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大切な人との時間
第34話
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でもおかしい・・・。こんな邪悪な力の持ち主だったなんて!!
【私の目的はただ一つだけだ】
「うっ・・・・・」
再び5人を触れもせずに傷つけていく。
「この女・・・・思ったより、強い・・・・・」
力を押さえつけられるゴウ。
「っつ・・・・ヒロさん・・・・」
「やめなさい!!」
ヒロは少しずつカナに近づいた。
「ヒロさん!ダメだ!逃げてください!!」
傷つきながらも5人はヒロを制止しようとしている。
「ちくしょう・・・・。なにも、出来ないままだなんて・・・・」
ヨシは傷つきながらも、矢に手を伸ばそうとしていた。
「も、もう少し・・・・・」
【無駄よ】
「あっ!!」
「ヨシさん!!」
ヨシは、吹き飛ばされてしまった。
「カナ!なぜかれらを!!
傷つけるのは僕一人でいいはずです!」
【あーら。じゃあ、言う通りにしてくれる?】
カナの顔が邪悪な憎しみの笑みになっていた。
「とにかくみんなここから出してください。怪我をしてます」
「ヒロさん、まさかあなた」
【へぇ?さすがね。邪悪な力に囲まれてるからあなた達の力は使えない。フフっ、そうよ?わたしはあなたたちの力を奪いに来たの】
「力を奪いに来た?」
「フフフ、あなたたちが死んだらぜーんぶ私のモノ。だから、出す訳にはいかないのよねー」
しかしヨシは、いつの間にか矢を放とうとしていた。
あんなに吹き飛ばされたのに!?
「へぇ?あんた意外とやるわね」
「これ以上近づくとうつぞ?」
【フフフ】
カナは、ニヤリと笑うと
ビシッ
「えっ?」
ヨシが、弓を引いていないのに矢が飛んで行ったのだ。
その矢はケンの肩を掠めていった。
「・・・・」
「な、なに?」
【甘いわね。あなた、仲間を殺す気?】
「ケン!ごめん!大丈夫か?」
ヨシは、急いでケンの元へ行った。
「うん、大丈夫・・・」
そして・・・・・
「ヨシ?」
遠くからヨシの異常を感じたのはレイナだった。
そして
「レイナ様?」
「助けに行ってくるわ」
アルフは、レイナの行動を止めようとしていて、
「またあの男の元へ行かれるのですか?」
「ごめんなさい、アルフ・・・・」
レイナは馬に乗ると、走り始めた。
そして、戦いはまだ続いていて・・・・、
「ちくしょう、力も溜められねぇ・・」
ゴウは苦しんでいた。
【無駄よヒロ、この女の魂は既に死んでいるんだから。あなたがどうしようとこの女の魂が戻ることは無いのよ?さぁ?どうする?】
「いいえ、戻ります!カナは必ず・・・・」
【ならばあなたも】
カナはまた触れずに今度はヒロを傷つけた。
「ヒロさん!!」
「・・・・構いません!斬りなさい。気の済むまで・・・・」
【フン、ムダよ?】
「・・・・無駄かどうか試してやるぜ」
ゴウは、なぜか自信たっぷりに言う。
「外からたった今感じたんだ。
俺たちを助けてくれる頼もしい力の存在をな」
そしてゴウは、
「頼む、その人に届いてくれ!!」
ゴウは、大地の中にその力を込めた。
そしてその力を感じてくれたのは・・・・・
「方向はこっちね・・・・待っていて・・・・」
その力を感じてくれたのは紛れもなく、レイナだった!!
「・・・・・届いて!!」
そして、レイナも力を振り絞り、矢を放った!!
そしてその矢は真っ直ぐにヨシたちのいる場所へと届いたのだ!
