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【天上界からの逃亡】
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魔界との境界で行われた戦いは、「さつき」が創造神の力を覚醒させることで、時間を逆戻し、結果的に魔王ベルゼブブを退け、アレース神が率いた天界軍の勝利となった。
しかし、魔界に攻め込まなかったことで、悪魔を滅ぼす絶好の機会を逸(いっ)してしまった。
竜馬と「さつき」は戦いの後、アレース神から戦いの活躍について、特別に労をねぎらう言葉を貰った。
その場を利用して、アレース神に、今の天界軍の勢いのままに魔界に攻め入ることを進言したが、それは残念なことに聞き入れて貰うことは叶わなかった。
魔界に攻め込まなかったのはアレース神の考えというよりも、もっと上位の神の意思であることを伺い知ることができた。
このことから戦いでは神と悪魔は敵対しながらも、暗闇があっての光、表裏一体の存在であり、決して、相手が滅ぶことまでも、望んでないということを知ったのである。
神は人間たちが苦しんでいるのを尻目に、悪魔と暗黙の合意の元に意思決定を行い、馴れ合ってきたのだった。
外宇宙で偶然にも出会い、そして、始まった悪魔と人間との数千年に及ぶ戦い、人類は滅亡の危機に晒(さら)されながら、何とか反転して、危機を乗り越えることが出来たが、戦況が有利になっても、一度たりとも悪魔の本拠地を人類が攻め込むことが適わなかったばかりか、それ以前に魔界の位置すら掴むことが出来なかった存在である。
初めて、魔界に攻め込む絶好の機会を逃して、竜馬は苦しみながら死んでいった多くの人々や戦友を思うと、悔しさを隠すことは出来なかった。
そして、竜馬はこの時から、悪魔に対する憎しみと同様に、人の不幸を黙認してきた神に対しても、大きな不信感を抱くようになった。
竜馬と「さつき」は戦いの後、女神ペルセポネーに捕らわれの身になっている死神少女を助けるため、大天使ラファエルが率いる英霊たちの大隊に同行して、再び冥界に戻ることにした。
二人は、この悪魔軍との戦いで、英霊たちからも一目置かれる存在となっていた。
伝説のアーサー王、英雄ジャンヌ・ダルク、それに剣豪の宮本武蔵など、死後に祀(ま)りあげられ精霊となった者たちと一緒に戦い、そして、彼らから戦いの功を称えられたことは何よりも嬉しく、決して忘れることはないだろう。
大隊が冥界近くに差し掛かった頃、捕らわれの身となっている筈の死神少女が突然、現れた。
死神少女は女神ペルセポネーに逃がして貰ったとのことだった。
彼女の話では戦いの後、竜馬たちにとって、思いも依らない事態になっている事を聞かされた。
女神ペルセポネーから死神少女カトリーヌに託された伝言は上位神である宇宙の創造主が、二人の命を狙っているという話だった。
「さつき」が覚醒した「時間の逆戻し」という能力は創造神の領域にも迫る力であり、上位神たちの目にとまって問題となった。
そして、その事が運悪く創造神の耳に入り、逆鱗に触れたとの事だった。
女神ペルセポネーが、上位神たちの目を盗んで、カトリーヌを逃がし、伝言を託したのだ。
斯(か)くして、竜馬、「さつき」、そして、死神少女は創造主から命を狙われる身になった。
竜馬達は英霊達との別れを惜しみながらも、再び、悪魔ガニーを追って、異次元に旅立つことした。
次元と時を司る指輪を発動させて、魔女「アラクネ」から託された異空間の羅針盤である魔法の水晶玉に案内されたのは、「さつき」には何処となく見覚えがあり、懐(なつ)かしい感じがする建物が並ぶ場所だった。
二人が来て、まもなく死神少女が二人の気を捉えて、後を追って来た。
彼女は異次元であっても、行先さえはっきりすれば何処にでも飛べる羨ましい能力の持ち主なのだ。
早速、エルがパグを放ち、降り立った、この世界の情報を収集した。
悪魔ガニーを追って、辿り着いた先は「さつき」が何処となく見覚えがある感じがしたのも、その筈、驚いた事に古代地球、西暦950年頃(天暦(てんりゃく)947-957年)の日本の京都だった。
