執事様 余り魔王様を甘やかさないでくださいッ!

黒瓜ぬこ助

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第三話 その執事VSヒュドラ

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はぁい こんにちは
頭痛薬はバファリンより イブ派の
石垣輝夜です。


輝夜は勇者に勝つ
だがそれは全ての始まりに過ぎなかった
輝夜の傲慢は、自分が勇者を救おうと決心させる
次回、『見知らぬ、天井』
この次も、サービス、サービスゥ! なるほど分からん。

って 事で
まぁなんて事も無いんですが さすがにさ おかしいよね…… 皆さんはお気づきになられてる方もいらっしゃると思いますが。ホラー番組的なトーン


この 魔王城  
魔物とか魔族いなくね? 
しゃっしゃっ!おかしっしょ!
みんなもぉおかしいと思うっしょ! てっぺんとるっしょ!cv〇久保祥太郎風


とゆうことで
責任者 基 ディーヴァさんのお部屋にお伺いにまいりました。どうやらこちらのお部屋の様ですねー入ってみましょ。
ニュースリポーター風


「しー どうやらでぃーさんはまだお休み中の様です。寝顔を見てみましょう。」
ゆっくりと 枕元に近づき覗き見る。

「むにゃむにゃ……コウ もう 食べれないのじゃー……むぅ。」
涎を垂らしーの むにゃむにゃしてらっしゃるー……


「マジッ! 天ッ!使ッ!」
あっ、 思わず 叫んじった。

( ・∀・ )パチッ
(;・∀・)やぁ


「コウ……何してるんじゃ?その様な所で何故私の顔を見ておるのじゃ?明かりもつけずに……?」
寝起きで機嫌が悪いのかジト目で見てくる。いいぞもっとやれ!


「いや ぐっすり寝てたからな……起こすのが忍びなくてな……
ちょっと待ってただけさっ!」
見よ、このポーカーフェイス。


「何だか怪しいんじゃが……
ふわぁあ、まぁ良い ……
おはようなのじゃ コウ!
今日は 何をするんじゃ?」
ジトーと見られたが何とか回避。
ベッドから 起き上がり ひと伸びすると 眠い目を 擦りながらぺたんと座る。でぃーお嬢様パジャマが肩からズレて ご褒美に いやいや けしからんです。

「じゃあ、着替えからしましょうか!さぁさぁ 顔を洗って下さーい。」
桶に水を溜めて差し出す。


「んぶっ……冷たいのぅ。んっ コウ タオル タオルは んんー」
でぃーは 桶で二三度顔を濯ぐと俺が優しく顔を拭いてやる。


「はいはい。 お嬢様拭きますよー…… あらー御髪も大分跳ねてますねー今ブラッシングしますからねー。後ろ向いてくださいねー。」
ふわふわのタオルで 顔を拭いてあげ ブラッシングをかけていく。


「んんーこそばゆいのぅ……んー またポカポカするのぅんんー。」
でぃーは くすぐったいとゆうがまぁされるがままに気持ちよさげに ふにゃけている。


「よーし もうちょいかな。……そうだ でぃー 他の配下は何処に居るんだ? さすがに休みったって二週間も いないなんて おかしいもんな いつ帰ってくるんだ?」
ブラッシングを掛けながら後ろから語りかける。

でぃーは一瞬ビクッとすると ぎこちない仕草でゆっくり振り返る。
「あぁー……そのー…… のぅ あー のぅ 実は……のぅ。」
でぃーが 下を向きながらゴニョゴニョと話す?

「んっ? でぃーどうしたんだ?トイレか? トイレなら扉を出て3m走って右行って左行って まっすぐ行って右だぞ。」
このくせ毛なかなかしつこいな 
ぴょこぴょこ と。


「違うわ! バカものめッ!  だからな……そのな 私の配下なんだが……」
先程からどもってしまって要領を得ない。


「でぃー大丈夫だぞ。俺は怒らないし怒る理由もないだろ? 俺はでぃーの執事何だから お嬢様の命令には逆らえないからなー。」
俺はブラシを 持ちながらおどけてみながら 安心を持たせる。


「本当……かっ? 本当に怒らないか?  約束だぞ! 怒ったら おこるからな 私が!」
アホ毛をフニフニしながら不安げにでぃーが話す。


「あー、大丈夫だ。でぃーに怒られたら踏み潰されちゃうからな。まぁまた手に穴開けちゃうだろうが、な……ふふふ。」
冗談混じりの 事を言ったら でぃーにぽかぽか叩かれました。 

「コウ、冗談が過ぎるぞ!あれは本当に痛かったんだからな 生まれて初めてあの様な痛みを感じて本当に気を失いかけたんだからな……むぅ」
でぃーが涙目で 頬を膨らまし睨み付けてくる。 


生まれて初めての痛み。うん べ、別に変な意味で捉えた訳じゃ以下略

でぃーは ゆっくりと俺に向き直ると もじもじと
「 実はのぅ……配下なんじゃが……ほら、 私って 最強最硬の邪竜じゃろ? そんな 私だし 配下要らなくね?と思ってのう……全員解雇したんじゃー……」
おぅふ パワハラ上司とゆうか 
パワハラ社長や(;・∀・)
だから 魔物の1匹や二匹も居らんのか……。


「すまぬ……コウ。コウだけに苦労をかけてるのが 分かってはいたんだが ……その コウ との時間を大事にしたくてだな ごにょごにょ うわぁぁぁあ 《封魔媒介結晶:時空魔法:空間転移》!! 」
目が泳ぎ顔を真っ赤にして赤色の水晶を忍法煙玉よろしく俺の足元に叩きつけて枕に顔を突っ込んで仕舞われた。我が天使。そして 俺は庭の噴水に頭から強制転移!
びちゃびちゃですが?なにか?


んっ?何て? 最後の方が聞き取れなかったんだが とっても 重要な事のような……リピートアフタミー。うーんと噴水にて胡座をかき首を傾げる。


まぁあれだ 此処は 切り替えて
いっちょ ひと狩りいこうぜ!
って事でアーキネスくんと ポ〇モンマ〇ター 目指して 周囲の草むらで探すか!