「この矢は・・・・」
その矢のおかげで、力は解き放たれた。
【なに?!侵入者?】
「ヨシ!皆さん!!」
颯爽と洗われたレイナ。
「レイナ・・・・」
驚きを隠せないヨシ。
「大丈夫ですか?」
「レイナ・・・・さん・・・・」
ヒロは傷つきゆっくりと倒れた。
「ヒロさん!!」
だが、みんなも傷ついているので動けないでいる。
【ちっ、邪魔者が入った】
カナは去っていった。
「・・・・に、逃げたな」
「・・・・・」
「みなさん、酷い怪我されていますね」
「助かったよ、レイナさん」
と、近づくゴウ。
「ゴウさん、私こそお礼を言います」
「えっ?どういうこと?」
「彼の力のおかげでこの場所に辿り着けました」
「・・・・まさか、レイナさんを呼んだのはゴウ・・・・なのか?」
と、マサが呟いたのを
「えっ?・・・」
ヨシはこの時初めて《嫉妬》をかんじた。
だが、真相は違うのにはまだ気づいていなかった。
「ヨシ、大丈夫?」
レイナはヨシを助けようとしたが・・・
「僕は大丈夫だ。みんなを見てやってくれ」
そう言ってヨシは立ち上がると自分の部屋へと戻って行ってしまった。
「みなさんも、とにかく中へ」
と、宿の中へとみんなは入った。
「ケン!?」
1人倒れ込んでいた。
「毒矢にやられた?まさか・・・・」
「まさかあの時に放たれた矢に毒が?」
「掠めただけだよ?だから、大丈夫。心配しないで?それに、ヨシさんのせいじゃないし・・・」
ヨシはそのことを影から聞いて、自分の未熟さに気付いてしまった。
「みなさん、ごめんなさい。僕のせいでこんな怪我をさせてしまって・・・・」
「ヒロさん、あの女(ひと)の力は一体・・・」
「恐らく彼女の本当の魂は別の場所にあるでしょう」
「魂だけ別の場所にいき、やつらは彼女の力だけを吸収したんです。」
「えぇ、聞いたことあります。実は生きている人間に取り付いた邪悪な力から一時的に守る方法よ」
「だけど、長い間その力を保つことは出来ません。自分が他の人間に乗り移るしか・・・・」
「それにしても正直油断してた。あの力の中に長いこといるのはしんどかったし・・・・」
そして、レイナはヨシが居ないことに気づき
「あの?そういえばヨシは?」
「彼なら自分の部屋に真っ直ぐに行きました」
「多分だけど、ケンのことで責任感じているのかもな」
「ケンさんは大丈夫。致死量には至ってないから。薬草が効いてるし、明日には大丈夫よ。みなさんもゆっくり休んで?」
そして・・・
「イテテ」
ヨシは1人包帯を巻こうとしていた。
「ヨシ、大丈夫?ダメよ、そんな怪我をしているくせに・・・・」
と、レイナはヨシのそばに駆け寄った。
「レイナ・・・・まだいたのか」
「まだ居たわよ!何よその言い方!」
「えっ・・すまない」
「1番心配していた人の手当をしていないんですもの・・・・」
「・・・・・」
1番心配?
僕を?
なぜ?
「ミュウ!!」
「あら、ミュウは無事でいたのね」
「レイナ、まだ彼らを・・・」
「いいから見せて」
「イテテ」
レイナは優しく包帯をまくと・・・
「こんな強がりばかりしていたら、ずっと心配でたまらないわ」
「別に心配などしてくれなくても」
「心配よ!」
レイナの泣きそうな顔にヨシは、
「レイナ、君が来てくれなかったらきっと僕たちは・・・・。だから、ありがとう・・・・」
と、レイナにお礼を言うと
「あっ!笑った!」
「えっ?」
笑ったつもりは無いが・・・
「ヨシ、今すごくいい顔してるね」
「僕は変わったか?」
「うん、すごく進歩した。優しい顔にもなったね」
「レイナ・・・・・」
「ん?」
少し見つめ合い、照れくさくなったヨシは
「お前は女らしくなったな」
と言った。
「何それ。わたし、女らしくなかったか?」
「いや、お前は俺が初めて・・・・」
なぜかまた見つめ合い、
「初めて?」
その先のセリフは?
