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第1章
治療
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幻獣の銀狼とも仮契約したおかげで弱いが水の回復魔法が魔石なしに使えるようになった。
これで魔石を使えば、幻獣用の小屋で過ごせる程度に治るだろう。
まずは銀狼のために幻獣舎の部屋を希望を聞いて整えた。
治療が終わったら呼びに行くと告げて、一旦幻獣舎で待機してもらう。
コッコ達とは一番離れた場所にしてある。幻獣なのでコッコを襲うことはないが、コッコ達が恐れて卵を産んでくれなくなるのは困る。
幼体が銀狼に慣れたら早急にコッコ小屋に着手しないといけないなとレナードは計画を立てた。
急いで腹ごしらえを済ますと治療のために魔石を取りに行き、そっと居間の扉を開ける。
ここ数日家を開ける時間が多かったせいか、頭を毛布から出して寝ていた。皿の中身もきれいに無くなっている。
幼体が目覚めない内に治療を済ませようと静かに近付く。
そっと毛布をずらしすと少し包帯が緩んでいた。
「居間の中を探検でもしたのかな?」
動けるようになったことを喜びながら、素早く治療を始めた。
ルゼと銀狼のおかげで傷痕がまだかなり目立つものの、走り回ったりなど活発な動きをしなければ大丈夫だろう程度に治療出来た。
明日もう一度治療を行えば、傷痕はもう少しきれいになるだろう。
暖炉は炭を散らして自然に温度を下げるようにして銀狼を呼びに部屋を出た。
銀狼を居間に入れて幼体を頼んだ後にルゼを探しに庭に出る。
流石に銀狼が幻獣舎にいたせいで、呼んでも近くに来ない。
仕方なく声を頼りに姿を探し回る。
牛舎の前にいた。
牛舎の中にひよこ達と他のコッコ達もいたことから恐怖から隠れていたようだ。
牛が幻獣達を怖がらないように、幻獣舎とは併設してあるものの結界を張ってあり、牛より弱いものは入れるようにしてあるため、コッコ達にも安全な場所と分かったのだろう。
ルゼ以外は牛舎の中で団子のように身を寄せ合っていた。
《ごめんね、怖かったよね。でも仮契約してたし、幻獣の雌だし魔物じゃないから、怒らせない限り襲われることはないよ》
《親代わりを連れて来るとは聞いていたが、あんなに強いものとは思わなかったゾ!》
ルゼは怒っているようだ。
《私だって獣か、草食系の魔物だと思っていたんだ、声をかけたのは森鹿だったから》
《なるほどな》
《でも来たのはあの銀狼だったんだ。幻獣の幼獣の世話をして欲しいって言っただけなのに》
《幼獣と言ったからではないのか?》
《う~ん、確かに種族は言ってなかった》
《まぁ来てしまったものはしかたがない》
《なるべく早くに君達専用の小屋を作るから許して欲しい》
《他のものに説明してこよう。しかし主人のところの牛は豪胆じゃな。いずれも一瞬しか動揺してなかったゾ》
《子牛の頃から怪我した幻獣や魔物などが居たか、ここで産まれた子ばかりだからね、魔道具のおかげで小屋にいる限り襲われないと知っているのさ。それに純血種ではないしね》
《皆が落ち着くまでここに居させてもらうが、我だけ入れないのは何故だ?》
《えっと…その、魔道具の結界はここの牛より弱いものと、人間が入れるように設定してあるんだ。だからきっとルゼは強いってことだね》
《・・・ 》
《・・ルゼが入れるようになんとか調整をしてもらえるよう頼んで来るよ》
ポーション作りをした後、居間の様子をこっそりドア開けて隙間から覗くと、打ち解けてまではいないようだったが、それでも互いに少しだけ距離をあけて見つめ合っていた。
銀狼は伏せてゆっくりと尾を左右に揺らしており、幼体も毛布からはしっかり頭を出ている。
少しは慣れたみたいだ。
安心したのでソッとドアを閉めた。
これで魔石を使えば、幻獣用の小屋で過ごせる程度に治るだろう。
まずは銀狼のために幻獣舎の部屋を希望を聞いて整えた。
治療が終わったら呼びに行くと告げて、一旦幻獣舎で待機してもらう。
コッコ達とは一番離れた場所にしてある。幻獣なのでコッコを襲うことはないが、コッコ達が恐れて卵を産んでくれなくなるのは困る。
幼体が銀狼に慣れたら早急にコッコ小屋に着手しないといけないなとレナードは計画を立てた。
急いで腹ごしらえを済ますと治療のために魔石を取りに行き、そっと居間の扉を開ける。
ここ数日家を開ける時間が多かったせいか、頭を毛布から出して寝ていた。皿の中身もきれいに無くなっている。
幼体が目覚めない内に治療を済ませようと静かに近付く。
そっと毛布をずらしすと少し包帯が緩んでいた。
「居間の中を探検でもしたのかな?」
動けるようになったことを喜びながら、素早く治療を始めた。
ルゼと銀狼のおかげで傷痕がまだかなり目立つものの、走り回ったりなど活発な動きをしなければ大丈夫だろう程度に治療出来た。
明日もう一度治療を行えば、傷痕はもう少しきれいになるだろう。
暖炉は炭を散らして自然に温度を下げるようにして銀狼を呼びに部屋を出た。
銀狼を居間に入れて幼体を頼んだ後にルゼを探しに庭に出る。
流石に銀狼が幻獣舎にいたせいで、呼んでも近くに来ない。
仕方なく声を頼りに姿を探し回る。
牛舎の前にいた。
牛舎の中にひよこ達と他のコッコ達もいたことから恐怖から隠れていたようだ。
牛が幻獣達を怖がらないように、幻獣舎とは併設してあるものの結界を張ってあり、牛より弱いものは入れるようにしてあるため、コッコ達にも安全な場所と分かったのだろう。
ルゼ以外は牛舎の中で団子のように身を寄せ合っていた。
《ごめんね、怖かったよね。でも仮契約してたし、幻獣の雌だし魔物じゃないから、怒らせない限り襲われることはないよ》
《親代わりを連れて来るとは聞いていたが、あんなに強いものとは思わなかったゾ!》
ルゼは怒っているようだ。
《私だって獣か、草食系の魔物だと思っていたんだ、声をかけたのは森鹿だったから》
《なるほどな》
《でも来たのはあの銀狼だったんだ。幻獣の幼獣の世話をして欲しいって言っただけなのに》
《幼獣と言ったからではないのか?》
《う~ん、確かに種族は言ってなかった》
《まぁ来てしまったものはしかたがない》
《なるべく早くに君達専用の小屋を作るから許して欲しい》
《他のものに説明してこよう。しかし主人のところの牛は豪胆じゃな。いずれも一瞬しか動揺してなかったゾ》
《子牛の頃から怪我した幻獣や魔物などが居たか、ここで産まれた子ばかりだからね、魔道具のおかげで小屋にいる限り襲われないと知っているのさ。それに純血種ではないしね》
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《えっと…その、魔道具の結界はここの牛より弱いものと、人間が入れるように設定してあるんだ。だからきっとルゼは強いってことだね》
《・・・ 》
《・・ルゼが入れるようになんとか調整をしてもらえるよう頼んで来るよ》
ポーション作りをした後、居間の様子をこっそりドア開けて隙間から覗くと、打ち解けてまではいないようだったが、それでも互いに少しだけ距離をあけて見つめ合っていた。
銀狼は伏せてゆっくりと尾を左右に揺らしており、幼体も毛布からはしっかり頭を出ている。
少しは慣れたみたいだ。
安心したのでソッとドアを閉めた。
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