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お母様から女性にとって化粧がどれだけ大事なのかって話を聞きながら、僕たちは教会に行くまで上道のりを進んで行った。
時間もそこまでしない内に教会にたどり着いた。
教会の正門の前には教会を守る聖騎士が居た。
二人の聖騎士に一度止められてから、馬車の前に居た侍従が僕たちが乗っている事を告げると正門を開いて、教会敷地内に入るように誘導された。
教会内は貴族と同等の立場のはずなのに思っている以上に質素名造りをしていた。
本神殿は威厳を保つ為に豪華な作りになっているけど、他の建物は平民が住むような造りになっていた。
本当に質素を心掛けているのだけがこの建物だけてわかった。
「教会って意外と質素なんですね」
「そうね。私も初めて立ち入ったけど本神殿以外は本当に質素ね」
「見た目に騙されてはいけません。外側だけを木造にして中は貴族の家と変わらない作りの構造になっていますので、かなり豪華な暮らしをしています」
「そうなの?ラグは本当に物知りなんだね!」
博識なラグの話を聞いてこれがハリボテなんだと思うと、何やらモヤっとした気分になった。
教会という物も貴族という物も結局は虚飾に塗れた存在なんだろう。
貴族である僕も同様なんだろうな。
木造のハリボテの建物の中を通りながら、僕たちは本神殿の近くに馬車を停めた。
侍従に扉を開けて貰って先にお父様と、お父様にエスコートされてお母様が馬車から降りた。
その後にラグが僕を抱っこしながら馬車から降りた。
本神殿の前には高位神官達が並んで僕達を迎えてくれた。
迎え入れてくれるのはいいけど、神官から向けられる殆どの視線は有効とは言い難い物ばかりだった。
その視線を受けながらも神官達の間を割って、大神官が姿を現した。
大神官が僕たちのところに近づいてきて、ゆったりと頭を下げてきた。
余りにも軽い会釈すぎて本当に愛についての謝罪を行う気があるのか分からない。
「本日はお越し頂きありがとうございます。私、大神官を任されておりますエルネスト・ウルスベルトと申します。お越し頂きました事歓迎致します」
もてなす言葉も格式ばった物言いで、歓迎している感じは全くしない。
それはそうだろう。
僕は神官の中でも高位の存在である聖女が下した言葉の魔王という存在なのだから。
それを敵対視するのは理解する事はできるけど、それを態々表立った態度にするのは如何な物なんだろうか。
「それでは待合室にご案内致します。貴族の皆様が過ごされる場所と比べて劣った場所になりますでしょうが、どうかゆるりとお過ごし下さいませ」
大神官が高位神官の一人に手を振って僕たちの元に呼び寄せた。
「お前がこの者達を案内し給え。儂は今回の準備をしてくる」
お偉い方は準備をしない。
僕達の案内を悪意をむき出しにしている高位神官に任せるというのは完全に悪意しかない。
「それではどうぞついて来て下さい、お客人方」
僕たちに目線一つ寄越す事もなく、背を向けてツカツカと歩き始めた。
両親もラグも表情は笑顔のままでいる。
お父様とお母様の感情までは感じ取れないが、僕を抱っこするからラグの手に若干力が入って少し苛立っている上だけがわかった。
ラグにぎゅっと抱きついて落ち着いてと小さく囁くと、僕を抱きしめる力が緩められた。
時間もそこまでしない内に教会にたどり着いた。
教会の正門の前には教会を守る聖騎士が居た。
二人の聖騎士に一度止められてから、馬車の前に居た侍従が僕たちが乗っている事を告げると正門を開いて、教会敷地内に入るように誘導された。
教会内は貴族と同等の立場のはずなのに思っている以上に質素名造りをしていた。
本神殿は威厳を保つ為に豪華な作りになっているけど、他の建物は平民が住むような造りになっていた。
本当に質素を心掛けているのだけがこの建物だけてわかった。
「教会って意外と質素なんですね」
「そうね。私も初めて立ち入ったけど本神殿以外は本当に質素ね」
「見た目に騙されてはいけません。外側だけを木造にして中は貴族の家と変わらない作りの構造になっていますので、かなり豪華な暮らしをしています」
「そうなの?ラグは本当に物知りなんだね!」
博識なラグの話を聞いてこれがハリボテなんだと思うと、何やらモヤっとした気分になった。
教会という物も貴族という物も結局は虚飾に塗れた存在なんだろう。
貴族である僕も同様なんだろうな。
木造のハリボテの建物の中を通りながら、僕たちは本神殿の近くに馬車を停めた。
侍従に扉を開けて貰って先にお父様と、お父様にエスコートされてお母様が馬車から降りた。
その後にラグが僕を抱っこしながら馬車から降りた。
本神殿の前には高位神官達が並んで僕達を迎えてくれた。
迎え入れてくれるのはいいけど、神官から向けられる殆どの視線は有効とは言い難い物ばかりだった。
その視線を受けながらも神官達の間を割って、大神官が姿を現した。
大神官が僕たちのところに近づいてきて、ゆったりと頭を下げてきた。
余りにも軽い会釈すぎて本当に愛についての謝罪を行う気があるのか分からない。
「本日はお越し頂きありがとうございます。私、大神官を任されておりますエルネスト・ウルスベルトと申します。お越し頂きました事歓迎致します」
もてなす言葉も格式ばった物言いで、歓迎している感じは全くしない。
それはそうだろう。
僕は神官の中でも高位の存在である聖女が下した言葉の魔王という存在なのだから。
それを敵対視するのは理解する事はできるけど、それを態々表立った態度にするのは如何な物なんだろうか。
「それでは待合室にご案内致します。貴族の皆様が過ごされる場所と比べて劣った場所になりますでしょうが、どうかゆるりとお過ごし下さいませ」
大神官が高位神官の一人に手を振って僕たちの元に呼び寄せた。
「お前がこの者達を案内し給え。儂は今回の準備をしてくる」
お偉い方は準備をしない。
僕達の案内を悪意をむき出しにしている高位神官に任せるというのは完全に悪意しかない。
「それではどうぞついて来て下さい、お客人方」
僕たちに目線一つ寄越す事もなく、背を向けてツカツカと歩き始めた。
両親もラグも表情は笑顔のままでいる。
お父様とお母様の感情までは感じ取れないが、僕を抱っこするからラグの手に若干力が入って少し苛立っている上だけがわかった。
ラグにぎゅっと抱きついて落ち着いてと小さく囁くと、僕を抱きしめる力が緩められた。
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