5 / 18
ホテル?決して変な意味じゃありませんよ⁉︎
しおりを挟む
《伊織side》
「わぁ……。ここがガルセルの街かぁ……」
「……ん」
「さぁ、まずは宿を取らないとね!君達はお金……は流石に持っていないか。じゃぁ、宿代やその他諸々の経費は僕が持つから、出世払いでよろしく!」
「……仕方ない。分かった」
「はい!早く出世?してお金を返します!」
僕達は、この世界に来て初めての街に到着しました!街は活気に溢れていて、とても楽しそうです!
「それもここだけさ……」
「……とてつもない闇を感じる」
「え?そうなの?」
僕には分かりませんが、二人ともこの街がおかしい事に気付いている様です。やっぱりまだまだ僕はミジュクモノ?です!早く成長しないと……。
「君には僕と梓ちゃんが付いているから大丈夫だよ」
「いおりは私が守るから大丈夫」
「ほぇ?」
心が読めるマーリンさんはともかく、さえちゃんまで僕の心を読める様になったのかな……?
「ははは!伊織は面白いなぁ!それは愛の力だよ!」
「……黙れ」
「ほんの冗談さ!」
いつのまにか、二人が仲良くなっている気がします。嬉しいけど、さえちゃんは僕の彼女なんだからね!
「分かっているさ。取ったりなんてしない……というか出来ないよ」
それなら良いけど……。
「それより、宿に行こうか。お金に余裕はあるから、ここで一番の所に泊まろう。付いてきておくれ!」
「いいの ︎やったぁ!」
「……」
「梓ちゃん、そんな事思っていないから安心してくれたまえ!」
さえちゃんが何を思ったのかは知らないけど、僕も、一度でいいからさえちゃんの心を読んでみたいな……。
街の大通りの真ん中に、マーリンさんが言っていたホテルはありました。言っていた通り、高価そうなホテルです……。さえちゃんも、流石に圧倒されている様子でした。こっちに来てから、さえちゃんの新しい顔が沢山見れて幸せです……。
「二人とも。何をぼうっとしているんだい?もう部屋は取ったから、早く休むといいよ。……それじゃ、僕は別の部屋に泊まるから、二人でごゆっくり♪」
二人?なんで三部屋取らなかったんだろう……。やっぱりお金が無かったのかな……。申し訳ないな。
「じゃあ、僕達も行こうか、さえちゃん!」
「……ん」
僕は、少し頬を赤らめているさえちゃんの手を引っ張って、ホテルの中に入って行きました。その日の夜に、あんな事件が起こるとは知らずに……。
《梓side》
「さえちゃん!お風呂入って良いよ!」
私達は今、二人きりの空間にいる。キングサイズの、一つだけしかないベッドの空間に……。あいつが……。マーリンが余計な事をしたに違いない……。
「……ん。今から入る」
風呂の準備をして、脱衣所に入る。いおりは部屋で、ベッドに座っている様だった。
「ふぅ……。何だかんだ言って、マーリンには良くしてもらっているな……。服の代えを買う為のお金も、結局貰ってしまったし……」
何か企んでいそうだが、一概に悪い奴だとは決め付け難いな……。
「本当に……あいつは、何がしたいんだ……」
考えている内に、眠ってしまった様だ。慣れない環境の中にいた疲れからか、風呂の湯の暖かさに気を許してしまった……。
どれくらい眠っていただろうか。私は柄にも無く、浴槽で眠ってしまっていた様だ。誰かの……。いや、私の大好きな人の声で目を覚ました。
「さえちゃん!さえちゃん起きてよ!」
「……ん?」
「良かったぁ……。死んじゃったかと思ったよ……」
「ん……。心配かけてごめん……」
何だろう……。何か大事な事を忘れている気がするけど……。寝起きのせいか、いおりがいる事の安心感のせいか、分からなかった。
「もう……。お風呂に浸かったまま寝ちゃダメ……だ……?あっ ︎ごごごごめんんん ︎ ︎」
「……ん?……ぁっ」
そう、私は服を着ていなかった。当たり前じゃないか、風呂に浸かっていたんだから。私は急に恥ずかしくなって、勢い良く湯船に頭まで浸かった。すぐにまたのぼせて、またもいおりに介抱されてしまったのは言うまでも無い。
……いおりがヘタレで良かった。
「わぁ……。ここがガルセルの街かぁ……」
「……ん」
「さぁ、まずは宿を取らないとね!君達はお金……は流石に持っていないか。じゃぁ、宿代やその他諸々の経費は僕が持つから、出世払いでよろしく!」
「……仕方ない。分かった」
「はい!早く出世?してお金を返します!」
僕達は、この世界に来て初めての街に到着しました!街は活気に溢れていて、とても楽しそうです!
