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第四章 ウチのダンジョンから聖都へ出張した!
第一話 将軍の呼び出し
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王都到着、前夜。王都への帰途にある討伐軍は、街道脇の草地で野営の準備をし、夕食に干し肉と固い黒パンの配給が配られた。
この行軍の間、食事と言えば、朝昼晩毎回このカチカチの黒パンに、昼夜は干し肉がついて、飲み物は水だった。黒パンは固くて、とてもじゃないけどそのままでは食べられない。
オレは、石や土で即席のかまどを作って火を熾し、魔法の鞄から鍋を出して、川から水を汲んで火にかけた。
お昼の休憩の時に見つけて掘り出した自然薯を、ナイフで一口大に切って干し肉と一緒に鍋に放り込む。水くみの時、川辺に生えていた菜の花やからし菜も入れて、岩塩で味を調え、灰汁を掬い出して出来上がり。
野営に温かいスープがありがたい。スープに黒パンを浸せば、なんとか食べられる。これをオレ達『希望の光』のパーティーメンバーで食べていると、討伐軍の騎士や教団の僧侶たちがうらやましそうに見ている。みんなに分けられる程の量もないし、かんべんな。
「ふむ。ディーンは、なかなか器用であるな。お陰で旅の間、おぬしのスープに助けられた。自然薯などよく休憩中に見つけられたものだ」
おかわりのスープを、携帯用コップによそりなから賢者がいうと、他のメンバーも頷いた。
「パーティにアウトドア料理が出来るメンバーがいると、ありがたいものね。ディーン君とずっとパーティ組みたいわ」
聖女はパーティの紅一点だけど、料理は得意ではないらしい。
「まあ、自然薯はつるを見れば分かるし。穴掘りは得意だし」
ほめられて悪い気はしない。でも、そんな野営も今日で最後だ。
食事がすむと、鍋を川で洗いに行き、その帰りに灌木の陰で鞄からタブレットを取り出した。貯めたDPをつぎ込んで、ロキ神から賜ったタブレットに通信機能を加えたのだ。
「アーサー」
呼び出すと、すぐに返事が帰って来た。
「ディーン」
タブレットの画面に、1LDKのリビングにいるアーサーが映る。向こうは、壁のモニターにオレが映っている。旅の間は、こうして毎夕、アーサーと短い時間だけど連絡を取っていた。
「そっちは変わりないか? こっちは明日、ようやく王都に着く」
「ああ、こっちは変わりないよ。いよいよ王都だね。気をつけて」
「……あのさ、男は色々溜まるっていうか。そのぅ、おかずが欲しいんだけど……」
「……ディーン、もう少しの辛抱だろ?」
うっ、やっぱ、ダメか。
「――あ、誰かこっちに来る、切るね」
「了解」
慌ててタブレットを仕舞うと、黒騎士が近づいて、オレを呼んだ。
「『希望の光』のメンバー殿、マクブライド将軍の天幕まで、至急お越し願いたい」
黒騎士の後をついて将軍の天幕へ行くと、師匠とパーティのメンバーはもう先に来ていた。外の入り口に見張りで立っている兵が入り口の垂れ幕を開けてくれたので、そっと中に入り師匠の隣に行った。
陽が沈み、夜の帳が降りて外は暗くなっていたが、天幕の中は魔道ランタンが灯されていた。
「これで、全員か」
折りたたみ式の椅子に座り、ふんぞり返っている禿頭将軍が、後から入って来たオレをじろりと睨みつけた。
「よし。明日は、王都に帰還する。貴殿たちは、我と共に王に謁見することになるだろうが――討伐軍が18階層森林エリアから貴殿たちパーティを救出した、と報告させてもらう。よいな?」
「ふむ。まあ、将軍がそういうのなら、それもよいでしょう」
師匠がここでも、代表として答えていた。
