Tear Light<君を望んだ物語>

neirua

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三人目との接触

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~アネモスの森~

「地図によるとあともう少しでアネモス村に着くわ。」
「そうは見えないけど。」

二人は先の見えない、ある程度整備された道を歩いていた。

「ねぇ、本当にこっちであってるの!?」
「知らないわよ!私に聞かないで!」

ガサッ

「「ひっ!」」

突然の物音に驚いて(醜い)言い争いをやめた二人の前に

「やぁお嬢さん方。迷子?」
「「……」」

やせいのせいねんがあらわれた
ふたりはようすをみている

二人は一瞬ドン引…警戒したが、探していた人物にすぐ会えたことやその他諸々に若干呆れていた。

「エァっ」
「待って!まだダメ!」
「ん?俺に用なのかな?」

ヴェティヴィアが慌ててフレイミィを遮ったがエア本人には聞こえたようだ。
ニコニコして二人を見ている。
仕方なくため息をついてヴェティヴィアが話し始めた。

「そうよ。あなたに大事な話があるから村を訪ねようとしていたの。」
「だとしたら本当に迷子だったんだね。この道をこのまま行っても村には一生着かないよ。」
「なっ///」
「……ぷ……ぷぷっ……「ドスッ」うっ………………。」

笑いを堪えているフレイミィに赤面しながらヴェティヴィアが腹パンするのを、エアはただニコニコと見ていた。

「彼女、気絶したみたいだけど?」
「気絶させたのよ。とりあえずゆっくり話せる場所に行きたいわ。さっき言った通り、大事な話があるの。」
「なら村に行こう。ここから直ぐだからね。その子は俺が担いで行こう。」
「ええ、ありがとう。」

エアがフレイミィをよいしょと担いでいる間フレイミィは考えていた。

彼は……
あんな張り付いたような笑い方をしていたか……と。

「こっちだ。付いてきて。」

そう言ってエアが歩き出したのは道から外れて木が生い茂っている方だった。

「本当にこっちなの?」
「そうだよ。あと少しだから。」

二人はしばらく歩くと少し開けた場所に出た。そこでエアは立ち止まるが村はどこにも見えない。

「エア?」

ヴェティヴィアの呼びかけにも応えずにエアは立ち止まったままだった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Side ヴェティヴィア

おかしい。やっぱり今日見るエアはおかしい。黙って何をしているのかしら。

「エア!」
「動くな。」
「…………!!」

こいつ……!フレイミィの首にナイフを!

「あなた……エア=ウェントスよね?」
「分かってて会いに来たんだろ。」

まずい。こいつは……こいつの目は本気で切る!
こいつ…さっきまで全く殺気を感じなかった。いや、今も感じない。目は笑ってないが今もずっとニコニコしている。

でも……でもなぜ突然知らない筈の私達を急に襲って……

「どうして……!」
「どうしてって? 君達が俺を訪ねる理由って言ったら一つしかないだろ?」

……?

「捕まえたければ捕まえろ。殺すなら殺せばいい。でも、その前に要求を飲めなければこいつも一緒だ。」

ナイフがフレイミィの首にくい込んでる。力づくで救出するのは無理ね。
まず勘違いを解かないと!

「あなたには逆らわない。そもそも私達はあなたを捕らえにも、殺しに来たのでもない。」
「……そうだという証拠は?」
「大事な話を今。このままするわ。それでどう?」

これで聞いてくれるか……?

「いいよ。聞こう。」


ここで刺激したらフレイミィが危ないので正直に全て話す。

私達はエアが忘れているだけで仲間だということ。一人づつみんなを訪ねていること。ネイルアを探していること。そして、私達の最期から現在に至るまで。
反応は……。

「それを信じろって?」

へらっと笑って言う。まあ、予想通りね。

「いいよ。信じるよ。元から敵だなんて思ってないさ。」

しかもそう言ってナイフを閉まってくれる。これは予想外だ。まあ、言ってることは半分嘘だろうけど。

「歓迎するよ家に案内しよう。」

そう言うとフレイミィを担ぎ直してまた歩き出した。

私もそれに黙って付いていく。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

~アネモスの村~

フレイミィはまだ気絶したままの状態でエアの家のベットに横たえられている。
二人はエアの家で机を挟んで向かい合っていた。

「何で信じてくれたの?」
「だって嘘であんなにベラベラ話せないでしょ?あと話し方かな?」
「何と勘違いしていたのかしら?」
「尋問みたいだな~。勘違い?何のことか知らないけどさっきのは冗談だよ。」
「冗談で刃を向けるのがあなたの流儀なの?」
「誰にでもやるわけじゃないよ。」
「どういう意味?」
「フレイミィって言ったっけ、その子。」

一瞬エアがフレイミィを見る。

「彼女、どうも初めて会った気がしないんだよね~。運命かな?」
「違うわ。さっき話したとおり、私達は元から会っている。フレイミィのことだけ覚えているのかもしれないわね。」
「そんなバッサリ切らなくても…。なら彼女と話せば全部思い出すかも。」

その時、ヴェティヴィアはフレイミィを殴っておいて良かったと思った。

「そうね。ところで私、ちょっと予言出来るの。」
「突然だなぁ。予言、聞かせてよ。」
「いいわ。私の予言ではこうよ」




「全てを思い出した時、あなたはフレイミィに土下座する。」


















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