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4.元勇者、剣を取り戻す
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バチバチと電気が走るような音を奏でて、オレと姫野を中心に地面に模様が走る。
それは行く手を阻むロッガンたちの元まで伸びると、彼らを囲うようにして空へと延びて、オレたちの頭上に再び戻ってきた。
まるで、半透明なドームに囲まれた気分だ。
だが、今はその程度で驚いている場合じゃない。それよりも気にすべきは、
「――魔力が、力が戻ってきた……」
開いた両手を見下ろしながつぶやく。
一見すれば別に変ったところはない。肌色で、怪我の一つもない綺麗な手だ。
だが、それは外見だけで、内側には大量の魔力で満ち満ちているのがオレには分かる。それはまるで、異世界で勇者をしていた頃に戻ったみたいだ。
「これは、何が起きてるんだ?」
「ハァ、見ての通り、わたしの力で……。ハァ、佐藤くんの力を再び蘇らせたの……。一時的にだけど、ね」
オレの疑問に答えたのは胸に寄り掛かる形で密着している姫野だ。
つい先ほどまでの落ち着いた雰囲気は今はなく、百メートルを全力疾走した後のように、荒い呼吸を繰り返していた。――かなり、辛そうだ。
「おい、どうしたんだよ!?」
「あはは……。気にしないで。この環境を作るのに、大量の魔力を使うから……。ハァ、ちょっと疲れてるだけ……」
「どういう意味だ?」
「疑問に思うのもわかるけど、実はあんまり維持できなかったりして」
てへぺろっ、と辛そうに汗を流しながらも気丈に振舞う姫野。
辛いのなら辛いとはっきり言えばいいのにな。と、呆れ交じりに苦笑していたところに、
『ガァァァ~~ッ!』
打合せでもしていたかのように、一斉にオレたちに向けて駆けてくるロッガンたち。
一蹴りするたびに地面が抉れる様子は、本当に人知を超えた化け物って感じだな。
とはいえ、このまま馬鹿正直に襲われるわけにはいかないだろう。
「ちょっと飛ぶぜ?」
「うん」
オレは姫野の腰に手を回すと、彼女を抱えて跳躍。奴らから離れた場所へと着地した。
多分、十メートルくらいは飛んだんじゃないかと、半ば呆れながらも確信する。
本当に戻っているみたいだ、あの頃に……。
「凄いね……。ほんの少し飛んだだけで、もうここまで……。流石は、勇者、だよ……」
「辛いなら無理して喋らなくてもいいんだぜ?」
「ふふっ、女神の応援は必要ない?」
本当は辛いくせに、悪戯な笑みをオレに向けてくる姫野。
そんな彼女にオレは笑みを返して背中を向けると、腕を前に突き出した。それから、異世界にいたのように魔力を集中。
脳内にイメージした剣を具現化させる。
「あぁ、必要ないね。待ってろ。すぐに終わらせてやる」
宣言すると同時に、黒を基調とした身の丈を超える大剣を手に、その場から走り出す。
そして、迎え撃つようにしてやってきていたロッガンとの距離を瞬時に縮めると、
「うぉぉぉぉぉッ!」
その中の一匹に狙いを定めて、振りかぶった大剣を叩きつけた。
バットを振った時の風切り音なんて比にならない轟音を奏で、振り下ろされた大剣はロッガンの顔面に命中。奴の頭を叩き割り、そのまま地面に突き刺さった。
相変わらずの威力だよ、オレの愛刀は。
「まずは、一匹」
自分で自分の愛刀の威力に感嘆しつつも、冷静に現状を把握するように視線を巡らせる。
そして、刀身が半分ほど突き刺さった剣を支えに、両足で迫ってきたもう一匹の身体を蹴り飛ばす。それから着地と同時に剣を引き抜いて、横薙ぎに斬り裂いた。
上半身と下半身とで別れたロッガンは、その場に倒れ伏す。
「これで、二匹目ッ!」
「佐藤くんッ!」
二匹目を仕留めたところで、姫野の悲鳴に似た声が木霊した。
振り返れば、オレの攻撃を逃れたロッガン最後の一匹が、彼女の方へと向かっているのが目につく。
