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組織との戦い
心をひとつに
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「イオンさん、どうやってその、アジトにいくの?」
「えっ?考えてたんじゃなかったの?」
「みなさん、手をかざしてください」
「えっ、これって」
「みなさんは、わかりますか?」
「もしかして、テレポートって、やつですか?」
「ちゃんと、できるかな。」
「不安なのか?」
「う、宇宙の、果てとかにとばされたりしないよね?大丈夫だよね?」
「それ、ありえるかも。とくに、和彦兄さんは、無駄なこと考えるから」
「樹!」
「・・・・・」
「昌也兄さん、そこで、黙らないでよ~」
「和彦さん、落ち着いて?ねっ?」
「不思議だな~。イオンさんに、言われるとできる気がする」
「お前さ、こないだまでイナンさんに、お熱だったのに」
「そ、それは、いまでも、変わらないよ。けど・・・・」
「誰かを助けたいって気持ちを持ってれば助けられるよ。だから、クリスタルが、あのとき浄化したんじゃないのか?」
と、昌也兄さん。
「そうよ。あなたたちのように、常に仲間を思う気持ちを持っていれば誰にでも浄化できるのよ」」
「そう仲間を思う気持ち。家族を思う気持ち。誰かを、大切に思う気持ち・・・・・やつらには、一生わからないことなのかもしれないね。俺たちを、ただの動かすロボットとしか見てないやつらには・・・」
「あなたたちのように、心が繋がっている人がいれば、仲間がいたら、彼女は、そんなこと、考えなかったのかもしれないわね。」
「よし、見せてやろうぜ!俺たちの、団結の強さを!
「よし、行こうよ!いまなら、きっと大丈夫だ。」
四人は、手をかざした。
「目を瞑って、集中して」
イオンさんの掛け声が、聞こえる。
心を、ひとつに!
そのころ、
「武司、準備はいい?」
「いつでも、オッケー」
「おい!そこの者!」
兵士らしきひとが、俺たちの存在に気づいてしまった!
「えっと、怪しいやつではありませんよ?」
なぜだか、そう答えている博己兄さん。
「お前、どうして抜け出した」
そいつは、武司に、棒を向けている。
どうやら、作戦は、成功したようだ。
「えっ?俺?」
(武司、やつらはお前をレンさんと思ってるよ!チャンスだ)
耳打ちする博己兄さん。
(そっか、そうだった)
「悪いなー、研究に必要なものがあって、レンのことさがしていたんだ。おれは、レンの友人だ。呼び出してすまなかった」
「戻れ!ルキア様に、叱られるぞ」
(なるほど、そしきの、女の名前は・・・ルキア・・・・)
「お前、ほんとにレンの友人か?」
「る、ルキア様にも、用があるんだよ。彼に、案内を頼んでいてね・・・・」
「レンを、部屋に連れ戻せ!俺が、ルキア様のところに案内してやる」
(待って!武司!これを)
博己は、武司に、メモ紙をわたすと、
「うまくやれよ?」
と、小声で言った。
「そっちも、気をつけて」
こちらも、小声で言った。
そして、
「お前、ルキア様に、何のようだ?怪しすぎる」
「いいから、案内しろよ」
かれは、眼鏡をとる。
「おまえ、コードネーム19・・・博巳」
「ご名答。よく、覚えててくれたね」
博巳は、サッカーボールを取り出し、うしろにいる、兵士たちにあてた。
「悪いけど、こう見えてサッカー得意なんだよね。あんたも、こうなりたい?」
うしろで、おとが、聞こえてきた。
「お、おまえも、ルキアさまに、殺されればいいんだ」
やつが、倒れてる。
「博己兄さん、ヤル気満々だね。さっすが」
と、呟いてしまった。
「なにか、言ったか?」
