初恋は叶わないと聞きました【試読用序章のみ公開中】

NOX

文字の大きさ
2 / 7
序章

序章1ー2:アレクシス

しおりを挟む
 
 カチャカチャ、と食器が軽くぶつかる音がする。
 窓ガラスには、雨粒がぶつかる音も混じる。

 夜の雨は嫌いだ。

 けれど、誰かが傍にいてくれる気配が、アレクシスの孤独をそっと癒やしていく。

 アレクシスは、ローランドがプレゼントしてくれた『聖剣と勇者の物語』の表紙をじっくりと見つめた。
 深い瑠璃色の革で装丁され、手に取るとひんやりとした重みが伝わってくる。
 表紙の中央には銀箔で象られた一本の聖剣が刻まれ、その刃先からは光のように繊細な蔦模様が広がっていた。
 その蔦はやがて二輪の薔薇を結び、互いに寄り添うように咲いている。まるで、勇者と愛する者の絆を象徴するかのように。
 背表紙には古代文字で題が刻まれ、開けば淡い金の縁取りが施された羊皮紙のページが現れる。
 ページをめくるたび、かすかに香木のような甘い香りが漂い、アレクシスを静かに物語の世界へと誘った。

 どれくらい没頭していただろうか。
 物語が中盤に差し掛かり、勇者が神殿で聖剣の秘密を知る場面で、意識が現実へと戻った。

「え……聖剣って、持ち主を呪うの……?」

 独り言のように呟くと、向かいで書類仕事をしていたローランドが「ん?」と顔を上げる。
 目が合ってしまったアレクシスは、「えっと……」と話し出した。

「聖剣の持ち主になった勇者が、聖剣に呪われるっていう展開でびっくりしちゃって」

 アレクシスの言葉に、ローランドは「あぁ」と何かを思い出すように顎に右手を添え、視線を右上へ向けた。

「そういう展開あったな。確か、一人しか好きになれない呪いに掛かる、だったか」
「そう、そういう呪いなんだって。でも、一人だけを好きでいたらそれでいいような気がするけど……」
「ははっ、アレクシスはまだ子供だからな。その呪いの恐ろしさが分からないんだよ」
「おそろしいの? 恋をすることが?」
「う~ん……恋をすることが、というより、その聖剣の呪いが、かな」
「どうして?」
「たとえば、今のアレクシスが誰かに一目惚れしたとするだろ?」
「うん……?」
「お前は今日やっと七歳になった。成人は十八歳、帝国の結婚の平均年齢は二十二歳と言われている。十五年間もずっと同じ人を好きでいられて、その人もずっと自分を好きでいてくれる確率はどれくらいだと思う?」
「え……わからないけど……十五人に一人くらい?」
「百人に一人以下」
「えっ?」
「その物語の勇者に掛けられたのは、恋が叶わないと眠り姫のように眠り続ける呪いだ。物語だからハッピーエンドだけど、現実では難しいぞ? たった一人を好きになって、そのたった一人に永遠に好かれないといけない、なんて。そう思わないか?」
「なんか、そう聞くとこわい呪いだね……」
「要は、初恋は叶わないものだっていう教訓みたいな話だ。アレクシスも恋は慎重にするんだぞ」
「恋が何か分からないのに、慎重にしようがないよ」
「いま学んでるだろ、その本で」
「あ、そうか」

 確かに……。そう納得しかけたものの、「ん? なんか違うくない?」と首を傾げた、その時だった。

 玄関のドアノッカーを叩く音が響いた。
 こんな雨の夜に訪問客とは珍しい。

 ローランドは目線でアレクシスに隠れるよう指示を出すと、壁に掛けてあった剣を手に玄関へ向かった。
 アレクシスは本を両手に抱え、テーブルの下にもぐり込む。
 迷ったふりや困ったふりをして家に招き入れられ、盗みを働く―――そんな盗賊まがいの行為は、辺境では珍しくない。

 玄関の向こうでローランドが誰かと話しているようだが、雨音が邪魔をして内容までは聞き取れない。
 盗賊や強盗だったらどうしよう。
 嫌な想像が頭をよぎり、アレクシスはぎゅっと目を閉じて本を握りしめた。

 しばらくすると、コツ、コツ、と靴音が近づいてくる。
 ローランドの足音に混じって、濡れた靴の音も聞こえた。
 元騎士であるローランドが害はないと判断したのだろう―――アレクシスはそう考え、そろりとテーブルの下から顔を出した。

