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第二部「ハルコン青年期」
48 ハルコン、王都に帰還する_01
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明け方、ハルコンは指揮車の中で毛布に包まりながら、目をぱっちりと覚ました。
ちらりと車内を見渡すと、……。シルファー団長もステラ殿下も、女占い師もミラも、皆毛布の中で静かに寝息を立てていた。
「……」
ハルコンは寝床を抜け出して車外に目を向けると、誰も起きている気配を感じない。
なるべく気配を消して外着に着替えると、そのまま車外に降り立った。
「さて、……と」
すると、音もなく暗闇の先から、元女盗賊と「半次郎」が現れた。
「そろそろ、いくでやすか?」
「えぇ。これから王都まで報告に向かいます!」
「了解でやす!」
そう言って元女盗賊が笑顔で頷くと、「半次郎」もこくりと頷いてこちらの肩に触れた。
「いいですかっ?」
そのかけ声に、元女盗賊と「半次郎」がしっかりとしがみ付く。
「ではっ!」
次の瞬間、ハルコン達3名は、王都にあるセイントーク別邸の一室にいた。
すると、目の前のソファーには、明け方前にも拘わらず、父カイルズが葉巻を吹かしながら、驚いた表情を浮かべていた。
「……。ホンとに、ハルコンなのだな?」
そう言って、こちらをじろじろと見つめてくる。
「はい。こんな時間にお手数をおかけしますが、……。王宮まで、手配をお願いします」
「了解した。今日、この時のために馬車を手配している。そちらの2人も同行するということで、よろしいのだな?」
「はい」
その言葉を聞くと、父カイルズは部下にその旨伝え、直ぐに手配してくれた。
さすがは、父上だとハルコンが思っていると、……。
「そちらの2人が、ハルコンの護衛ということだな?」
「はい」
「ふむ、元女盗賊殿、……。貴殿には、セイントーク領で多大に貢献して頂いており、誠に感謝する次第です。だが、忙しいのだろう? にも拘らず、こうしてハルコンを支えてくれて、誠にありがたく、言葉で言い表せられない次第です」
そう言って、父カイルズは頭を下げた。
「んだ、滅相ばごぜぇんでやす。アタイば方こそ、ハルコン殿ば良くしてくれるでやす!」
そう言って、元女盗賊は頬を少しだけ赤くして、照れたように笑った。
「さて、……。もう一人の方は、……。確か『半次郎』殿とお見受けするが、……」
父カイルズの言葉に、「半次郎」は、少しだけ小首を傾げてニコリと笑う。
ちらりと車内を見渡すと、……。シルファー団長もステラ殿下も、女占い師もミラも、皆毛布の中で静かに寝息を立てていた。
「……」
ハルコンは寝床を抜け出して車外に目を向けると、誰も起きている気配を感じない。
なるべく気配を消して外着に着替えると、そのまま車外に降り立った。
「さて、……と」
すると、音もなく暗闇の先から、元女盗賊と「半次郎」が現れた。
「そろそろ、いくでやすか?」
「えぇ。これから王都まで報告に向かいます!」
「了解でやす!」
そう言って元女盗賊が笑顔で頷くと、「半次郎」もこくりと頷いてこちらの肩に触れた。
「いいですかっ?」
そのかけ声に、元女盗賊と「半次郎」がしっかりとしがみ付く。
「ではっ!」
次の瞬間、ハルコン達3名は、王都にあるセイントーク別邸の一室にいた。
すると、目の前のソファーには、明け方前にも拘わらず、父カイルズが葉巻を吹かしながら、驚いた表情を浮かべていた。
「……。ホンとに、ハルコンなのだな?」
そう言って、こちらをじろじろと見つめてくる。
「はい。こんな時間にお手数をおかけしますが、……。王宮まで、手配をお願いします」
「了解した。今日、この時のために馬車を手配している。そちらの2人も同行するということで、よろしいのだな?」
「はい」
その言葉を聞くと、父カイルズは部下にその旨伝え、直ぐに手配してくれた。
さすがは、父上だとハルコンが思っていると、……。
「そちらの2人が、ハルコンの護衛ということだな?」
「はい」
「ふむ、元女盗賊殿、……。貴殿には、セイントーク領で多大に貢献して頂いており、誠に感謝する次第です。だが、忙しいのだろう? にも拘らず、こうしてハルコンを支えてくれて、誠にありがたく、言葉で言い表せられない次第です」
そう言って、父カイルズは頭を下げた。
「んだ、滅相ばごぜぇんでやす。アタイば方こそ、ハルコン殿ば良くしてくれるでやす!」
そう言って、元女盗賊は頬を少しだけ赤くして、照れたように笑った。
「さて、……。もう一人の方は、……。確か『半次郎』殿とお見受けするが、……」
父カイルズの言葉に、「半次郎」は、少しだけ小首を傾げてニコリと笑う。
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