「い、いえ、な・・・・なにも」
やべぇ、ばれるかも。
「お前の部屋は、ここだ💢」
「すいませんねー、方向音痴なもんで」
「ここから、出るなと言ってあるはずだ」
ギロリと睨む兵士。
「あっれー?そうだっけ?」
ば、バレないのも不思議だ
と、思っていたら
「つべこべ言わずにはいれ!」
ドンっと、背中を押される。
「うわっ!」
その勢いでこけてしまう武司。
「イッテーな。もう少し丁寧に扱えよな。おれは、レンさんじゃないっつーの」
まぁ、これも作戦だけとな。
に、しても、すっげー本の量。
頭いたくなりそうだ。
「誰だ!そこにいるのは」
声がした。
振り向くと
「えっ?誰って・・・・」
そこにいたのは」・・・
「君は、誰だ・・・」
武司は、驚いた。
自分に、似てる?人物・・・がいる。
「俺?じゃない」
「えっ?」
「あなたが、レンさん・・・・?」
武司は、落着きを、戻したようだ。
「そうだ。俺が、レンだ。」
「俺の名前は、緒方武司。俺たちのここに、組織が狙うクリスタルが、あるらしい」
「まさか、君が?」
「そう、あなたが、作ったクリスタルらしいぜ」
「・・・・君たちのなかに、あの、クリスタルが。」
「あんたが、ここにいるのは、なんでだ?イナンさんや、イオンさんが、あんたを、探しているんだ。あんたが、ここにいるから、二人は苦しんでる。ここから、抜け出そう。俺は、そのためにあんたに、なりすましてきたんだ。そして、いま、俺の仲間が・・・兄さんが、ルキアって、女に会おうとしている!」
「ルキアに?」
「ここから、抜け出して、イナンさんと、イオンさんに謝ってくれよ」
「イナンと、イオン・・・彼女たちの力を利用しようとしているのは、ルキアだけじゃない。この俺も・・・・」
「レンさん!いーから、ここから、逃げよう!俺の大事な仲間が、危険な目にあってるんだから!」
「でも・・・」
「あんたは、逃げるのか?イナンさんやイオンさんを守るために、あんたは、生きてきたんじゃないのかよ!」
「・・・・・」
「なんとか、言ってくださいよ!」
「君たちの、クリスタルは、ここにあるよ」
レンさんは、手のひらを見せると、たしかに、クリスタルがある。
「えっ?なんで、あんの。えっ?どういうこと?」
混乱する武司。
「このクリスタルは、あの日・・・わたしが、故意にバラバラにした。」
「故意ってことは、わざと?何のために?」
「巻き込んですまない。」
「待てよ?その、クリスタルが、そこにあるなら、敵が狙うクリスタルって、どこにあるんだよ」
「ここに、戻ってきたのは、君たちの心の中で浄化したからだ」
「でも、浄化するには、イナンさんやイオンさんの、力が必要なんでしょ?」
「君たちの、誰かを思う気持ちが、浄化させたんだ」
「そういえば、みんなのいろんな気持ちが流れ込んできた。クリスタルが、繋がってる証拠だって聞いた」
「君たちには、そういう気持ちがあるんだな。だから、いつでも、繋がっているんだ私たちは、生きるロボットにしか、すぎない・・・姿、かたちは、似ていても。」
「レンさんは、少なくとも守るべき人がいるだろ?あんたの帰りを待ってるイオンさんや、イナンさん、城のみんなが、あんたを、待ってるんだよ!だから、一緒に帰ろう?」
「あぁ、そうだ。ありがとう。武司くん」
「ルキアのところに、案内して!」
「あぁ。」
ふたりは、走り出した。
そして・・・・
「やっと、着いたぁー。」
湖から上がり、びしょ濡れだ。
「・・・・・・・」
「イナン?どうやって、息できるように・・・・
ドサッ
イナンは、倒れてしまった
「イナン!イナンってば!」
彼女は、気を失っている。それどころか苦しそうだ。
まさか、イナン、僕を助けるために?