そう思い我が眷属
基 唯一の同僚であり マイフレンズ(?)の 元に向かうのだった。
てかね
前回から一層にずっとアーキネスくん放置してたな ディーヴァにも紹介してないし。まぁいつかでよいか。
「アーキネスくーん 遊びましょー。って 何だこれ!」

一層は 普通の闘技場チックな
ステージな 筈がおどろおどろしい 墳墓に 研究所的な メカメカしい 建物が出来ていた。 はっ? 何この魔改造?  あー 魔城なだけに なるー って やかましいわ。


騒いでいると
「おや? 閣下では 御座いませんか? なかなかお会いできず申し訳御座いませんでした。少しこの身体にも慣れ研究に集中してたものですから。年甲斐もなくお恥ずかしい。」
研究所ちっくな建物から現れアーキネスくんは カラカラと 歯を鳴らし 恥ずかしげに(骨だから分からないが)頭を かく。


「いやいやいやいや えっ? 何これ? 何この施設? これ一層だよね? 間違え無いよね? 」
目の前のリッチに詰め寄る。


「はい? はい!紛うことなき 閣下から 私めに託された 第一層 改めフェニクシア墳墓で 御座います。です! はい。」
人の種族名を勝手に使うんじゃない! 
あっ一緒か…… って 
良いわ何だか疲れるだけや。


「へー こりゃ 立派になったもんだなー ……所でこの 研究所? では 何してんの?」
研究所とゆうよりは掘っ建て小屋とゆう感じ何だが。


「実はですね 暗黒魔法で 亡者の魂を 呼び出してちょっとばかり研究を……」


ガシッ
「アーキネスくーん物騒な研究はさ ちゃんと確認してから やろうかー? ホウレンソウってわかる? 報告・連絡・相談 これ 大事? 理解した?」
俺はにっこりと笑いながらアーキネスくんの 頭骨に砕けないように力を込める。あっヒビ入った。


「は、はひぃ …… 申し訳ありませんでした閣下  以後は気をつけます…… 人員獲得の為の亡者の魂を素材にした魔物のキャプチャー用の魔道具などやはり不要でしたか……」
んっ?んっ?んっ?今何て?!
アーキネスくん君ってやつは最高だなぁ!勝利の法則は決まった!


「アーキネスくーん 君ってやつはやるやつだと思ったよ!素晴らしい 素晴らしいじゃないか!」
ばしばしと肩を叩く。
手のひら返し乙。ダメ上司一例。


「はっ、はぁ?…… でも やはり危険な実験はやめた方が良いと今……」
アーキネスくんが怯えたようにしずしずと言う。


「いいや! 素晴らしい 君みたいな 才能がある やつの 考えついた事だ 是非やろう 私も 協力は惜しまんよ!」
もっとあつくなれよ。的なオーラを出しながら


「はっ、ははー……閣下がお望みとあれば このアーキネス身を粉にしてやらせていただきます!」
いや アーキネスくん粉にしたら 存在無くなるやん。


「ちなみにどの程度まで出来てるんだい? 」
やっぱり赤と白の開閉スイッチだろjk。


「はい、ほぼほぼ完成しております。 で こちらが 完成した物になります!」アーキネスくんは掘っ建て小屋基 研究所からサンプルを持ってくる。


アーキネスくんが徐ろに紫色の球体を 差し出す。


こ、これはッ!……
どう見ても マ〇ターな ボールですね。ありがとうございます。


「ち、ちなみに これを 魔物に投げると どれくらいの確率で捕まるのかな?」
ざわざわざわざわざわざわ


「一応データ上では 一度投げてしまえば追尾にて ほぼ100%捕縛可能ですな!何と捕まえると巨大化し意のままに従えれるんですよ。」


あかん 節子それはマ〇ター ボールやない。 
それはダ〇クボールや。
仮面のアーキネスくんと呼ぼうか。
セレビィは俺のトラウマ。


「アーキネスくん 追尾は確かに良いんだがその洗脳効果は要らないだが……やはり魔物にも心はあるのだから縛ることで手痛い仕打ちを受けるのもつまらんだろ?」
まぁ 本音半々って感じやが 圧政をしく王の最後は何時だって 内戦で 終わるもんだ。


「確かに……アンデッドになってしまったせいか そうゆう人道的なものをついつい忘れてしまいがちに  閣下申し訳ありませんでした。」
やめようか 何だか心と胃が痛いわ。


「一応試作が そちらに近い形のがありますので こちらになりますね。」
もはや アーキネス博士やな。なにもゆうまい。


おー この緑で黄色い斑点が付いた
ってフレ〇ドリーボールじゃないか……。

「閣下 何とこのボールはですね……」


片腕でアーキネスくんの説明を諭す。
うん皆までゆうな 懐きやすくなるんだろ?分かってるさ……


まぁまぁ 良しとしよう……
「アーキネスくん早速ひと狩りいや図鑑を埋めに行こうか。」


「ず、図鑑?ですか? 分かりませんが とりあえず行きましょうか!」
アーキネスくん 片眼鏡を外して いそいそと 準備を始める。


この際だし 外に出たがらない
でぃーも連れてくか。


□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■


「な、何じゃと? 魔物キャプチャー玉だと? そんな 怪しげな物で 魔物が捕まるのか?」
でぃーさんのジト目は 我々の業界では ごほ(以下略


「それに 誰じゃ お主は? 見知らぬ?リッチ? ただのリッチでは無いな?何故か こう と同じ匂いがしよるのぅ……誰ぞ?」
でぃーが敵意剥き出しでアーキネスくんを睨む。


「ッ……こ、これはお初にお目にかかります 大閣下 私はしがない勇者だった所を 閣下いや コウ様に御力を 分け与えて頂き矮小なる我が身を御身に捧げたく参上仕りました。」
いやいやアーキネスくん捧げちゃダメだから。また死ぬよ!


