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第3章
122.絶望の事実
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おそらくリヴェリオの肖像画などいくらでもあったはずだ。
それなのに、なぜこんな全く別人の肖像画なんて採用したのだろう。
いや、もしかしたらもうリヴェリオの肖像画は残っていないのかもしれない。
考えてみれば、そんな曰く付きの皇帝の肖像画なんて取っておくほうが不思議な話だ。
すると、この書物も後に作られた可能性が高い。
それならば、ほかの物を見たほうが良いかも。
できれば現役時代に作られたものの方が、史実に近いだろうから記憶を思い出す鍵になるかもしれないし信用できる。
この書物はそんなに詳しく書かれていたわけでもないし、私が今まで読んできたものと同じような内容ばかりだったため記憶が呼び出されるなんてこともなかった。
作りやタイトルからして史実に近いものだと思っていたため、少しがっかりしながらその書物を閉じる。
それを元あったところに戻そうとしたとき――――
「エスティ、一体どのような本を読んでいるのですか?」
いきなり近くで声を掛けられ、驚きのあまりビクッと体が硬直した。
声のする方へ振り向くと、ヴァリタスがそこに立っていた。
な、なぜ彼がこんなところに。
そもそもこんなに近くにいたのに気づかないなんて。
もしかして、気配消したりしてた、とか?
……流石にないか。
と、まずい。
思わず書物のタイトルを隠すように、手で覆った。
しかし、どうやら彼には見えてしまっていたようで気付いたように私に問いかけた。
「もしかして、僕の前世のことでも調べていたのですか?」
それでもニコニコと笑う彼に、冷や汗が止まらなくなる。
彼にとってはバートンはあまり良い思い出ではないだろう。
それは前世の話をあまりしない私でも感じていたことだ。
だが、今の彼の笑顔はそんなことを感じさせないような微笑みでそれが逆に怖い。
しかし、たとえ彼のトラウマに触れるとしてもバートンの事を調べていた、といった方がマシなのだろう。
だが、今私が手に取っていた書物にバートンの記述はない。
それを彼に気づかれないようにするには、この書物を本棚に戻さないようにしないといけないのだ。
なぜならクオフォリア帝国時代とオルタリア王国時代の物ははっきりと本棚が分かれているから。
これなら、下手に言い訳して勘繰られるよりも正直にリヴェリオを調べていたといった方がマシだろう。
意を決して少しの嘘を混ぜつつ、彼の疑問に応えた。
「そ、そうなのです。先ほどまでバートン卿の事を調べていたのですが、彼に酷い事をしたある皇帝の事も気になってしまって」
全力の微笑みをして、なんとか誤魔化す。
まぁ、これなら疑われることもないだろう。
しかし、私がリヴェリオのことを言った途端、彼の表情から笑顔が消えた。
その表情の変化に戸惑う。
思えば、ヴァリタスは今まで常に私に好意的に接してきた。
確かに言い合いをしたあの日は彼から攻撃的な言葉をいわれはしたけど、そのきっかけを作ったのは私だしあんなことを言われれば誰でもああなると思う。
だが今の彼は今までの、私の知っている彼ではなかった。
冷たい瞳に変わり、鋭く光る眼光が私の心臓を掴んでいるような感覚に襲われる。
これは、もしかして。
よく聞く、殺気などと呼ばれているものだろうか。
しかし、私にはわからない。
彼がどうしてそんなにもリヴェリオの事を恨んでいるのか。
そして、生まれ変わってもまだ彼の事が憎いのか。
興味本位だったのは認める。
だけど、それを確かめずにはいられなかった。
もしかしたら、そこまで恨んでいないかもしれない。
だって前世の事だもの。
もしそうなら、まだ希望はあるかもしれない。
そんな阿保らしい淡い期待から生まれた疑問だった。
「ヴァリタス様は、その……。やはりあの、悪逆皇帝のことがお嫌いなのですか?」
私の言葉に更に彼の表情は険しいものになっていった。
それはどう見ても、強い憎悪を孕んだ表情だった。
どうして。
どうしてそんなにもリヴェリオの事を。
「……エスティには、そんなもの読んでほしくないですね」
パッと私から書物を取り上げると、そのまま元あった場所に戻した。
だが、そんな彼の憎悪に触れてもなお、私はまだ諦めていなかった。
「本当にその人はそんなにひどいことをしたのですか?」
彼の横顔に問うた。
細められた彼の瞳からでは何を思っているのか私にはわからない。
