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神の楽園
第1話「レオナードの武器屋」
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『神殺し革命』から5年。
ロナンディア王国は長期にわたりあらゆる街の代表とありとあらゆる会議が行われ続けた。
これからこの国はどのような政治体制をとるか、どこかの国と条約を結ぶべきか、そして法律の改正など。
そしてその長期の会議の結果、ロナンディアは共和制をとることになり、『ロナンディア王国』は『ロナンディア共和国』となった。
そして5年前に比べて財政も医学も政治も大分安定してきた。
しかし、この革命は他の国々には決して口外しなかった。
神殺しも全員隠蔽され、銀髪の少年達の顔を見た者は、ある人物の魔法によって記憶から消されていた。
ちなみにこの国の新しい元首は、国民によって選ばれた人物が新しく大統領として就いた。
そして、ようやく国に平和が訪れたのである。
ーロナンディア共和国.首都ユレイジア ヴィナスティーユ市 武器屋兼鍛冶屋「逆さ反りの月」ー
ここは、ロナンディアで有名な武器屋である。
国でこの武器屋を知らない人は極めて少なく、首都ユレイジアでは、子供でも知っている。
その店員である17歳の少年レオナードは、銀髪に緑色の瞳をしていて、この店の名前の由来である逆さ反りの月の耳飾りをしている。
彼は店の商品であるスモールソードと呼ばれる剣の手入れをしていた。
レオナードは武器の手入れという何気ないひと時が好きであり、無意識に鼻唄を唄うほどである。
すると20代後半の男が店の中にやって来た。
店に入るなり、椅子で剣の手入れをし続けるレオナードを呼ぶ。
「おーいレオナード!頼んどいた剣なんだけどよー!」
「あー、リュイさん!丁度さっき完成したぜー!」
レオナードは店の奥に行き、質の良さそうな剣を持ってきた。
客に渡すと、それを見るなり絶賛していた。
その剣は刀身が見事に真っ直ぐに作られ、鋭い刃は鏡のように美しく光る。
この剣はレオナードが1人で作ったものである。
「凄え……こりゃまた凄え剣作りやがったな…。ありがとよ!」
客はキラキラした目でその剣を見て、レオナードに礼を言った。
レオナードは不敵な笑みを浮かべ、代金を要求した。
「ではではお客さん、6000テラー頂きましょうか?」
「なっ……高っ!嘘だろ⁉︎」
客は膨大な金額に気が動転している。
するとレオナードは再び不敵な笑みを浮かべながら、
「元々ある商品と特注は別だぜ?よく覚えとけよ?」
「いやいや!特注でもせいぜい800テラーくらいが妥当だろうが!……あっ…テメェまさかこの間の件まだ根に持ってんのか?」
客の質問に対し、レオナードは白を切っている。
「おや、何のことかな?」
「俺がお前の大好物の黄金のリンゴ食った件だよ!あれなら謝ったろ!友達じゃねえか、それくらい許せよ!」
「なら、黄金のリンゴ三つで手を打とう。それなら400テラーで売ってやるよ。」
レオナードはニコッとわざとらしい笑顔で、林檎を要求する。
「ええ⁉︎……そりゃねえだろ。」
「俺も商人なんでね。取引だよ。」
「アホ……商売で1番大事なのは“信頼“だろうが。そんなんじゃ客いなくなるぞ⁉︎」
「大丈夫だよ、うちの店は商会からも信頼されてるからな。」
「そりゃ店主だろ⁉︎お、ま、え、の、こ、と、だ、よーー‼︎‼︎」
客はレオナードの眉間に指をグリグリ押し当てた。
レオナードはそれに対し、“分かった、分かった“と客をなだめる。
客が止めると何事もなかったかのように再び要求する。
「へいへい……で、どうする?」
レオナードが先程の話を完全無視してたようなので、いい加減呆れたようだ。
「お前話聞いてたのか⁉︎……ああ!わぁーったよ!黄金のリンゴ3つ!持ってくるから400で売ってくれ!」
「ニヒッ♪毎度あり♪」
レオナードの笑顔はその時は満面の笑みだった。
客は代金を払うと、ぶつくさ言いながら出て行った。
その後店の奥から30代の眼鏡を掛けた男性が出てくる。
レオナードと同じくこの店で働く店員である。
名前はアド。
「レオナードくん、そのうちお客さんいなくなりますよ?」
「大丈夫♪鍛治の腕で俺に敵う奴はいねえよ!」
「また自惚れちゃって…まぁ確かにそうですが…。…でも…五年前にもいましたよね…国内最高の腕を持つ鍛冶師が…。」
レオナードはその言葉に眉間にシワを寄せて反応した。
「……ああ…そうだな。」
「で、確か革命で死んじゃって……その後、この店を誰かが設立して、国内最高峰の武器屋になったんですよね。」
レオナードは先程の調子に乗っていた顔と違い、しかめた表情で聴いていた。
大きく表情が変化したレオナードに異変を感じ、アドが話しかける。
「……レオナードくん?」
「……大丈夫だよ、俺は今ならあいつも超えてるからよ!」
「……そうですね。」
アドは苦笑いを浮かべてそう言った。