「は、初めてちゃんと会話した女だ」
「えっ?」
な、なんてことだ。
「ヨシさん!!なんだよ!せっかくの二人きりなのに!!」
「ほんとほんと。ラブラブなのに」
「お、お前ら・・・・」
2人の様子を伺っていた5人がでてきた。
「くすっ。ねっ?みんな大丈夫でしょう?」
と、レイナは笑った。
「・・・あ、あぁ」
それ以上は何も言わないヨシだった。
【私の目的はただ一つだけだ】
「うっ・・・・・」
再び5人を触れもせずに傷つけていく。
「この女・・・・思ったより、強い・・・・・」
力を押さえつけられるゴウ。
「っつ・・・・ヒロさん・・・・」
「やめなさい!!」
ヒロは少しずつカナに近づいた。
「ヒロさん!ダメだ!逃げてください!!」
傷つきながらも5人はヒロを制止しようとしている。
「ちくしょう・・・・。なにも、出来ないままだなんて・・・・」
ヨシは傷つきながらも、矢に手を伸ばそうとしていた。
「も、もう少し・・・・・」
【無駄よ】
「あっ!!」
「ヨシさん!!」
ヨシは、吹き飛ばされてしまった。
「カナ!なぜかれらを!!
傷つけるのは僕一人でいいはずです!」
【あーら。じゃあ、言う通りにしてくれる?】
カナの顔が邪悪な憎しみの笑みになっていた。
「とにかくみんなここから出してください。怪我をしてます」
「ヒロさん、まさかあなた」
【へぇ?さすがね。邪悪な力に囲まれてるからあなた達の力は使えない。フフっ、そうよ?わたしはあなたたちの力を奪いに来たの】
「力を奪いに来た?」
「フフフ、あなたたちが死んだらぜーんぶ私のモノ。だから、出す訳にはいかないのよねー」
しかしヨシは、いつの間にか矢を放とうとしていた。
あんなに吹き飛ばされたのに!?
「へぇ?あんた意外とやるわね」
「これ以上近づくとうつぞ?」
【フフフ】
カナは、ニヤリと笑うと
ビシッ
「えっ?」
ヨシが、弓を引いていないのに矢が飛んで行ったのだ。
その矢はケンの肩を掠めていった。
「・・・・」
「な、なに?」
【甘いわね。あなた、仲間を殺す気?】
「ケン!ごめん!大丈夫か?」
ヨシは、急いでケンの元へ行った。
「うん、大丈夫・・・」
そして・・・・・
「ヨシ?」
遠くからヨシの異常を感じたのはレイナだった。
そして
「レイナ様?」
「助けに行ってくるわ」
アルフは、レイナの行動を止めようとしていて、
「またあの男の元へ行かれるのですか?」
「ごめんなさい、アルフ・・・・」
レイナは馬に乗ると、走り始めた。
そして、戦いはまだ続いていて・・・・、
「ちくしょう、力も溜められねぇ・・」
ゴウは苦しんでいた。
【無駄よヒロ、この女の魂は既に死んでいるんだから。あなたがどうしようとこの女の魂が戻ることは無いのよ?さぁ?どうする?】
「いいえ、戻ります!カナは必ず・・・・」
【ならばあなたも】
カナはまた触れずに今度はヒロを傷つけた。
「ヒロさん!!」
「・・・・構いません!斬りなさい。気の済むまで・・・・」
【フン、ムダよ?】
「・・・・無駄かどうか試してやるぜ」
ゴウは、なぜか自信たっぷりに言う。
「外からたった今感じたんだ。
俺たちを助けてくれる頼もしい力の存在をな」
そしてゴウは、
「頼む、その人に届いてくれ!!」
ゴウは、大地の中にその力を込めた。
そしてその力を感じてくれたのは・・・・・
「方向はこっちね・・・・待っていて・・・・」
その力を感じてくれたのは紛れもなく、レイナだった!!
「・・・・・届いて!!」
そして、レイナも力を振り絞り、矢を放った!!
そしてその矢は真っ直ぐにヨシたちのいる場所へと届いたのだ!
