284 / 441
『翠清山の激闘』編
284話 「ベルロアナ隊の戦い その3『スレイブ兵の戦い』」
しおりを挟む「うひー、すごっ。こんなもん、グラス・ギースにあったのかよ」
「本当ですわね。すごいですわ」
戦車の砲撃に思わずアカリとベルロアナが目を丸くする。
その視線の先では、衛士隊がバースト銃と火炎放射器を使って、次々と魔獣を倒しているではないか。
アンシュラオンも衛士隊の強さには疑念を抱いていたので、こちらも驚きだ。
「うちの衛士隊は、あんなに強かったかしら?」
「一般兵の強さの大半は武器の性能で決まります。グラス・ギースが新たに導入した兵装を使えば、ハピ・クジュネの海兵にも劣ることはありません」
「でも、やはり数では海兵のほうが多いと聞きましたわ」
「こちらも衛士を増員すればよいのです。経済が上向けばそれも可能となるでしょう。そして、あのような装備もあります」
ファテロナが指示を出すと、全身鎧に身を包んだ衛士たちが出てきた。
海軍の甲冑やメッターボルンたちが着ているものとは違い、もう少しゴテゴテしたロボットのようなフォルムの『強化アーマー』である。
全体的にサイズが大きく、着込んでいる衛士の身長は平均的にもかかわらず、これを装備するだけで二メートル半くらいになるほどだ。
「あれは何ですの?」
「西側で導入されつつある『魔人甲冑』と呼ばれる兵器の簡易版として生まれたものです。武装が付いた鎧と思ってくださってけっこうです」
本来の魔人甲冑は全長四メートル以上はあるパワードスーツで、魔人機の設計思想を真似て作られたものであるため、基本的に武人にしか運用することはできない。
対するこちらは、その火力部分だけを重火器で補った簡易アーマーであり、一般人でも使用することが可能であるのが最大の特徴だ。
腕や足に補助モーターが付いていて動作をサポートするところは、ホロロの『給仕竜装』と着眼点が似ている。
その強化アーマー『武装甲冑』が、のっそのっそと動き出し、蟻たちを蹴散らす。
左腕に付いたバズーカで蟻を吹き飛ばし、右腕のブレードで薙ぎ払う。
蟻が噛みついてきても頑強な装甲が防ぐので、ダメージはない。
装備者が武人ではないので多少動きは鈍いが、十分魔獣と戦うことができていた。
「すごいです、すごいのです! さすが『上級衛士隊』なのです!」
クイナが衛士隊の活躍に拍手を送る。
衛士にも階級があり、第二城壁内や第三城壁内で活動している者たちは『外周組』と呼ばれる一般公募の衛士、つまりは平社員である。
それと比べて領主城のある第一城壁内部の衛士を上級衛士隊と呼び、領主が自ら選んだエリート組を指していた。
今回ファテロナとともにやってきた衛士隊のうち二百人が、この上級衛士で、こうした貴重な兵器は基本的に彼らが運用している。
当然ながら選ばれた衛士たちなので、平の衛士よりは戦闘訓練を積んでいて質が高い。給料もしっかり保証されているため士気が高いのも好印象だ。
しかし、さきほどの『武器の質が兵の質』というファテロナの言も事実ではあるが、それは真実の半分しか言い当てていない。
「でっけぇ蟻が交ざってるぞ!」
「くそっ! 硬ぇ!」
小型犬サイズだった蟻の中に、大型犬サイズの蟻が交り出す。
通常の蟻は単なる働きアリだが、こちらは敵性体と戦うために生まれた『ガッツァント・ギェリー〈軍隊針蟻兵〉』という上位種だ。ついに相手側も戦闘要員を出してきたというわけだ。
ギェリーは顎が通常種と比べて二倍以上になっており、クワガタのように相手を強烈に挟み込む。
単体での噛みつきでも鎧を簡単に破壊するほどだが、さらに数匹が集まって引っ張ると―――
「ぐぁあっ! ま、待て! やめ―――ぎゃぁあああああ!」
バラバラ。
両手両足、首と散らばった肉片を、通常種が咥えて持ち去ってしまう。
彼らにしてみれば、あらゆる生物が食料だ。そこに人間も魔獣も関係ない。
ギェリーたちは耐久力も高くなっているため、バースト銃だけでは簡単に死なない。火炎放射にも五秒以上耐えてしまい、その間に通常種が隙間から抜け出てきた。
武装甲冑もギェリーたちの相手で手一杯で、壁が半ば崩壊してしまう。
「げげっ! 来てる! 黒いのがいっぱい来てるって! 気持ち悪っ!」
アカリが恐怖で引きつった顔で叫ぶ。
「どうするんだよ! ねぇ、どうするの!?」
「落ち着きなさい。戦えばよいだけのことです」
「あんなのと戦えないよ!」
「術符があるでしょう。何のために作ったのですか」
「そ、そうだけど…戦いは苦手なんだよな…」
「ユノ、いけますね? 練習通りに頼みますよ」
「はい! お嬢様をお守りします!」