「あー いや この前の勇者くん何だがちょっと 俺がとちっちゃてリッチにしちゃってさ律儀にも第一階層の守護をしてくれてたんだよ……だからまぁでぃーの下僕の下僕って感じだな。黙ってて悪かったな まぁ 俺もさっき数時間前に思い出したんだがな……」
でぃーの反応をチラチラみながら告げる。


あっ、サラッとアーキネスくん忘れてた発言してしまった せいで心なしかアーキネスくんの瞳の炎が青くなってる。ごめんね


「ッ!?……人からリッチになったじゃと!……しかも 元勇者じゃと!」
あーでぃーがわなわなしてらっしゃる 。怒らしちゃったかなー。


「じ、実に興味深い!! の、のぅ! お主アーキネスと言ったか?生前の記憶はあるのか? 生まれてから何日経過してる?死後の世界はどうじゃった?! 」
でぃーはベッドから飛び降りんばかりに身を乗り出しながらアーキネスくんに質問攻めをする。


「こらこら でぃー! アーキネスくんが怯えてるだろ 少しはその魔王覇気みたいなやつを抑えろよ。」
俺はまぁ 全然平気何だが もうねアーキネスくんの魂が壊れそうで さっきからフラフラしてて、忍びなくて。


「おっと、これは相すまぬ。気付かなんだ 許せアーキネス。いや長いのぅ……アースと名乗るが良い! のぅ!」
でぃーは にっこりと笑うとアーキネスくん基 アースくんになげかけた。


《個体名ドグマヴァルブスドラクルによる名付けにより個体名フェニクシア・リッチ[アース]との魂へのコネクトが完了しました!》


《フェニクシア・リッチ[アース]は称号:DVDの眷属を得ました♪おめでとうございます。》


ほぉー おめでとう アーキネスくんいや アースくん ようこそ魔王城へ これで君もはれて魔王の一味とゆうか事実 幹部だな!二人しかいないし。


「ははー、この命 魂尽きるまで 御身に仕え捧げる所存で参ります。我が叡智の 至る所であれば如何様にもお使い下さい。」
床と合体変形する勢いでアースくんが ジャパニーズ土下座を 体現している。


「うむ、苦しゅうない!
その知恵我が為に振るうがよいわ!」
でぃーが高笑いをしながら腕を組みながら凄む。
うぅーん すごい 魔王っぽい! 
よっ、お嬢様! さすが!魔王様!水玉のパンツ見えてますが まぁ 貫禄は伝わりますよ。


てかねうん 
本題に行こうか。
「でぃー お外で魔物を ひと狩りいこうぜ!」
気分はまさしくモン〇ターハ〇ター。
タッタタータララタータララタラタッタラタラララー♪


まぁ ポ〇ットモ〇スター何だが。


「嫌じゃ! とゆうことは 無いんじゃが ……今日はちょっと 調べたい事が出来たのでな……本当は行きたいんじゃが……すまぬ コウ 許せ また次回の機会は共に参ろうぞ!」
本当に残念で泣きそうな顔をしながらでぃーは 訴えかけてきた。


「そうか…… それはしょうがないな! 気にすんなよでぃー!おっ!そうだ何か 欲しい 魔物とか居るか?見てみたいやつとか?捕まえて来てやるよ!」
かがみ込んででぃーの頭をぽんぽんしながら答える。


「なんと!……んっ、そうじゃな かわいいやつが良いのう こう愛でやすいやつが良いのう!」
背伸びをしてぴょこぴょこしながらでぃーがジェスチャーをする。 うん、何より可愛いよーでぃーがワンチャンでぃーをゲットだぜ!出来ないものか?無理か。


 「……分かった! 俺に任せろ!とびっきり可愛いやつを ゲットだぜ! してくるぜ!」
俺はぐっと 親指をたてる。


「うむ、期待して待っておるぞ……そ、そのー……あれだ 、気をつけるのだぞ?外は、何かと危ないのでな。」
でぃーがもじもじと しながら。
なんだこの可愛い生き物は!


俺は
おう!行ってくる!とでぃーの頭を一撫ですると 意気揚々と 城から外に出ていった。

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

────魔王城外 近辺《邪龍の迷森》

たとえ火の中 水の中草の中 森の中 土の中 雲の中 あの子のスカートの中~♪
俺はボール片手に帽子をつばを後ろにして被り 鼻歌交じりでアースくんと 一緒に 魔王城直ぐの森にてキャプチャーをしようとあるいていた。

「閣下 お足元は木の根が出ておりますのでお気をつけを まぁ閣下程の身のこなし方からして余り心配ではありませんが。」
アースくんは何故か虫あみを持ちながらも 周囲を警戒しながら俺の1歩後ろを進む。大和撫子かっ!

と 暫く散策したが
いない。


「しっかし獣1匹も いないなー ここらにはいないのかねーアースくん。」
俺は石に腰掛けながらアースくんに尋ねる。


「まぁ魔物や魔獣は魔力を感じやすいですので閣下の魔力が強過ぎて普通の魔物は逃げてしまうんではないでしょうかね?強い魔力に引かれるのは極一部の物好きか又は知能すら薄い獣だけですね。」
アースくんは当然かの様に話す。

「えっ? そんなに魔力ダダ漏れてんの?!魔物逃げるくらい?」
全く初耳ってゆうか 最初から言おうよー 1時間くらい無駄足やないかー。


「魔力の制御程度など閣下ならお手の物でわざと強い魔物を呼び寄せる為に垂れ流してたのではないのですか?」
アースくんが えっ?マジで みたいな顔をして顎が外れかけている。表情豊かだな骨なのに


「あーないない。俺異世界からの転生者みたいだしそこらへんってか 魔術とか あんまし詳しくないしなー。てか俺魔力値-(マイナス)なんだが?」
片手でないないと振る。

「て、転生者!?勇者様だったのですか?!いや、しかし魔王に使える勇者はこれ如何に? いやまぁ…閣下なら まぁ……ふむ。あのー不詳私でよければ魔力制御くらい 教えれますが?」
アースくんは色々と考えこんだが 直ぐに切り替えて俺に魔力制御を教えてくれるそうだ ありがたやーありがたやー。


俺は瞳を閉じて 君を描くよー
じゃなくて 自分の中の箱に自分の周りを漂う 紫のモヤを 収めるのを意識して 神経を研ぎ澄ませる。

スゥーっと 周りの張り詰めた空気が晴れるかの様に 自分の中に収まった。
「ふぅ、こんな感じかーなかなか疲れたな。これで無事にゲットし放題だなアースくん。」
俺は魔力制御をアースくんの口頭のアドバイスのみで御して見せた。

アースくん顎が取れかけてたが まぁまぁ閣下ですしまぁまぁ僕は制御に3年かかったんですが はは…と言って 顔に陰りを見せていた。アースくん骸骨だけど 表情豊かだよぬー


「何はともあれ 狩り再開ですな閣下!」
リターン早いね アンデットなだけに!