「この矢は・・・・」
その矢のおかげで、力は解き放たれた。
【なに?!侵入者?】
「ヨシ!皆さん!!」
颯爽と洗われたレイナ。
「レイナ・・・・」
驚きを隠せないヨシ。
「大丈夫ですか?」
「レイナ・・・・さん・・・・」
ヒロは傷つきゆっくりと倒れた。
「ヒロさん!!」
だが、みんなも傷ついているので動けないでいる。
【ちっ、邪魔者が入った】
カナは去っていった。
「・・・・に、逃げたな」
「・・・・・」
「みなさん、酷い怪我されていますね」
「助かったよ、レイナさん」
と、近づくゴウ。
「ゴウさん、私こそお礼を言います」
「えっ?どういうこと?」
「彼の力のおかげでこの場所に辿り着けました」
「・・・・まさか、レイナさんを呼んだのはゴウ・・・・なのか?」
と、マサが呟いたのを
「えっ?・・・」
ヨシはこの時初めて《嫉妬》をかんじた。
だが、真相は違うのにはまだ気づいていなかった。
「ヨシ、大丈夫?」
レイナはヨシを助けようとしたが・・・
「僕は大丈夫だ。みんなを見てやってくれ」
そう言ってヨシは立ち上がると自分の部屋へと戻って行ってしまった。
「みなさんも、とにかく中へ」
と、宿の中へとみんなは入った。
「ケン!?」
1人倒れ込んでいた。
「毒矢にやられた?まさか・・・・」
「まさかあの時に放たれた矢に毒が?」
「掠めただけだよ?だから、大丈夫。心配しないで?それに、ヨシさんのせいじゃないし・・・」
ヨシはそのことを影から聞いて、自分の未熟さに気付いてしまった。
「みなさん、ごめんなさい。僕のせいでこんな怪我をさせてしまって・・・・」
「ヒロさん、あの女(ひと)の力は一体・・・」
「恐らく彼女の本当の魂は別の場所にあるでしょう」
「魂だけ別の場所にいき、やつらは彼女の力だけを吸収したんです。」
「えぇ、聞いたことあります。実は生きている人間に取り付いた邪悪な力から一時的に守る方法よ」
「だけど、長い間その力を保つことは出来ません。自分が他の人間に乗り移るしか・・・・」
「それにしても正直油断してた。あの力の中に長いこといるのはしんどかったし・・・・」
そして、レイナはヨシが居ないことに気づき
「あの?そういえばヨシは?」
「彼なら自分の部屋に真っ直ぐに行きました」
「多分だけど、ケンのことで責任感じているのかもな」
「ケンさんは大丈夫。致死量には至ってないから。薬草が効いてるし、明日には大丈夫よ。みなさんもゆっくり休んで?」
そして・・・
「イテテ」
ヨシは1人包帯を巻こうとしていた。
「ヨシ、大丈夫?ダメよ、そんな怪我をしているくせに・・・・」
と、レイナはヨシのそばに駆け寄った。
「レイナ・・・・まだいたのか」
「まだ居たわよ!何よその言い方!」
「えっ・・すまない」
「1番心配していた人の手当をしていないんですもの・・・・」
「・・・・・」
1番心配?
僕を?
なぜ?
「ミュウ!!」
「あら、ミュウは無事でいたのね」
「レイナ、まだ彼らを・・・」
「いいから見せて」
「イテテ」
レイナは優しく包帯をまくと・・・
「こんな強がりばかりしていたら、ずっと心配でたまらないわ」
「別に心配などしてくれなくても」
「心配よ!」
レイナの泣きそうな顔にヨシは、
「レイナ、君が来てくれなかったらきっと僕たちは・・・・。だから、ありがとう・・・・」
と、レイナにお礼を言うと
「あっ!笑った!」
「えっ?」
笑ったつもりは無いが・・・
「ヨシ、今すごくいい顔してるね」
「僕は変わったか?」
「うん、すごく進歩した。優しい顔にもなったね」
「レイナ・・・・・」
「ん?」
少し見つめ合い、照れくさくなったヨシは
「お前は女らしくなったな」
と言った。
「何それ。わたし、女らしくなかったか?」
「いや、お前は俺が初めて・・・・」
なぜかまた見つめ合い、
「初めて?」
その先のセリフは?
「は、初めてちゃんと会話した女だ」
「えっ?」
な、なんてことだ。
「ヨシさん!!なんだよ!せっかくの二人きりなのに!!」
「ほんとほんと。ラブラブなのに」
「お、お前ら・・・・」
2人の様子を伺っていた5人がでてきた。
「くすっ。ねっ?みんな大丈夫でしょう?」
と、レイナは笑った。
「・・・あ、あぁ」
それ以上は何も言わないヨシだった。
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