ユノは、いつの間にか全身鎧を身にまとっていた。
彼女の身長に合わせた特注品で、髪の毛に合わせた藍色のがっしりとした鎧だ。
その手には、大きな鉄球にトゲトゲが付いたメイス、『モーニングスター』を持っている。鉄球部分は大人の上半身くらい大きく、重さもかなりのものだろう。
それを平然と持ち上げるユノを、化け物を見るかのような目でアカリが見ていた。
「よくそんなものを持ち上げられるな」
「そんなに重くないですよ? アカリさんは、いつも部屋に閉じこもってばかりで運動不足だからですよ」
「運動してどうこうのレベルじゃないでしょ。わたしは体力自慢の怪力娘とは違うんだよ」
たまにユノが領主城の外周を走り回っている姿を部屋から見かけるが、アカリには狂気の沙汰としか思えない。
彼女は術士の因子はあるが、身体を動かすことはめっきり駄目なのだ。
それも盗みに失敗して捕まりそうになった原因なので、自身の運動オンチにはさらに嫌悪感を抱いているようだ。
「か弱いわたしを巻き込むなんて、死んだらどうするんだ」
「大丈夫ですよ。ここならすぐに埋められます」
「怖いこと言うなよ!?」
「べつに怖いことじゃないと思いますよ。飼い犬が死んだ時に埋めるのと同じですし」
「田舎って…こえぇ」
ユノは意外と強靭なメンタルを持っていた。
自然の中のほうが都市よりも理不尽な死が多いのだろう。それを見てきた彼女にとって死はあまり怖いものではない。
(それもまた武人の資質ですけどね)
ファテロナだけは、それを違う側面から捉えていた。
武人の資質がある人間は、痛みや死を怖れない傾向にある。そこに自分の生き甲斐を見い出す存在だからだ。
ユノの場合は、それがベルロアナを守ることに繋がっているため、スレイブとしても優秀といえる。
「七騎士とユノは戦車を守りなさい! アカリとクイナは援護です」
「ようやく我らの出番が来ましたな!」
「ほっほっほ、楽しみですよ」
尺の都合で描写すら満足にされていないが、今回もベルロアナの七騎士が帯同している。
いちいち七人全員を説明するのも面倒なので、とりあえず七人いると思ってくれれば問題はない。
「すみません。自分だけ参加できないなんて…」
「腰痛なんだ、仕方ないさ。ペーグはそこで見てな」
「安静にしてろよ!」
「みんな…がんばってください! ここから精一杯、応援していますからね!」
唯一、アンシュラオンに腰を砕かれて腰痛持ちになったペーグだけが、車椅子に座って六人の戦友を見送る。
そもそも車椅子ならばグラス・ギースに残ればよいのだが、そこは『忠犬ペーグ』。どんなときもベルロアナの傍を離れない強い決意がある。
その七騎士(六騎士)たちが、迫ってきた蟻と交戦。
アンシュラオンに秒殺されたイメージが強い彼らではあるも、ステータスを見るとそれなりに優秀で、単体ならばラブヘイアにも匹敵する武人である。
どんどん出現する蟻を、剣で切り裂き、斧でかち割り、ハンマーで叩き潰す。
噛まれても彼らの鎧は特注品なので損傷も軽微だ。肉体まで蟻酸が届かない。
「どっこいせーーーー!」
ユノも鉄球を蟻に叩きつける。
地面が土なので衝撃が半分吸収されてもなお、その威力で蟻がぺっちゃんこ。瀕死でよろよろになってしまう。
続けざまに第二撃をくらわせてお陀仏。
「こんなに大きな蟻は見たことないですけど、潰す感覚は同じですね!」
自分の身体くらいある大きな鉄球を振り回す少女の姿は、まさに異様と呼ぶしかない。
まだ子供であるにもかかわらず、体力と腕力だけ見れば七騎士に近いレベルにあるだろう。
べつに腕力を目的に雇ったわけではないが、今回の作戦によってユノの能力も少しずつ開花しつつあるようだ。嬉しい誤算である。
こうして金玉剣蘭隊の前衛は、七騎士とユノで十分務まることがわかった。
続いて彼ら前衛を援護するのは、クイナとアカリだ。
「がんばり、がんばります! クイナもやるのです!」
クイナが『スリングショット』を取り出す。
いわゆるパチンコであるが、撃ち出す弾によっては侮れない力を発揮する武器だ。石でも当たると鳥くらい気絶させられるし、鉄玉などを撃つと人間でも非常に危険である。
ただし、この世界のスリングショットは、クロスボウのように引っ張って固定するタイプが主流なので、ゆっくりと弾を込めることが可能になっていた。
「雷、雷のやつを…撃つです!」
そして、スリングショットの最大の長所は、ジュエルを撃ち出せるところだ。
サナの爆発矢と同じく大納魔射津をセットして撃ち出すこともできるし、今セットした『雷撃玉』を撃ち出せば、数匹の蟻を―――ビリビリ!