“もう、二度とあんな事は起きて欲しくない“と。
※6000テラー……約150万円
ロナンディア王国は長期にわたりあらゆる街の代表とありとあらゆる会議が行われ続けた。
これからこの国はどのような政治体制をとるか、どこかの国と条約を結ぶべきか、そして法律の改正など。
そしてその長期の会議の結果、ロナンディアは共和制をとることになり、『ロナンディア王国』は『ロナンディア共和国』となった。
そして5年前に比べて財政も医学も政治も大分安定してきた。
しかし、この革命は他の国々には決して口外しなかった。
神殺しも全員隠蔽され、銀髪の少年達の顔を見た者は、ある人物の魔法によって記憶から消されていた。
ちなみにこの国の新しい元首は、国民によって選ばれた人物が新しく大統領として就いた。
そして、ようやく国に平和が訪れたのである。
ーロナンディア共和国.首都ユレイジア ヴィナスティーユ市 武器屋兼鍛冶屋「逆さ反りの月」ー
ここは、ロナンディアで有名な武器屋である。
国でこの武器屋を知らない人は極めて少なく、首都ユレイジアでは、子供でも知っている。
その店員である17歳の少年レオナードは、銀髪に緑色の瞳をしていて、この店の名前の由来である逆さ反りの月の耳飾りをしている。
彼は店の商品であるスモールソードと呼ばれる剣の手入れをしていた。
レオナードは武器の手入れという何気ないひと時が好きであり、無意識に鼻唄を唄うほどである。
すると20代後半の男が店の中にやって来た。
店に入るなり、椅子で剣の手入れをし続けるレオナードを呼ぶ。
「おーいレオナード!頼んどいた剣なんだけどよー!」
「あー、リュイさん!丁度さっき完成したぜー!」
レオナードは店の奥に行き、質の良さそうな剣を持ってきた。
客に渡すと、それを見るなり絶賛していた。
その剣は刀身が見事に真っ直ぐに作られ、鋭い刃は鏡のように美しく光る。
この剣はレオナードが1人で作ったものである。
「凄え……こりゃまた凄え剣作りやがったな…。ありがとよ!」
客はキラキラした目でその剣を見て、レオナードに礼を言った。
レオナードは不敵な笑みを浮かべ、代金を要求した。
「ではではお客さん、6000テラー頂きましょうか?」
「なっ……高っ!嘘だろ⁉︎」
客は膨大な金額に気が動転している。
するとレオナードは再び不敵な笑みを浮かべながら、
「元々ある商品と特注は別だぜ?よく覚えとけよ?」
「いやいや!特注でもせいぜい800テラーくらいが妥当だろうが!……あっ…テメェまさかこの間の件まだ根に持ってんのか?」
客の質問に対し、レオナードは白を切っている。
「おや、何のことかな?」
「俺がお前の大好物の黄金のリンゴ食った件だよ!あれなら謝ったろ!友達じゃねえか、それくらい許せよ!」
「なら、黄金のリンゴ三つで手を打とう。それなら400テラーで売ってやるよ。」
レオナードはニコッとわざとらしい笑顔で、林檎を要求する。
「ええ⁉︎……そりゃねえだろ。」
「俺も商人なんでね。取引だよ。」
「アホ……商売で1番大事なのは“信頼“だろうが。そんなんじゃ客いなくなるぞ⁉︎」
「大丈夫だよ、うちの店は商会からも信頼されてるからな。」
「そりゃ店主だろ⁉︎お、ま、え、の、こ、と、だ、よーー‼︎‼︎」
客はレオナードの眉間に指をグリグリ押し当てた。
レオナードはそれに対し、“分かった、分かった“と客をなだめる。
客が止めると何事もなかったかのように再び要求する。
「へいへい……で、どうする?」
レオナードが先程の話を完全無視してたようなので、いい加減呆れたようだ。
「お前話聞いてたのか⁉︎……ああ!わぁーったよ!黄金のリンゴ3つ!持ってくるから400で売ってくれ!」
「ニヒッ♪毎度あり♪」
レオナードの笑顔はその時は満面の笑みだった。
客は代金を払うと、ぶつくさ言いながら出て行った。
その後店の奥から30代の眼鏡を掛けた男性が出てくる。
レオナードと同じくこの店で働く店員である。
名前はアド。
「レオナードくん、そのうちお客さんいなくなりますよ?」
「大丈夫♪鍛治の腕で俺に敵う奴はいねえよ!」
「また自惚れちゃって…まぁ確かにそうですが…。…でも…五年前にもいましたよね…国内最高の腕を持つ鍛冶師が…。」
レオナードはその言葉に眉間にシワを寄せて反応した。
「……ああ…そうだな。」
「で、確か革命で死んじゃって……その後、この店を誰かが設立して、国内最高峰の武器屋になったんですよね。」
レオナードは先程の調子に乗っていた顔と違い、しかめた表情で聴いていた。
大きく表情が変化したレオナードに異変を感じ、アドが話しかける。
「……レオナードくん?」
「……大丈夫だよ、俺は今ならあいつも超えてるからよ!」
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※6000テラー……約150万円
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