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025.出会い(王子)
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ぽかんとした様子で、私の名前を呼んだ青年。
そんな青年に、護衛の人が声をかける。
「お知り合いですか?」
「あ、ああ……城のパーティーで、」
青年が私との出会いについて説明しようとする。
城のパーティー。
青年は、そう言った。
だとすると、青年はただの貴族じゃない。
私が出席したことのあるパーティーへ出席できる人間は、限られている。
私は平静を装いながら、内心は焦りながら、慌てて口を挟む。
「人違いです」
「え?」
青年は驚いたように、呆けた表情になる。
その隙をついて、私はさらに畳みかける。
「私は孤児院で暮らしていて、半年前からここで働き始めました。だから、人違いです」
ユズの話だと、孤児に対して酷いことをする貴族もいるそうだけど、青年は人がよさそうだ。
だから、そう説明する。
嘘は言っていない。
嘘を言うと、バレたときに不敬罪に問われる可能性があるから、嘘を言うことは避けた。
不敬罪に問われるのは平民だから、私は大丈夫だとは思うけど、周囲の人間を巻き込む可能性はできるだけ避けたかったのだ。
「え?でも、白雪姫様ですよね?」
青年は納得してくれなかったようだ。
さらに、問いかけてくる。
「私は白雪姫と呼ばれていますけど、人違いです」
「いや、でも、その白い肌と美しいお姿を、見間違えるはずが……」
しつこく食い下がってくる青年。
まったく面倒な。
「そういえば、白雪姫様は一年ほど前から、病気で静養中だと……」
「私はこうして働けるくらいに元気です。だから、人違いです」
青年とのやりとりが続く。
けど、だんだん受け答えが苦しくなってくる。
私の特徴や事情を的確についてくる青年。
それを否定して人違いだという私。
でも、次第に否定が難しくなってくる。
当たり前だ。
本人なのだから。
私が困っていると、横から助け船を出してくれる人がいた。
「まあまあ、若。お嬢さんが困っているじゃないですか。まずは、紅茶でも飲んで落ち着いたらどうですか?」
「冷めてしまったので、取り換えますね」
護衛の人が青年に声をかけ、モモが青年の紅茶を取り換える。
それで青年は落ち着いたようだ。
「あ、ああ、すまない」
私に質問するために、絶えず喋っていたから、喉が渇いたのだろう。
紅茶を一息に飲む。
「……」
「……」
さっさとここから去りたかったけど、青年が私に話があるのは明らかだ。
けど、一息ついたせいか、青年はすぐには話しかけてこない。
なんとなく、青年と見つめ合ってしまう。
こてんっ。
と思っていたら、青年が突然、テーブルに突っ伏した。
そうっと覗き込むと、完全に意識を失っている。
というより、眠っているように見える。
「ゆっくり効くって言っていたのに、一瞬だったね。一瓶は入れすぎたかなぁ」
モモの言葉で、私は原因を悟る。
そういえば、紅茶を取り換えたのはモモだ。
そのときに、ユズからもらった薬を使ったのだろう。
助かったのは確かだけど、ずいぶんと思い切ったことをしたものだ。
「こりゃ、よく寝てるな」
その言葉に、私は護衛の人の存在を思い出す。
そうだった、この人がいたんだった。
今の状況は、見方によっては主人を害されたともいえる。
平民が貴族を害したのだ。
下手をすれば、腰に差す剣で斬られてもおかしくない。
私は緊張しかけるけど、護衛の人はくだけた口調で、こちらに声をかけてくる。
「若を寝かせられる部屋はあるか? できれば、ベッドがあるといいんだが」
ユズに薬を盛られて寝てしまった青年を、お店にある休憩室に運ぶ。
お店の中でベッドがあるのは、この部屋だけだ。
こんな場所に寝かせていいのかと思うけど、護衛の人がいいというから、その通りにする。
「お嬢ちゃん、起きるまで若のことを見ててもらっていいか?」
「それは、かまいませんけど……」