「それもここだけさ……」
「……とてつもない闇を感じる」
「え?そうなの?」
僕には分かりませんが、二人ともこの街がおかしい事に気付いている様です。やっぱりまだまだ僕はミジュクモノ?です!早く成長しないと……。
「君には僕と梓ちゃんが付いているから大丈夫だよ」
「いおりは私が守るから大丈夫」
「ほぇ?」
心が読めるマーリンさんはともかく、さえちゃんまで僕の心を読める様になったのかな……?
「ははは!伊織は面白いなぁ!それは愛の力だよ!」
「……黙れ」
「ほんの冗談さ!」
いつのまにか、二人が仲良くなっている気がします。嬉しいけど、さえちゃんは僕の彼女なんだからね!
「分かっているさ。取ったりなんてしない……というか出来ないよ」
それなら良いけど……。
「それより、宿に行こうか。お金に余裕はあるから、ここで一番の所に泊まろう。付いてきておくれ!」
「いいの ︎やったぁ!」
「……」
「梓ちゃん、そんな事思っていないから安心してくれたまえ!」
さえちゃんが何を思ったのかは知らないけど、僕も、一度でいいからさえちゃんの心を読んでみたいな……。
街の大通りの真ん中に、マーリンさんが言っていたホテルはありました。言っていた通り、高価そうなホテルです……。さえちゃんも、流石に圧倒されている様子でした。こっちに来てから、さえちゃんの新しい顔が沢山見れて幸せです……。
「二人とも。何をぼうっとしているんだい?もう部屋は取ったから、早く休むといいよ。……それじゃ、僕は別の部屋に泊まるから、二人でごゆっくり♪」
二人?なんで三部屋取らなかったんだろう……。やっぱりお金が無かったのかな……。申し訳ないな。
「じゃあ、僕達も行こうか、さえちゃん!」
「……ん」
僕は、少し頬を赤らめているさえちゃんの手を引っ張って、ホテルの中に入って行きました。その日の夜に、あんな事件が起こるとは知らずに……。
《梓side》
「さえちゃん!お風呂入って良いよ!」
私達は今、二人きりの空間にいる。キングサイズの、一つだけしかないベッドの空間に……。あいつが……。マーリンが余計な事をしたに違いない……。
「……ん。今から入る」
風呂の準備をして、脱衣所に入る。いおりは部屋で、ベッドに座っている様だった。
「ふぅ……。何だかんだ言って、マーリンには良くしてもらっているな……。服の代えを買う為のお金も、結局貰ってしまったし……」
何か企んでいそうだが、一概に悪い奴だとは決め付け難いな……。
「本当に……あいつは、何がしたいんだ……」
考えている内に、眠ってしまった様だ。慣れない環境の中にいた疲れからか、風呂の湯の暖かさに気を許してしまった……。
どれくらい眠っていただろうか。私は柄にも無く、浴槽で眠ってしまっていた様だ。誰かの……。いや、私の大好きな人の声で目を覚ました。
「さえちゃん!さえちゃん起きてよ!」
「……ん?」
「良かったぁ……。死んじゃったかと思ったよ……」
「ん……。心配かけてごめん……」
何だろう……。何か大事な事を忘れている気がするけど……。寝起きのせいか、いおりがいる事の安心感のせいか、分からなかった。
「もう……。お風呂に浸かったまま寝ちゃダメ……だ……?あっ ︎ごごごごめんんん ︎ ︎」
「……ん?……ぁっ」
そう、私は服を着ていなかった。当たり前じゃないか、風呂に浸かっていたんだから。私は急に恥ずかしくなって、勢い良く湯船に頭まで浸かった。すぐにまたのぼせて、またもいおりに介抱されてしまったのは言うまでも無い。
……いおりがヘタレで良かった。
0
あなたにおすすめの小説
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜
日々埋没。
ファンタジー
「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」
かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。
その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。
レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。
地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。
「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」
新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。
一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。
やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。
レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
拾われ子のスイ
蒼居 夜燈
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞】
記憶にあるのは、自分を見下ろす紅い眼の男と、母親の「出ていきなさい」という怒声。
幼いスイは故郷から遠く離れた西大陸の果てに、ドラゴンと共に墜落した。
老夫婦に拾われたスイは墜落から七年後、二人の逝去をきっかけに養祖父と同じハンターとして生きていく為に旅に出る。
――紅い眼の男は誰なのか、母は自分を本当に捨てたのか。
スイは、故郷を探す事を決める。真実を知る為に。
出会いと別れを繰り返し、生命を懸けて鬩ぎ合い、幾度も涙を流す旅路の中で自分の在り方を探す。
清濁が混在する世界に、スイは何を見て何を思い、何を選ぶのか。
これは、ひとりの少女が世界と己を知りながら成長していく物語。
※基本週2回(木・日)更新。
※誤字脱字報告に関しては感想とは異なる為、修正が済み次第削除致します。ご容赦ください。
※カクヨム様にて先行公開中(登場人物紹介はアルファポリス様でのみ掲載)
※表紙画像、その他キャラクターのイメージ画像はAIイラストアプリで作成したものです。再現不足で色彩の一部が作中描写とは異なります。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる