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021.町での生活(日常と非日常)
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住むところが見つかった。
仕事が見つかった。
とりあえず、飢えて死ぬ心配はなくなった。
町での生活に慣れてくると、心にも余裕が出てくる。
心に余裕が出てくると、頭に浮かぶのは、昔のことだ。
昔を懐かしむほど歳はとっていないけど、それでも以前とは生活が変わった。
だから、昔と言っていいと思う。
「みんな、今頃どうしているかなぁ」
モモが呟く。
『みんな』が誰のことを指しているのかは、聞かなくても分かった。
孤児院にいた子供達のことだ。
「きっと元気にやっているわよ」
モモが懐かしそうに呟いたのに対して、ユズはさっぱりした様子で返事を返す。
「私達でも、こうして仕事にありつけて生活できているんだから、男手がある向こうは、もっといい生活をしているかもね」
それほど心配している様子はない。
もう過去のことだと割り切っているように、私には聞こえた。
それは、ユズだけでなく、モモにしても同じことだ。
「そうだね。そのうち、町で会うかも知れないね」
捜そうとは言わない。
ただ、懐かしんでいるだけだ。
孤児院のみんなを心配しすぎて落ち込む姿は見たくないけど、少しあっさりし過ぎじゃないだろうか。
だから、私は尋ねてしまう。
「二人とも、みんなを捜して、一緒に暮らしたいとは思わないの?」
私がそう尋ねると、モモは少し寂しそうに、ユズは割り切った表情で、それぞれ答えてくる。
「一緒に暮らせたらいいけど、いつまでも一緒にはいられないしね」
「働けるようになったら、孤児院から出て行くのが普通なのよ。それが早いか遅いかだけ」
そういうものなのだろうか。
きっと、そういうものなのだろう。
私は孤児院に一時的にいただけだ。
孤児院のルールにそれほど詳しくは無い。
けど、予想はできる。
孤児院は本来、親がいない子供が飢えて死なないように保護するところだ。
当然、いつまでも面倒をみるわけじゃない。
そんなことをしていたら、働かない大人になってしまうだろう。
だから、働くことができて、飢えて死ななくなったら、自立しなければならない。
そういうことなのだろう。
でも、それが分かっても、なお気になることがある。
「みんなと一緒に暮らすのは無理でも、ユズはピーマンと一緒に暮らしたいとは思わないの?」
「ピーマンと? なぜ?」
「なぜって……」
ユズが、なぜ私がそんなことを言うのか、分からないといった感じで尋ね返してくる。
けど、私からすれば、なぜユズがそんな反応なのかが、分からない。
「だって、ピーマンと恋人じゃなかったの?」
「私とピーマンが恋人? ……ああ、見るか聴くか、していたのね」
私の言葉にユズが驚いた顔をしたけど、少し考えて、私がそう言い出した理由に思い当たったようだ。
やっぱり、孤児院のユズの部屋の前で私が聴いた声は、『そういうこと』をしていた声だったらしい。
否定することもなく、ユズはそのことを認める。
「アレはそういうのじゃないわ。孤児院は娯楽が少ないからね」
「……娯楽でああいうことをしていたの?」
「そうよ」
誤魔化す様子も無く、ユズは頷く。
「それに、将来、仕事をするときに役立つ可能性もあるからね。色々とテクニックを磨いていたってわけ」
その仕事とは、メイドカフェでやっているようなご奉仕の仕事じゃないのだろう。
もっと深い意味で、男性にご奉仕する仕事のことだと思う。
仲がよさそうにみえた孤児院の子供達。
だけど、その仲のよさは、いつかくる別れと、将来の別の相手を見据えたものだったのかも知れない。
「もっとも、嫌いな相手とはシたくないからね。ピーマンのことは、好きだったわよ」
私が微妙な表情をしていたからだろうか。
ユズが私に少しおどけた様子で、そう言ってきた。
「身体の相性もよかったしね」
そして、にっこりと微笑んだ。
モモとユズとの会話が終わって、でも私はまだ考え事をしていた。
二人は口にしなかった。
だから、私も口にしなかった。
でも、二人とも忘れてはいないと思う。
私も忘れていない。