感電させて動きを止めることができ、そこに前衛が突っ込んで叩き潰す。
クイナは一般人であるが、道具を使うことでサポートくらいはできるのだ。
「アカリさんもやる、やるのです!」
「くっそ、なんでこんな目に…。あの女に出会ってから運が悪くなる一方だよ!」
「あの女とは誰のことですの?」
ベルロアナが訊ねると、アカリは忌々しそうに顔を歪める。
「わたしに符行術を教えたやつさ」
「それって師匠ということかしら?」
「それは違う!!」
「ええっ!? だって、教えてくださったのならば先生ってことですわよね? 違うのかしら?」
「あいつはそんなんじゃない。術の実験のためなら、どんな非合法なこともやる危険なやつだ。わたしも危うく卵子を奪われかけたんだ」
「卵子? 何ですの、それ?」
「そんなことも知らないのかよ! ともかく『グラス・ギースの錬金術師』はやばいやつなんだ。あいつには近寄らないほうがいい」
「よくわかりませんが…わかりましたわ」
アカリに術士の因子があるとわかった領主は、『ヘブ・リング〈低次の腕輪〉』の製造依頼とともに、彼女を街の錬金術師のもとに派遣している。
その際にいろいろとあったようで、アカリは『彼女』のことを激しく嫌っていた。
だが、性格に難はあっても腕だけは確かであり、そのおかげで符行術とともに術の能力も上がり、術符の威力も劇的に向上。
放った風圧波の術符で蟻を遠くに吹き飛ばし、火鞭膨の術符で焼き払う。
普通ならば金の心配をしてしまうところも、術符を自分で書けるのも彼女の強みだ。時間さえかければ、いくらでも作ることができるので使いたい放題である。
「ユノ、大きな蟻が来てますわよ!」
「え?」
傭兵たちの壁を突破してきたギェリーが、死角からユノに迫る。
ユノが振り向く暇もなく、大きな顎で彼女を捕獲。締め上げた。
「ううっ…! この! 放して!」
ユノが怪力で顎を引き離そうとするが、他の蟻も寄ってきて噛みつきはじめる。
さきほどの傭兵のように群がった蟻は非常に危険だ。あっという間にバラバラにされてしまう。
が、飛んできたいくつものナイフが蟻の頭部に突き刺さり、動きを止める。
直後、ギェリーの背後に人影。
振り払われたナイフがギェリーの首を撥ねて、ユノも首ごと地面に落ちる。
「無事ですか、ユノ」
「いつつ…ファテロナさん、ありがとうございます!」
「あなたはまだまだ未熟です。無理はしないようにしてください。あの大きな個体は私たちがやります。メイド隊、いきますよ」
ファテロナが歩き出すと、その背後に八人の女性メイドが付き従う。
その誰もが音を立てずに移動し、蟻に近づくと素早い動きでナイフを突き刺す。
刺された蟻は痙攣して、そのうち動かなくなった。おそらくは『毒』だろう。
ベルロアナのメイドと聞くと、ついついファテロナだけを思い浮かべるが、彼女は『侍従長』だ。
領主城でアンシュラオンが波動円で探知したように、暗殺者のメイドは他にもおり、今回の作戦のために帯同していた。
前衛のユノと七騎士、後衛のクイナとアカリとくれば、中衛を務めるのはファテロナ率いる『アサシン部隊』である。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
主人公に殺されるゲームの中ボスに転生した僕は主人公とは関わらず、自身の闇落ちフラグは叩き折って平穏に勝ち組貴族ライフを満喫したいと思います
リヒト
ファンタジー
不幸な事故の結果、死んでしまった少年、秋谷和人が転生したのは闇落ちし、ゲームの中ボスとして主人公の前に立ちふさがる貴族の子であるアレス・フォーエンス!?
「いや、本来あるべき未来のために死ぬとかごめんだから」
ゲームの中ボスであり、最終的には主人公によって殺されてしまうキャラに生まれ変わった彼であるが、ゲームのストーリーにおける闇落ちの運命を受け入れず、たとえ本来あるべき未来を捻じ曲げてても自身の未来を変えることを決意する。
何の対策もしなければ闇落ちし、主人公に殺されるという未来が待ち受けているようなキャラではあるが、それさえなければ生まれながらの勝ち組たる権力者にして金持ちたる貴族の子である。
生まれながらにして自分の人生が苦労なく楽しく暮らせることが確定している転生先である。なんとしてでも自身の闇落ちをフラグを折るしかないだろう。
果たしてアレスは自身の闇落ちフラグを折り、自身の未来を変えることが出来るのか!?
「欲張らず、謙虚に……だが、平穏で楽しい最高の暮らしを!」
そして、アレスは自身の望む平穏ライフを手にすることが出来るのか!?
自身の未来を変えようと奮起する少年の異世界転生譚が今始まる!
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
異世界亜人熟女ハーレム製作者
†真・筋坊主 しんなるきんちゃん†
ファンタジー
異世界転生して亜人の熟女ハーレムを作る話です
【注意】この作品は全てフィクションであり実在、歴史上の人物、場所、概念とは異なります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる