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第2法 裏編
十色vs勇気 その3
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異世界召喚と言う物語、なぜ異世界の人は、自分達で魔王お倒さないのか不思議だった。
勇者が出てくる物語も、なぜ王様は自分の軍隊で魔王と戦わなかったのだろう?
お父さんと、お母さんの話は、色々と難しく理解出来ないことが多かった。
あれだけ、異世界転移に憧れれていたお父さんには悪いけど、私が異世界に召喚されてしまった。
お母さんも、私の事を羨んでいるかもしれない。でも、異世界は思ったよりつまらないです。
果て無き迷宮というダンジョンで、魔物と戦う日々。一緒にいる騎士さんたちは、あまりお喋りをしてくれません。同年代の子はここにいなくて、一緒に召喚された異世界陣さんとは、なかなかお話が出来ません。
良かった事は、小父様と会えたことだけでしょうか?
私の懇親のネタに、反応してくれて、更に私の名前の由来に気づくと言う、かなりのマニアックな人です。お父さんと同じ世代かもしれません。私の同級生だと、解ってくれない子が多いから、ちょっと嬉しかったです。
その後色々とお話をして、事前ポーションと言うのをくれる事になりました。先に飲んでおくと、後で怪我をしたときに、自動で回復するという優れものです。
私好みの味付けで、小父様の能力と言うのが気になります。
この世界は、お約束みたいに異世界人に不思議な能力が増えるみたいです。元々、この世界の人たちも、魔法を始め不思議な能力を持っていますが、それよりも遙かに強力な力を、異世界人は手に入れられるそうです。
騎士の人たちは、能力が高く、最初は私を守ってくれました。
スライムを殴り飛ばし、狼を蹴り飛ばし、ゴーレムを破壊している間に、私のほうが強くなってしまいました。
レベルとか、経験値というものは無いみたいですが、戦えば戦うほど、起訴能力が上昇しているのが実感できました。
私の固有能力は、倒した相手から徳を得るときの数値の上昇と言う物です。獲得経験値倍みたいな感じで、普通の人よりも早く強くなれる物だと思っていました。
実際は、強くなる率も上昇していて、魔力の上昇率に関しては後で知りましたが異常だそうです。
騎士の人たちは、私と一緒にいてくれますが、そこに嫉妬の炎が宿っています。私みたいな小娘に、強さで抜かれるなんて、屈辱だと思います。今はまだ、身の危険を感じていませんが、少し怖いと思っています。
毎日が、少し退屈で、元の世界に帰りたいと思っています。この国の人たちは、何処か信用できません。本当に帰れるのかと、不安な気持ちが増えています。
小父様は、味方になってくれると思います。ただ、小父様はとても怖い人の様な気もします。異世界で、力を手にして魔王になってしまう感じです。この国の人相手なら、魔王になってもいいのかな?と最近は思ってしまいますが、小父様は魔王の素質があります。直感でそう感じてしまうのです。
私は、強くなったので、色々生き残るための準備をしています。魔法を覚えようと思ったのですが、上手く行きません。身体強化に関しては、色々とできました。100メートルと一瞬で駆け抜けるなんて、元の世界では出来ません。
この辺は、お父さんたちに感謝です。アニメなんてと、友達に言われたり、ロボットアニメに関しては中々同世代の子に受け入れてもらえなかったり、古すぎるアニメなんて共通の話題にならなかったりしましたが、この世界では結構役立つネタがありました。
「とりゃあぁぁあぁ!」
薄気味の悪い、ゾンビが近づいてきたので、炎をまとった拳で殴り飛ばします。
体に、色々な属性を魔とって、攻撃が出来るようになりました。素手で殴っても、消し飛ばすことはできましが、炎をまとっていたほうが、体が汚れなくていいです。すぐに消し炭になるので、見栄え的にも助かります。
この辺りは、かなり怖いです。ゾンビたちは、恐らくここで死んでしまった人達。今までは、ゲームみたいな間隔で、深く考えられなかったですが、ここに来て、死の恐怖と言う物を、実感しました。
怖い
死んだらどうなるのか?
