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さあ、街の調査だ!……あれ?敵は?
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《伊織side》
高級なホテルで一泊した翌日の朝です!さて、今日から街の調査に入ります!……と言いたいところですけど、昨日の夜のことが頭から離れてくれません!さえちゃんの、出る所は出てて、それでいてスレンダーな体型……。さえちゃんの産まれたままの姿……。って!ダメですダメです!高校生にはまだ早いです!我慢我慢……。
そんな事を思っていると、支度を終えたさえちゃんが部屋から出てきました。
「おまたせ……」
「う、うん……。さえちゃん、昨日は本当にごめん!」
「……気にして無いから大丈夫」
「う、うん……」
「早くしないと、朝食に遅れるよ。行こう」
「うん!」
やっぱり、怒っているんでしょうか……。心なしか、いつもよりも冷たい気がします。でも、さえちゃんは気にしないでって言っているし、気にしたらダメですよね!とにかく!朝ごはんです!腹が減っては戦はできません!
「お二人さん、昨日は楽しかったかい?」
マーリンさんが、笑いながらこっちに歩いてきました。考えたら負けです!昨日さえちゃんの裸を見てしまったなんて考えちゃ……あっ!
「へぇ……。そんな事があったのか……。ぜひ僕も混ぜて欲しかったな……」
「だ、ダメです1さえちゃんの裸は僕だけのものです!」
「ばっ……!」
「へぇ……。おアツい事で」
さえちゃんがお部屋に飛び込みました。
あれ?僕、また何か変な事を言いました……?周りを見たら、知らないおばさんや受付のお姉さんがクスクス笑っていました。僕、なんて言いましたっけ……?確か、さえちゃんのは……だ……あぁっ!
「あぁっ!」
やらかしました!またさえちゃんが恥ずかしい思いを!
「やめて……。そんなに笑わないでぇぇぇぇぇぇぇ!」
僕も恥ずかしくなって、昨日のお部屋に飛び込みました。
しばらくして、マーリンさんが僕達を呼びに着ました。僕はようやく恥ずかしさも引いて、外に出ました。さえちゃんはまだ顔が赤いです。本当に……。僕は何をやっているんでしょうか。
「二人とも、早く飯を食って調査だ。ただでさえ遅れているからな。急ぐんだよ!」
「「……はい」」
二人揃って朝ご飯を食べた後は、外に出ました。マーリンさんが、調査内容を確認します。
「良いかい?今日は、街の貴族の名前と、制度を調べるよ。屋敷の場所まで分かると上出来だね。早速聞き込みを始めようか!」
「はい!」
「……ん」
調査は初日から難航しそう……かと思いきや、予想外のことが起こりました。
「きゃぁ!」
「「「っ ︎」」」
「ほら!早くしろよ!」
「二人とも、行くよ!」
「は、はい!」
「……ん」
すぐ近くの広場で、騒ぎは起こりました。男の人が、長い棒で女の人に暴行したのです。すぐさまマーリンさんが止めに入ります。
「やめないか!」
マーリンさんは、僕達が聞いた事のない怒号と共に、男の人の前に立ちました。
「あぁ ︎なんだテメェは!俺様に楯突くのか ︎」
「あぁそうさ!生憎と僕はただの旅人でね、何をやっても法の裁きは受けないさ!」
「んだとぉ ︎……まぁいいさ。今決めたぞ!お前は俺様の奴隷にしてやる!」
そう言って男の人は、マーリンさんにとびかかりました。
「はぁ……。口を慎め。この下等種族が」
マーリンさんが、途端に人が変わった様に冷たい目になりました。男の人は、それに気付かずに攻撃します。いや……攻撃しようとしました。
「なっ…… ︎」
「へぇ……。喋れるんだ。少しはやる様だね。手加減したとはいえこの僕の、マーリン・セイジャストの【タイムストップ】を受けてねぇ……。これは僕が出てきて正解だったね」
「マーリン・セイジャスト…… ︎」
マーリンさんが名乗ると、周りの人々はざわめき出しました。
「へぇ、僕の名はこんな辺鄙な街でも知られているんだね。君、貴族だろう?なら、それなりの訓練は積んでいる様だ。だが、足りないね。君は、生まれ持った加護の力を使った。だから強くなれたんだ。それも、中途半端に良い訓練のせいで失われかけているね。それじゃぁ絶対に僕の弟子には敵わないよ。出直してくると良い。もっとも、こんな醜態を晒しておいてこの街にいる事が出来るならね」