先程まで俺が魔力放出全開で張り詰めた森の雰囲気は一変し小さいリスの様な魔物  キノコを漁るおとなしい猪の様な魔物 鹿の様な魔物それを狙う狼のような魔物がちらほらと現れ始めた。

「へぇー、魔物にも色々いるんだなー!おーあの犬みたいな魔物なんかでぃー喜ぶんじゃないか!どうかねアースくん。」
ふわふわした子犬がふるふると小刻みに震えながら座り込んでいる。

「あー、閣下それは犬なんかの可愛い物では無くて…ちょうど獲物が来たので少し離れて見てみましょう。」
アースくんはちょうど子犬を襲おと現れたデカいたぬき?の様な魔物を指差し木陰に隠れる。
こんな所に隠れてたら子犬が でぃーに渡す子犬が食われちまうよ!
たぬきの様な獣が飛びかかった。

と次の瞬間
子犬が真ん中で裂けて「キューイー」と 奇声を放ち たぬき型の魔物を丸呑みにした。俺氏驚愕。


「あれは《パラセクトイーター》と 言いまして 可愛い外見をした小魔物の疑似餌を使い眼前に来たら丸呑みにして消化してしまうとゆう所謂食人草ですな。冒険者のあれの推奨はB+ですな 何より新人の女性冒険者が1番かかりやすいですし何より消化される前に腹を裂いて出れば良いですが銅や白銀などでは切るぬくらいに皮膚が強靭なので 大抵は骨までドロドロですな。」
ハッハッハとアースくんはカラカラと 笑いながら語る。


わっ、笑えねぇ……何処のグランド○ィッシャーだよ。
なんか内部がパンパンに膨らんでるし 絶対に 会いたくねぇ敵じゃねぇか。俺は失笑しながらも モンスターハントを再開した。


「なぁアースくん城の防衛とかにするならどんなんが良いかな?そこらへん元勇者的にはどんなんが攻略しずらいとかあるか?」
薬草やら怪しげなキノコなどを採取してる アースくんに尋ねる。


「ふむ、そうですねー。私的にはまぁまぁ閣下と比べたら地と天程でしたが 人族ではそれなりの魔術師でしたのでまぁ トラップ類等は楽ですが やはり接近戦が不得手でしたのでねー 私的には物理攻撃系の魔物ですかねー。然し城で統括するとなればそれなりに知恵 知性がないと 共食いやら離反しかねないのでやはり人型の魔物か主クラスの魔物ですかね?」
アースくんは 俺との戦闘を省みているのか 遠い目をしながら呟くように答える。


「ふぅむ、知性がある魔物かー。そういった魔物って一目見ただけで分かるもんなのか?喋れるとか?」
俺はアースくんに尋ねる。


「そうですねー。まぁゴブリンとかはただの人真似で 言葉は喋りますが 会話にはなりませんからねーゴブリンロードやらジェネラルゴブリンとかになれば変わりますけどね。会話が出来る事と まず最初から殺意を向けては来ないですね まぁ様々ですが知性がある者は知恵をより求める為に至った者達ですからね会話をまず大事にしてますね。」
アースくんは顎に手を当てながら答える。

「そうなのか。そう言えば 俺ここがどうゆう場所で どんなんが出るとか全然分からんのだが?異世界から呼び出されてほぼ城にしか居なかったし。」

「えっ!あれ?閣下知らずに陛下にあんなに気軽に行くって言っていらっしゃったんですか?!」
アースくんは顎骨が外れかけるぐらいに驚く。

「んっ?どうゆうこと?」
俺は首を傾げると


「Sランク指定:《邪龍の迷森 》日が出てる時はそこまで大変ではなく精々Bランク指定くらいの魔物しかいませんが夜になればSランクからAランク それにどれも厄介な魔物 ばかりが出る 魔境中の魔境ですよ?」


「ワッツ!?S級?そんな人外魔境って……よく考えたら 私の勤務先魔王城やないかいー/(^o^)\ナンテコッタイパンナコッタ」
俺は頭を抱える。


「まぁまぁ 閣下は異世界転生して間もないですし仕方ありませんね とゆうか私が勇者として攻めたのも真昼間でしたからね。まぁ閣下程の力があれば 心配は要らないでしょうがね。」
アースはふむふむと 採取したキノコと薬草を バックに収めていく。


「イマイチ自分の今の実力が分からんのだがまぁ…… アースくんを爆散させる程度の能力ってやつくらいか。」
俺はグーパーグーパーしながら 拳を軽く振るう。


「か、閣下 冗談でも 私に当てないでくださいね? 最早 あんなんトラウマ以外の何物でもないですから……そして その能力名はおやめ下さい!」
アースくんはカタカタと 奥歯をならし 難色を表す。

「はっはは すまんすまん。冗談だから冗談 。」
頭をかきながら 平手を前に謝る。

「全く 閣下も お人が悪いですね……ッ!!」
アースくんはやれやれという顔をしたかと思うと 俺の後ろを見て固まる。

ズッズズン ズッズズン

すると
何処からともなく 地響きと 木が倒れる様な音が響き渡る。


「おや?アースくんこの音は何だろ?なんか段々近づいて来るようだが何だろ?」
俺は後ろをくるりと振り向く。

すると
デカい目と 鉢合わせる。

「で、でっかッ!! って なんだ?! でっかい蛇か?」
振り返ると デカい蛇の顔が俺のすぐ後に居た。

デカい蛇は様子でも見ているのだろうか 目をぱちくりさせながら俺を凝視しながら舌をちょろちょろと出している。

「うへー ネイチャードキュメンタリー番組でみたアナコンダ何かとは比べ物にならないくらいにデカイなー でもちょっと 可愛いかもしんないな 爬虫類とか飼ったことないからなぁー 撫でても平気かな?なぁ ……アースくん?どうしたんだ?そんなアホみたいな顔して?」
俺は少し目の前のリアルファンタジー巨大生物に感動しながらアースくんを振り向くと ワナワナとしながら 震えている。面白い 顔というか骸骨でいる。

「……ッか 閣下! すぐお離れよ! その ヒュドラは ただのヒュドラではありません すぐ手を離して こちらに来てください! 危険ですので!早く!」
アースくんは心底焦った様に 平手を振るう。


「えっ? 何で? こんなに人懐こい可愛い蛇が危険は理由ないじゃないか?見ろよ!この安心仕切った瞳を!」
俺は 我慢出来ずに 蛇さん基ヒュドラ? の喉元をさすっていた。 何だか猫なで声みたいな声が出てるんだが 気持ち良さげに目を細めてるし可愛い。

しかし
ヒュドラ? 確かギリシャ神話とかに出る 首が九個あって 一つが不死の 英雄すら倒すのが苦労したとゆう化け物じゃ……でも このヘビ助(コウ命名)は 実に可愛いじゃぁないか 
 
あなたの鱗とても
なめらかなザラつきと皮膚をしていますね白くってカワイイ肌だ
ほおずりしてもいいですか?
 って九個の首?…… 後 八個は何処に?