冒険者もSランクにもなると、王から騎士爵を与えられると聞いていたけれど、それにしては扱いが軽いよなぁ。この道中で将軍から声が掛かったのは、これが初めてだし。平民から成りあがって末端貴族になっても、こんなものなのか。
「カムラン・ダンジョンの17、18階層の地図をこちらに渡していただきたい」
「それは、致しかねますな」
「なんだと?! 誰に口をきいていると思っておる?!」
「他ならぬ将軍の頼みであれば、地図をお渡しするのもやぶさかではございませんが、あいにく地図はギルドからの依頼。書いた地図はギルドのものなので、ギルドを通して申し込んでくださいますように」
「くっ。ならギルド長に話をつけるわ。もうよい、行け」
ぺこっと軽く頭を下げると、師匠たちは天幕の外に出た。
「あのおっさん将軍は、いったい何をしたかったの?」
小声で師匠に聞く。
「ダンジョン掃討作戦に失敗し、空手で帰るのだから、せめて18階層まで攻略し、我らを救出したという事にしたいのじゃろう。焼け石に水、じゃがの」
「空手どころか、赤狼人傭兵には逃走されるし、負傷者も多数出して、結構ヤバいんじゃないの~」
横から暗殺者の男が、楽しそうに口を挟む。
「負傷者は、私も旅の間に結構、治癒魔法で癒したけど。傷口は塞いでも身体が弱っているから、しばらく療養が必要ね。王国はちゃんとケアするのかしら」
聖女はもしもの時は、教会で負傷者の受け入れを検討するように働きかけなければ、と考えている。
「赤狼人傭兵団の背信行為による惨敗と、すべて傭兵達に責任を擦り付けられると、王都で生活している獣人たちの肩身が狭くなりそうだな」
影の薄いリーダーの騎士がつぶやいた。この騎士の恋人は、王都にいる獣人なのだ。
「まっ、明日王都に行けば、ギルド長が迎えてくれるだろう。面倒なことはギルドに任せておけばいいさ」
魔法剣士は、世界中にネットワークがある冒険者ギルドを信頼しているらしい。
そしてオレは、おのおっさん将軍が赤狼人傭兵団に罪を擦り付けた結果、さらに迫害されるだろうという傭兵の家族たちを保護しなきゃならない。
彼らの命が掛かってるのだから、慎重に作戦を遂行して絶対成功させなければ……!
この行軍の間、食事と言えば、朝昼晩毎回このカチカチの黒パンに、昼夜は干し肉がついて、飲み物は水だった。黒パンは固くて、とてもじゃないけどそのままでは食べられない。
オレは、石や土で即席のかまどを作って火を熾し、魔法の鞄から鍋を出して、川から水を汲んで火にかけた。
お昼の休憩の時に見つけて掘り出した自然薯を、ナイフで一口大に切って干し肉と一緒に鍋に放り込む。水くみの時、川辺に生えていた菜の花やからし菜も入れて、岩塩で味を調え、灰汁を掬い出して出来上がり。
野営に温かいスープがありがたい。スープに黒パンを浸せば、なんとか食べられる。これをオレ達『希望の光』のパーティーメンバーで食べていると、討伐軍の騎士や教団の僧侶たちがうらやましそうに見ている。みんなに分けられる程の量もないし、かんべんな。
「ふむ。ディーンは、なかなか器用であるな。お陰で旅の間、おぬしのスープに助けられた。自然薯などよく休憩中に見つけられたものだ」
おかわりのスープを、携帯用コップによそりなから賢者がいうと、他のメンバーも頷いた。
「パーティにアウトドア料理が出来るメンバーがいると、ありがたいものね。ディーン君とずっとパーティ組みたいわ」
聖女はパーティの紅一点だけど、料理は得意ではないらしい。
「まあ、自然薯はつるを見れば分かるし。穴掘りは得意だし」
ほめられて悪い気はしない。でも、そんな野営も今日で最後だ。
食事がすむと、鍋を川で洗いに行き、その帰りに灌木の陰で鞄からタブレットを取り出した。貯めたDPをつぎ込んで、ロキ神から賜ったタブレットに通信機能を加えたのだ。
「アーサー」
呼び出すと、すぐに返事が帰って来た。