考え出すと、止まらない不思議な感覚。動きを止めたら、あの仲間に私はなってしまう。そう考えると、無我夢中で、ゾンビ達を消し飛ばします。怖いと言う考えに押しつぶされないように、目の前にある死の形を、消し去ります。
その度に、心の中に黒いものが増えている気がします。気のせいと思いたい。
でも、それが出来ない不思議な感情。
死と言うMのが、すぐ隣にある。
それを、消し飛ばさなければいけない。
最初にいたゾンビたちは、全て消し飛ばしました。
だけど、不安と恐怖は消えません。
そして、次の死が、やってきました。
「にゃるかん!」
それは、突然現れました。何処かで見たことのあるような、思わず何かを叫びそうになりましたが、それから向けられたものは、まさに死の塊でした。
「機関銃?」
前方に意識を集中して、魔力の防壁を展開します。腕が少ししびれましたが、全て受け止める事に成功しました。
「っぐ!」
それは、そのまま突進してきて、巨大な腕をこちらに振り下ろします。
「無駄です!」
私はそれを受け流し、駆け抜けながら、雷属性の拳をその巨体にぶつけます。
「にゃうっ!」
なんとなく、見かけとは裏腹に可愛らしい声が聞こえました。相手を良く見ると、それは巨大な機械仕掛けの猫でした。
「にゃるかん!」
相手の声が聞こえると、機関銃が発射されます。下腹部にそれらしき銃口があります。私は冷静に動きを見て、その射線から逃れます。
「稲妻ナックル!」
技の名前は、叫んだほうが気合が入ります。気合が入ると、なぜか威力も上がるのです。
拳に稲妻を乗せ、相手を殴ります。全長3メートルほどの機械の猫。多少の手ごたえがあるので、ダメージが無いとは思えません。
巨体な割に、動きが早いです。壁を蹴って、立体的な動きをしてこちらを攻めてきます。時々、壁でなく何もない所に足場を作り、向きを変えるので、予測できない攻撃をしてきます。
こちらもお返しと、空中高く飛び上がり、何もない場所に足場を作ります。この程度の事は、私でも出来ます。
更にもう一段上に飛び上がり、天井を思いっきり蹴り飛ばし、加速をつけます。
「稲妻キーーーーーーーック!!」
駆け抜ける稲妻となり、相手に襲い掛かります。
「にゃう~~~~~~」
これは、かなり相手にダメージを与えたようです。所々、装甲が剥がれ落ち、バチバチと、放電しています。これは、今まで見た事ない相手です。
油断してはいけません。私は、私は・・・。
まさか、ここまでやるとは思いませんでした。
「村雨って、弱い?」
「相手が強すぎますね。正直、村雨単体で、賢者の国の軍隊を壊滅できるだけの力はあります」
図書室で調べた資料から、この国の戦力を考えると、可能なはずだった。
だけど、異世界人や、その血族の規格外の存在が、その予想を覆す。
「今の状況は?」
「村雨の破損率は20%を超えています」
「相手のほうは?」
「何か、不思議な感じがします。嫌な予感があります」
さんの予測が、危険を示す。この子が嫌な予感ということは、何かあると言う事だ。
十色と勇気の戦いは、無音ヘリを通じで、こちらで監視していました。ここ数日、勇気の様子がおかしかったので、監視していたのです。危険と言う予測をさんがしたので、一度こちらから接触する事にしていました。
「悪霊に、取り付かれています!」
「どうした?」