「心配するな。若は仕事の疲れで、うたた寝をしちまっただけだ。ここには気晴らしのために、視察のついでに寄り道したんだが、悪いことをしちまったな」
本当の原因は知っているだろうに、それに気づかないフリをしてくれるらしい。
護衛としては甘いと思うけど、それで助かったのは確かだ。
ほっと息をついていると、護衛の人はさらに声をかけてくる。
「それに、王子様の相手は、お姫様っていうのが相場だろ?」
「……」
油断していたところに、そう言われて、咄嗟に言葉が出てこない。
やっぱり、親切心からだけじゃなかったか。
それに、知りたくなかった青年の正体も知ってしまった。
「王子様……ですか」
「そうだよ、お姫様?」
否定しようかという考えが浮かぶけど、それが悪手だということに気付く。
護衛の人が気づかないフリをしているのは、おそらく私の正体に気づいているからだ。
もし、その事実がないとなると、平民が貴族……王子を害したという状況だけが残る。
薬を盛ったモモは当然として、オーナーさんをはじめとするお店のみんなも、どんな罰を受けるか分かったものではない。
だから、否定するわけにはいかない。
「はじめまして、白雪姫と申します。一年前は、王女の立場にいました。今は、どうだかわかりませんけど」
カーテシーとともに、そう告げる。
「オレ……いや、私はこの町の出身で、今は王子の護衛を務めています」
護衛の人も姿勢を正して自己紹介をしてくれる。
そして、色々な事情を教えてくれた。
ここは、私が王女をしていた国と、青年が王子をしている国の、ちょうど国境付近にある町。
領土としては、王子の国に所属するそうだ。
けれど、国境付近にある上に田舎なので、どちらの国からも人の出入りがあるらしい。
今回、護衛の人は視察という名目で気晴らしに連れ出した。
そこに、たまたま私がいたというわけだ。
……
本当に『たまたま』なんだろうか。
王子がこの町のこの店に来たのは『たまたま』なのかも知れないけど、私がここにいることは本当に『たまたま』なんだろうか。
国境付近にある町。
どちらの国にも、すぐに行ける場所にある町。
毒を盛られた私が運ばれた、森の孤児院の近くにある町。
戻ることも、逃げることも、どちらもできる場所にある町。
なんだか、意図的な気がするのは、気のせいだろうか。
そんな青年に、護衛の人が声をかける。
「お知り合いですか?」
「あ、ああ……城のパーティーで、」
青年が私との出会いについて説明しようとする。
城のパーティー。
青年は、そう言った。
だとすると、青年はただの貴族じゃない。
私が出席したことのあるパーティーへ出席できる人間は、限られている。
私は平静を装いながら、内心は焦りながら、慌てて口を挟む。
「人違いです」
「え?」
青年は驚いたように、呆けた表情になる。
その隙をついて、私はさらに畳みかける。
「私は孤児院で暮らしていて、半年前からここで働き始めました。だから、人違いです」
ユズの話だと、孤児に対して酷いことをする貴族もいるそうだけど、青年は人がよさそうだ。
だから、そう説明する。
嘘は言っていない。
嘘を言うと、バレたときに不敬罪に問われる可能性があるから、嘘を言うことは避けた。
不敬罪に問われるのは平民だから、私は大丈夫だとは思うけど、周囲の人間を巻き込む可能性はできるだけ避けたかったのだ。
「え?でも、白雪姫様ですよね?」
青年は納得してくれなかったようだ。
さらに、問いかけてくる。
「私は白雪姫と呼ばれていますけど、人違いです」
「いや、でも、その白い肌と美しいお姿を、見間違えるはずが……」
しつこく食い下がってくる青年。
まったく面倒な。
「そういえば、白雪姫様は一年ほど前から、病気で静養中だと……」
「私はこうして働けるくらいに元気です。だから、人違いです」
青年とのやりとりが続く。
けど、だんだん受け答えが苦しくなってくる。
私の特徴や事情を的確についてくる青年。
それを否定して人違いだという私。
でも、次第に否定が難しくなってくる。
当たり前だ。
本人なのだから。
私が困っていると、横から助け船を出してくれる人がいた。