「・・・・・・・」
「イナン?まだ、君は、本物のレンさんに会えてないんだよ?目的を果たせてないよ?」
「フフフ」
どこからか、気味悪い声が聞こえる。
「バカだよ、君は。僕を助けるために・・・・
」
貴重な力を使うなんて・・・・
僕なんかのために・・・・
「こんなところで、死なせないよ?」
僕は、静かにイナンに唇をあてた。
レンさんじゃなくて、ごめん。でも、君を助けるには、こうするしかないから・・・・
「イナン!頼むから、目を開けてよ!イナン!!」
「・・・・・けん・・・と?」
「イナン・・・・」
「わたし・・・・」
「良かった~イナン。生きてて良かった。」
僕は、思わずイナンを抱き締めた。
「健斗が、助けてくれたの?」
「君は、僕を助けるために力を使いすぎなんだよ。もっと、自分のこと考えなよ」
「ご、ごめんなさい」
「とにかく、良かった。二人とも、無事で良かった。ほら、イナンを死なせたら、王様や、イオンさんに、叱られちゃうしね」
「・・・・・ありがとう、健斗」
「ところでさー、なんか、変なところに着いたみたいだけど?」
「ここが、組織の敷地・・・ここは、裏の入り口よ」
「も、もしかして、もう、調べてきたの?」
「健斗、聞いたじゃない。その、組織の女は、知り合いかって。」
「うん、聞いたけど・・・・」
「その通りよ。彼女は、わたしも、イオンも、よく知ってる人物」
「えっ?本当に?」
「とにかく、いきましょう」
「イナン・・・体はもう、大丈夫なの?」
「あなたたちと違って丈夫なの。」
「あっ、そう、そうなんだ・・・・」
「なにを、赤くなってるの?」
「き、気にしないで」
(さっきのキス・・・・(人工呼吸ともいう)は、黙っておこう。僕だけの秘密)
「変な、健斗」
「そ、それより、大丈夫なの?普通に入って、なんか、仕掛けとかありそうだけど」
「慎重に、いきましょう」
「う、うん。」
僕とイナンは、警戒しながら、裏口を入ったんだ。
そのころ、博巳は、ルキアの部屋にたどり着いたみたいで。
「あなたの方から、来てくれるなんて光栄だわ」
ショートカットの女は、言った。
「あなたのような人が、人を操るなんてね」
「渡してくれるんでしょう?あなたの中のクリスタル。」
「残念ながら、それは、できないみたいなんだよね~」
「なんですって」
「あなたが、捕らえてるレンさんと、僕の仲間が言うには、
「クリスタルは、僕らの中で浄化して
もう、ないんだよね~」
「お前!?レン!どうやって」
「俺は、レンさんじゃねぇよ。あんたが狙ってるコードネーム21番武司だよ。」
「でたらめだ!」
「あんたがいってるレンさんは、こっちだぜ?」
「・・・・!?」
「もう、貴女の好きにはさせないよ」
「俺たちの仲間が、すぐ、到着するってさ」
「あなたに、手荒な真似はしたくないんだ」
「あんたが、していること、今すぐやめれば、この世界はよくなる。」
「貴女自身も、変われるはずです。あなたには、心と言うものがないのか?共にいきようとは思わないんですか?」
「共にいきる?お前たちのように、何の力もなく生きるのはごめんよ」
「そんな力、なくたっていーだろ?」
「昌也兄さん、和彦兄さん、樹!イオンさん!」
「お待たせー」
「あんた、女なんだろ?もっと、女らしくしないと、レンさんに嫌われるよ?」
「ど、どうやって、ここへ来た!」
「ルキア!もう、やめて!」
「イオン・・・・やっぱり、あなたが・・・」
「イオン・・・・・」
「イオン、貴女の力をちょうだい!そうすれば・・・・」
「なんで、そんな悲しい生き方しかできないんだよ!」
「俺たち、地球人は、そんな力なくても、生きていけるぜ?信じられる仲間が近くにいるから。」
「ルキア、お願い、目を覚まして!彼らのように、生きましょう?いつも、笑っていられるそそんな、生活してみましょうよ。幸せを、感じてみましょうよ」
「イナンと、イオン。貴方たちが、憎いの。ただ、それだけよ」
「それだけのために、いろんな人、犠牲にしてたって言うのか?」
「関係ないわよ、わたしには」
「関係ある!!」
そのとき、いつきは、大きな声を張り上げた。
「生きたくても、いきれずに、死んでいく人だっているんや・・・・・」
