたまらなくなる。生理的に受け付けないんだ。今日それがはっきりとわかった。〈ラパン〉があれば大丈夫かもしれないって思ってた。でもやっぱりだめだった。僕にはやっぱり無理だったんだよ」
醜いことを口にしているという自覚はあった。
だけど、一度もうどうでもいいと思ってしまったら、自分の意思でそれを止めるのも難しかった。
ゆくえは僕に何も言わなかった。
ただ小さく頷いているだけだった。
吐き出しても吐き出しても、僕の中のヘドロは嵩を増していくばかりだった。
浅川の前にいる時とはまるで性質の違う気持ちが、僕の中にある小さな器を満たしていく。どれだけ溢れさせようとも器が弾け飛ぶことはなかった。
黒く染まっていく僕自身を、もう一人の僕が醒めた目で見つめていた。
ああ、やっぱりそうか――と。
僕の中にいるのはやはり怪物だ。
浅川から逃げ出したのは、どうしようもなく正解でしかなかったのだ。
抑えきれない破壊衝動のままゆくえに飛び掛かり、強引にベッドに押し倒した。
「……っ!」
ゆくえの綺麗な黒髪が、純白のシーツの上に黒い花びらみたいに散らばる。噛み殺された短い叫び声があがったが、僕の中の怪物はそれにすら悦びの舌なめずりをした。
「最低だろ、僕は」
「何が?」
「だって」
僕はゆくえの左手首を掴んで、マットレスに押し付けていた。ゆくえの腕には抵抗の意思が感じられない。
「君のやりたいようにするといい。だけどこれだけは言っておくぞ。私から見れば、君は間違いなく人間だよ。怪物なんかではないし、怪物になんてなろうとしなくていいんだ」
「……っ!」
衝動に駆られて振り上げた左手は、振り下ろす場所を見つけられないまま空中を彷徨っていた。どれだけ僕の腕が昂ぶり震えようとも、ゆくえは全くそれを避けるそぶりを見せなかった。爪が突き刺さるほど握られた拳は、力なくシーツに落ちた。
僕の目から溢れた雫がどれだけゆくえの頬に落ちても、ゆくえは瞬き一つしようとはしなかった。
「怪物っていうのはね、私みたいなやつのことを言うんだよ」
僕の目尻をそっとゆくえの指が撫でた。ゆくえの指に掬い取られた雫がラブホテルの薄暗い照明を反射して七色に光っている。
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