孤児院の子供達が姿を消したときの状況。
あれは絶対に普通じゃなかった。
だって、私達が孤児院を出て森にいた僅かの間に、忽然と姿を消したのだから。
姿を消した子供達の荷物は、部屋に置かれたままだった。
冬の森。
何も持たずに雪の森を歩くのは、自殺行為だ。
だから、子供達は自分の意志で孤児院を出たのではないと思う。
もしかしたら、自分の足で出たわけでもないのかも知れない。
「……」
気にはなる。
けど、私は姿を消した子供達と、それほど親しかったわけじゃない。
私よりも親しかったモモとユズが何も言わないのなら、私が言うべきじゃないと思う。
それに私には、もっと気になることがあった。
『私は、どうして、あの孤児院に預けられたのだろう』
静養させるつもりなら、お城でもよかったはずだ。
毒で殺すつもりなら、孤児院に預ける必要はなかったはずだ。
なのに、私は殺されるわけでもなく、お城から離れた孤児院に預けられた。
まるで、お城から離れたところに移すこと自体が目的のようだ。
それから、さらに月日が流れた。
仕事には慣れたし、モモにセクハラをするお客さんはいなくなった。
でも、孤児院にいた他の子供達に出会うことはなかった。
そんなある日、ユズがぽつりと言い出した。
「私、メイドカフェの仕事を辞めようと思うの」
それは突然の言葉だった。
仕事に不満があるようには見えなかった。
たまにセクハラをされることはあったみたいだけど、ユズは軽くあしらっていた。
だから、それが原因ではないと思う。
「どうして!?」
モモはユズを引き留めようとする。
けど、私はそうしない。
メイドカフェの仕事が嫌でないのなら、他にやりたいことがあるのではないかと思う。
なら、内容にもよるけど、ユズの希望を応援したいと思う。
「ババアが本格的に弟子にならないかって、言ってくれているのよ」
詳しい話を尋ねると、ユズが教えてくれた。
ユズが魔女さんと出会ったのは、もっとずっと小さい頃だったそうだ。
孤児院の用事で町におつかいに来た際、魔女さんと出会った。
おそらく気まぐれだったのだろう。
膝をすりむいていたユズに、魔女さんは傷薬の作り方を教えてくれた。
薬草を磨り潰せば作ることができるような簡単な傷薬だったそうだけど、それは生傷が絶えない孤児院の生活で役に立った。
孤児院の周りに、その薬草がたくさん生えていたのも、理由だった。
ユズはみんなの役に立てたころが嬉しくて、褒められたことが嬉しくて、傷薬を作ることに夢中になった。
そして、町におつかいにくるたびに、魔女さんに薬の作り方を教えてくれとねだった。
熱さましに、胃腸薬に、化膿止め。
ユズはどんどんと薬の作り方を覚えていった。
「ババアのお店って、滅多にお客さんが来ないでしょう。それなのに、ババアが生活できていることを、不思議に思ったことはない?」
不思議に思ったことはある。
でも、魔女さんがはぐらかすから、その理由を聞いたことは無かった。
「どうも、貴重な薬を作って、高値で売っているらしいのよ。それで、暇そうにしていても、生活できているってわけ」
言われて納得する。
働くということは、なにも一日中汗水流して動き回ることだけを言うわけじゃない。
高い技術を提供することも、働くということだ。
それに時間の長さは関係ない。
なぜなら、その技術を習得するために、その人は長い年月を費やしてきたのだ。
その技術に対して、お金を払う価値は充分にある。
「弟子になれば部屋代もいらないって言ってくれているし、私も薬作りに興味があるの」
そう言われては、私もモモも反対はできない。
私はもともとユズの希望を尊重して応援するつもりだったけど、モモも理由を聞いて納得したようだ。
「わかった。魔女っ娘の修行、頑張ってね」
「魔女っ娘って……まあ、いいや。ありがと、モモ」
モモの言葉に引っかかっているようだったけど、ユズは素直にお礼を言う。
「私も応援するわ」
「白雪姫も、ありがとうね」
私の言葉にも、お礼を返してきた。
私とモモが反対しなかったことに、安堵しているようだ。
こうしてユズは、メイドカフェの店員から、魔女さんの弟子に、仕事を変えた。
でも、魔女さんのお店にある部屋で一緒に暮らすのは、今までと同じだ。
だから、今までとそれほど変わるわけじゃない。