「このエリヤは、実際にこの国の人が多数死んでいます。その不の念に、勇気さんは取り付かれているみたいです」
調査をしていたにぃが、そう悦論を出した。言われてみれば、あんな小さな女子が、ゾンビと殴りあうのは色々とおかしい。
「勇気さん、取り込む影響が強いです。普通の人なら、あれだけ強いなら影響なんか受けないのに・・・」
「経験値上昇系の、能力かもしれないにゃ」
「そうかもしれませんね」
相手から、この世界の場合は徳を得られますが、その率が強いのでしょう。だから短期間であれほど強くなったのかもしれません。それゆえに、マイナスの何かの、大量に取り入れてしまった可能性が強いです。
それも、誰かの計画によって、こうし組まれた可能性が強いです。
「時間が欲しいですね」
この子は、助けてあげたいです。出来れば、元の世界に返してあげたい。
その為には、メリアムの解析を待たなければいけません。そうなると、色々と時間が欲しいです。
「十色、お願いします」
「解ったにゃ」
あまり派手な事はしたくありませんが、仕方ありません。時間を稼ぐ必要狩ります。こんな事もあろうかと、用意した物が無駄になりませんでした。
「死ぬのは、嫌です!!」
突然、勇気は叫びました。そして、体中から凄い量の魔力を放出しています。
「覇っ!!」
そして、掛け声とともに、その魔力を身に纏います。
「この一撃で、砕け散りなさい!!」
それは、極普通の正拳突き。シンプルだが、完成された美しさがありました。
「ドラゴンだけの、専売特許と思うなかれにゃ」
それを前にして、十色は口から炎を吐きます。村雨の口には、火炎放射器が仕組んであります。化け猫が油をなめるなら、火を拭いてもおかしくないと言う十色の意見で、採用された武器です。
炎と正拳突きは、お互いに相殺され、動きを止めます。
「行くにゃ」
掛け声とともに、村雨からしろとら、そして猫鎧壱型が飛び出す。
それぞれが、勇気を囲むように、位置を取る。
「でるにゃ、エンド!」
そして、掛け声とともに、結界が発動する。三機を元に、ピラミットのような空間が構築され、その中に勇気は閉じ込められる。
この中は、時間の経過が遅くなる特殊な場所。中から、全力で攻撃すれば、壊される恐れもありますが、そこにいたるまでに、こちらが準備をすれば良いだけです。
「どれくらい持ちそうですか?」
「こちらの時間で、一週間、中の体感時間は1時間だと思います」
さんの予測なら、間違う事はないでしょう。残された時間は、一週間。これから、忙しくなりそうです。
---------------------------------
小説家になろうでも投稿中。
なろうのほうが進んでいるので、こちらも順次投稿予定です。
勇者が出てくる物語も、なぜ王様は自分の軍隊で魔王と戦わなかったのだろう?
お父さんと、お母さんの話は、色々と難しく理解出来ないことが多かった。
あれだけ、異世界転移に憧れれていたお父さんには悪いけど、私が異世界に召喚されてしまった。
お母さんも、私の事を羨んでいるかもしれない。でも、異世界は思ったよりつまらないです。
果て無き迷宮というダンジョンで、魔物と戦う日々。一緒にいる騎士さんたちは、あまりお喋りをしてくれません。同年代の子はここにいなくて、一緒に召喚された異世界陣さんとは、なかなかお話が出来ません。
良かった事は、小父様と会えたことだけでしょうか?
