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『えるふだー!!』
『ねゔぃれんとおきてー!!』
精霊たちの声に目を覚まし、見れる範囲で部屋を見回すけど誰もいない。
カーテンの隙間から明るい光が差し込んでいる。
時間帯的にも侵入者とは程遠い感じだろうけど、なんでエルフが僕の所に来ているの?
『ぱぱさんといっしょー』
精霊の言葉に襲ってきたエルフとは違うのだとわかった。
それでもエルフという言葉に手が震え始めた。
エルフに襲われていた記憶は真新しくて簡単に忘れられそうにない。
震える手を抑えようとしたけど、中々収まってくれない。
コンコンと扉を叩く音が聞こえると、お父様と僕を殺そうとしたエルフに少し似ている人が入ってきた。
そのエルフの姿に震えが酷くなっていく。
「ネヴィレント起きていたんだね」
お父様が優しく話しかけてくれるけど、それ以上にその隣にいるエルフにしか目がいかない。
「おと、お父様…、その人は…」
「ああ、この方は今回ネヴィレントがエルフに襲われたことについて話を聞きに来られた方だよ」
エルフの人が僕の近くに寄ってくる。
失礼だろうけどどうしても耐えられなくて、近くにいるラグくんを手に取ってぎゅっと抱きしめた。
「失礼。怖がらせてしまったね」
エルフが僕の近くに来て、近くでしゃがみ込んでくれた。
見える若草色の瞳は嫌悪とかそういうのはなくて、ただただ優しい瞳があるだけだった。
「私はナゼル・レがリオ。少し前にあったエルフの襲撃について聞きに来たんだ。辛いだろうけど教えてくれるかな?」
怖くて仕方ない。
あの時の死にそうになった事を話すのがこわい。
「ラグ…」
「ラグとは?」
「ナゼル様。ラグというのはラグザンド・S=レギストス大公令息です。ネヴィレント…一人でお話しするのは難しいかい?」
なんで僕もラグザンドの名前を言ったのかはわからない。
でも、ラグザンドが隣にいるなら話せそうな気がする。
本人にそんな迷惑を掛けたくないけど一人で話せる気がしない。
「そうでしたか。ではラグザンド大公令息を呼んでいただいてもよろしいかな?私は応接室で令息が来るまで待っているよ」
「ご配慮いただきありがとうございます。ネヴィ、ラグザンド殿を呼んでくるから少しだけ待っていてね」
お父様の言葉に頷いて僕はラグくんに顔を埋めた。
そこから数分もしない内に、ラグザンドが僕の部屋に来てくれた。
ラグザンドは汗だくで走って僕のところまで来てくれた。
「ネヴィが私に助けを求めてくれたって聞いて急いできたよ」
ぎゅっと僕を抱きしめる力は弱いけど、でもしっかりと抱きしめてくれるこの安心さにホッとできた。
「エルフを応接室に待たせているようだから、そこまで私と一緒に向かおう」
ラグザンドにそのまま抱き抱えられて、僕の部屋から出て応接室まで向かってくれた。
お昼の時間もあって侍従が沢山いる中で応接室まで進んでくれるが、自重から生暖かい視線を貰って少し恥ずかしい。
応接室に到着するとラグザンドはノックする事もなく応接室に入っていった。
応接室には僕の部屋に来ていたエルフと、僕を殺そうとしたハイエルフそっくりのハイエルフがいた。
ここにいるハイエルフはエルフの容姿から見れば少し老けている感じがする。
「日の下を歩く者とはまた珍しい」
「ネヴィの話を聞きに来たのだろう」
ラグザンドを椅子にする感じで、エルフとハイエルフが座っている近くのソファにラグザンドが腰掛けた。
二人のエルフは僕に敵意を全く向けていなくて、エルフから向けられる視線とは思えなくてそれに少し萎縮した。
「ネヴィ大丈夫だよ。ゆっくり話そう?」
ラグザンドにそう促されて、僕はやっと口を開いた。
『ねゔぃれんとおきてー!!』
精霊たちの声に目を覚まし、見れる範囲で部屋を見回すけど誰もいない。
カーテンの隙間から明るい光が差し込んでいる。
時間帯的にも侵入者とは程遠い感じだろうけど、なんでエルフが僕の所に来ているの?