「ひとまず、私のもので申し訳ありませんが、濡れた服を着替えてからこちらへ来てください。……えぇ、そちらです。ご心配なく、後で必ずご紹介します」

 ローランドの声が聞こえる。
 どうやら廊下に客人を招き入れたらしく、今夜の雨で体が冷えてしまったようだ。
 後でお風呂に入ってもらったほうがいいだろうか。湯を温める魔石はまだあったはずだ。

 リビングに戻ってきたローランドが「アレクシス、もういいぞ」と声を掛けた。
 思っていた以上に緊張していたのか、アレクシスは足に力が入らず立ち上がれない。

「ローランドさん……」

 涙声で訴えると、ローランドは「大丈夫だ」と微笑み、そばに来て軽々と抱き上げてくれた。
 アレクシスはローランドの首の後ろに腕を回し、そっと抱きつく。
 震える体を落ち着かせるように、ローランドはアレクシスの背をゆったりと撫でながら「心配ない。大丈夫だ」と優しく宥めてくれた。

 アレクシスが落ち着きを取り戻しかけたころ、見知らぬ男の声がした。
 男は廊下で「ここで待っていてくれ、怖がらせたくない」と言っている。
 どうやら訪問者は二人いるようで、そのうちの一人がアレクシスを気遣い、供の者を廊下に残して一人で部屋に入るつもりらしい。

「ローランド殿、入ってもよろしいか」

 どこか父を思わせるような声音に、アレクシスは無意識に顔を上げた。
 ローランドに「どうぞ」と許可を得た男は、遠慮がちにリビングへ入ってくる。

「夜分遅くにすまない。驚かせてしまったね」

 優しい声音は、やはり父フェルナンに似ていた。―――いや、似ているのは声だけではない。

「と……父さま……?」

 銀の髪にグレーの瞳、柔らかな輪郭。一瞬、父の面影が重なった。
 男はにこりと優しい笑みを浮かべ、怖がらせないよう慎重に数歩進み出る。
 ローランドは呆然とするアレクシスを床へ下ろし、背をさすりながら「ご挨拶しよう」と促した。

「こ……こんばんは、ア……アレクシス、です」

 精一杯の挨拶だった。
 男は再び慎重に歩み寄り、アレクシスの一メートルほど手前で膝をついた。

「こんばんは、アレクシス。私はオスロ・オルレアン。オルレアン侯爵家の当主で、君のお父さん――フェルナンの弟だよ。君の叔父だ」
「お、おじ、さん……?」
「そうだよ。迎えに来るのが遅くなって悪かった。ノルディアスと帝都は片道三ヶ月も掛かるんだ。弟―――君のお父さんの手紙が私の元に届いたのが、今年の三月でね」
「てがみ……」

 フェルナンからの手紙。アレクシスには思い当たる節があった。
 亡くなる前の十一月の終わりごろ、体調が持ち直した時に一緒に街へ出かけたことがあった。その時フェルナンは雑貨店に立ち寄った。そこはこの街で唯一、手紙や荷物のやり取りを行う店だった。きっと、そこで出したのだろう。

「大公に頼めば移動ポータルも使えたんだが……」
「いどうぽーたる?」
「領主である大公の邸と、ノルディアスの大公邸を一瞬で繋ぐ魔術陣だよ」
「そんなものがあるの?」

 アレクシスは目をきらきらさせた。どうやら魔術に興味があるらしい。オスロは笑顔でうなずいた。

「機会があれば見せてあげたいところだが、大公とはちょっと喧嘩中でね」
「喧嘩というより」ローランドが会話に割り込む。「オルレアン侯爵様が大公閣下を一方的に無視しているだけではありませんか」
「そうなの?」

 なんで知ってるの? アレクシスがローランドを振り返る。

「誤解を招くような言い方はやめてくれ、ローランド」オスロが不機嫌そうに眉を寄せる。「私は閣下を無視しているのではなく、彼の後ろにいる人を無視しているんだ」
「意地を張って“使わせてくれ”って言えなかっただけでしょう」
「やかましい! 黙っててくれ、ローランドっ」

 オスロの大きな声に、アレクシスの肩がびくりと震える。
 途端、オスロは狼狽えて「大きな声を出してすまない」と苦笑いした。

「とにかく、大公閣下とはいろいろ事情があってね。すぐに来たかったんだが、長期で不在にするためにあれこれ手を回したんだ。それでも十月の豊穣狩猟祭には出席しなくてはいけなくてね。そのあと急いで来たんだが……ここまで二ヶ月かかってしまったよ」
「え……三ヶ月かかるのに、二ヶ月できたの……? だいじょうぶ……?」
「ははっ、アレクシスは優しいな。会ったばかりの私を心配してくれるのかい?」
「あの……えっと……父さまに、ちょっと似てるから……」