ズッズズン ズッズズンゥン
あら さっきより地響きが凄いこって。するといつの間にやら蛇が鎌首を更に五つほどもたげながら俺の背後に現れた。 

名前:蛇王 ヒュドラ
種族名:ヒュドラ(衰弱)
職業:元族長
Lv.324

攻撃力:53500
防御力:660000
魔法防御力:50000
俊敏性:50000
運:6500


《スキル一覧》
毒魔法・王蛇
影魔法
分体創造
念話
魂心眼
精神魔法
魔眼
《自動術式》
蛇王毒
自動回復
不死

《称号》
蛇王(元)
毒牙の王(元)
邪龍の迷森の主(元)



「か、閣下 お下がりを!! くっ! 我が 身に変えても 閣下 を 御守りする!!《身体強化》、《物理結界》、《魔力増強》、《金剛化》、《対魔法身体》、《全能力上昇》、《死霊増強》、《舞空術》ッ!!」
アースくんは 臨戦態勢を整える為に 己にバフを掛けていく。

アースくんの臨戦態勢に驚き俺は不意にヘビ助(仮)から手を離し制しようとすると


[ねぇ、もうなでなでしてくれないの?すっごい きもち良かったからもうちょっとしてくれると嬉しんだけど。]
可愛い少女の様な声が頭に響いてくる。

「んっ? 今何処から声がしたんだ?」
俺はキョロキョロと周りを見渡すが 居るのは 顕になった ヒュドラさん と 俺と 殺る気マンアースくんのみ はて 何処から?

[おにぃさん こっちこっち ねっねっ 早くなでなでしてよー 早く。]
またもや声が響く。

俺は声の響く方に振り向くと
目をぱちくりさせる ヘビ助(仮)と目が合う。

「まさか? お前が話してるのか? でも頭に響く様な声だな《念話》ってやつか?」
俺は再び 促されたので 喉元を撫で始める。

ヘビ助(仮)
は目を細めながら
[うん♪そうだよ!まぁお爺のを少し借りてるだけなんだけどね!あっ紹介するね! 私の家族!右からお婆に お母、お父そして、後 族長のお爺 本当は後お兄が一人と弟が一人、お姉が二人居たんだけど 色々あって お別れしたんだ……でもねみんな大事な家族だよ!]
ヘビ助(仮)は目を細めながら 頷きながら 嬉しそうに話す。

[ふむ……ご相伴に与り名乗ろう 我が名はヒュドラかつてはこの邪龍の迷森の北側の部族を治めておった者じゃ 珍しい人影を 孫娘が見つけて来てみたらなんと面白い 上位種の死霊の王に ふむ お主は何だか分かりずらい魂の色をしておるのぅ。 面白い。]
ずぃと お爺と言われていた ヒュドラの族長は 俺に顔を近づけてくる よく見ると 身体中ボロボロだ 。

[ふむ 案ずるな最早我は限界が近いのでな回復何ぞ無意味よ 如何せん魂が傷つけられてしもうてな 最早朽ちるだけだろうのぅ。全く身内と 言えど加減を知らぬ奴らよ]
族長ヒュドラは 口をニヤリと 開き力なく笑う。
コウは ここで その族長ヒュドラの言葉である事に気づいてしまう。

[もぅ!また お爺はそんな弱気な事を言って! まだまだ元気でしょうに ほら! お婆も お父もお母も なんか言ってやってよ!いつも弱気なんだから! そんなんじゃ お兄達ボコって 里に帰るなんて 夢のまた夢なんだからね!]
孫娘ヒュドラは 怒る様に 族長ヒュドラを叱る。
周りのヒュドラは ただ 笑顔のままだ。

[さて、先程話した通りに我は限界が近い 面白き魂の持ち主よ 一つ頼み事をしても 良いかな?我が孫娘を頼む……勝手やもしれぬ唐突にお主に頼むのも然し我に残された時間は最早ない……何も知らずに 何も分からぬ 世間知らずではあるが 大事な家族だ このまま我と 朽ちるのは 先立った 家族に顔向けが 出来んしな……ガハッ!]
族長ヒュドラは目を細めると 俺に頭をたれて 懇願し 吐血し崩れ落ちる。

[おっ!お爺! ど、どうしたの?! お父、お母どうしよう お、お爺が!……ッ?! えっ? お母? お父? お婆?]
孫娘ヒュドラは 動転したように族長ヒュドラの近くに行き 家族に 助けを求めようと顧みる。


四つの首はまるで 幻影であったかのように まるでアナログのTVの砂嵐の様に ノイズが入る様にうっすらとする。

[……えっ?ど、どうゆうこと?これは《分体想像》えっ? えっ?]
孫娘ヒュドラは困惑した様に身悶えする。


[すまぬな……お前の記憶を少しいじらせて貰っておったのじゃ 辛い記憶何ぞない方が ぐッ……良いからな 実は 婆さんも お前のお父さんお母さんもお前を守る為に身を魂を挺して庇ってな……なぁに大丈夫さ 我が朽ちようとお前だけは独立して 死なぬ様になっておるからな それに 中々面白そうな者も見つけたからのぅ ]
族長ヒュドラは口元から 血を吐き出しながらニヤリと俺に笑いかける。


[……ッ!? なんで……なんでよ!お爺! そんな……そんなのって……あんまりだよ。]
孫娘ヒュドラはぼろぼろと大粒の涙を流しながら 泣き崩れる様に族長ヒュドラに寄り添う。

[すまぬ……どうしても お前の悲しむ顔だけは見たくなかったのだ……罪深い我をいくらでも呪ってくれて構わない……ただ 生きてくれ 強く 笑って 生きてくれ 何も出来ずに逝くこの老いぼれを 恨んでくれ。]族長ヒュドラもぼろぼろと大粒の涙を流しながら 孫娘ヒュドラに寄り添う。

[……お爺ッ!そんなの そんなの 絶対ないよ! ありがとう ごめんね! お爺が一番辛い筈なのに何も分かってなくて ごめんねお爺……ごめんね!]
孫娘ヒュドラは 族長ヒュドラの首に擦り寄る様に 泣き崩れる。

[あぁ……すまない 本当に すまない ……]
族長ヒュドラも寄り添うと涙を零す。

「……あのー、すいません もっそい シリアスな所を 大変遺憾でございますが えっと 要はさ 魂 と 身体を 癒せばどうにかなるわけだよね?」俺は気まずそうに寄り添うヒュドラに 言い寄る。

[ぐッ……まぁ そうじゃな まぁ 最早手遅れよ 魂はほぼ冥府に持ってかれてしもうてるからのぅ何をするつもりか知らんがやめておけ……がッ、してこの子の事を頼んでも良いか?]

