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第二部 妖精姫の政略結婚
辺境伯の使者3
しおりを挟む晩餐会が終わり、密やかな恋人たちの夜の時間が巡って来る。
スミレ宮の姫の寝室で、今夜も二人の主従は睦み合う。
「そう、入口の部分を締めて……次に中ほどを。最後は、奥の方も、出来ますか?」
「んっ……ぁっ」
天蓋ベッドの上で、一糸まとわぬ姿で横向きに向き合い抱きあっているユーリアとフランシス。
フランシスの片脚はユーリアの脚の間に入り、ユーリアの片脚はフランシスの腰の上に曲げて乗せられている。
そして姫の蜜口には、野太い肉棒が深々と突き刺さっていた。
「とってもお上手ですよ。特に咥え込んだ僕のものを、入口でぎゅっと締めつけるのは大したものです。後は膣内と奥の方、ですね」
「ぁ、は、ぁぁっ」
紅潮した顔で眉を寄せた姫は、フランシスの言う通りに膣内を締めつけようと、下腹部に力を入れていた。
ずぶりと挿入された男根を健気にきゅっきゅっと締めている姫の身体を、従者はしっかりと腕に抱きしめたまま動こうとはしない。
姫の口からは、思わず切ない吐息がこぼれてしまう。
「はぁ、は、はぁ……」
ユーリアは彼に言われるままに、熱い肉茎を蜜口の入口付近で締めつけ、それから膣内の方を意識して力を入れる。
今まで姫は気持ち良くなると無意識に彼のものを締め付けていた。
でもこれからは、意識して出来るように訓練していくのだと、フランシスに告げられた。
「んっ、おくは、むずかしいの……」
「最初はうまくできなくてもいいんです。大丈夫、練習しているうちに、姫さまのそこはだんだん素晴らしい名器になって行きますからね」
男根を咥えた蜜口の隙間からは、透明な蜜がたらたらと零れ続けている。
「んんっ、ふら、んしす」
こうして意識して締め付けていると、ユーリアはフランシスの形をより意識してしまう。
太い根元に蜜口は大きく広げられ、膣内では男の昂ぶりの熱さを感じ、奥に押し付けられた傘高の先端は子宮の入り口に口づけているかのよう。
一向に動こうとしないフランシスにユーリアは、胸筋のついた滑らかな胸に頬を寄せた。
そしてたまたま口元近くにあった、その飾りのような突起を口に含み、ちゅ、と吸った。
「っ! ……姫さま?」
驚くフランシスにユーリアは構わず、赤ちゃんのように男の胸を吸った。
いつも自分の胸を幸せそうに吸っている彼の気持ちが、分かるかもしれないとも思って。
(こうして一つになって、甘えるように胸を吸うのはとてもいい気持だわ)
「ぼくの、ひめ」
そんな姫の仕草に愛おしさと欲情が込み上げる。
ついに耐え難くなったフランシスは、とうとう身体を動かし始める。
穏やかな抽送から急に突き上げてみせ、嬌声をあげる姫の反応を楽しむ。
「上になってみますか」
返事を待たず、体勢を変えて姫を上にして仰向けになるフランシス。
「僕の上に座って、好きなように動いていいんですよ」
「ゃっ……そんなの、はしたないもの」
「そうですか、では……」
フランシスは姫の背中とお尻に手を当てて半身を起こした。
ベッドの上で姫と向き合って座った形になる。
「僕も座って、しましょうか」
ユーリアの脚を自身の両脇に来るようにして、再び抽送を開始した。
するとユーリアは、脚をフランシスの後ろで交差するように巻き付けた。
ずん、と腰を突き上げられれば、強い快感が脳天まで走り、後ろに手をついて背中を仰け反らせる。
「ああ、ひめっ……。僕のものを、そんなに美味しそうに頬張って……」
この体勢になったことで、ユーリアの蜜口にフランシス自身が抜き差しされる生々しく淫らな秘所が、彼からよく見えるようになってしまった。
充血した花弁が開いた中心に、男根が根元までずっぷりと突き刺され、膣内を擦り掻き回されたことで白く泡立ったような蜜が吹き零れている。
「ぁっ、ぃゃっ。みちゃ、ゃっ!」
二人の繋がり合う場所にフランシスの焼け付くような視線を感じて、ユーリアは声を上げて啼いた。
羞恥のあまり思わず膣内がきゅうと締まり、フランシスの昂ぶりを握りしめるような圧を加えてしまった。
「姫の膣内は、使えば使うほどに、よくなって……!」
姫を抱き寄せ背中に手を回して汗ばんだ身体を合わせると、ユーリアもフランシスの首に手を回した。
こうしてきつく抱きしめ合って絶頂するのが、今の二人のお気に入りなのだ。
下から突き上げられ、ユーリアの身体が弾む。ベッドが軋み、二人の嬌声がひと際高まった後、ついにその瞬間を迎えた。
ぐりっと自重で串刺しにされた最奥で、フランシスの欲望が爆ぜる。
ユーリアは、体温の高い犬妖精の白濁が勢いよく子宮の入り口に叩きつけらるのを感じ、悦びに震えた。
「う、たくさん、射精る……」
「ん、うれし……」
姫の目の前にチカチカと火花が飛び、膣内がうねって収縮する。
まだ終わらない絶頂の中、フランシスはユーリアの胎内に愛の証をどくどくと注ぎながら唇を奪った。
フランシスは情事の後でぐっすりと眠る姫に上掛けをそっと掛け、起こさないよう注意して天蓋ベッドから降りると、素早く服を着てユーリアの寝室を後にした。
自室に戻ろうと暗い廊下を歩いていると、ふいに物陰から何者かが飛び出し、襲い掛かって来た。
危うく凶刃から身を翻したフランシスは、くせ者の鳩尾に拳を入れ、その衝撃で相手が怯んだ隙に手を捻り上げて後ろ手に回して抑えつけた。
凶器が床に落ちると、フランシスはすかさず足で蹴って、さらに手の届かないところへ飛ばす。
「――くそっ。清純そうな顔をして、結婚前に男を寝室に引き込むとは、とんだあばずれ姫だな!」
廊下の壁の窪みに置かれた灯りに顔を向けさせると、口惜しそうに猫耳の女騎士ルイサが口元を歪めた。
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