ほんの少しの変化が起きつつも、いつもと変わらない日常を、私達は過ごしていた。
仕事が見つかった。
とりあえず、飢えて死ぬ心配はなくなった。
町での生活に慣れてくると、心にも余裕が出てくる。
心に余裕が出てくると、頭に浮かぶのは、昔のことだ。
昔を懐かしむほど歳はとっていないけど、それでも以前とは生活が変わった。
だから、昔と言っていいと思う。
「みんな、今頃どうしているかなぁ」
モモが呟く。
『みんな』が誰のことを指しているのかは、聞かなくても分かった。
孤児院にいた子供達のことだ。
「きっと元気にやっているわよ」
モモが懐かしそうに呟いたのに対して、ユズはさっぱりした様子で返事を返す。
「私達でも、こうして仕事にありつけて生活できているんだから、男手がある向こうは、もっといい生活をしているかもね」
それほど心配している様子はない。
もう過去のことだと割り切っているように、私には聞こえた。
それは、ユズだけでなく、モモにしても同じことだ。
「そうだね。そのうち、町で会うかも知れないね」
捜そうとは言わない。
ただ、懐かしんでいるだけだ。
孤児院のみんなを心配しすぎて落ち込む姿は見たくないけど、少しあっさりし過ぎじゃないだろうか。
だから、私は尋ねてしまう。
「二人とも、みんなを捜して、一緒に暮らしたいとは思わないの?」
私がそう尋ねると、モモは少し寂しそうに、ユズは割り切った表情で、それぞれ答えてくる。
「一緒に暮らせたらいいけど、いつまでも一緒にはいられないしね」
「働けるようになったら、孤児院から出て行くのが普通なのよ。それが早いか遅いかだけ」
そういうものなのだろうか。
きっと、そういうものなのだろう。
私は孤児院に一時的にいただけだ。
孤児院のルールにそれほど詳しくは無い。
けど、予想はできる。
孤児院は本来、親がいない子供が飢えて死なないように保護するところだ。
当然、いつまでも面倒をみるわけじゃない。
そんなことをしていたら、働かない大人になってしまうだろう。
だから、働くことができて、飢えて死ななくなったら、自立しなければならない。
そういうことなのだろう。
でも、それが分かっても、なお気になることがある。
「みんなと一緒に暮らすのは無理でも、ユズはピーマンと一緒に暮らしたいとは思わないの?」
「ピーマンと? なぜ?」
「なぜって……」
ユズが、なぜ私がそんなことを言うのか、分からないといった感じで尋ね返してくる。
けど、私からすれば、なぜユズがそんな反応なのかが、分からない。
「だって、ピーマンと恋人じゃなかったの?」
「私とピーマンが恋人? ……ああ、見るか聴くか、していたのね」
私の言葉にユズが驚いた顔をしたけど、少し考えて、私がそう言い出した理由に思い当たったようだ。
やっぱり、孤児院のユズの部屋の前で私が聴いた声は、『そういうこと』をしていた声だったらしい。
否定することもなく、ユズはそのことを認める。
「アレはそういうのじゃないわ。孤児院は娯楽が少ないからね」
「……娯楽でああいうことをしていたの?」
「そうよ」
誤魔化す様子も無く、ユズは頷く。
「それに、将来、仕事をするときに役立つ可能性もあるからね。色々とテクニックを磨いていたってわけ」
その仕事とは、メイドカフェでやっているようなご奉仕の仕事じゃないのだろう。
もっと深い意味で、男性にご奉仕する仕事のことだと思う。
仲がよさそうにみえた孤児院の子供達。
だけど、その仲のよさは、いつかくる別れと、将来の別の相手を見据えたものだったのかも知れない。
「もっとも、嫌いな相手とはシたくないからね。ピーマンのことは、好きだったわよ」
私が微妙な表情をしていたからだろうか。
ユズが私に少しおどけた様子で、そう言ってきた。
「身体の相性もよかったしね」
そして、にっこりと微笑んだ。
モモとユズとの会話が終わって、でも私はまだ考え事をしていた。
二人は口にしなかった。
だから、私も口にしなかった。
でも、二人とも忘れてはいないと思う。
私も忘れていない。
孤児院の子供達が姿を消したときの状況。
あれは絶対に普通じゃなかった。
だって、私達が孤児院を出て森にいた僅かの間に、忽然と姿を消したのだから。
姿を消した子供達の荷物は、部屋に置かれたままだった。