すごく切なそうに訴える
「い、樹の言う通りだ。人間を、地球人をなめるんじゃねぇよ!」
負けずに、和彦も、声を出す。
「あんたも、同じ人間なら、わかるんじゃねぇの?人間の、心は、強くて温かいってこと」
「誰かを、思う気持ちは、ひとそれぞれちがうこと、わからないのかよ!」
「そんな綺麗事、並べてもわたしの心は、変わらないよ。人間は、裏切ったら、きっとその人を恨むんだよ。」
「全部、そうとは、限らないだろ?あなたに・・・・
「あら、そうかしら。ここにまだ、来ていない二人がいるじゃない。」
「・・・・・・!?」
「あの二人を、呪ってやるんだから!」
「やめろ!!」
「イナンは、さっき、健斗ってやつのために力を使い果たしたわ。だから、わたしの術に、かかってるはずよ」
「やめて!ルキア!」
「やめるんだ、ルキア」
「まさか、健斗を・・・」
「イナンは、健斗を、殺すわ。」
「そんな・・・・」
「健斗・・・」
「・・・健斗は、守るよ、イナンさんを、絶対守るよ!おれは、信じるよ」
そう言ったのは、和彦だった。
「そうだな。」
「そんな、かんたんに、信じられるの?」
「俺たちは、信じるよ。大事な弟だし、それに、かれは、イナンさんを大切に思っているから。」
「だから、信じられる」
5人は、口を揃えてそう言った
「貴方たちで試してあげましょうか」
「ルキア、やめるんだ。彼らのクリスタルは、もうない!」
「貴方たちは、ここで、死ぬのよ。何の力もないんだから」
ルキアは、呪文を、唱え始める。
「さぁ、止めて見せなさいよ」
「んなこと、できるわけないじゃん」
「こ、このままじゃ、飛ばされる」
「ルキア!とめて!お願い!!」
すごい力のかぜが、吹いてきている
イオンさんは、必死にとめようとしてくれている。
「イオンさん、こんなときまで頼ってごめんなさい」
「健斗さんは、きっと、イナンの力を取り戻してくれる。わたしも、信じます。二人はたとえ操られてもこころが、通じあってるはずです。
「イオン、ごめん。わたしのせいで」
「レン・・・・」
「彼らのクリスタルは、、わたしのもとへ、戻ってきた。」
「・・・5つしかない・・・・」
「そうなんです。残るひとつは、健斗くんのなんだ。」
「健斗、最後まで、イナンさんを守ってやれよ?おまえにしかできないんだからな?」
「フフフ、どこまで、もつかしらね」
「耐えて見せる!そして、みせてやるよ!」
~俺たちの、信じる心の強さを!!~
「えっ?考えてたんじゃなかったの?」
「みなさん、手をかざしてください」
「えっ、これって」
「みなさんは、わかりますか?」
「もしかして、テレポートって、やつですか?」
「ちゃんと、できるかな。」
「不安なのか?」
「う、宇宙の、果てとかにとばされたりしないよね?大丈夫だよね?」
「それ、ありえるかも。とくに、和彦兄さんは、無駄なこと考えるから」
「樹!」
「・・・・・」
「昌也兄さん、そこで、黙らないでよ~」
「和彦さん、落ち着いて?ねっ?」
「不思議だな~。イオンさんに、言われるとできる気がする」
「お前さ、こないだまでイナンさんに、お熱だったのに」
「そ、それは、いまでも、変わらないよ。けど・・・・」
「誰かを助けたいって気持ちを持ってれば助けられるよ。だから、クリスタルが、あのとき浄化したんじゃないのか?」
と、昌也兄さん。
「そうよ。あなたたちのように、常に仲間を思う気持ちを持っていれば誰にでも浄化できるのよ」」
「そう仲間を思う気持ち。家族を思う気持ち。誰かを、大切に思う気持ち・・・・・やつらには、一生わからないことなのかもしれないね。俺たちを、ただの動かすロボットとしか見てないやつらには・・・」
「あなたたちのように、心が繋がっている人がいれば、仲間がいたら、彼女は、そんなこと、考えなかったのかもしれないわね。」
「よし、見せてやろうぜ!俺たちの、団結の強さを!
「よし、行こうよ!いまなら、きっと大丈夫だ。」
四人は、手をかざした。
「目を瞑って、集中して」
イオンさんの掛け声が、聞こえる。
心を、ひとつに!
そのころ、
「武司、準備はいい?」
「いつでも、オッケー」
「おい!そこの者!」
兵士らしきひとが、俺たちの存在に気づいてしまった!