「ほぉ……こんなに人懐こく 可愛いくて 家族思いな子を 本当に 本気で俺が貰って良いのか?」
俺は族長ヒュドラの元にしゃがみこみ のぞき込みながら 孫娘ヒュドラを指差しながら言う。

[あぁ 約束する 我の 孫娘は 最高だ 可愛い 上に 炊事洗濯 人化の術も使いこなす 床修行は皆無だがまぁそれは お主に任すとしよう…ぐ…ッまぁ 良いではないか 早く返答しろ 最早我に 時間はない 答えよ!]霞かける瞼に僅かな力を込め 吐血をしながらも強い意志を見せながら族長ヒュドラは 問う。

「だが 
       断る」

[なッ! なんだと!]
族長ヒュドラの瞳は驚きに見開かれる。

「さっきっから 聞いてりゃなんだ もう 死ぬだ 娘は 任す だ ウジウジウダウダしやがって 蛇の王が聞いて呆れるぜ! だから勿論俺の答えは勿論『NO』だぜ!」
俺は族長ヒュドラの頭を掴み瞳をのぞき込みはっきりと答える。

[き、貴様 我が 死に体と思い馬鹿にしよってからに ぐッ…… 報いを受けよ!《毒蛇裂破》ヴェノム・カノンッ!!]
族長ヒュドラが 瞳を怒りで燃やし眼前の 俺に  口から 光線状の蛇王毒を放つ。


「ッ!閣下ッ!……くっ、呆気に取られすぎて反応が遅れた!あんな至近距離で ! しかも 回避する仕草も見せずに 閣下ッ! 閣下ッ! ご無事ですか?!」
アースくんは もうもうと立ち込める 毒霧を 風魔法で払いながら コウの元に歩みを進める。

[……ガハッ!  ぐ、 ぐゥッ 全く無駄な 力を ぐッ 最早これまでか…… 。]
族長ヒュドラは 鎌首を もたげた体制から地面に崩れ落ちる。

[お、お爺ぃ! やだよぉ! お爺ぃ! 起きてよ! お爺ッ!]
孫娘ヒュドラは 寄り添い 揺するように鼻先でつつく。

(ふっ、全く甘えん坊な やつじゃ あぁ 婆さん 今からそっちに行くからのぅ 大分待たせてしもうたかのぅ すまんな 我の我儘に付き合わせてしもうて まぁ 孫娘を残すのは気残りじゃが 強い子じゃ 何とかなるじゃろう  さて 寝るとするかの……)[ぐッ!? ふぉおお?!]

ズドゴオォーン

族長ヒュドラは お祭りの水ヨーヨーの様に吹き飛ぶと 戻ってきて激しく地面に顎を叩きつける。
孫娘ヒュドラとアースくんは目が点になっている。


「起きろ! このクッソ爺 ご飯の時間だぞ ゴラァア!! 勿論 食らうのは鉄拳制裁の 拳だがな!!ちくしょうぺっぺっ なんか身体に緑のジェルみたいなの付いてんじゃねぇか !」
しゅうしゅうと身体から 煙を出しながら コウは 拳を握りしめながら 族長ヒュドラに歩みを進める。

[ちょッ! やっ、 やめてよ! お爺は もう限界なんだよ? そんなに乱暴しちゃ 本当に 死んじゃうじゃないの!]
孫娘ヒュドラは 慌てた様に己の体で制する。


「御託はいい! そこをどけ!《眠目一心流鬼騙し》 !!」
コウは 凄まじい 掌底と掌底により 孫娘ヒュドラの 前で柏手を放つ 爆裂と言っていいほどの音が響き渡り 孫娘ヒュドラは 三半規管が イカレ 力なく 崩れ落ちる。

[だ、ダメ…… おじい を ころさないで おねがい……]
孫娘ヒュドラは気絶してもおかしくないのに 僅かに意識を保ち コウの前に 力なく 首をもたげる。

「心配すんな!お前の家族も 取り戻してやる ……だが その前に お前の爺に 少しお説教タイムだ! 」
鬼の形相で一喝すると孫娘ヒュドラは短い悲鳴をあげて押し黙る。


「おい!爺 くたばったか?それはそれで楽何だがな? 」
コウはずいっと 族長ヒュドラをのぞき込む。

[ぐッ……き、貴様一体 何者なのだ?弱ってるとはいえ我のブレスを受けあまつさえ無傷で 我を 拳一つで弾きよるとは……ッ!?]
弱弱しくも 瞼を開き 途切れ途切れの念話で 告げる。

「俺が何処の誰で 何がしたいなんて てめぇには 関係ねぇよ!……ただ? てめぇは どうしたいんだ? あんな 子ただ一人残して  しかもてめぇは まだ 何か心残りがあるような 目をして 全く気に入らねぇ! てめぇは 何がしてぇんだ? 言ってみろよ 事と次第によっちゃ 楽にしてやるよ。」
族長ヒュドラの頭に手を置いて真っ直ぐに瞳を見据えながらコウは静かに問う。


