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第7章
上申
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突然現れた大精霊に気付いた小精霊と妖精達が、自らの属性のところに殺到した事で全員が存在に気付いた。
《大精霊サマ》
《キイテキイテ》
一斉に言いたいことを喋り出す同胞に手を挙げる事で鎮めた闇の大精霊と、両手を合わせて上を向け乗れる様に掲げた光の大精霊。
《伝エタイ事ヲ聞クノデ落チ着キナサイ》
騒ついた雰囲気が落ち着くと、代表する様に知能の高い聖獣達が話し始めた。
さも今初めて聞いた様に熱心に頷きながら聞いた大精霊達は、アイコンタクトで相談した様に目を合わせて頷いてから話し出した。
《デハ、此処ニイル麒麟ガ本当ノ事ヲ言ッテイルノナラ、麒麟ノ主人ノ元ヘ行キタイト言ウ事ダナ?》
一斉に同意を示す声や動作をする者達。
《フム、精霊王様ニオ伺イヲ立テテ来ル、ソノ間ニ誰カ1人ヲ決メテオク様ニ》
そう言い渡して二人の大精霊は消えた。主人である精霊王への報告のために。
二人は別々に自らの主人に説明して許可を得るよりも、一緒に説明する事を選んだ。ただ運良く先程の崩落事故の対応のために揃っていたためにその事を告げる必要もなかったが。
『我等が偉大なる王に許可をいただきたく参上しました』
代表して光の大精霊が概要を話す事にした。
『丁度事故の対応が一区切り付いたところだ。話しを聞こう』
光の大精霊は闇の精霊が指示通りに連れて来た麒麟の様子を見に行った際の事を順番に話し、信じられない話しを聞き自らも調べ、闇の大精霊にも調べてもらった事を話した。その上で麒麟は強い信頼のせいで多少の誇張もありそうだが、強要や洗脳された発言ではないため何処までが真実なのか調査したいと進言した。
その方法として、麒麟の話しを聞き会ってみたい、本当の事なら自分も役立ちたいと思う者1人を派遣し、その監視役として人間達や派遣した者にも内密にかつ、それぞれ離れて観察してその報告を逐次行い、真実か否かの確認をしたいと告げた。
闇の大精霊も補足として俄には信じがたいが、麒麟から一緒に仲間として成長した虐げられて育った変異種達が半年もしない内にその人間を信頼し出した事が本当なのか確認したいと告げた。
光の精霊王は話しを聞く内に自らも確認したい気持ちが湧き条件付きで許可をしようと考えたが、未だに呪縛された魂の事を恨んでいる闇の精霊王は厳しい顔をして沈黙していた。
ルーチェもダーストニも同胞である他の四精霊王が件の人間を信頼していたのをずっと訝しんでいた。観察役の水の中精霊が絆されて過大評価を報告したのではないかとか、完全なる人間ではないか、虐げられて育った者ではないかと疑った。
だが話しを部下の聞く限りでは純然たる人間であり、自ら進んで幻獣達のために人里離れた場所に住んだと聞き及んだという。
闇の大精霊が流れる血の種類を見誤ることはあり得ない事。そして脳内の記憶をある程度読み取る事も事実だ。
それでも何千年もの間にくりかえされた光と闇の属性を持った人間達から、期待外れの行為ばかりする者達や、信頼出来ると思った者達に裏切り続けられ、他の四精霊王達と違い一度も生涯において信頼に値する行動や思考した者が居なかった。
その事から人間以外の人族の中なら信頼出来る者もいるという見解に落ち着いたのだ。とにかく人間だけは信用出来ないと。ただただ光と闇の力が特別な効果と効能がある事と、属性そのものが種族属性以外で授かり難い事による希少性故のものであるために、権力や欲望の対象に目を付けられやすく、独占欲から使い捨てされやすいせい故だとは独占欲という概念がほぼない精霊には理解しがたかっただけなのだ。
葛藤の末に真実なのか同胞の報告で知りたい気持ちのが勝り、渋々といった程で許可が下りた。