私の懇親のネタに、反応してくれて、更に私の名前の由来に気づくと言う、かなりのマニアックな人です。お父さんと同じ世代かもしれません。私の同級生だと、解ってくれない子が多いから、ちょっと嬉しかったです。
その後色々とお話をして、事前ポーションと言うのをくれる事になりました。先に飲んでおくと、後で怪我をしたときに、自動で回復するという優れものです。
私好みの味付けで、小父様の能力と言うのが気になります。
この世界は、お約束みたいに異世界人に不思議な能力が増えるみたいです。元々、この世界の人たちも、魔法を始め不思議な能力を持っていますが、それよりも遙かに強力な力を、異世界人は手に入れられるそうです。
騎士の人たちは、能力が高く、最初は私を守ってくれました。
スライムを殴り飛ばし、狼を蹴り飛ばし、ゴーレムを破壊している間に、私のほうが強くなってしまいました。
レベルとか、経験値というものは無いみたいですが、戦えば戦うほど、起訴能力が上昇しているのが実感できました。
私の固有能力は、倒した相手から徳を得るときの数値の上昇と言う物です。獲得経験値倍みたいな感じで、普通の人よりも早く強くなれる物だと思っていました。
実際は、強くなる率も上昇していて、魔力の上昇率に関しては後で知りましたが異常だそうです。
騎士の人たちは、私と一緒にいてくれますが、そこに嫉妬の炎が宿っています。私みたいな小娘に、強さで抜かれるなんて、屈辱だと思います。今はまだ、身の危険を感じていませんが、少し怖いと思っています。
毎日が、少し退屈で、元の世界に帰りたいと思っています。この国の人たちは、何処か信用できません。本当に帰れるのかと、不安な気持ちが増えています。
小父様は、味方になってくれると思います。ただ、小父様はとても怖い人の様な気もします。異世界で、力を手にして魔王になってしまう感じです。この国の人相手なら、魔王になってもいいのかな?と最近は思ってしまいますが、小父様は魔王の素質があります。直感でそう感じてしまうのです。
私は、強くなったので、色々生き残るための準備をしています。魔法を覚えようと思ったのですが、上手く行きません。身体強化に関しては、色々とできました。100メートルと一瞬で駆け抜けるなんて、元の世界では出来ません。
この辺は、お父さんたちに感謝です。アニメなんてと、友達に言われたり、ロボットアニメに関しては中々同世代の子に受け入れてもらえなかったり、古すぎるアニメなんて共通の話題にならなかったりしましたが、この世界では結構役立つネタがありました。
「とりゃあぁぁあぁ!」
薄気味の悪い、ゾンビが近づいてきたので、炎をまとった拳で殴り飛ばします。
体に、色々な属性を魔とって、攻撃が出来るようになりました。素手で殴っても、消し飛ばすことはできましが、炎をまとっていたほうが、体が汚れなくていいです。すぐに消し炭になるので、見栄え的にも助かります。
この辺りは、かなり怖いです。ゾンビたちは、恐らくここで死んでしまった人達。今までは、ゲームみたいな間隔で、深く考えられなかったですが、ここに来て、死の恐怖と言う物を、実感しました。
怖い
死んだらどうなるのか?
考え出すと、止まらない不思議な感覚。動きを止めたら、あの仲間に私はなってしまう。そう考えると、無我夢中で、ゾンビ達を消し飛ばします。怖いと言う考えに押しつぶされないように、目の前にある死の形を、消し去ります。
その度に、心の中に黒いものが増えている気がします。気のせいと思いたい。
でも、それが出来ない不思議な感情。
死と言うMのが、すぐ隣にある。
それを、消し飛ばさなければいけない。
最初にいたゾンビたちは、全て消し飛ばしました。
だけど、不安と恐怖は消えません。
そして、次の死が、やってきました。
「にゃるかん!」
それは、突然現れました。何処かで見たことのあるような、思わず何かを叫びそうになりましたが、それから向けられたものは、まさに死の塊でした。
「機関銃?」
前方に意識を集中して、魔力の防壁を展開します。腕が少ししびれましたが、全て受け止める事に成功しました。
「っぐ!」
それは、そのまま突進してきて、巨大な腕をこちらに振り下ろします。
「無駄です!」
私はそれを受け流し、駆け抜けながら、雷属性の拳をその巨体にぶつけます。
「にゃうっ!」
なんとなく、見かけとは裏腹に可愛らしい声が聞こえました。相手を良く見ると、それは巨大な機械仕掛けの猫でした。
「にゃるかん!」
相手の声が聞こえると、機関銃が発射されます。下腹部にそれらしき銃口があります。私は冷静に動きを見て、その射線から逃れます。
「稲妻ナックル!」