「えっと、怪しいやつではありませんよ?」
なぜだか、そう答えている博己兄さん。
「お前、どうして抜け出した」
そいつは、武司に、棒を向けている。
どうやら、作戦は、成功したようだ。
「えっ?俺?」
(武司、やつらはお前をレンさんと思ってるよ!チャンスだ)
耳打ちする博己兄さん。
(そっか、そうだった)
「悪いなー、研究に必要なものがあって、レンのことさがしていたんだ。おれは、レンの友人だ。呼び出してすまなかった」
「戻れ!ルキア様に、叱られるぞ」
(なるほど、そしきの、女の名前は・・・ルキア・・・・)
「お前、ほんとにレンの友人か?」
「る、ルキア様にも、用があるんだよ。彼に、案内を頼んでいてね・・・・」
「レンを、部屋に連れ戻せ!俺が、ルキア様のところに案内してやる」
(待って!武司!これを)
博己は、武司に、メモ紙をわたすと、
「うまくやれよ?」
と、小声で言った。
「そっちも、気をつけて」
こちらも、小声で言った。
そして、
「お前、ルキア様に、何のようだ?怪しすぎる」
「いいから、案内しろよ」
かれは、眼鏡をとる。
「おまえ、コードネーム19・・・博巳」
「ご名答。よく、覚えててくれたね」
博巳は、サッカーボールを取り出し、うしろにいる、兵士たちにあてた。
「悪いけど、こう見えてサッカー得意なんだよね。あんたも、こうなりたい?」
うしろで、おとが、聞こえてきた。
「お、おまえも、ルキアさまに、殺されればいいんだ」
やつが、倒れてる。
「博己兄さん、ヤル気満々だね。さっすが」
と、呟いてしまった。
「なにか、言ったか?」
「い、いえ、な・・・・なにも」
やべぇ、ばれるかも。
「お前の部屋は、ここだ💢」
「すいませんねー、方向音痴なもんで」
「ここから、出るなと言ってあるはずだ」
ギロリと睨む兵士。
「あっれー?そうだっけ?」
ば、バレないのも不思議だ
と、思っていたら
「つべこべ言わずにはいれ!」
ドンっと、背中を押される。
「うわっ!」
その勢いでこけてしまう武司。
「イッテーな。もう少し丁寧に扱えよな。おれは、レンさんじゃないっつーの」
まぁ、これも作戦だけとな。
に、しても、すっげー本の量。
頭いたくなりそうだ。
「誰だ!そこにいるのは」
声がした。
振り向くと
「えっ?誰って・・・・」
そこにいたのは」・・・
「君は、誰だ・・・」
武司は、驚いた。
自分に、似てる?人物・・・がいる。
「俺?じゃない」
「えっ?」
「あなたが、レンさん・・・・?」
武司は、落着きを、戻したようだ。
「そうだ。俺が、レンだ。」
「俺の名前は、緒方武司。俺たちのここに、組織が狙うクリスタルが、あるらしい」
「まさか、君が?」
「そう、あなたが、作ったクリスタルらしいぜ」
「・・・・君たちのなかに、あの、クリスタルが。」
「あんたが、ここにいるのは、なんでだ?イナンさんや、イオンさんが、あんたを、探しているんだ。あんたが、ここにいるから、二人は苦しんでる。ここから、抜け出そう。俺は、そのためにあんたに、なりすましてきたんだ。そして、いま、俺の仲間が・・・兄さんが、ルキアって、女に会おうとしている!」
「ルキアに?」
「ここから、抜け出して、イナンさんと、イオンさんに謝ってくれよ」
「イナンと、イオン・・・彼女たちの力を利用しようとしているのは、ルキアだけじゃない。この俺も・・・・」
「レンさん!いーから、ここから、逃げよう!俺の大事な仲間が、危険な目にあってるんだから!」
「でも・・・」
「あんたは、逃げるのか?イナンさんやイオンさんを守るために、あんたは、生きてきたんじゃないのかよ!」
「・・・・・」
「なんとか、言ってくださいよ!」
「君たちの、クリスタルは、ここにあるよ」
レンさんは、手のひらを見せると、たしかに、クリスタルがある。
「えっ?なんで、あんの。えっ?どういうこと?」
混乱する武司。
「このクリスタルは、あの日・・・わたしが、故意にバラバラにした。」
「故意ってことは、わざと?何のために?」
「巻き込んですまない。」
「待てよ?その、クリスタルが、そこにあるなら、敵が狙うクリスタルって、どこにあるんだよ」
「ここに、戻ってきたのは、君たちの心の中で浄化したからだ」
「でも、浄化するには、イナンさんやイオンさんの、力が必要なんでしょ?」
「君たちの、誰かを思う気持ちが、浄化させたんだ」
「そういえば、みんなのいろんな気持ちが流れ込んできた。クリスタルが、繋がってる証拠だって聞いた」
「君たちには、そういう気持ちがあるんだな。だから、いつでも、繋がっているんだ私たちは、生きるロボットにしか、すぎない・・・姿、かたちは、似ていても。」
「レンさんは、少なくとも守るべき人がいるだろ?あんたの帰りを待ってるイオンさんや、イナンさん、城のみんなが、あんたを、待ってるんだよ!だから、一緒に帰ろう?」
「あぁ、そうだ。ありがとう。武司くん」
「ルキアのところに、案内して!」
「あぁ。」
ふたりは、走り出した。
そして・・・・
「やっと、着いたぁー。」
湖から上がり、びしょ濡れだ。
「・・・・・・・」
「イナン?どうやって、息できるように・・・・
ドサッ
イナンは、倒れてしまった
「イナン!イナンってば!」
彼女は、気を失っている。それどころか苦しそうだ。
まさか、イナン、僕を助けるために?