[ふっ、ふはは!若造にまで見破られるとは老いとは本当に……良かろう 全てを語ろう。 我がヒュドラ族には最も禁忌とする事がある  仲間同士の殺し合いは御法度、家族の離反は死罪然れど代変わりの際はまた別じゃ前の族長を打ち倒し新しい族長が生まれる我がヒュドラ族は そう続いてきた 後少しすれば代変わりの時期であった然れど里に急に魔王の使いという怪しげなローブの男が唐突に現れたんじゃ我らは戦闘時だけ九つのヒュドラになり戦う然れど気奴は里の外に狩りに出かけていた孫娘や孫を 操り里に嗾けおったまるで狂った様に里の者達をローブの男と孫娘達が殺戮を初めよった 当然我は婆や娘夫婦と里の精鋭達と抗った然れど狂化された孫娘達は 恐ろしく強かった 瞬く間に我と孫娘以外の者は朽ち また殺されてしもうた……殺されてしもうたのは仕方がない、操られたのもまたただ弱かった それだけだ 我ら魔物は実力こそが全て……弱ければ死に 強ければ種を長らえる ただそれだけよ…… ]
族長ヒュドラは霞みゆく眼で コウを真っ直ぐに見る。

[そうさなー……唯一の心残りと言ってはあれだがまた孫娘達のあの悲しそうな目は忘れられんな……まぁ欲をゆうなら 家族で ……みんなでまた肉を食いたいのぅ……くっ、ははは 何と情けないな……誇り高きヒュドラ族の長がこんな絵空事をわけも分からぬ若造何ぞに話すとは 実に……笑うがいい哀れな老いぼれと思って。]
己を嘲笑しながら 霞みゆく眼でコウを見る。

「……笑わねぇさ。 なんだよまだそんな 生きた眼出来んじゃねぇかよ じゃあ 二発で 楽にしてやるよ!」
コウは静かに 族長ヒュドラの額に手を翳す。


[あぁ……すまんな。 やはり 孫娘を頼む。さらばだ 若造よ!]
族長ヒュドラは 静かに瞼を閉じる。


あたたかい気に包まれる。
まるで 母や 愛しき者達に包まれている様な 感覚を感じる。

[ほぉ……我でも この様な 天界と 呼べる場所に来ることが出来たとゆうのか……我に悔いはな……]

ガッツン

[……ッ!?ぐおぉお?!なっ、なんじゃ? 何事じゃ?! やはり 冥界に叩き落とされよったのか?!]
族長ヒュドラは何事かとゆっくりと瞼を開き周りを見渡す。


[お、お爺ぃ!!]
[あんた!何時までグースカ寝てんだい!]
[お父様! 大丈夫ですか?]
[お母様!?い、いやいや族長はまだ 病み上がりなんだから無理をさせないでくださいよ!]
姿形は違えど魂の色は間違うことなく孫娘が泣きじゃくり突っ込む様に頭を擦り寄らせて来る  婆は上から呆れたようにこちらを仕方の無い人だよと優しく微笑む 娘は良かったと胸を撫で下ろす様に笑う 婿は心底焦った様に 婆や娘達を止めようとでも 笑顔でこちらに向き直る。


[……はっ? ど、 どうゆうことじゃ?いっ、一体? むっ!?なんと! 魂が治っておるだと? あの状態から 以下に?!]
族長ヒュドラは己の身体をまさぐる様に顧みる。


「治療費は百五十億円頂きましょう!」
コウは枝を黒電話の受話器の様にしてドヤ顔を決める。


[なっ! 貴様! 一体全体これはどうゆうことだ!? 何故我と 我が家族が 生き返って?! 何故 魂まで破壊された筈の我が 生きているんだ?!]
族長ヒュドラは焦った様に慟哭する。


「あっ? だから 言ったじゃねぇかよ《楽》にしてやるってよ!俺はただ治しただけだぜ。戻って来たのはお前らの意志だろうよ……全くいい家族じゃねぇか!大事にしろよ 爺さん!!」
コウは後ろ手に腕を組んであらぬ方向を向きながら 鼻を静かにすする。


[お、 お主……一体 何者なのだ本当に。]
族長ヒュドラは呆れたように目を見開くが 足元に来た孫娘達を寄り添うように受け止め 静かに涙を流した。


「じゃあよ、達者でな!アースくんさぁて帰るとしますかね!結局収穫は零かー でぃーになんていやいんだろ……。」
コウは後ろ手に手を振りアースに話しかける。

「まぁ、ありのままをお話したら陛下の事です お許しになられるでしょうよ 大丈夫です!ダメなら粉骨砕身私めが露払いいや生贄にでもなりましょう!」
アースはコウを精一杯に励ますその目に闘志と云う名の敬愛を乗せ。

「いや 、だから粉骨砕身したら アースくん身が無くなるやん……大丈夫大丈夫何とかなんくるないさー!」
コウはポンポンと アースの肩を叩く。

[まっ、待つのだ! いや お待ち下さい! 君よ!]
コウの後ろから 念話が飛んでくる。


「んっ? 何だ? まだ何かあるのか? 俺はこれから 帰ってでぃーに O☆S☆I☆O☆K☆Iを受けないと行けないから割かし急いでんだが?」コウはクラウチングスタートの構えをとりながら 後ろを振り返る。

ヒュドラ一家が 全員頭を垂れながらひれ伏す。

[数々の御無礼な態度 行動誠に申し訳ない更には我らが命もお与えなさって……我らが捧げられるのは最早《忠義》のみ!我らをどうか 貴方の配下に 加えて頂くのをお頼み申し上げたい。]
族長ヒュドラが 代表として口上を述べる。

「……マジで?! いいよ! じゃあ早く行こうよ! 俺ん家ってゆうか 俺の主の城あれだから腹も減ったし早く帰ろうぜ!」
コウは くるりと振り返り親指をたてて肯定を示し 早く来るように平手で招く。

「……閣下 ものすごく軽いですねー ブレス食らったのにそんなにあっさりと てか何故あのブレスで無傷何ですか?化け物ですか?あー確かに!」
アースくんは骸骨なのにジトりとコウを見 勝手に一人で相槌を打つ。。

[なッ!我が君は 魔王の手の者なのか?! ど、道理で 桁違いで理不尽な理由だ……くっ、ははは実に面白いな!]
族長ヒュドラは腹を抱える様に笑う。

「むっ?どうゆう意味かはわからんがでぃーを 貶したらまた鉄拳制裁 コウパンチだからな!そしてアースくん今の問答は何かねって ……野郎逃げやがったか。」
コウの目が赤く光りずもずもとゆうように威圧する。