「ディーン」
タブレットの画面に、1LDKのリビングにいるアーサーが映る。向こうは、壁のモニターにオレが映っている。旅の間は、こうして毎夕、アーサーと短い時間だけど連絡を取っていた。
「そっちは変わりないか? こっちは明日、ようやく王都に着く」
「ああ、こっちは変わりないよ。いよいよ王都だね。気をつけて」
「……あのさ、男は色々溜まるっていうか。そのぅ、おかずが欲しいんだけど……」
「……ディーン、もう少しの辛抱だろ?」
うっ、やっぱ、ダメか。
「――あ、誰かこっちに来る、切るね」
「了解」
慌ててタブレットを仕舞うと、黒騎士が近づいて、オレを呼んだ。
「『希望の光』のメンバー殿、マクブライド将軍の天幕まで、至急お越し願いたい」
黒騎士の後をついて将軍の天幕へ行くと、師匠とパーティのメンバーはもう先に来ていた。外の入り口に見張りで立っている兵が入り口の垂れ幕を開けてくれたので、そっと中に入り師匠の隣に行った。
陽が沈み、夜の帳が降りて外は暗くなっていたが、天幕の中は魔道ランタンが灯されていた。
「これで、全員か」
折りたたみ式の椅子に座り、ふんぞり返っている禿頭将軍が、後から入って来たオレをじろりと睨みつけた。
「よし。明日は、王都に帰還する。貴殿たちは、我と共に王に謁見することになるだろうが――討伐軍が18階層森林エリアから貴殿たちパーティを救出した、と報告させてもらう。よいな?」
「ふむ。まあ、将軍がそういうのなら、それもよいでしょう」
師匠がここでも、代表として答えていた。
冒険者もSランクにもなると、王から騎士爵を与えられると聞いていたけれど、それにしては扱いが軽いよなぁ。この道中で将軍から声が掛かったのは、これが初めてだし。平民から成りあがって末端貴族になっても、こんなものなのか。
「カムラン・ダンジョンの17、18階層の地図をこちらに渡していただきたい」
「それは、致しかねますな」
「なんだと?! 誰に口をきいていると思っておる?!」
「他ならぬ将軍の頼みであれば、地図をお渡しするのもやぶさかではございませんが、あいにく地図はギルドからの依頼。書いた地図はギルドのものなので、ギルドを通して申し込んでくださいますように」
「くっ。ならギルド長に話をつけるわ。もうよい、行け」
ぺこっと軽く頭を下げると、師匠たちは天幕の外に出た。
「あのおっさん将軍は、いったい何をしたかったの?」
小声で師匠に聞く。
「ダンジョン掃討作戦に失敗し、空手で帰るのだから、せめて18階層まで攻略し、我らを救出したという事にしたいのじゃろう。焼け石に水、じゃがの」
「空手どころか、赤狼人傭兵には逃走されるし、負傷者も多数出して、結構ヤバいんじゃないの~」
横から暗殺者の男が、楽しそうに口を挟む。
「負傷者は、私も旅の間に結構、治癒魔法で癒したけど。傷口は塞いでも身体が弱っているから、しばらく療養が必要ね。王国はちゃんとケアするのかしら」
聖女はもしもの時は、教会で負傷者の受け入れを検討するように働きかけなければ、と考えている。
「赤狼人傭兵団の背信行為による惨敗と、すべて傭兵達に責任を擦り付けられると、王都で生活している獣人たちの肩身が狭くなりそうだな」
影の薄いリーダーの騎士がつぶやいた。この騎士の恋人は、王都にいる獣人なのだ。
「まっ、明日王都に行けば、ギルド長が迎えてくれるだろう。面倒なことはギルドに任せておけばいいさ」
魔法剣士は、世界中にネットワークがある冒険者ギルドを信頼しているらしい。
そしてオレは、おのおっさん将軍が赤狼人傭兵団に罪を擦り付けた結果、さらに迫害されるだろうという傭兵の家族たちを保護しなきゃならない。
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