「・・・・・・・」
「イナン?まだ、君は、本物のレンさんに会えてないんだよ?目的を果たせてないよ?」
「フフフ」
どこからか、気味悪い声が聞こえる。
「バカだよ、君は。僕を助けるために・・・・
」
貴重な力を使うなんて・・・・
僕なんかのために・・・・
「こんなところで、死なせないよ?」
僕は、静かにイナンに唇をあてた。
レンさんじゃなくて、ごめん。でも、君を助けるには、こうするしかないから・・・・
「イナン!頼むから、目を開けてよ!イナン!!」
「・・・・・けん・・・と?」
「イナン・・・・」
「わたし・・・・」
「良かった~イナン。生きてて良かった。」
僕は、思わずイナンを抱き締めた。
「健斗が、助けてくれたの?」
「君は、僕を助けるために力を使いすぎなんだよ。もっと、自分のこと考えなよ」
「ご、ごめんなさい」
「とにかく、良かった。二人とも、無事で良かった。ほら、イナンを死なせたら、王様や、イオンさんに、叱られちゃうしね」
「・・・・・ありがとう、健斗」
「ところでさー、なんか、変なところに着いたみたいだけど?」
「ここが、組織の敷地・・・ここは、裏の入り口よ」
「も、もしかして、もう、調べてきたの?」
「健斗、聞いたじゃない。その、組織の女は、知り合いかって。」
「うん、聞いたけど・・・・」
「その通りよ。彼女は、わたしも、イオンも、よく知ってる人物」
「えっ?本当に?」
「とにかく、いきましょう」
「イナン・・・体はもう、大丈夫なの?」
「あなたたちと違って丈夫なの。」
「あっ、そう、そうなんだ・・・・」
「なにを、赤くなってるの?」
「き、気にしないで」
(さっきのキス・・・・(人工呼吸ともいう)は、黙っておこう。僕だけの秘密)
「変な、健斗」
「そ、それより、大丈夫なの?普通に入って、なんか、仕掛けとかありそうだけど」
「慎重に、いきましょう」
「う、うん。」
僕とイナンは、警戒しながら、裏口を入ったんだ。
そのころ、博巳は、ルキアの部屋にたどり着いたみたいで。
「あなたの方から、来てくれるなんて光栄だわ」
ショートカットの女は、言った。
「あなたのような人が、人を操るなんてね」
「渡してくれるんでしょう?あなたの中のクリスタル。」
「残念ながら、それは、できないみたいなんだよね~」
「なんですって」
「あなたが、捕らえてるレンさんと、僕の仲間が言うには、
「クリスタルは、僕らの中で浄化して
もう、ないんだよね~」
「お前!?レン!どうやって」
「俺は、レンさんじゃねぇよ。あんたが狙ってるコードネーム21番武司だよ。」
「でたらめだ!」
「あんたがいってるレンさんは、こっちだぜ?」
「・・・・!?」
「もう、貴女の好きにはさせないよ」
「俺たちの仲間が、すぐ、到着するってさ」
「あなたに、手荒な真似はしたくないんだ」
「あんたが、していること、今すぐやめれば、この世界はよくなる。」
「貴女自身も、変われるはずです。あなたには、心と言うものがないのか?共にいきようとは思わないんですか?」
「共にいきる?お前たちのように、何の力もなく生きるのはごめんよ」
「そんな力、なくたっていーだろ?」
「昌也兄さん、和彦兄さん、樹!イオンさん!」
「お待たせー」
「あんた、女なんだろ?もっと、女らしくしないと、レンさんに嫌われるよ?」
「ど、どうやって、ここへ来た!」
「ルキア!もう、やめて!」
「イオン・・・・やっぱり、あなたが・・・」
「イオン・・・・・」
「イオン、貴女の力をちょうだい!そうすれば・・・・」
「なんで、そんな悲しい生き方しかできないんだよ!」
「俺たち、地球人は、そんな力なくても、生きていけるぜ?信じられる仲間が近くにいるから。」
「ルキア、お願い、目を覚まして!彼らのように、生きましょう?いつも、笑っていられるそそんな、生活してみましょうよ。幸せを、感じてみましょうよ」
「イナンと、イオン。貴方たちが、憎いの。ただ、それだけよ」
「それだけのために、いろんな人、犠牲にしてたって言うのか?」
「関係ないわよ、わたしには」
「関係ある!!」
そのとき、いつきは、大きな声を張り上げた。
