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第3章
説得
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《処罰ハ我々ニ全テ任セテクレヌノカ?》
《大変申し訳ありませんが、人間という種族は他の生き物と違い1人1人は弱いのですが、一定以上が集まれば非常に危険な種族なのです》
《我ラト違ウタメ、我ラガ有効ダト思ウ方法ガ効カヌトイウコトカ?》
《個人や少人数ならば有効ではあるのですが、それ以外の理由があるのです》
《効クノニシテハイケナイトハ解ラヌ》
《効き過ぎて、恐怖のあまり過激な行動をする者達がいるのです》
《ドウイウコトダ?》
《野性の生き物はむやみに襲うことはありませんが、凶魔化した魔物や魔獣が見境無く襲うのと似たような行動を取るのです》
《人間モ凶魔化スルノカ?》
《いえ違います、凶魔化よりタチが悪いです。凶魔化した者は殺せば脅威がなくなるが、恐怖に取り憑かれた人間は段々増えていくからです》
《ナント!》
《それと別の理由でも思い留まっていただきたいのです》
《他ニモアルノカ?》
《未だ捕まっていないグループがあり、やり過ぎてしまうとしばらく目立つ行動をしなくなってしまい、我々の調査が無駄になるだけでなく、他の国に逃がれて潜伏し、別の場所で再開するのです》
《難シイノウ》
《せめてどちらかの組織を捕縛するまでは、皆殺しや大規模な破壊は控えて欲しいのです。最悪の場合人間の国の全てがあなた達を敵と見做して討伐対象になってしまう可能性あります》
《人間ガ悪イノニ何故我ラガ討伐サレネバナラヌノダ!》
《先程の方法を全て実行した場合には、そうなります》
《約束ガ違ウデハナイカ!》
《申し訳ない。私達人間はあなた方でいうと群れの集まりで、それぞれ考えが違うのです。
種族を総括する存在、あなた方の王のように絶対的存在は居ないのです。
グループがどちらも我々より権力がある者が居て、派手に処罰されると困るんです》
《ナラバドウスレバ良イノダ》
《仲間割れになりそうな追い回したり、凄惨な場面を見せたりは直ぐにでもやってもらって構わない》
《了解シタ》
《但し女性や老人は、幻獣に対しての態度で友好的な者は外して欲しい。
1人で行動出来ない小さな子は保護して欲しい》
《小サキ者ハ我ラデアッテモ保護対象ダ、心配ハ要ラヌ》
《傷付けたり、建物を燃やすことに関しては、我々が疑っている人物や建物の情報をリストアップして渡すので、それと合致する場合は日時と場所の連絡を。
関係ない人々の被害が減るように誘導など準備があるので。
リストにない場合は連絡してくれたら早急に精査して返事をします。
こちらが把握していないと困る人物や場所があるので》
《ソウイウコトナラバ了解シヨウ》
《殺すのは、直接手をくだした者以外は、例のグループの証拠や対象者がある程度集まるまで待って欲しい。
もしかしたら今回襲う人物の中に、そのグループと強い繋がりがある者がいるかも知れないので》
《ソノグループノガ立場ガ上ナノダナ、出来ル限リ努力シヨウ》
《最後にリストの名前の前に印を付けた者は、殺す時には身元が分かるように身体の一部は必ず残して欲しい。生死が不明だと問題がある者達だから》
《出来ルダケ配慮シヨウ》
試練の森からレナードの母家に帰って来た3人は、ソファに倒れ込むように座った。
「レナードが言っていた意味が分かった」
いち早く立ち直ったのはサイモンだった。
「確かにあれは私達と相談する余裕どころではないな」
「精霊王と幻獣王に最初に会ってから、毎回あんな風に一方的に向こうの常識で進められてしまうから大変だったんです」
「今回はエドウィンギルド長がいて良かったな」
「本当に。
私では即答出来ないこともあって助かりました」
「こちらこそ話す機会を与えてもらえて良かったよ。
今まであの雰囲気というか、威圧に何度も耐えてあれだけの交渉をしてくれて感謝する」
「いえ、威圧を感じるより戸惑いや焦りが多くて気になりませんでした」
「そうか。
とにかく、どんなに我々が細心の注意を払っても逃れてしまうだろうが、我ら以外に知られずに処罰されたら、幻獣達の報復だと知られずに人や場所を変えて繰り返される」