[い、いや 言葉の綾じゃて 申し訳ない して我が君よ 良ければ我らに《名》を与えては下さいませんか?]
族長ヒュドラは焦った様に頭を振るい訂正し また跪く。


「名前か……よしいいだろう!九体居るんだろ 九かー何で 行ってみよかなー……無難に色で良いか。」
コウは 一考するように地面に枝で書いていく。


[九か…… くはは 真に仕えるものを見つけたやもしれんな……。]
族長ヒュドラは 家族達と 涙を浮かべながら コウの名付けを見守る。

「あっ? 何だって? 良く聞こえなかったな……まぁいいところで 残りの奴らに特徴とかあるか? 色とか ?」
コウは視線がむず痒く感じたのか 軽く悪態をつくが 名前を決めるのに集中した。

[んっとね 弟の おチビが青い鱗でお兄が赤い瞳でね上のお姉が人化が緑の髪と緑の鱗下のお姉が人化が紫の髪と鱗かなー 因みに人化はヒュドラ族の中でも中々 出来る者は少ないよ!]
孫娘は嬉しそうに話す。

「ふむふむ…… 良し決まったぞ!先ずは 婆さんあんたからだな 安直ですまんが《色》で決めるぞ!」
コウはスクリと立ちヒュドラのお婆さんを 見据える。

[私ゃ あの人に付いていくだけだからねー 何でも良いさ またこうやって 孫娘や 娘達に会えただけでもね……感謝してもしたりないくらいだよ。]
婆ヒュドラは チロチロと舌を出しながら礼を述べると様に 地面へとひれ伏す。

「あぁ まぁ いい いいから! じゃあ 婆さんは これから《茶々》と名乗るように。」
婆ヒュドラ基 茶々(ちゃちゃ)を撫でるように 名付ける。

[《チャチャ》……まぁ年甲斐もない可愛らしい名前なんだが悪くないねぇ。 ]
チャチャは笑を浮かべる。鱗が茶色です。

「よーし!ばんばん行くぞ!
そこのお父さんヒュドラ行くぞ!お前の名前は橙煠(とうや)と名付けよう!」
さっきからずっと平伏の姿勢のままでいる お父さんヒュドラ基 橙煠(とうや)に告げる。

[はっ! 御身の為に身を粉にし精進謹んでお名前 トウヤを拝命致します。]トウヤは地面にめり込まんばかりに頭を下げる。角が橙色です。

「何かアースくんを見てるようだなぁ…… まぁはい次  お母さんヒュドラ  お前には地黄(ジオ)と名付けよう。」
橙煠の横に寄り添う様に ひれ伏す様に目を閉じている。鬣が黄色です。

[御意に。このジオ御身に忠誠を親子共々よろしくおねがい致しますねうふふ。 ]
ジオはペコりと頭を下げる。

「あぁよろしくな。よし、次は 爺さん あんただ!爺さんは色々抱え過ぎてるからな家族にもう少し頼れよ。もう族長でも何でもないんだからな! あんたは黒雷(こくらい)まぁ爺は爺なりに孫に雷でも落としてやるんだな。」
族長ヒュドラ基 コクライの鼻先をゆっくり撫でる。

[くっ、はは 面白い…… だが儂の本気の雷なぞ 孫が消し炭になってしもうたら 叶わんからのぅ 拳骨で勘弁しとくわい!よろしく頼む我が主よ。]
コクライは豪胆に笑う。鬣から鱗から黒いです。


「あぁ よろしく頼む。さて最後はっとヘビ助(仮)いや 娘ヒュドラかもーん 。」
ちょいちょいと 娘ヒュドラを 呼ぶ。

[へっ、ヘビ助?えっ?あっ?
はっ、はい! お兄さんにはなんと言ったらいいのか あっ、そもそもお兄さんでいいのか あわわわ……。]
娘ヒュドラは焦った様にキョドる。


「はは、そんな固くならなくてもいいさ……お前には色々と 辛かっただろう 寧ろこれからが 色々あるだろうよ それでも家族が居る まぁいざとなったら俺が 拳一つで 助けてやる だが 家族みんなが護った誰よりも強い魂を持ってんだ 諦めず強くなれよ!」
娘ヒュドラを撫でるようにポンポンとする。

[はっ、はい! 私負けません! いつか絶対お兄や お姉 後弟ルインも救ってみます! もし、力足りなかったらお兄さんも 手伝ってくれますか?]
舌をチロチロと出し目を細め満面の笑みを浮かべる。

「あぁ! 約束するさ!ついでにその巫山戯た偽魔王の使いってやつも 地平線まで ぶっ飛ばしてやるよ! ってまぁ 脱線したが お前の名前は 白夜 (びゃくや) 沈まぬ太陽お前の笑顔は何よりも輝いてるからな その笑顔曇らせんなよ!まぁ名付けたが長ぇからハクって呼ぶがな。」
コウはハクを撫で笑いかける。


ハクは ボフンッ!と 音が出るくらいに 頭から湯気をだし赤くなって行く。
[えっ?えっ?えぇー!?ま、まままるでこ、ここ告白の様な!?あわわわ!!]
ハクはショートしそうなぐらいに顔を真っ赤にし目を回す。

[ほぅほぅほぅ なんじゃ やはり我が孫娘を狙っておったんか!まぁ 器量よし まぁ 床はまだじゃがな……って主よ大丈夫か?!]
コクライがキリリッと コウへと擦り寄ると コウが グラりと前に倒れる。

《フェニクシアゴレファノスの命名により ヒュドラとの 魂のコネクトが完了しました。接続までの魔力の抽出を行います。》

《フェニクシアゴレファノスの命名及び魔力により個体名ヒュドラが変異 進化致します。》

《個体名ヒュドラが龍鬼人、龍司祭、龍騎士、龍祈祷師、龍拳士に変異 進化致しました。》

コウが来るのが遅くアースが様子を見に来ると
「あれ? 閣下?……って閣下ッ!? えぇ!? 一体閣下は 何をしてらっしゃるので?!」
アースはカタカタと 顎を鳴らすと 打ち震える様に コウに迫る。

「ははは…… 名付けしてたんだが 思った以上にしんどいわ……アースくん 後は た、の、ん、だ……。」
顔を真っ青にしたコウは 倒れ混んでからがくりと 白目を向いて倒れ込んだ。


「か、閣下ッ!! 誰か メディーック メディーック!!」
アースの 悲しい声とぐるぐると とぐろを巻き休眠モードに入るヒュドラ達の寝息だけが森に響いた。

第三章 おわり

《ヒュドラ一家が仲間になりました。》






































































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