「生きたくても、いきれずに、死んでいく人だっているんや・・・・・」
すごく切なそうに訴える
「い、樹の言う通りだ。人間を、地球人をなめるんじゃねぇよ!」
負けずに、和彦も、声を出す。
「あんたも、同じ人間なら、わかるんじゃねぇの?人間の、心は、強くて温かいってこと」
「誰かを、思う気持ちは、ひとそれぞれちがうこと、わからないのかよ!」
「そんな綺麗事、並べてもわたしの心は、変わらないよ。人間は、裏切ったら、きっとその人を恨むんだよ。」
「全部、そうとは、限らないだろ?あなたに・・・・
「あら、そうかしら。ここにまだ、来ていない二人がいるじゃない。」
「・・・・・・!?」
「あの二人を、呪ってやるんだから!」
「やめろ!!」
「イナンは、さっき、健斗ってやつのために力を使い果たしたわ。だから、わたしの術に、かかってるはずよ」
「やめて!ルキア!」
「やめるんだ、ルキア」
「まさか、健斗を・・・」
「イナンは、健斗を、殺すわ。」
「そんな・・・・」
「健斗・・・」
「・・・健斗は、守るよ、イナンさんを、絶対守るよ!おれは、信じるよ」
そう言ったのは、和彦だった。
「そうだな。」
「そんな、かんたんに、信じられるの?」
「俺たちは、信じるよ。大事な弟だし、それに、かれは、イナンさんを大切に思っているから。」
「だから、信じられる」
5人は、口を揃えてそう言った
「貴方たちで試してあげましょうか」
「ルキア、やめるんだ。彼らのクリスタルは、もうない!」
「貴方たちは、ここで、死ぬのよ。何の力もないんだから」
ルキアは、呪文を、唱え始める。
「さぁ、止めて見せなさいよ」
「んなこと、できるわけないじゃん」
「こ、このままじゃ、飛ばされる」
「ルキア!とめて!お願い!!」
すごい力のかぜが、吹いてきている
イオンさんは、必死にとめようとしてくれている。
「イオンさん、こんなときまで頼ってごめんなさい」
「健斗さんは、きっと、イナンの力を取り戻してくれる。わたしも、信じます。二人はたとえ操られてもこころが、通じあってるはずです。
「イオン、ごめん。わたしのせいで」
「レン・・・・」
「彼らのクリスタルは、、わたしのもとへ、戻ってきた。」
「・・・5つしかない・・・・」
「そうなんです。残るひとつは、健斗くんのなんだ。」
「健斗、最後まで、イナンさんを守ってやれよ?おまえにしかできないんだからな?」
「フフフ、どこまで、もつかしらね」
「耐えて見せる!そして、みせてやるよ!」
~俺たちの、信じる心の強さを!!~
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そして8月の夜、前田は目撃する。 海に下ろされる巨大な「何か」を。
記者が追った真実は、国家が仕組んだ壮大な虚構だった。 疑念こそが武器となり、嘘が現実を変える——
これは、情報戦の時代に問う、現代SF政治サスペンス。
【全17話完結】
勇者の様子がおかしい
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だが、ある夜。
仲間のひとりは、決定的な違和感に気づいてしまう。
――勇者は、男ではなかった。
女であることを隠し、勇者として剣を振るうマルク。
そして、その秘密を知りながら「知らないふり」を選んだ仲間。
正体を隠す者と、真実を抱え込む者。
交わらぬはずの想いを抱えたまま、旅は続いていく。
これは、
「勇者であること」と
「自分であること」のあいだで揺れる物語。
アガルタ・クライシス ―接点―
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聖女様はそれから2回代替わりをし、数年前に3回目の代替わりをしたばかりで、英雄様は数え切れないぐらい替わってる。
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俺は、なんとしても、聖女様のすぐ隣に居たい。
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