竜馬と「さつき」、そして死神少女はこの後、ひょんなことから、陰陽師の安倍晴明に出会い、魔物退治に活躍することになる。
しかし、魔界に攻め込まなかったことで、悪魔を滅ぼす絶好の機会を逸(いっ)してしまった。
竜馬と「さつき」は戦いの後、アレース神から戦いの活躍について、特別に労をねぎらう言葉を貰った。
その場を利用して、アレース神に、今の天界軍の勢いのままに魔界に攻め入ることを進言したが、それは残念なことに聞き入れて貰うことは叶わなかった。
魔界に攻め込まなかったのはアレース神の考えというよりも、もっと上位の神の意思であることを伺い知ることができた。
このことから戦いでは神と悪魔は敵対しながらも、暗闇があっての光、表裏一体の存在であり、決して、相手が滅ぶことまでも、望んでないということを知ったのである。
神は人間たちが苦しんでいるのを尻目に、悪魔と暗黙の合意の元に意思決定を行い、馴れ合ってきたのだった。
外宇宙で偶然にも出会い、そして、始まった悪魔と人間との数千年に及ぶ戦い、人類は滅亡の危機に晒(さら)されながら、何とか反転して、危機を乗り越えることが出来たが、戦況が有利になっても、一度たりとも悪魔の本拠地を人類が攻め込むことが適わなかったばかりか、それ以前に魔界の位置すら掴むことが出来なかった存在である。
初めて、魔界に攻め込む絶好の機会を逃して、竜馬は苦しみながら死んでいった多くの人々や戦友を思うと、悔しさを隠すことは出来なかった。
そして、竜馬はこの時から、悪魔に対する憎しみと同様に、人の不幸を黙認してきた神に対しても、大きな不信感を抱くようになった。
竜馬と「さつき」は戦いの後、女神ペルセポネーに捕らわれの身になっている死神少女を助けるため、大天使ラファエルが率いる英霊たちの大隊に同行して、再び冥界に戻ることにした。
二人は、この悪魔軍との戦いで、英霊たちからも一目置かれる存在となっていた。
伝説のアーサー王、英雄ジャンヌ・ダルク、それに剣豪の宮本武蔵など、死後に祀(ま)りあげられ精霊となった者たちと一緒に戦い、そして、彼らから戦いの功を称えられたことは何よりも嬉しく、決して忘れることはないだろう。
大隊が冥界近くに差し掛かった頃、捕らわれの身となっている筈の死神少女が突然、現れた。
死神少女は女神ペルセポネーに逃がして貰ったとのことだった。
彼女の話では戦いの後、竜馬たちにとって、思いも依らない事態になっている事を聞かされた。
女神ペルセポネーから死神少女カトリーヌに託された伝言は上位神である宇宙の創造主が、二人の命を狙っているという話だった。
「さつき」が覚醒した「時間の逆戻し」という能力は創造神の領域にも迫る力であり、上位神たちの目にとまって問題となった。
そして、その事が運悪く創造神の耳に入り、逆鱗に触れたとの事だった。
女神ペルセポネーが、上位神たちの目を盗んで、カトリーヌを逃がし、伝言を託したのだ。
斯(か)くして、竜馬、「さつき」、そして、死神少女は創造主から命を狙われる身になった。
竜馬達は英霊達との別れを惜しみながらも、再び、悪魔ガニーを追って、異次元に旅立つことした。
次元と時を司る指輪を発動させて、魔女「アラクネ」から託された異空間の羅針盤である魔法の水晶玉に案内されたのは、「さつき」には何処となく見覚えがあり、懐(なつ)かしい感じがする建物が並ぶ場所だった。
二人が来て、まもなく死神少女が二人の気を捉えて、後を追って来た。
彼女は異次元であっても、行先さえはっきりすれば何処にでも飛べる羨ましい能力の持ち主なのだ。
早速、エルがパグを放ち、降り立った、この世界の情報を収集した。
悪魔ガニーを追って、辿り着いた先は「さつき」が何処となく見覚えがある感じがしたのも、その筈、驚いた事に古代地球、西暦950年頃(天暦(てんりゃく)947-957年)の日本の京都だった。
竜馬と「さつき」、そして死神少女はこの後、ひょんなことから、陰陽師の安倍晴明に出会い、魔物退治に活躍することになる。
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