マーリンさんは、早口で男の人を言いくるめると、魔法を解きました。
「くそっ!二度とこんな街に降りてくるかよ!」
男の人が捨て台詞を吐いて帰っていった、数秒後の事でした。
「マーリン様万歳!」
「万歳 ︎万歳 ︎バンザーイ ︎」
いきなり誰かが叫んだかと思うと、その場にいた全員が歓喜しました。誰もがマーリンさんを称え、祭り上げました。皆がマーリンさんを見る目はまるで、街を救った英雄を見る様でした。
そこからはよく覚えていません。街は、悪の元凶がいなくなってお祭り騒ぎです。ある人は上機嫌に歌い、またある人は踊りました。僕とさえちゃんも、英雄の弟子という事で、感謝されました。宿も、お金を払う必要がなくなりました。どうやら調査をせずして、街を救ってしまったみたいです。
騒ぎを楽しんでいると、僕達三人の前に街の長老さんが出てきました。
「この度は街を救ってくださり、本当に……。本当にありがとうございますじゃ。もう、なんとお礼をしたら良いのやら……。わしは感無量でございますじゃ……」
「あぁいえいえ、旅の道中で丁度退屈していたのでやったまでですよ。お気になさらないでください」
「その様な事はございませぬ!あれは……突然現れて、10年もの間わしらを支配してきた輩ですじゃ。もう救われるのは無理かと思っていた矢先に、この事態とは……。奇跡としか言いようがありませぬぞ!大賢者マーリン様!」
「うぅむ……。どうもその呼び方は気になりますね。知りませんか?私は、私の弟子に、大賢者の座を奪われたのですよ?」
「おぉ!それはなんという無礼を!何卒お許しを!」
「そんなに堅いのは僕は嫌いですねぇ。気軽に話してくださいね?」
「し、しかし!」
「しかし?」
「っ……!分かったのじゃ……」
「話のわかる人は大好きだ♪」
「それで、見返りの話なのだが……。この街にはマーリン殿達にに献上できる様な上等な代物はもう残っておらぬのじゃ……。申し訳ない……」
「それなら心配しなくて大丈夫ですよ。ただ……」
マーリンさんが急に、僕とさえちゃんの方を向きました。そして、こう言います。
「この二人に似合う防具を作ってほしいな。とりあえずは、出来は良くなくて良いですから」
「防具……。すぐに手配致そう」
「ありがとう。男の方が『イリヤの加護』持ち。女の方は『ラプラスの加護』持ちさ。よろしく頼むよ」
「全力を尽くさせてもらうのじゃ」
「防具ができたらすぐにここを発つよ」
「御意に……」
そう言って、長老さんは慌ただしくこの場を去って行きました。
この日はもう、ホテルに帰る事にしました。マーリンさんはまだお酒を呑むそうで、僕とさえちゃんの二人で帰りました。前日の様なハプニングも起きず、二人並んで大きいベッドに横になりました。
高級なホテルで一泊した翌日の朝です!さて、今日から街の調査に入ります!……と言いたいところですけど、昨日の夜のことが頭から離れてくれません!さえちゃんの、出る所は出てて、それでいてスレンダーな体型……。さえちゃんの産まれたままの姿……。って!ダメですダメです!高校生にはまだ早いです!我慢我慢……。
そんな事を思っていると、支度を終えたさえちゃんが部屋から出てきました。
「おまたせ……」
「う、うん……。さえちゃん、昨日は本当にごめん!」
「……気にして無いから大丈夫」
「う、うん……」
「早くしないと、朝食に遅れるよ。行こう」
「うん!」
やっぱり、怒っているんでしょうか……。心なしか、いつもよりも冷たい気がします。でも、さえちゃんは気にしないでって言っているし、気にしたらダメですよね!とにかく!朝ごはんです!腹が減っては戦はできません!
「お二人さん、昨日は楽しかったかい?」
マーリンさんが、笑いながらこっちに歩いてきました。考えたら負けです!昨日さえちゃんの裸を見てしまったなんて考えちゃ……あっ!
「へぇ……。そんな事があったのか……。ぜひ僕も混ぜて欲しかったな……」
「だ、ダメです1さえちゃんの裸は僕だけのものです!」
「ばっ……!」
「へぇ……。おアツい事で」
さえちゃんがお部屋に飛び込みました。
あれ?僕、また何か変な事を言いました……?周りを見たら、知らないおばさんや受付のお姉さんがクスクス笑っていました。僕、なんて言いましたっけ……?確か、さえちゃんのは……だ……あぁっ!
「あぁっ!」
やらかしました!またさえちゃんが恥ずかしい思いを!