「ここからじゃ、間に合わねぇっ! なら――」
剣を地面に突き刺し、両手を前に突き出す。
イメージするのはどんな相手も燃やし尽くす灼熱の業火。それを極限にまで収縮して、球体にしたものだ。
「炎よ、敵を燃やせッ! 火球ッ!」
詠唱を終えると同時に、両手の中心から飛び出したのは炎の塊だ。
小さな太陽のように輝くそれは、真っ直ぐにロッガンの元へと飛んでいき、見事に命中。
『ガァァァァ~~ッ!』
断末魔にも似た悲鳴を上げながら、ロッガンは業火に焼かれていく。
それでも強い執念で動いているかのように、燃え体の状態で姫野の方に這いずっていたけれど、やがて地面に伏せて動かなくなった。
「三匹目……。これで――」
襲い掛かってきたロッガン全部を仕留めたところで、これで終わりだろうと思っていた。
けれど、敵さんはそう簡単には諦めてくれないらしい。
背後から聞こえてきたゲートの音に嘆息しながら振り返ると、新しく開いたゲートの中から黒を基調とした重々しい鎧に身を包んだ騎士が目に入った。
髑髏を象ったような姿は、不気味極まりない。
「――ったく。少しは遠慮ってやつを覚えてほしいな。こっちは久しぶりの戦いなんだぜ?」
「……」
「だんまりかよ。喋れないのか、単に寡黙なだけなのか。少しは反応してくれたっていいじゃないか」
人型だからと会話を試みてみたけれど、反応はなし。
ただ、巨大な剣を構えて佇むだけだ。
「佐藤くんっ! ソイツもロッガンと同じで魔物だよ! あと、本当にあと少ししかモタないから、早くやっつけてくれると嬉しいなっ!」
「りょーかい」
本当に辛いのか、悲鳴を上げる姫野に返事して大剣を構える。
それから一呼吸をした瞬間に、地面を蹴り飛ばして一瞬で奴との距離を詰める。移動と同時進行で振り上げていた大剣を叩きつけたが、思いのほかあっさりと受け止められた。
「――ちぃ、それならッ!」
一撃で倒せないならと、何度も剣を叩きこむけれど、その度に軽々と受けとめられる。
全体重をのせた一撃すらも止められる始末だ。しかも、微動だにしない。
流石に、さっきのロッガンのようにはいかないらしい。
「――ッ!」
「うおっ!?」
その巨体は飾りじゃないとばかりに、オレの身体を剣ごと押し潰そうとしてくる黒騎士。
なんて馬鹿力だよ。踏みしめてる地面が陥没してるぞ!?
「佐藤くんっ!」
「心配すんなッ! こんなことでオレは負けないって!」
単純な力だけなら、オレよりも格段に上。パワー勝負に持ち込めばこっちの負けは確実だな。
『貴様の力はその程度か』とばかりに、甲冑の中に光る紫の瞳が語ってる気がするぜ。
「へへっ。確かに、今のままじゃアンタに敵わないかもな。――けどなッ!」
口にすると同時にオレは奴の剣を押しのけると背後に飛ぶ。そして、着地と同時に剣を水平に構えて、再び奴の方へと飛び込んだ。
騎士はまた軽々と攻撃を受け止めるつもりらしい。
力の差でも見せつけたいみたいだけどな。オレがそう何度も無駄な攻撃を繰り返すわけないだろ。
「――爆炎剣ッ!」
腕を通して魔力を刀身に集め、振り切る瞬間にそれを爆発させる。
全体重をかけた攻撃に、爆発による加速を上乗せした一撃は、受け止めた奴の剣ごとその巨大な身体を真っ二つに両断。打ち倒したのだった。
「オレの勝ち、だな」
宣言すると同時に、倒れた巨体は光の粒子になって消えていく。
その中で、一際大きな輝きを持った光球が姫野の元へと飛んでいき、その身体の中に消えていった。――っていうか、吸収して大丈夫なものなのか? あれって。
呑気にそう思っていると、オレたちの周りを覆っていた半透明なドームも消えた。
「はぁ~……。疲れた~……」
その場にしゃがみ込んで、安堵の息を吐く姫野。
かなり疲れているらしく、肩で息を繰り返す彼女は少し落ち着いたところでオレに向けて手を突き出す。
人差し指と中指だけを立てたそれは、ピースサイン。
そして、そんな手を作った彼女の表情は満面の笑みだよ。
