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ぼんやりしながら待っていると、お父様とお母様が僕の部屋に入ってきた。
二人とも僕の近くに来ると、嬉しそうな、泣きそうな表情に変わった。
「ネヴィレント…目を覚ましてくれてよかったわ」
お母様の目から涙が溢れる。
拭ってあげたいけど、拭ってあげられない自分が忌々しい。
「無理をしなくていいんだよ。喋れないことは騎士から聞いているよ」
あの騎士がお父様に伝えてくれていたみたいでよかった。
お父様とお母様が僕の側に近寄って僕の手を二人の手でそっと包んでくれた。
暖かく感じる。
「今日は沢山起きたからゆっくりと寝て休みましょう」
サラリとお母様に頭を撫でられて、うとうととし始めた。
起きてそこまで時間が経っていないのに、体力のない僕の体はそのまま眠りについてしまった。
ーーーーーーーーーーーーー
目を覚ましてから一週間ほど経った。
起き上がることができ、会話もつつがなく行えるようになった。
『ねゔぃれんときょうげんき!』
精霊達が嬉しそうに僕の周りで回っている。
その元気な姿に楽しくて、くすくすと笑っていた。
『きょうもこわいのきてるよー!』
精霊達がいうこわいのはラグザンドのことだ。
学院もあるのに、毎日僕のところに通ってきている。
部屋の扉が開かれるとラグザンドが僕の部屋に入ってきた。
ラグザンドの手元には小さな包みがあった。
「おはようラグ。今日も来てくれてありがとう」
「気にしないで。今日は気分がよさそうだね」
「昨日より調子が良いんだ。手もこうして少しなら動かせるんだ」
ぷるぷるとまだ震えるけど、手もこうやって動かせる様になった。
自力で起き上がる事はまだできないけど、こうして一つずつできることが増えて嬉しい。
動かした手をラグザンドにそっと包まれて握られた。
「ここまで回復したんだね。ああ、そういえばネヴィの為にこれを持ってきたんだ」
気になっていた小包を僕の布団の上に置いた。
小包のリボンがラグザンドの手によって解かれると、小包の中から出てきたのは黒曜石が使用されたブローチだった。
この世界の黒曜石は柔らかすぎてブローチとして加工するのは難しいものなんだ。
そんな高価なものをくれるなんて思いもしなかった。
「こんなに高価な物…いいの?」
「受け取って欲しくて持ってきたんだよ」
今はつける事ができないから、そっと小包の中にブローチを戻して僕の机の上に置いてくれた。
「じゃあ今日あった出来事を話そうか」
ラグザンドが話してくれた内容は昨日とそんなに変わり映えのない内容だったけどそれでも聞いてて楽しい物だった。
昨日と違う内容があるとすれば、他の生徒が魔法を失敗して爆発させてしまったみたい。
その時に髪の毛がちりちりになってしまって大慌てしてたらしい。
そんな話にくすくすと笑いながら聞いていると、いつの間にか日が完全に暮れていた。
「ラグもういい時間だよ。帰らなくても大丈夫なの?」
「ああ、そんな時間なんだね。また明日も来るよ」
額にキスを落とされてから、僕の部屋から出ていった。
キスされた額を抑え、赤くなる顔を中々治める事ができなかった。
二人とも僕の近くに来ると、嬉しそうな、泣きそうな表情に変わった。
「ネヴィレント…目を覚ましてくれてよかったわ」
お母様の目から涙が溢れる。
拭ってあげたいけど、拭ってあげられない自分が忌々しい。
「無理をしなくていいんだよ。喋れないことは騎士から聞いているよ」
あの騎士がお父様に伝えてくれていたみたいでよかった。
お父様とお母様が僕の側に近寄って僕の手を二人の手でそっと包んでくれた。
暖かく感じる。
「今日は沢山起きたからゆっくりと寝て休みましょう」
サラリとお母様に頭を撫でられて、うとうととし始めた。
起きてそこまで時間が経っていないのに、体力のない僕の体はそのまま眠りについてしまった。
ーーーーーーーーーーーーー
目を覚ましてから一週間ほど経った。
起き上がることができ、会話もつつがなく行えるようになった。
『ねゔぃれんときょうげんき!』
精霊達が嬉しそうに僕の周りで回っている。
その元気な姿に楽しくて、くすくすと笑っていた。
『きょうもこわいのきてるよー!』
精霊達がいうこわいのはラグザンドのことだ。
学院もあるのに、毎日僕のところに通ってきている。
部屋の扉が開かれるとラグザンドが僕の部屋に入ってきた。
ラグザンドの手元には小さな包みがあった。
「おはようラグ。今日も来てくれてありがとう」
「気にしないで。今日は気分がよさそうだね」
「昨日より調子が良いんだ。手もこうして少しなら動かせるんだ」
ぷるぷるとまだ震えるけど、手もこうやって動かせる様になった。
自力で起き上がる事はまだできないけど、こうして一つずつできることが増えて嬉しい。
動かした手をラグザンドにそっと包まれて握られた。
「ここまで回復したんだね。ああ、そういえばネヴィの為にこれを持ってきたんだ」
気になっていた小包を僕の布団の上に置いた。
小包のリボンがラグザンドの手によって解かれると、小包の中から出てきたのは黒曜石が使用されたブローチだった。
この世界の黒曜石は柔らかすぎてブローチとして加工するのは難しいものなんだ。
そんな高価なものをくれるなんて思いもしなかった。
「こんなに高価な物…いいの?」
「受け取って欲しくて持ってきたんだよ」
今はつける事ができないから、そっと小包の中にブローチを戻して僕の机の上に置いてくれた。
「じゃあ今日あった出来事を話そうか」
ラグザンドが話してくれた内容は昨日とそんなに変わり映えのない内容だったけどそれでも聞いてて楽しい物だった。
昨日と違う内容があるとすれば、他の生徒が魔法を失敗して爆発させてしまったみたい。
その時に髪の毛がちりちりになってしまって大慌てしてたらしい。
そんな話にくすくすと笑いながら聞いていると、いつの間にか日が完全に暮れていた。
「ラグもういい時間だよ。帰らなくても大丈夫なの?」
「ああ、そんな時間なんだね。また明日も来るよ」
額にキスを落とされてから、僕の部屋から出ていった。
キスされた額を抑え、赤くなる顔を中々治める事ができなかった。
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