冬の森。
何も持たずに雪の森を歩くのは、自殺行為だ。
だから、子供達は自分の意志で孤児院を出たのではないと思う。
もしかしたら、自分の足で出たわけでもないのかも知れない。
「……」
気にはなる。
けど、私は姿を消した子供達と、それほど親しかったわけじゃない。
私よりも親しかったモモとユズが何も言わないのなら、私が言うべきじゃないと思う。
それに私には、もっと気になることがあった。
『私は、どうして、あの孤児院に預けられたのだろう』
静養させるつもりなら、お城でもよかったはずだ。
毒で殺すつもりなら、孤児院に預ける必要はなかったはずだ。
なのに、私は殺されるわけでもなく、お城から離れた孤児院に預けられた。
まるで、お城から離れたところに移すこと自体が目的のようだ。
それから、さらに月日が流れた。
仕事には慣れたし、モモにセクハラをするお客さんはいなくなった。
でも、孤児院にいた他の子供達に出会うことはなかった。
そんなある日、ユズがぽつりと言い出した。
「私、メイドカフェの仕事を辞めようと思うの」
それは突然の言葉だった。
仕事に不満があるようには見えなかった。
たまにセクハラをされることはあったみたいだけど、ユズは軽くあしらっていた。
だから、それが原因ではないと思う。
「どうして!?」
モモはユズを引き留めようとする。
けど、私はそうしない。
メイドカフェの仕事が嫌でないのなら、他にやりたいことがあるのではないかと思う。
なら、内容にもよるけど、ユズの希望を応援したいと思う。
「ババアが本格的に弟子にならないかって、言ってくれているのよ」
詳しい話を尋ねると、ユズが教えてくれた。
ユズが魔女さんと出会ったのは、もっとずっと小さい頃だったそうだ。
孤児院の用事で町におつかいに来た際、魔女さんと出会った。
おそらく気まぐれだったのだろう。
膝をすりむいていたユズに、魔女さんは傷薬の作り方を教えてくれた。
薬草を磨り潰せば作ることができるような簡単な傷薬だったそうだけど、それは生傷が絶えない孤児院の生活で役に立った。
孤児院の周りに、その薬草がたくさん生えていたのも、理由だった。
ユズはみんなの役に立てたころが嬉しくて、褒められたことが嬉しくて、傷薬を作ることに夢中になった。
そして、町におつかいにくるたびに、魔女さんに薬の作り方を教えてくれとねだった。
熱さましに、胃腸薬に、化膿止め。
ユズはどんどんと薬の作り方を覚えていった。
「ババアのお店って、滅多にお客さんが来ないでしょう。それなのに、ババアが生活できていることを、不思議に思ったことはない?」
不思議に思ったことはある。
でも、魔女さんがはぐらかすから、その理由を聞いたことは無かった。
「どうも、貴重な薬を作って、高値で売っているらしいのよ。それで、暇そうにしていても、生活できているってわけ」
言われて納得する。
働くということは、なにも一日中汗水流して動き回ることだけを言うわけじゃない。
高い技術を提供することも、働くということだ。
それに時間の長さは関係ない。
なぜなら、その技術を習得するために、その人は長い年月を費やしてきたのだ。
その技術に対して、お金を払う価値は充分にある。
「弟子になれば部屋代もいらないって言ってくれているし、私も薬作りに興味があるの」
そう言われては、私もモモも反対はできない。
私はもともとユズの希望を尊重して応援するつもりだったけど、モモも理由を聞いて納得したようだ。
「わかった。魔女っ娘の修行、頑張ってね」
「魔女っ娘って……まあ、いいや。ありがと、モモ」
モモの言葉に引っかかっているようだったけど、ユズは素直にお礼を言う。
「私も応援するわ」
「白雪姫も、ありがとうね」
私の言葉にも、お礼を返してきた。
私とモモが反対しなかったことに、安堵しているようだ。
こうしてユズは、メイドカフェの店員から、魔女さんの弟子に、仕事を変えた。
でも、魔女さんのお店にある部屋で一緒に暮らすのは、今までと同じだ。
だから、今までとそれほど変わるわけじゃない。
ほんの少しの変化が起きつつも、いつもと変わらない日常を、私達は過ごしていた。
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