「えへへ……。やったねっ。佐藤くん」
「あぁ、そうだな」
無邪気に笑う彼女に、オレも笑みを返してそう答えるのだった。
それは行く手を阻むロッガンたちの元まで伸びると、彼らを囲うようにして空へと延びて、オレたちの頭上に再び戻ってきた。
まるで、半透明なドームに囲まれた気分だ。
だが、今はその程度で驚いている場合じゃない。それよりも気にすべきは、
「――魔力が、力が戻ってきた……」
開いた両手を見下ろしながつぶやく。
一見すれば別に変ったところはない。肌色で、怪我の一つもない綺麗な手だ。
だが、それは外見だけで、内側には大量の魔力で満ち満ちているのがオレには分かる。それはまるで、異世界で勇者をしていた頃に戻ったみたいだ。
「これは、何が起きてるんだ?」
「ハァ、見ての通り、わたしの力で……。ハァ、佐藤くんの力を再び蘇らせたの……。一時的にだけど、ね」
オレの疑問に答えたのは胸に寄り掛かる形で密着している姫野だ。
つい先ほどまでの落ち着いた雰囲気は今はなく、百メートルを全力疾走した後のように、荒い呼吸を繰り返していた。――かなり、辛そうだ。
「おい、どうしたんだよ!?」
「あはは……。気にしないで。この環境を作るのに、大量の魔力を使うから……。ハァ、ちょっと疲れてるだけ……」
「どういう意味だ?」
「疑問に思うのもわかるけど、実はあんまり維持できなかったりして」
てへぺろっ、と辛そうに汗を流しながらも気丈に振舞う姫野。
辛いのなら辛いとはっきり言えばいいのにな。と、呆れ交じりに苦笑していたところに、
『ガァァァ~~ッ!』
打合せでもしていたかのように、一斉にオレたちに向けて駆けてくるロッガンたち。
一蹴りするたびに地面が抉れる様子は、本当に人知を超えた化け物って感じだな。
とはいえ、このまま馬鹿正直に襲われるわけにはいかないだろう。
「ちょっと飛ぶぜ?」
「うん」
オレは姫野の腰に手を回すと、彼女を抱えて跳躍。奴らから離れた場所へと着地した。
多分、十メートルくらいは飛んだんじゃないかと、半ば呆れながらも確信する。
本当に戻っているみたいだ、あの頃に……。
「凄いね……。ほんの少し飛んだだけで、もうここまで……。流石は、勇者、だよ……」
「辛いなら無理して喋らなくてもいいんだぜ?」
「ふふっ、女神の応援は必要ない?」
本当は辛いくせに、悪戯な笑みをオレに向けてくる姫野。
そんな彼女にオレは笑みを返して背中を向けると、腕を前に突き出した。それから、異世界にいたのように魔力を集中。
脳内にイメージした剣を具現化させる。
「あぁ、必要ないね。待ってろ。すぐに終わらせてやる」
宣言すると同時に、黒を基調とした身の丈を超える大剣を手に、その場から走り出す。
そして、迎え撃つようにしてやってきていたロッガンとの距離を瞬時に縮めると、
「うぉぉぉぉぉッ!」
その中の一匹に狙いを定めて、振りかぶった大剣を叩きつけた。
バットを振った時の風切り音なんて比にならない轟音を奏で、振り下ろされた大剣はロッガンの顔面に命中。奴の頭を叩き割り、そのまま地面に突き刺さった。
相変わらずの威力だよ、オレの愛刀は。
「まずは、一匹」
自分で自分の愛刀の威力に感嘆しつつも、冷静に現状を把握するように視線を巡らせる。
そして、刀身が半分ほど突き刺さった剣を支えに、両足で迫ってきたもう一匹の身体を蹴り飛ばす。それから着地と同時に剣を引き抜いて、横薙ぎに斬り裂いた。
上半身と下半身とで別れたロッガンは、その場に倒れ伏す。
「これで、二匹目ッ!」
「佐藤くんッ!」
二匹目を仕留めたところで、姫野の悲鳴に似た声が木霊した。
振り返れば、オレの攻撃を逃れたロッガン最後の一匹が、彼女の方へと向かっているのが目につく。
「ここからじゃ、間に合わねぇっ! なら――」
剣を地面に突き刺し、両手を前に突き出す。
イメージするのはどんな相手も燃やし尽くす灼熱の業火。それを極限にまで収縮して、球体にしたものだ。
「炎よ、敵を燃やせッ! 火球ッ!」