「やめて……。そんなに笑わないでぇぇぇぇぇぇぇ!」
僕も恥ずかしくなって、昨日のお部屋に飛び込みました。
しばらくして、マーリンさんが僕達を呼びに着ました。僕はようやく恥ずかしさも引いて、外に出ました。さえちゃんはまだ顔が赤いです。本当に……。僕は何をやっているんでしょうか。
「二人とも、早く飯を食って調査だ。ただでさえ遅れているからな。急ぐんだよ!」
「「……はい」」
二人揃って朝ご飯を食べた後は、外に出ました。マーリンさんが、調査内容を確認します。
「良いかい?今日は、街の貴族の名前と、制度を調べるよ。屋敷の場所まで分かると上出来だね。早速聞き込みを始めようか!」
「はい!」
「……ん」
調査は初日から難航しそう……かと思いきや、予想外のことが起こりました。
「きゃぁ!」
「「「っ ︎」」」
「ほら!早くしろよ!」
「二人とも、行くよ!」
「は、はい!」
「……ん」
すぐ近くの広場で、騒ぎは起こりました。男の人が、長い棒で女の人に暴行したのです。すぐさまマーリンさんが止めに入ります。
「やめないか!」
マーリンさんは、僕達が聞いた事のない怒号と共に、男の人の前に立ちました。
「あぁ ︎なんだテメェは!俺様に楯突くのか ︎」
「あぁそうさ!生憎と僕はただの旅人でね、何をやっても法の裁きは受けないさ!」
「んだとぉ ︎……まぁいいさ。今決めたぞ!お前は俺様の奴隷にしてやる!」
そう言って男の人は、マーリンさんにとびかかりました。
「はぁ……。口を慎め。この下等種族が」
マーリンさんが、途端に人が変わった様に冷たい目になりました。男の人は、それに気付かずに攻撃します。いや……攻撃しようとしました。
「なっ…… ︎」
「へぇ……。喋れるんだ。少しはやる様だね。手加減したとはいえこの僕の、マーリン・セイジャストの【タイムストップ】を受けてねぇ……。これは僕が出てきて正解だったね」
「マーリン・セイジャスト…… ︎」
マーリンさんが名乗ると、周りの人々はざわめき出しました。
「へぇ、僕の名はこんな辺鄙な街でも知られているんだね。君、貴族だろう?なら、それなりの訓練は積んでいる様だ。だが、足りないね。君は、生まれ持った加護の力を使った。だから強くなれたんだ。それも、中途半端に良い訓練のせいで失われかけているね。それじゃぁ絶対に僕の弟子には敵わないよ。出直してくると良い。もっとも、こんな醜態を晒しておいてこの街にいる事が出来るならね」
マーリンさんは、早口で男の人を言いくるめると、魔法を解きました。
「くそっ!二度とこんな街に降りてくるかよ!」
男の人が捨て台詞を吐いて帰っていった、数秒後の事でした。
「マーリン様万歳!」
「万歳 ︎万歳 ︎バンザーイ ︎」
いきなり誰かが叫んだかと思うと、その場にいた全員が歓喜しました。誰もがマーリンさんを称え、祭り上げました。皆がマーリンさんを見る目はまるで、街を救った英雄を見る様でした。
そこからはよく覚えていません。街は、悪の元凶がいなくなってお祭り騒ぎです。ある人は上機嫌に歌い、またある人は踊りました。僕とさえちゃんも、英雄の弟子という事で、感謝されました。宿も、お金を払う必要がなくなりました。どうやら調査をせずして、街を救ってしまったみたいです。
騒ぎを楽しんでいると、僕達三人の前に街の長老さんが出てきました。
「この度は街を救ってくださり、本当に……。本当にありがとうございますじゃ。もう、なんとお礼をしたら良いのやら……。わしは感無量でございますじゃ……」
「あぁいえいえ、旅の道中で丁度退屈していたのでやったまでですよ。お気になさらないでください」
「その様な事はございませぬ!あれは……突然現れて、10年もの間わしらを支配してきた輩ですじゃ。もう救われるのは無理かと思っていた矢先に、この事態とは……。奇跡としか言いようがありませぬぞ!大賢者マーリン様!」
「うぅむ……。どうもその呼び方は気になりますね。知りませんか?私は、私の弟子に、大賢者の座を奪われたのですよ?」
「おぉ!それはなんという無礼を!何卒お許しを!」
「そんなに堅いのは僕は嫌いですねぇ。気軽に話してくださいね?」
「し、しかし!」
「しかし?」
「っ……!分かったのじゃ……」
「話のわかる人は大好きだ♪」
「それで、見返りの話なのだが……。この街にはマーリン殿達にに献上できる様な上等な代物はもう残っておらぬのじゃ……。申し訳ない……」
「それなら心配しなくて大丈夫ですよ。ただ……」
マーリンさんが急に、僕とさえちゃんの方を向きました。そして、こう言います。
「この二人に似合う防具を作ってほしいな。とりあえずは、出来は良くなくて良いですから」
「防具……。すぐに手配致そう」
「ありがとう。男の方が『イリヤの加護』持ち。女の方は『ラプラスの加護』持ちさ。よろしく頼むよ」
「全力を尽くさせてもらうのじゃ」
「防具ができたらすぐにここを発つよ」
「御意に……」
そう言って、長老さんは慌ただしくこの場を去って行きました。
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