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027.王子に起こされた姫
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うっかり熟睡してしまったのだろう。
陽は、すっかり昇っていた。
いけない。
お店の開店の準備をしないといけない。
オーナーさんに怒られてしまう。
それに、仕事中に寝てしまったことも、謝らなければならないだろう。
私はベッドから出て、素早く衣服を身につける。
「昨晩は何もありませんでした」
私は背後を振り返ることなく、それだけを呟いて、お店の休憩室を後にする。
きちんと扉を閉じることも忘れない。
扉を閉めないことは、いけないことだ。
うん。
「え? ちょっと……」
ぱたんっ。
何かが聞こえてきたような気がしたけど、きっと気のせいだ。
「遅れて、すみません。すぐに仕事に入ります」
職場に入ると同時に頭を下げる。
いつもなら、店員全員で慌ただしく開店の準備をしている時間だ。
床を掃いたり、
窓を拭いたり、
テーブルを拭いたり、
椅子を整えたり。
やることはいくらでもある。
さっそく私も手伝おう。
そう思いながら顔を上げるけど、お店の様子がいつもと違うことに気付く。
店員の数が少ない。
「あ、おはよう、白雪姫」
というか、モモしかいなかった。
「昨日はよく眠れた?」
「昨晩は悪かったな。若の相手をしてもらって」
そして、いつもはお店の奥にいるはずのオーナーさんと、護衛の人がいた。
二人ともくつろいでいる。
「オーナーさん、昨日はすみませんでした」
「気にしないで」
最初に私は、オーナーさんに謝罪する。
すると、オーナーさんは気にした様子もなく、許してくれた。
よかった。
こちらは雇ってもらっている身だ。
本来ならお給金を減らされても仕方のないことをしてしまったのだ。
それを、お給金を減らされることもなく、許してもらえた。
私は、ほっとしながら、次に護衛の人の方を向く。
「お気になさらないでください」
相手は王族の護衛をつとめるくらいの人だ。
貴族だとしても、おかしくはない。
礼儀をきちんとしないと、お店に迷惑がかかる可能性もある。
護衛の人は私の正体を知っているから、私に対して害になることはしないと思う。
けど、お店の方は違う。
店員である私の態度が悪いという理由をつけて、お店に迷惑がかかる可能性がある。
だから私は、丁寧な言葉遣いで気にする必要が無いことを伝える。
そして、補足することも忘れない。
「……相手なんてしていませんから」
重要なことだ。
『相手』という言葉が妙に気になってしまう。
お店の店員と、お店のお客さん。
だから、『相手』というのは、接客のこと。
そのはずだ。
なのに、護衛の人が『相手』という言葉を別に意味で言っているのではないかと邪推してしまう。
「いやいや、一晩中、つきっきりで、若の面倒をみてもらったんだ。大変だったろう」
護衛の人は、『にこっ』と笑ったのだと思う。
けど、その笑みがどうしても『にやり』に見えてしまう。
「ごめんね。大変なお仕事をお願いしちゃって」
にやり。
「貴族のお客さんなんて初めてだったもんね。白雪姫、緊張して疲れて眠っちゃったんだよ」
にやり。
「……」
ダメだ。
モモの笑顔まで『にやり』に見えてしまう。
「白雪姫様! 何も無かったなんて、そんなはずがないでしょう!」
私が『にやり』に悩まされていると、その元凶がお店の方に駆け込んできた。
「だって、裸だったのですよ!」
「……」
「しかも、一晩中、ベッドの中で一緒だったんですよ!」
「……っ」
「それに、私が起きたとき、あなたのことを抱きしめてしまっていたのですよ!」
「~~~~~~っ」
駆け込んできた青年が何かを言うたびに、私の顔に血液が昇る。
顔が火照ってきて、暑い。
鏡を見なくても、赤くなっていることが分かる。
なんだろう、これは。
青年は私を辱めたいのだろうか。
特殊な性癖の人は、相手に羞恥を与えて興奮すると聞くけど、この青年がそうなのだろうか。
「まずは、謝らせてください! そして、責任を取らせてください!」
「なら、最初にその口を閉じてください!」
たまらず、大声で青年に言い返してします。