 アレクシスの言葉に、オスロはゆったりと優しい笑みを浮かべた。

「そうか、兄さんに似てるか」
 どこか嬉しそうな声音だった。
「アレクシス、君に提案があるんだ」
「ていあん……?」
「うん―――いや、お願い、かな」
「どんな……?」
「どうか私を、君の育てのお父さんにしてくれないか? フェルナン兄さんが君にしてあげたくても出来なかったことを、私にさせてほしい」

 目の前のオスロという男は、疑いようもなく父との血のつながりを感じさせる容姿をしていた。
 大きく違うところがあるとすれば、ふわふわと柔らかい銀髪の父とは違い、オスロの髪は真っ直ぐな質感をしていることだろう。
 双子のようにそっくりではないが、確かに父によく似ている。

「君を抱き締める権利をくれないかい、アレクシス?」

 両手を広げて微笑むオスロに、アレクシスは一歩、また一歩とゆっくり近づいた。

「会いたかったよ、アレクシス。もう、一人にしないからね」

 その言葉が、父の最期の言葉と重なった。
 それだけで、アレクシスの胸にある父恋しさが、躊躇いをそっと上塗りしていく。
 アレクシスは泣きながらオスロに近寄り、彼の袖をきゅっ、と握りしめた。
 オスロは壊れ物を扱うかのようにそっとアレクシスを抱き締めてくれた。
「寂しい思いをさせたね、アレクシス」
 ぽん、ぽん、と優しく背中を撫でられ、アレクシスは声を上げて泣いた。泣いて、泣いて、オスロに縋るように抱きついた。

 はじめてだった。こんなに力いっぱい抱きつくのは。
 病弱な父には、頭を撫でてもらうことはあっても、抱きつくことはできなかった。
 力いっぱい抱きついたら、壊れてしまいそうだったから。

 ローランドは時々抱き上げてくれるが、その愛情は親としてのものではなかった。
 だから、甘えてはだめだと、感情が溢れ出ないようにしてきた。

 誰からも愛されなかったとは思っていない。むしろ、愛されていた。
 父にも、ローランドにも。学校の友達とは仲が良く、街の人も優しい人が多かった。
 でも、いつもどこか足りなかった。
 その欠けた部分が今、オスロの温かい声と大きな両腕によって、ゆっくりと満たされていく。

 フェルナンが亡くなって一年あまり。
「必ず迎えに来る」―――そう約束の言葉を残して去っていった二人がアレクシスの前に現れることはなかったが、代わりに血の繋がったオスロがやって来た。
 帝国歴一九七七年十二月二十三日。
 アレクシスは七歳の誕生日に、再び家族を得ることができたのだ。


 翌日、晴れ渡る空の下、アレクシスは叔父であるオスロと共にノルディアスを立つことを報告するため、父フェルナンの墓前を訪ねた。

 フェルナンの墓は、教会を見下ろす丘の上にある。
 墓石には彼の真名「FESHTOMARフェシュトマル」が刻まれていた。“月光の守護者”という意味を持つその真名は、美しい容姿の父フェルナンにふさわしい。

 隣には、領主である大公家に所縁のある者の墓がある。
 墓石に刻まれた真名は「ARIVESTOMアリヴェストム」。“星導の冠を持つ者”という神聖な意味を抱く真名だ。きっと、地位の高い人物なのだろう。

 アレクシスは何度も訪れていたはずの父の墓を前に、今さらながらその地位を実感した。
 フェルナンの墓が位の高い者の隣にあるのは、彼がそうされるに相応しい血脈の貴族だったからだ。
 そしてこれから自分は、その貴族の世界に足を踏み入れる。

 胸の奥に燻る不安を押しやり、アレクシスはフェルナンの墓前に挨拶と報告をした。
 ノルディアスを離れ、帝都へ向かうこと。
 成長したら、また会いに来ること。
 そして今日から、自分はアレクシス・オルレアンになること。

「兄さん、お久しぶりです。こんな遠いところにおられたのですね」

 そう墓石に声を掛け、花を手向けたオスロの目には涙が浮かんでいた。
 仲の良い兄弟だったのだろう。
 どうしてフェルナンが侯爵家を離れることになったのか。
 どうして一人でアレクシスを産むことになったのか。
 そして、どうしてアレクシスを家門に迎え入れることを決めたのか。
 帝都へ帰る三ヶ月の道のりで、育ての父となるオスロが教えてくれるのだろうか。