詠唱を終えると同時に、両手の中心から飛び出したのは炎の塊だ。
小さな太陽のように輝くそれは、真っ直ぐにロッガンの元へと飛んでいき、見事に命中。
『ガァァァァ~~ッ!』
断末魔にも似た悲鳴を上げながら、ロッガンは業火に焼かれていく。
それでも強い執念で動いているかのように、燃え体の状態で姫野の方に這いずっていたけれど、やがて地面に伏せて動かなくなった。
「三匹目……。これで――」
襲い掛かってきたロッガン全部を仕留めたところで、これで終わりだろうと思っていた。
けれど、敵さんはそう簡単には諦めてくれないらしい。
背後から聞こえてきたゲートの音に嘆息しながら振り返ると、新しく開いたゲートの中から黒を基調とした重々しい鎧に身を包んだ騎士が目に入った。
髑髏を象ったような姿は、不気味極まりない。
「――ったく。少しは遠慮ってやつを覚えてほしいな。こっちは久しぶりの戦いなんだぜ?」
「……」
「だんまりかよ。喋れないのか、単に寡黙なだけなのか。少しは反応してくれたっていいじゃないか」
人型だからと会話を試みてみたけれど、反応はなし。
ただ、巨大な剣を構えて佇むだけだ。
「佐藤くんっ! ソイツもロッガンと同じで魔物だよ! あと、本当にあと少ししかモタないから、早くやっつけてくれると嬉しいなっ!」
「りょーかい」
本当に辛いのか、悲鳴を上げる姫野に返事して大剣を構える。
それから一呼吸をした瞬間に、地面を蹴り飛ばして一瞬で奴との距離を詰める。移動と同時進行で振り上げていた大剣を叩きつけたが、思いのほかあっさりと受け止められた。
「――ちぃ、それならッ!」
一撃で倒せないならと、何度も剣を叩きこむけれど、その度に軽々と受けとめられる。
全体重をのせた一撃すらも止められる始末だ。しかも、微動だにしない。
流石に、さっきのロッガンのようにはいかないらしい。
「――ッ!」
「うおっ!?」
その巨体は飾りじゃないとばかりに、オレの身体を剣ごと押し潰そうとしてくる黒騎士。
なんて馬鹿力だよ。踏みしめてる地面が陥没してるぞ!?
「佐藤くんっ!」
「心配すんなッ! こんなことでオレは負けないって!」
単純な力だけなら、オレよりも格段に上。パワー勝負に持ち込めばこっちの負けは確実だな。
『貴様の力はその程度か』とばかりに、甲冑の中に光る紫の瞳が語ってる気がするぜ。
「へへっ。確かに、今のままじゃアンタに敵わないかもな。――けどなッ!」
口にすると同時にオレは奴の剣を押しのけると背後に飛ぶ。そして、着地と同時に剣を水平に構えて、再び奴の方へと飛び込んだ。
騎士はまた軽々と攻撃を受け止めるつもりらしい。
力の差でも見せつけたいみたいだけどな。オレがそう何度も無駄な攻撃を繰り返すわけないだろ。
「――爆炎剣ッ!」
腕を通して魔力を刀身に集め、振り切る瞬間にそれを爆発させる。
全体重をかけた攻撃に、爆発による加速を上乗せした一撃は、受け止めた奴の剣ごとその巨大な身体を真っ二つに両断。打ち倒したのだった。
「オレの勝ち、だな」
宣言すると同時に、倒れた巨体は光の粒子になって消えていく。
その中で、一際大きな輝きを持った光球が姫野の元へと飛んでいき、その身体の中に消えていった。――っていうか、吸収して大丈夫なものなのか? あれって。
呑気にそう思っていると、オレたちの周りを覆っていた半透明なドームも消えた。
「はぁ~……。疲れた~……」
その場にしゃがみ込んで、安堵の息を吐く姫野。
かなり疲れているらしく、肩で息を繰り返す彼女は少し落ち着いたところでオレに向けて手を突き出す。
人差し指と中指だけを立てたそれは、ピースサイン。
そして、そんな手を作った彼女の表情は満面の笑みだよ。
「えへへ……。やったねっ。佐藤くん」
「あぁ、そうだな」
無邪気に笑う彼女に、オレも笑みを返してそう答えるのだった。
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