だって、放っておいたら、モモやオーナーさんの前で、どんどん根も葉もないことを話しそうな勢いだったのだ。
「わぁ! 白雪姫、おめでとう!」
「お店のみんなでお祝いしなくちゃね!」
にやり。
モモとオーナーさんは、なぜか笑顔で祝福してくれた。
結局、青年を黙らせるために、もう少しの時間がかかってしまった。
そのもう少しの間に、私の羞恥心は、私という器からこぼれて溢れてしまった。
もう、どうとでもしてくれたらいい。
そんな心境だ。
私がそんな状態でいる間にも、話は進む。
「改めて自己紹介をさせてください。私はこの国で王子の地位にいるものです。この店にはお忍びでやってきました」
「そうだったのですか。この店を選んでいただいて光栄です」
「わぁ、王子様だったんですかぁ。白雪姫、玉の輿だよ」
王子の自己紹介に、オーナーさんとモモが対応している。
というか、モモは何を言っているのだろう。
意味がわからないのだけれど。
「それで……ですね」
自己紹介が終わった途端、王子が言いづらそうに口ごもる。
それを察してなのか、オーサーさんが先に口を開く。
王子の言葉を遮るなんて大胆な行動だけど、王子に気にした様子はない。
逆に、ほっとしている様子だ。
「事情は分かっています。私の店の店員である白雪姫のことですね?」
「……その通りです」
王子が気まずそうに視線を逸らすが、オーナーさんはそのまま話を続ける。
「白雪姫を妻として迎えたいということでしょうか?」
「……はい」
気まずそうにしながらも、王子ははっきりと頷いた。
「私は昨晩、白雪姫様にとんでもないことをしてしまいました」
「されていません!」
反射的に否定するけど、誰も私お言葉を聞いてくれない。
そのまま話は続く。
「記憶が曖昧なのですが、一夜を共にしたのですから、間違いないと思います」
「なるほど、その責任をお取りになるということなのですね。ご立派な心掛けだと思います」
オーナーさんは、うんうんと頷いている。
その隣で、なぜかモモも同じように頷いている。
「ですが、白雪姫はこの店のNo.2なのです。突然、抜けられると、この店としても困ります」
「それは……お詫びはいくらでも……」
「お金の問題ではありません! No.2ということは、それだけみんなに愛されているということです。白雪姫がいなくなることで、悲しむ人間が大勢います」
「……そう……ですか」
王子は罪悪感に押しつぶされそうな顔をしている。
自分のせいで悲しむ人間が大勢いるとでも考えているのだろう。
そこにオーナーさんがフォローを入れる。
「そこで、こちらから妥協案があります」
「妥協案?」
「実は白雪姫とそこにいるモモには、王都に出店する予定の二号店の、店長と副店長を務めてもらうという計画があります」
初耳だ。
二号店の話は知っていたけど、私とモモが店長と副店長という話はどこから出てきたのだろう。
ちらりとモモを見ると、なぜかこちらに親指を立ててきた。
あれは、どういう意味だろう。
「そこで、白雪姫とじっくりお話されてはいかがでしょうか? 王都なら通うにも距離が近いのではないですか?」
「確かに……」
王子が言いくるめられそうだ。
その様子を見ていて、ぴんっとくるものがあった。
「(まさか……)」
オーナーさんは言っていた。
今回の仕事が上手くいけば、王都に二号店を出す許可がもらえそうだと。
ユズは言っていた。
玉の輿に乗りたかったら、二本目の小瓶を使えと。
モモは王子の紅茶に二本目の小瓶の中身を入れていた。
そして、私に夕食を持ってきてくれたのはモモだ。
もし、その小瓶の残りを、私の夕食に入れていたとしたら?
私の中で、何かが結びついた。
「(まさか、そんなはず)」
私の中で結びついた考え。
でも、それは突拍子もないものだった。
そんなはずがないと、私はモモの方を見る。
にやり。
オーナーさんだって、良識のある大人だ。
そんなことをするはずがない。
そう思いながら、オーナーさんを見る。
にやり。
「……」
王子の方を見る。
にこっ。
爽やかな笑顔を返してくれた。
もしかしたら、王子が一番の善人なんじゃないだろうか。
「それでは白雪姫様、王都でお会いしましょう」
そう言い残して、王子は帰っていった。
ぱんっ!