「まあまあ、若。お嬢さんが困っているじゃないですか。まずは、紅茶でも飲んで落ち着いたらどうですか?」
「冷めてしまったので、取り換えますね」
護衛の人が青年に声をかけ、モモが青年の紅茶を取り換える。
それで青年は落ち着いたようだ。
「あ、ああ、すまない」
私に質問するために、絶えず喋っていたから、喉が渇いたのだろう。
紅茶を一息に飲む。
「……」
「……」
さっさとここから去りたかったけど、青年が私に話があるのは明らかだ。
けど、一息ついたせいか、青年はすぐには話しかけてこない。
なんとなく、青年と見つめ合ってしまう。
こてんっ。
と思っていたら、青年が突然、テーブルに突っ伏した。
そうっと覗き込むと、完全に意識を失っている。
というより、眠っているように見える。
「ゆっくり効くって言っていたのに、一瞬だったね。一瓶は入れすぎたかなぁ」
モモの言葉で、私は原因を悟る。
そういえば、紅茶を取り換えたのはモモだ。
そのときに、ユズからもらった薬を使ったのだろう。
助かったのは確かだけど、ずいぶんと思い切ったことをしたものだ。
「こりゃ、よく寝てるな」
その言葉に、私は護衛の人の存在を思い出す。
そうだった、この人がいたんだった。
今の状況は、見方によっては主人を害されたともいえる。
平民が貴族を害したのだ。
下手をすれば、腰に差す剣で斬られてもおかしくない。
私は緊張しかけるけど、護衛の人はくだけた口調で、こちらに声をかけてくる。
「若を寝かせられる部屋はあるか? できれば、ベッドがあるといいんだが」
ユズに薬を盛られて寝てしまった青年を、お店にある休憩室に運ぶ。
お店の中でベッドがあるのは、この部屋だけだ。
こんな場所に寝かせていいのかと思うけど、護衛の人がいいというから、その通りにする。
「お嬢ちゃん、起きるまで若のことを見ててもらっていいか?」
「それは、かまいませんけど……」
「心配するな。若は仕事の疲れで、うたた寝をしちまっただけだ。ここには気晴らしのために、視察のついでに寄り道したんだが、悪いことをしちまったな」
本当の原因は知っているだろうに、それに気づかないフリをしてくれるらしい。
護衛としては甘いと思うけど、それで助かったのは確かだ。
ほっと息をついていると、護衛の人はさらに声をかけてくる。
「それに、王子様の相手は、お姫様っていうのが相場だろ?」
「……」
油断していたところに、そう言われて、咄嗟に言葉が出てこない。
やっぱり、親切心からだけじゃなかったか。
それに、知りたくなかった青年の正体も知ってしまった。
「王子様……ですか」
「そうだよ、お姫様?」
否定しようかという考えが浮かぶけど、それが悪手だということに気付く。
護衛の人が気づかないフリをしているのは、おそらく私の正体に気づいているからだ。
もし、その事実がないとなると、平民が貴族……王子を害したという状況だけが残る。
薬を盛ったモモは当然として、オーナーさんをはじめとするお店のみんなも、どんな罰を受けるか分かったものではない。
だから、否定するわけにはいかない。
「はじめまして、白雪姫と申します。一年前は、王女の立場にいました。今は、どうだかわかりませんけど」
カーテシーとともに、そう告げる。
「オレ……いや、私はこの町の出身で、今は王子の護衛を務めています」
護衛の人も姿勢を正して自己紹介をしてくれる。
そして、色々な事情を教えてくれた。
ここは、私が王女をしていた国と、青年が王子をしている国の、ちょうど国境付近にある町。
領土としては、王子の国に所属するそうだ。
けれど、国境付近にある上に田舎なので、どちらの国からも人の出入りがあるらしい。
今回、護衛の人は視察という名目で気晴らしに連れ出した。
そこに、たまたま私がいたというわけだ。
……
本当に『たまたま』なんだろうか。
王子がこの町のこの店に来たのは『たまたま』なのかも知れないけど、私がここにいることは本当に『たまたま』なんだろうか。
国境付近にある町。
どちらの国にも、すぐに行ける場所にある町。
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