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第8章
人族会合
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有用過ぎる幻獣や特異体のための第一回目の会合がギルド連合本部の会議室の1つで承認後に開催された。ちなみに参加者は選定の段階で幻獣チェックが済んでおり、直接的に情報漏洩の可能性がないと確定している者のみで構成されている。薬師ギルド連合からは長老達と中立派が参加、他の派は前日に原因不明の体調不良で断念している。
計画に参加したばかりではあるものの、コンティノアール国なども参加している。
商業ギルド代表のケイシーの言葉で始まった。
「この度、変異種育成計画の正式な運用が承認された。しかし今までと違い、秘匿情報の公開は参加していない組織にはギルド連合本部の上級幹部であっても口外しない。精霊王様方との取り決めにより禁止された。それ故に漏らした者は如何なる理由であろうと計画から即離脱させる。
そして此処での話し合いで決定していない事も口外しない事。例外は今回精霊王が認めた、前日の急な体調不良以外で参加出来なかった関係者のみ」
騒つく会議室内を一瞥して続ける。
「それらを守れず情報を漏らしたは精霊王が判断して処罰されると心得よ」
言葉の意味を理解した者から順番に静かになっていく。完全な沈黙が訪れたのを確認して着席した。
レナードから少し前に薬草や毒草の採取に役立つ種族が試練の森に移って来たこと、今後それらを従えた幻獣士が誕生するだろうと説明した。
これから紹介する種族のことで、決定事項として管理育成は幻獣士がする事は必須で、精霊王達と合意を得ていて、ここからは条件付きの極秘案件であるのが前提と説明する。
「薬草や毒草などが主食で成分を濃縮した液を出せる種族、
毒を含有する物を主食とし毒を濃縮して体表に滲ませることで身を守る種族、特異体で治療が出来る昆虫、食べた毒の解毒液を作り出せる爬虫類、病気も治せる小型種が幻獣士とパートナーになりたいと希望していると聞いています。彼らは今まで能力を知られていない種族ばかりですが、それは過去の主に人間の幻獣の扱いが酷いために幻獣王が隔離していたからだそうです」
公表された能力に騒つく。
「育成計画に組み込むことにしたのは、集団で行動する種族以外の個体が成体では無いからです。成体は今現在昆虫種などの集団以外の希望はないそうです。成体は今後の我々の行動次第だと思います」
と締め括った。
エルフの代表が精霊王達との話し合いで
①専属契約の幻獣士
②薬師または治療師を兼業する幻獣士
③秘匿出来る家族または一族
について合意を得た事と、幻獣士には行動監視のための強制的に精霊や妖精が常時複数付けられること、問題ない人物または団体だと判断されれば改善されることを話した。
「これは素案であるため、今後我々の話し合いでもっと具体的に決めていくが、あくまでも精霊王及び幻獣王様方の協力と承認があってこそ。こちらの都合の良い権益や権限の占有などの交渉をしようとすれば白紙になる事を重々承知の上で意見を述べて欲しい」
「補足ですが、先程の精霊や妖精の監視の件は中精霊かもうすぐ中精霊になる小精霊が必ずリーダーとして付きますが、基本的には接触や姿を見せるのは妖精や小精霊です」
ここで人間以外の人族は中精霊が接触して来たら終わりだと悟った。
交渉が出来ないことに関して人間側の一部から不満の声が出たが、大粛正の詳しい説明をしたら真っ青になって静かになった。
「これから話し合うのは主に2点だ。
希少な幻獣を扱うための団体の基準などと、得られた濃縮液や解毒薬、治療に関するルール作りだ。人族全てにおいてのルールであり、特定の国家や団体などの特例措置などは考慮しないものにすること。特例は精霊王様や幻獣王様方が特別に認めた場合のみ」
人間以外の人族から盛大な拍手が、人間側は喜怒哀楽の表示が散見していた。