『ぱぱさんといっしょー』
精霊の言葉に襲ってきたエルフとは違うのだとわかった。
それでもエルフという言葉に手が震え始めた。
エルフに襲われていた記憶は真新しくて簡単に忘れられそうにない。
震える手を抑えようとしたけど、中々収まってくれない。
コンコンと扉を叩く音が聞こえると、お父様と僕を殺そうとしたエルフに少し似ている人が入ってきた。
そのエルフの姿に震えが酷くなっていく。
「ネヴィレント起きていたんだね」
お父様が優しく話しかけてくれるけど、それ以上にその隣にいるエルフにしか目がいかない。
「おと、お父様…、その人は…」
「ああ、この方は今回ネヴィレントがエルフに襲われたことについて話を聞きに来られた方だよ」
エルフの人が僕の近くに寄ってくる。
失礼だろうけどどうしても耐えられなくて、近くにいるラグくんを手に取ってぎゅっと抱きしめた。
「失礼。怖がらせてしまったね」
エルフが僕の近くに来て、近くでしゃがみ込んでくれた。
見える若草色の瞳は嫌悪とかそういうのはなくて、ただただ優しい瞳があるだけだった。
「私はナゼル・レがリオ。少し前にあったエルフの襲撃について聞きに来たんだ。辛いだろうけど教えてくれるかな?」
怖くて仕方ない。
あの時の死にそうになった事を話すのがこわい。
「ラグ…」
「ラグとは?」
「ナゼル様。ラグというのはラグザンド・S=レギストス大公令息です。ネヴィレント…一人でお話しするのは難しいかい?」
なんで僕もラグザンドの名前を言ったのかはわからない。
でも、ラグザンドが隣にいるなら話せそうな気がする。
本人にそんな迷惑を掛けたくないけど一人で話せる気がしない。
「そうでしたか。ではラグザンド大公令息を呼んでいただいてもよろしいかな?私は応接室で令息が来るまで待っているよ」
「ご配慮いただきありがとうございます。ネヴィ、ラグザンド殿を呼んでくるから少しだけ待っていてね」
お父様の言葉に頷いて僕はラグくんに顔を埋めた。
そこから数分もしない内に、ラグザンドが僕の部屋に来てくれた。
ラグザンドは汗だくで走って僕のところまで来てくれた。
「ネヴィが私に助けを求めてくれたって聞いて急いできたよ」
ぎゅっと僕を抱きしめる力は弱いけど、でもしっかりと抱きしめてくれるこの安心さにホッとできた。
「エルフを応接室に待たせているようだから、そこまで私と一緒に向かおう」
ラグザンドにそのまま抱き抱えられて、僕の部屋から出て応接室まで向かってくれた。
お昼の時間もあって侍従が沢山いる中で応接室まで進んでくれるが、自重から生暖かい視線を貰って少し恥ずかしい。
応接室に到着するとラグザンドはノックする事もなく応接室に入っていった。
応接室には僕の部屋に来ていたエルフと、僕を殺そうとしたハイエルフそっくりのハイエルフがいた。
ここにいるハイエルフはエルフの容姿から見れば少し老けている感じがする。
「日の下を歩く者とはまた珍しい」
「ネヴィの話を聞きに来たのだろう」
ラグザンドを椅子にする感じで、エルフとハイエルフが座っている近くのソファにラグザンドが腰掛けた。
二人のエルフは僕に敵意を全く向けていなくて、エルフから向けられる視線とは思えなくてそれに少し萎縮した。
「ネヴィ大丈夫だよ。ゆっくり話そう?」
ラグザンドにそう促されて、僕はやっと口を開いた。
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