音に振り向くと、オーナーさんとモモがハイタッチをしている。
「上手くいきましたね、オーナーさん」
「ふふっ、ありがとう、モモ。これで、二号店を出店できるわ」
……
「いいえ、私も白雪姫には幸せになって欲しいですから」
「でも、寝ている人間の服を脱がせるのは大変だったでしょう?」
……
「脱がせるのは簡単でした。でも、白雪姫の裸は見たことありますけど、男の人の裸を見るのは初めてだったので、緊張しました」
「あら、そうなの。どう? 大きかった?」
……
「他の人のモノを見たことがないので、わかりません。でも、白雪姫が受け入れるのは大変そうな大きさだなって思いました」
「大丈夫。そういうのは、すぐに慣れるものだから」
……
私はその日、人生で初めて、大声を上げながら暴れた。
陽は、すっかり昇っていた。
いけない。
お店の開店の準備をしないといけない。
オーナーさんに怒られてしまう。
それに、仕事中に寝てしまったことも、謝らなければならないだろう。
私はベッドから出て、素早く衣服を身につける。
「昨晩は何もありませんでした」
私は背後を振り返ることなく、それだけを呟いて、お店の休憩室を後にする。
きちんと扉を閉じることも忘れない。
扉を閉めないことは、いけないことだ。
うん。
「え? ちょっと……」
ぱたんっ。
何かが聞こえてきたような気がしたけど、きっと気のせいだ。
「遅れて、すみません。すぐに仕事に入ります」
職場に入ると同時に頭を下げる。
いつもなら、店員全員で慌ただしく開店の準備をしている時間だ。
床を掃いたり、
窓を拭いたり、
テーブルを拭いたり、
椅子を整えたり。
やることはいくらでもある。
さっそく私も手伝おう。
そう思いながら顔を上げるけど、お店の様子がいつもと違うことに気付く。
店員の数が少ない。
「あ、おはよう、白雪姫」
というか、モモしかいなかった。
「昨日はよく眠れた?」
「昨晩は悪かったな。若の相手をしてもらって」
そして、いつもはお店の奥にいるはずのオーナーさんと、護衛の人がいた。
二人ともくつろいでいる。
「オーナーさん、昨日はすみませんでした」
「気にしないで」
最初に私は、オーナーさんに謝罪する。
すると、オーナーさんは気にした様子もなく、許してくれた。
よかった。
こちらは雇ってもらっている身だ。
本来ならお給金を減らされても仕方のないことをしてしまったのだ。
それを、お給金を減らされることもなく、許してもらえた。
私は、ほっとしながら、次に護衛の人の方を向く。
「お気になさらないでください」
相手は王族の護衛をつとめるくらいの人だ。
貴族だとしても、おかしくはない。
礼儀をきちんとしないと、お店に迷惑がかかる可能性もある。
護衛の人は私の正体を知っているから、私に対して害になることはしないと思う。
けど、お店の方は違う。
店員である私の態度が悪いという理由をつけて、お店に迷惑がかかる可能性がある。
だから私は、丁寧な言葉遣いで気にする必要が無いことを伝える。
そして、補足することも忘れない。
「……相手なんてしていませんから」
重要なことだ。
『相手』という言葉が妙に気になってしまう。
お店の店員と、お店のお客さん。
だから、『相手』というのは、接客のこと。
そのはずだ。
なのに、護衛の人が『相手』という言葉を別に意味で言っているのではないかと邪推してしまう。
「いやいや、一晩中、つきっきりで、若の面倒をみてもらったんだ。大変だったろう」
護衛の人は、『にこっ』と笑ったのだと思う。
けど、その笑みがどうしても『にやり』に見えてしまう。
「ごめんね。大変なお仕事をお願いしちゃって」
にやり。
「貴族のお客さんなんて初めてだったもんね。白雪姫、緊張して疲れて眠っちゃったんだよ」
にやり。
「……」
ダメだ。
モモの笑顔まで『にやり』に見えてしまう。
「白雪姫様! 何も無かったなんて、そんなはずがないでしょう!」
私が『にやり』に悩まされていると、その元凶がお店の方に駆け込んできた。
「だって、裸だったのですよ!」
「……」
「しかも、一晩中、ベッドの中で一緒だったんですよ!」
「……っ」
「それに、私が起きたとき、あなたのことを抱きしめてしまっていたのですよ!」
「~~~~~~っ」
駆け込んできた青年が何かを言うたびに、私の顔に血液が昇る。
顔が火照ってきて、暑い。
鏡を見なくても、赤くなっていることが分かる。
なんだろう、これは。
青年は私を辱めたいのだろうか。
特殊な性癖の人は、相手に羞恥を与えて興奮すると聞くけど、この青年がそうなのだろうか。
「まずは、謝らせてください! そして、責任を取らせてください!」
「なら、最初にその口を閉じてください!」
たまらず、大声で青年に言い返してします。
だって、放っておいたら、モモやオーナーさんの前で、どんどん根も葉もないことを話しそうな勢いだったのだ。
「わぁ! 白雪姫、おめでとう!」
「お店のみんなでお祝いしなくちゃね!」