但し闇の精霊王は監視役の中精霊に見たままを保存する力を、光の精霊王は期待を裏切る行為があった時に、派遣した者をあらゆる事から守る障壁を施せる力をそれぞれ授けた。
《大精霊サマ》
《キイテキイテ》
一斉に言いたいことを喋り出す同胞に手を挙げる事で鎮めた闇の大精霊と、両手を合わせて上を向け乗れる様に掲げた光の大精霊。
《伝エタイ事ヲ聞クノデ落チ着キナサイ》
騒ついた雰囲気が落ち着くと、代表する様に知能の高い聖獣達が話し始めた。
さも今初めて聞いた様に熱心に頷きながら聞いた大精霊達は、アイコンタクトで相談した様に目を合わせて頷いてから話し出した。
《デハ、此処ニイル麒麟ガ本当ノ事ヲ言ッテイルノナラ、麒麟ノ主人ノ元ヘ行キタイト言ウ事ダナ?》
一斉に同意を示す声や動作をする者達。
《フム、精霊王様ニオ伺イヲ立テテ来ル、ソノ間ニ誰カ1人ヲ決メテオク様ニ》
そう言い渡して二人の大精霊は消えた。主人である精霊王への報告のために。
二人は別々に自らの主人に説明して許可を得るよりも、一緒に説明する事を選んだ。ただ運良く先程の崩落事故の対応のために揃っていたためにその事を告げる必要もなかったが。
『我等が偉大なる王に許可をいただきたく参上しました』
代表して光の大精霊が概要を話す事にした。
『丁度事故の対応が一区切り付いたところだ。話しを聞こう』
光の大精霊は闇の精霊が指示通りに連れて来た麒麟の様子を見に行った際の事を順番に話し、信じられない話しを聞き自らも調べ、闇の大精霊にも調べてもらった事を話した。その上で麒麟は強い信頼のせいで多少の誇張もありそうだが、強要や洗脳された発言ではないため何処までが真実なのか調査したいと進言した。
その方法として、麒麟の話しを聞き会ってみたい、本当の事なら自分も役立ちたいと思う者1人を派遣し、その監視役として人間達や派遣した者にも内密にかつ、それぞれ離れて観察してその報告を逐次行い、真実か否かの確認をしたいと告げた。
闇の大精霊も補足として俄には信じがたいが、麒麟から一緒に仲間として成長した虐げられて育った変異種達が半年もしない内にその人間を信頼し出した事が本当なのか確認したいと告げた。
光の精霊王は話しを聞く内に自らも確認したい気持ちが湧き条件付きで許可をしようと考えたが、未だに呪縛された魂の事を恨んでいる闇の精霊王は厳しい顔をして沈黙していた。
ルーチェもダーストニも同胞である他の四精霊王が件の人間を信頼していたのをずっと訝しんでいた。観察役の水の中精霊が絆されて過大評価を報告したのではないかとか、完全なる人間ではないか、虐げられて育った者ではないかと疑った。
だが話しを部下の聞く限りでは純然たる人間であり、自ら進んで幻獣達のために人里離れた場所に住んだと聞き及んだという。
闇の大精霊が流れる血の種類を見誤ることはあり得ない事。そして脳内の記憶をある程度読み取る事も事実だ。
それでも何千年もの間にくりかえされた光と闇の属性を持った人間達から、期待外れの行為ばかりする者達や、信頼出来ると思った者達に裏切り続けられ、他の四精霊王達と違い一度も生涯において信頼に値する行動や思考した者が居なかった。
その事から人間以外の人族の中なら信頼出来る者もいるという見解に落ち着いたのだ。とにかく人間だけは信用出来ないと。ただただ光と闇の力が特別な効果と効能がある事と、属性そのものが種族属性以外で授かり難い事による希少性故のものであるために、権力や欲望の対象に目を付けられやすく、独占欲から使い捨てされやすいせい故だとは独占欲という概念がほぼない精霊には理解しがたかっただけなのだ。
葛藤の末に真実なのか同胞の報告で知りたい気持ちのが勝り、渋々といった程で許可が下りた。
但し闇の精霊王は監視役の中精霊に見たままを保存する力を、光の精霊王は期待を裏切る行為があった時に、派遣した者をあらゆる事から守る障壁を施せる力をそれぞれ授けた。
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