「ああいう奴らは見せしめのように公開されなければ、懲りるということを知らないからなぁ」
最後にサイモンが締めくくる。
《大変申し訳ありませんが、人間という種族は他の生き物と違い1人1人は弱いのですが、一定以上が集まれば非常に危険な種族なのです》
《我ラト違ウタメ、我ラガ有効ダト思ウ方法ガ効カヌトイウコトカ?》
《個人や少人数ならば有効ではあるのですが、それ以外の理由があるのです》
《効クノニシテハイケナイトハ解ラヌ》
《効き過ぎて、恐怖のあまり過激な行動をする者達がいるのです》
《ドウイウコトダ?》
《野性の生き物はむやみに襲うことはありませんが、凶魔化した魔物や魔獣が見境無く襲うのと似たような行動を取るのです》
《人間モ凶魔化スルノカ?》
《いえ違います、凶魔化よりタチが悪いです。凶魔化した者は殺せば脅威がなくなるが、恐怖に取り憑かれた人間は段々増えていくからです》
《ナント!》
《それと別の理由でも思い留まっていただきたいのです》
《他ニモアルノカ?》
《未だ捕まっていないグループがあり、やり過ぎてしまうとしばらく目立つ行動をしなくなってしまい、我々の調査が無駄になるだけでなく、他の国に逃がれて潜伏し、別の場所で再開するのです》
《難シイノウ》
《せめてどちらかの組織を捕縛するまでは、皆殺しや大規模な破壊は控えて欲しいのです。最悪の場合人間の国の全てがあなた達を敵と見做して討伐対象になってしまう可能性あります》
《人間ガ悪イノニ何故我ラガ討伐サレネバナラヌノダ!》
《先程の方法を全て実行した場合には、そうなります》
《約束ガ違ウデハナイカ!》
《申し訳ない。私達人間はあなた方でいうと群れの集まりで、それぞれ考えが違うのです。
種族を総括する存在、あなた方の王のように絶対的存在は居ないのです。
グループがどちらも我々より権力がある者が居て、派手に処罰されると困るんです》
《ナラバドウスレバ良イノダ》
《仲間割れになりそうな追い回したり、凄惨な場面を見せたりは直ぐにでもやってもらって構わない》
《了解シタ》
《但し女性や老人は、幻獣に対しての態度で友好的な者は外して欲しい。
1人で行動出来ない小さな子は保護して欲しい》
《小サキ者ハ我ラデアッテモ保護対象ダ、心配ハ要ラヌ》
《傷付けたり、建物を燃やすことに関しては、我々が疑っている人物や建物の情報をリストアップして渡すので、それと合致する場合は日時と場所の連絡を。
関係ない人々の被害が減るように誘導など準備があるので。
リストにない場合は連絡してくれたら早急に精査して返事をします。
こちらが把握していないと困る人物や場所があるので》
《ソウイウコトナラバ了解シヨウ》
《殺すのは、直接手をくだした者以外は、例のグループの証拠や対象者がある程度集まるまで待って欲しい。
もしかしたら今回襲う人物の中に、そのグループと強い繋がりがある者がいるかも知れないので》
《ソノグループノガ立場ガ上ナノダナ、出来ル限リ努力シヨウ》
《最後にリストの名前の前に印を付けた者は、殺す時には身元が分かるように身体の一部は必ず残して欲しい。生死が不明だと問題がある者達だから》
《出来ルダケ配慮シヨウ》
試練の森からレナードの母家に帰って来た3人は、ソファに倒れ込むように座った。
「レナードが言っていた意味が分かった」
いち早く立ち直ったのはサイモンだった。
「確かにあれは私達と相談する余裕どころではないな」
「精霊王と幻獣王に最初に会ってから、毎回あんな風に一方的に向こうの常識で進められてしまうから大変だったんです」
「今回はエドウィンギルド長がいて良かったな」
「本当に。
私では即答出来ないこともあって助かりました」
「こちらこそ話す機会を与えてもらえて良かったよ。
今まであの雰囲気というか、威圧に何度も耐えてあれだけの交渉をしてくれて感謝する」
「いえ、威圧を感じるより戸惑いや焦りが多くて気になりませんでした」
「そうか。
とにかく、どんなに我々が細心の注意を払っても逃れてしまうだろうが、我ら以外に知られずに処罰されたら、幻獣達の報復だと知られずに人や場所を変えて繰り返される」
「ああいう奴らは見せしめのように公開されなければ、懲りるということを知らないからなぁ」
最後にサイモンが締めくくる。
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