にやり。
モモとオーナーさんは、なぜか笑顔で祝福してくれた。
結局、青年を黙らせるために、もう少しの時間がかかってしまった。
そのもう少しの間に、私の羞恥心は、私という器からこぼれて溢れてしまった。
もう、どうとでもしてくれたらいい。
そんな心境だ。
私がそんな状態でいる間にも、話は進む。
「改めて自己紹介をさせてください。私はこの国で王子の地位にいるものです。この店にはお忍びでやってきました」
「そうだったのですか。この店を選んでいただいて光栄です」
「わぁ、王子様だったんですかぁ。白雪姫、玉の輿だよ」
王子の自己紹介に、オーナーさんとモモが対応している。
というか、モモは何を言っているのだろう。
意味がわからないのだけれど。
「それで……ですね」
自己紹介が終わった途端、王子が言いづらそうに口ごもる。
それを察してなのか、オーサーさんが先に口を開く。
王子の言葉を遮るなんて大胆な行動だけど、王子に気にした様子はない。
逆に、ほっとしている様子だ。
「事情は分かっています。私の店の店員である白雪姫のことですね?」
「……その通りです」
王子が気まずそうに視線を逸らすが、オーナーさんはそのまま話を続ける。
「白雪姫を妻として迎えたいということでしょうか?」
「……はい」
気まずそうにしながらも、王子ははっきりと頷いた。
「私は昨晩、白雪姫様にとんでもないことをしてしまいました」
「されていません!」
反射的に否定するけど、誰も私お言葉を聞いてくれない。
そのまま話は続く。
「記憶が曖昧なのですが、一夜を共にしたのですから、間違いないと思います」
「なるほど、その責任をお取りになるということなのですね。ご立派な心掛けだと思います」
オーナーさんは、うんうんと頷いている。
その隣で、なぜかモモも同じように頷いている。
「ですが、白雪姫はこの店のNo.2なのです。突然、抜けられると、この店としても困ります」
「それは……お詫びはいくらでも……」
「お金の問題ではありません! No.2ということは、それだけみんなに愛されているということです。白雪姫がいなくなることで、悲しむ人間が大勢います」
「……そう……ですか」
王子は罪悪感に押しつぶされそうな顔をしている。
自分のせいで悲しむ人間が大勢いるとでも考えているのだろう。
そこにオーナーさんがフォローを入れる。
「そこで、こちらから妥協案があります」
「妥協案?」
「実は白雪姫とそこにいるモモには、王都に出店する予定の二号店の、店長と副店長を務めてもらうという計画があります」
初耳だ。
二号店の話は知っていたけど、私とモモが店長と副店長という話はどこから出てきたのだろう。
ちらりとモモを見ると、なぜかこちらに親指を立ててきた。
あれは、どういう意味だろう。
「そこで、白雪姫とじっくりお話されてはいかがでしょうか? 王都なら通うにも距離が近いのではないですか?」
「確かに……」
王子が言いくるめられそうだ。
その様子を見ていて、ぴんっとくるものがあった。
「(まさか……)」
オーナーさんは言っていた。
今回の仕事が上手くいけば、王都に二号店を出す許可がもらえそうだと。
ユズは言っていた。
玉の輿に乗りたかったら、二本目の小瓶を使えと。
モモは王子の紅茶に二本目の小瓶の中身を入れていた。
そして、私に夕食を持ってきてくれたのはモモだ。
もし、その小瓶の残りを、私の夕食に入れていたとしたら?
私の中で、何かが結びついた。
「(まさか、そんなはず)」
私の中で結びついた考え。
でも、それは突拍子もないものだった。
そんなはずがないと、私はモモの方を見る。
にやり。
オーナーさんだって、良識のある大人だ。
そんなことをするはずがない。
そう思いながら、オーナーさんを見る。
にやり。
「……」
王子の方を見る。
にこっ。
爽やかな笑顔を返してくれた。
もしかしたら、王子が一番の善人なんじゃないだろうか。
「それでは白雪姫様、王都でお会いしましょう」
そう言い残して、王子は帰っていった。
ぱんっ!
音に振り向くと、オーナーさんとモモがハイタッチをしている。
「上手くいきましたね、オーナーさん」
「ふふっ、ありがとう、モモ。これで、二号店を出店できるわ」
……
「いいえ、私も白雪姫には幸せになって欲しいですから」
「でも、寝ている人間の服を脱がせるのは大変だったでしょう?」
……
「脱がせるのは簡単でした。でも、白雪姫の裸は見たことありますけど、男の人の裸を見るのは初めてだったので、緊張しました」
「あら、そうなの。どう? 大きかった?」
……
「他の人のモノを見たことがないので、わかりません。でも、白雪姫が受け入れるのは大変そうな大きさだなって思いました」
「大丈夫。そういうのは、すぐに慣れるものだから」
……
私はその日、人生で初めて、大声を上げながら暴れた。
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