「そうだった。今回の希少幻獣についてはあらゆる宗教や関連施設には秘匿すること。濃縮や解毒、治療の手段をギルド育成計画が運用や使用に至るまで徹底的に管理しているという事以外は一切の情報を渡さないことを厳命する。特に手段について幻獣だと告げるのは勿論だが、確信させる表現をしても処罰対象であり、判断も処罰も精霊王か幻獣王様方がされるということを肝に命じておく様に」
ここで一旦休憩となった。
計画に参加したばかりではあるものの、コンティノアール国なども参加している。
商業ギルド代表のケイシーの言葉で始まった。
「この度、変異種育成計画の正式な運用が承認された。しかし今までと違い、秘匿情報の公開は参加していない組織にはギルド連合本部の上級幹部であっても口外しない。精霊王様方との取り決めにより禁止された。それ故に漏らした者は如何なる理由であろうと計画から即離脱させる。
そして此処での話し合いで決定していない事も口外しない事。例外は今回精霊王が認めた、前日の急な体調不良以外で参加出来なかった関係者のみ」
騒つく会議室内を一瞥して続ける。
「それらを守れず情報を漏らしたは精霊王が判断して処罰されると心得よ」
言葉の意味を理解した者から順番に静かになっていく。完全な沈黙が訪れたのを確認して着席した。
レナードから少し前に薬草や毒草の採取に役立つ種族が試練の森に移って来たこと、今後それらを従えた幻獣士が誕生するだろうと説明した。
これから紹介する種族のことで、決定事項として管理育成は幻獣士がする事は必須で、精霊王達と合意を得ていて、ここからは条件付きの極秘案件であるのが前提と説明する。
「薬草や毒草などが主食で成分を濃縮した液を出せる種族、
毒を含有する物を主食とし毒を濃縮して体表に滲ませることで身を守る種族、特異体で治療が出来る昆虫、食べた毒の解毒液を作り出せる爬虫類、病気も治せる小型種が幻獣士とパートナーになりたいと希望していると聞いています。彼らは今まで能力を知られていない種族ばかりですが、それは過去の主に人間の幻獣の扱いが酷いために幻獣王が隔離していたからだそうです」
公表された能力に騒つく。
「育成計画に組み込むことにしたのは、集団で行動する種族以外の個体が成体では無いからです。成体は今現在昆虫種などの集団以外の希望はないそうです。成体は今後の我々の行動次第だと思います」
と締め括った。
エルフの代表が精霊王達との話し合いで
①専属契約の幻獣士
②薬師または治療師を兼業する幻獣士
③秘匿出来る家族または一族
について合意を得た事と、幻獣士には行動監視のための強制的に精霊や妖精が常時複数付けられること、問題ない人物または団体だと判断されれば改善されることを話した。
「これは素案であるため、今後我々の話し合いでもっと具体的に決めていくが、あくまでも精霊王及び幻獣王様方の協力と承認があってこそ。こちらの都合の良い権益や権限の占有などの交渉をしようとすれば白紙になる事を重々承知の上で意見を述べて欲しい」
「補足ですが、先程の精霊や妖精の監視の件は中精霊かもうすぐ中精霊になる小精霊が必ずリーダーとして付きますが、基本的には接触や姿を見せるのは妖精や小精霊です」
ここで人間以外の人族は中精霊が接触して来たら終わりだと悟った。
交渉が出来ないことに関して人間側の一部から不満の声が出たが、大粛正の詳しい説明をしたら真っ青になって静かになった。
「これから話し合うのは主に2点だ。
希少な幻獣を扱うための団体の基準などと、得られた濃縮液や解毒薬、治療に関するルール作りだ。人族全てにおいてのルールであり、特定の国家や団体などの特例措置などは考慮しないものにすること。特例は精霊王様や幻獣王様方が特別に認めた場合のみ」
人間以外の人族から盛大な拍手が、人間側は喜怒哀楽の表示が散見していた。
「そうだった。今回の希少幻獣についてはあらゆる宗教や関連施設には秘匿すること。濃縮や解毒、治療の手段をギルド育成計画が運用や使用に至るまで徹底的に管理しているという事以外は一切の情報を渡さないことを厳命する。特に手段について幻獣だと告げるのは勿論だが、確信させる表現をしても処罰対象であり、判断も処罰も精霊王か幻獣王様方がされるということを肝に命じておく様に」
ここで一旦休憩となった。
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