魔女っ子になるのはムリそうなので、幼馴染を魔法使いにします!~処女と童貞の焦らしプレイ~

かみゅG

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平日1

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 昨日は有意義な休日でした。
 ソラ子の載った雑誌を買うのが、今から楽しみです。
 同じ雑誌には女番長さんも載る予定です。
 女番長さんからは連絡先を教えてもらったので、載ったら連絡してみましょう。
 モデルデビューをみんなでお祝いするのも、いいかも知れません。
 女番長さんはツンデレなので照れるでしょうが、きっと喜ぶはずです。
 とはいえ、その雑誌ができるのは、もう少し先のことです。
 今日はいつものように学校へ通います。

「おはよう、ソラ」
「おはよう、キララ」
「おっす、キララ」

 朝、家を出ると、ちょうどソラも家を出てきたところでした。
 オマケのリクも隣にいます。
 二人+オマケで朝の道を歩きます。

「ソラ、昨日は楽しかったわね」
「うん。でも、ちょっと恥ずかしかったかな」

 ソラと楽しく会話していると、不機嫌そうなリクが混ざってきます。

「二人で遊びにでも行ってきたのか? ズルイぞ。俺も誘えよ」
「リクは部活があったのでしょう? ムリじゃない」
「そうだけどよ」

 どうもリクは、私とソラが遊びに行ったと思って、拗ねているようです。
 けれど、別に遊びに行ったわけではありません。
 もともとは、私はモデルのお仕事、ソラはその見学の予定だったのです。
 ソラもモデルのお仕事をすることになったのは成り行きですが、どちらにしろ、遊んでいたわけではありません。

「リク、遊びに行ってきたわけじゃないよ。キララと一緒に――」
「ソラ、それは内緒にしておいた方がいいのではないかしら?」

 ソラがそのことを説明しようと口を開きかけますが、私はそれを制止します。
 昨日は、ソラのモデルデビューだったのです。
 大切な記念です。
 日常会話で話してしまうのは、もったいないです。
 ソラが載った雑誌ができてから教えてあげた方が、リクも驚くと思います。
 サプライズというやつです。

「なんだよ。俺には秘密かよ」

 私がソラが話すのを止めたので、リクはすっかり拗ねてしまいました。
 けれど、意地悪をしているわけではありません。
 サプライズのために仕方ないのです。

「うーん、ごめんね、リク」

 でも、ソラはちょっと困った顔をしています。
 私の言葉に従いつつも、リクが拗ねているのが気になっているのでしょう。
 少しフォローしておくことにします。

「心配しなくても、いずれリクにも見せてあげるわよ。きっと興奮して夜眠れなくなるわよ」

 そのくらい、昨日のソラ子は可愛かったのです。
 お披露目するのが、今から楽しみです。
 当日まで期待して待っていた方が、楽しさも倍増すると思います。
 そう思って、少しだけ教えてあげたというのに、リクは不機嫌そうなままでした。

「二人でいかがわしいことをしている様子でも見せてくれるってのか? 俺に覗きの趣味はないぞ」

 どうやら、リクはいやらしいことを想像したようです。
 これだから、ヤリチンはいけません。
 なんでも、性的なことに結び付けます。
 むっ。
 気付いてしまいました。
 ソラ子の可愛い姿をリクに見せるのは危険ではないでしょうか。
 性別や血の繋がりを超えて惚れてしまうかも知れません。
 そして、ヤリチンが惚れた場合、惚れた相手にすることは決まっています。
 いけません。
 ソラ子の貞操がピンチです。
 しかも、ソラ子とリクは一つ屋根の下で暮らしているのです。
 逃げ場がありません。

「やっぱり、リクに見せるのは止めておきましょう」

 私はそう判断しました。
 サプライズよりもソラ子の貞操の方が大切です。
 しかし、私の言葉を聞いて、リクは不機嫌の度合いを強めます。

「……絶対見る。一度見せると言ったんだから、絶対見せてもらうからな」

 見たくなさそうな態度だったのに、私が見せないといったら見たがるなんて、駄々っ子みたいです。
 いえ、それなら、まだマシです。
 もしかしたら、すでにソラ子の貞操を狙っているのかも知れません。
 そんなこと許しません。

「この鬼畜! 双子の兄弟に対して発情するなんて、人の道を踏み外して恥ずかしくないの!」

 私はソラを背後に庇いながら叫びます。
 私の叫び声は、静かな朝の景色に響き渡りました。

「こ、こらキララ。人聞きの悪いことを言うな。近所に聴こえたらどうする」
「触るな、腐れ外道!」

 リクが周囲を気にしながら、私の口を塞ごうとしてきます。
 私はそれを、ぺちっと叩き落とします。
 私達の様子を、通勤通学のために道を歩いている人達が、ちらちらと見ていきます。
 リクはその視線を気にしながら、ソラに話しかけます。

「ソ、ソラ。おまえ、キララに何されたんだよ」
「何って……ぽっ」
「ホントに何されたんだよ!?」

 そんな会話をしながら、私達は学校に向かいました。
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