技の名前は、叫んだほうが気合が入ります。気合が入ると、なぜか威力も上がるのです。
拳に稲妻を乗せ、相手を殴ります。全長3メートルほどの機械の猫。多少の手ごたえがあるので、ダメージが無いとは思えません。
巨体な割に、動きが早いです。壁を蹴って、立体的な動きをしてこちらを攻めてきます。時々、壁でなく何もない所に足場を作り、向きを変えるので、予測できない攻撃をしてきます。
こちらもお返しと、空中高く飛び上がり、何もない場所に足場を作ります。この程度の事は、私でも出来ます。
更にもう一段上に飛び上がり、天井を思いっきり蹴り飛ばし、加速をつけます。
「稲妻キーーーーーーーック!!」
駆け抜ける稲妻となり、相手に襲い掛かります。
「にゃう~~~~~~」
これは、かなり相手にダメージを与えたようです。所々、装甲が剥がれ落ち、バチバチと、放電しています。これは、今まで見た事ない相手です。
油断してはいけません。私は、私は・・・。
まさか、ここまでやるとは思いませんでした。
「村雨って、弱い?」
「相手が強すぎますね。正直、村雨単体で、賢者の国の軍隊を壊滅できるだけの力はあります」
図書室で調べた資料から、この国の戦力を考えると、可能なはずだった。
だけど、異世界人や、その血族の規格外の存在が、その予想を覆す。
「今の状況は?」
「村雨の破損率は20%を超えています」
「相手のほうは?」
「何か、不思議な感じがします。嫌な予感があります」
さんの予測が、危険を示す。この子が嫌な予感ということは、何かあると言う事だ。
十色と勇気の戦いは、無音ヘリを通じで、こちらで監視していました。ここ数日、勇気の様子がおかしかったので、監視していたのです。危険と言う予測をさんがしたので、一度こちらから接触する事にしていました。
「悪霊に、取り付かれています!」
「どうした?」
「このエリヤは、実際にこの国の人が多数死んでいます。その不の念に、勇気さんは取り付かれているみたいです」
調査をしていたにぃが、そう悦論を出した。言われてみれば、あんな小さな女子が、ゾンビと殴りあうのは色々とおかしい。
「勇気さん、取り込む影響が強いです。普通の人なら、あれだけ強いなら影響なんか受けないのに・・・」
「経験値上昇系の、能力かもしれないにゃ」
「そうかもしれませんね」
相手から、この世界の場合は徳を得られますが、その率が強いのでしょう。だから短期間であれほど強くなったのかもしれません。それゆえに、マイナスの何かの、大量に取り入れてしまった可能性が強いです。
それも、誰かの計画によって、こうし組まれた可能性が強いです。
「時間が欲しいですね」
この子は、助けてあげたいです。出来れば、元の世界に返してあげたい。
その為には、メリアムの解析を待たなければいけません。そうなると、色々と時間が欲しいです。
「十色、お願いします」
「解ったにゃ」
あまり派手な事はしたくありませんが、仕方ありません。時間を稼ぐ必要狩ります。こんな事もあろうかと、用意した物が無駄になりませんでした。
「死ぬのは、嫌です!!」
突然、勇気は叫びました。そして、体中から凄い量の魔力を放出しています。
「覇っ!!」
そして、掛け声とともに、その魔力を身に纏います。
「この一撃で、砕け散りなさい!!」
それは、極普通の正拳突き。シンプルだが、完成された美しさがありました。
「ドラゴンだけの、専売特許と思うなかれにゃ」
それを前にして、十色は口から炎を吐きます。村雨の口には、火炎放射器が仕組んであります。化け猫が油をなめるなら、火を拭いてもおかしくないと言う十色の意見で、採用された武器です。
炎と正拳突きは、お互いに相殺され、動きを止めます。
「行くにゃ」
掛け声とともに、村雨からしろとら、そして猫鎧壱型が飛び出す。
それぞれが、勇気を囲むように、位置を取る。
「でるにゃ、エンド!」
そして、掛け声とともに、結界が発動する。三機を元に、ピラミットのような空間が構築され、その中に勇気は閉じ込められる。
この中は、時間の経過が遅くなる特殊な場所。中から、全力で攻撃すれば、壊される恐れもありますが、そこにいたるまでに、こちらが準備をすれば良いだけです。
「どれくらい持ちそうですか?」
「こちらの時間で、一週間、中の体感時間は1時間だと思います」
さんの予測なら、間違う事はないでしょう。残された時間は、一週間。これから、忙しくなりそうです。
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小説家になろうでも投稿中。
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