「兄さん、アレクシスのことは私が責任を持って育てます。帝都へ着いたら中央教会で洗礼を受けさせ、真名を授かれるようにします。また、ご報告に参りますね―――さぁ、アレクシス、父上に行ってきますの挨拶をしようか」

 オスロがアレクシスの肩を抱く。
 アレクシスは「はい」と答え、父の真名が刻まれた墓石を見つめた。

「父さま、行ってきます。また会いに来ますね」

 アレクシスの青い宝石眼は潤んで揺れていた。
 けれど、その表情は寂しさだけではない―――今日まで彼の成長を見守ってきたローランドには、それが分かっていた。
 運命は、予定されていたレールから外れて回り始めた。
 ローランドが主から受けためいは、今日で終了報告をすることになるだろう。
 しかし、再びアレクシスがこの地に戻るまで、フェルナンと、その隣に眠る高貴な魂に祈りを捧げ続ける者が必要だ。
 その役目は、自分が担うべきだろう。

 ローランドは、アレクシスに受け継がれた“あの方”の瞳のように青く晴れ渡る空を見上げ、静かに忠誠を誓ったのだった。
 
 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

番に見つからない街で、子供を育てている

はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。 異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。 現世の記憶は失われているが、 この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。 街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、 ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。 だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。 再会は望まない。 今はただ、この子との生活を守りたい。 これは、番から逃げたオメガが、 選び直すまでの物語。 *本編完結しました

脱落モブ男が人気アイドルに愛されるわけがない

綿毛ぽぽ
BL
 アイドルを夢見るも、デビューできずオーディション番組に出演しても脱落ばかりの地味男、亀谷日翔はついに夢を諦めた。そしてひょんなことから事務所にあるカフェで働き始めると、かつて出演していた番組のデビューメンバーと再会する。テレビでも引っ張りだこで相変わらずビジュアルが強い二人は何故か俺に対して距離が近い。 ━━━━━━━━━━━ 現役人気アイドル×脱落モブ男 表紙はくま様からお借りしました https://www.pixiv.net/artworks/84182395

鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる

結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。 冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。 憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。 誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。 鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。

兄弟カフェ 〜僕達の関係は誰にも邪魔できない〜

紅夜チャンプル
BL
ある街にイケメン兄弟が経営するお洒落なカフェ「セプタンブル」がある。真面目で優しい兄の碧人(あおと)、明るく爽やかな弟の健人(けんと)。2人は今日も多くの女性客に素敵なひとときを提供する。 ただし‥‥家に帰った2人の本当の姿はお互いを愛し、甘い時間を過ごす兄弟であった。お店では「兄貴」「健人」と呼び合うのに対し、家では「あお兄」「ケン」と呼んでぎゅっと抱き合って眠りにつく。 そんな2人の前に現れたのは、大学生の幸成(ゆきなり)。純粋そうな彼との出会いにより兄弟の関係は‥‥?

人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました

よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、 前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。 獣人が支配する貴族社会。 魔力こそが価値とされ、 「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、 レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。 そんな彼を拾ったのは、 辺境を治める獣人公爵アルト。 寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。 溺愛され、守られ、育てられる日々。 だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。 学院での出会い。 貴族社会に潜む差別と陰謀。 そして「番」という、深く重い絆。 レオンは学び、考え、 自分にしかできない魔法理論を武器に、 少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。 獣人と人族。 価値観も、立場も、すべてが違う二人が、 それでも選び合い、家族になるまでの物語。 溺愛×成長×異世界BL。 読後に残るのは、 「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。

聖獣召喚に巻き込まれた俺、モフモフの通訳をしてたら冷徹騎士団長に外堀を埋められました

たら昆布
BL
完璧っぽいエリート騎士×無自覚な愛され系

美貌の騎士候補生は、愛する人を快楽漬けにして飼い慣らす〜僕から逃げないで愛させて〜

飛鷹
BL
騎士養成学校に在席しているパスティには秘密がある。 でも、それを誰かに言うつもりはなく、目的を達成したら静かに自国に戻るつもりだった。 しかし美貌の騎士候補生に捕まり、快楽漬けにされ、甘く喘がされてしまう。 秘密を抱えたまま、パスティは幸せになれるのか。 美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。 秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。

処理中です...