でもきっと彼は思い出しているのだろう。
その時の前世の記憶を。
私にはない、記憶を。
私はその答えが私にとって、そしてリヴェリオに取って良いものであるようにと、祈っていた。
彼がリヴェリオの悪玉非道っぷりを否定してくれるのではないかと。
しかしこちらを向いた彼の顔は悲痛に歪み、寂しそうに俯いていた。
「本当ですよ。そいつは僕たちを裏切り、辱め国民から全てを奪ったんです。自身の欲望のために」
そんな……。
そんなはず、ない。
だって私の記憶にそんなものはないのだもの。
確かに思い出せていないことの方が多いけど、でも、だって……。
「では、あなたの家族を殺したのも、婚約者を奪ったのも……」
「はい、全て事実です」
ああ。
ああ、私は。
私は、一体何を今まで――――
信じて。
体からすべての力が抜けていくような感じがする。
もしや、とも思っていた。
もしかしたら、史実の方が本当に近いのかもしれないって。
でも思い出した記憶の中の私があまりにも違いすぎるから、それが嘘だって信じていた。
信じていたのに。
それなのに、なぜこんな全く別人の肖像画なんて採用したのだろう。
いや、もしかしたらもうリヴェリオの肖像画は残っていないのかもしれない。
考えてみれば、そんな曰く付きの皇帝の肖像画なんて取っておくほうが不思議な話だ。
すると、この書物も後に作られた可能性が高い。
それならば、ほかの物を見たほうが良いかも。
できれば現役時代に作られたものの方が、史実に近いだろうから記憶を思い出す鍵になるかもしれないし信用できる。
この書物はそんなに詳しく書かれていたわけでもないし、私が今まで読んできたものと同じような内容ばかりだったため記憶が呼び出されるなんてこともなかった。
作りやタイトルからして史実に近いものだと思っていたため、少しがっかりしながらその書物を閉じる。
それを元あったところに戻そうとしたとき――――
「エスティ、一体どのような本を読んでいるのですか?」
いきなり近くで声を掛けられ、驚きのあまりビクッと体が硬直した。
声のする方へ振り向くと、ヴァリタスがそこに立っていた。
な、なぜ彼がこんなところに。
そもそもこんなに近くにいたのに気づかないなんて。
もしかして、気配消したりしてた、とか?
……流石にないか。
と、まずい。
思わず書物のタイトルを隠すように、手で覆った。
しかし、どうやら彼には見えてしまっていたようで気付いたように私に問いかけた。
「もしかして、僕の前世のことでも調べていたのですか?」
それでもニコニコと笑う彼に、冷や汗が止まらなくなる。
彼にとってはバートンはあまり良い思い出ではないだろう。
それは前世の話をあまりしない私でも感じていたことだ。
だが、今の彼の笑顔はそんなことを感じさせないような微笑みでそれが逆に怖い。
しかし、たとえ彼のトラウマに触れるとしてもバートンの事を調べていた、といった方がマシなのだろう。
だが、今私が手に取っていた書物にバートンの記述はない。
それを彼に気づかれないようにするには、この書物を本棚に戻さないようにしないといけないのだ。
なぜならクオフォリア帝国時代とオルタリア王国時代の物ははっきりと本棚が分かれているから。
これなら、下手に言い訳して勘繰られるよりも正直にリヴェリオを調べていたといった方がマシだろう。
意を決して少しの嘘を混ぜつつ、彼の疑問に応えた。
「そ、そうなのです。先ほどまでバートン卿の事を調べていたのですが、彼に酷い事をしたある皇帝の事も気になってしまって」
全力の微笑みをして、なんとか誤魔化す。
まぁ、これなら疑われることもないだろう。
しかし、私がリヴェリオのことを言った途端、彼の表情から笑顔が消えた。
その表情の変化に戸惑う。
思えば、ヴァリタスは今まで常に私に好意的に接してきた。
確かに言い合いをしたあの日は彼から攻撃的な言葉をいわれはしたけど、そのきっかけを作ったのは私だしあんなことを言われれば誰でもああなると思う。
だが今の彼は今までの、私の知っている彼ではなかった。
冷たい瞳に変わり、鋭く光る眼光が私の心臓を掴んでいるような感覚に襲われる。
これは、もしかして。
よく聞く、殺気などと呼ばれているものだろうか。
しかし、私にはわからない。
彼がどうしてそんなにもリヴェリオの事を恨んでいるのか。
そして、生まれ変わってもまだ彼の事が憎いのか。
興味本位だったのは認める。
だけど、それを確かめずにはいられなかった。
もしかしたら、そこまで恨んでいないかもしれない。
だって前世の事だもの。
もしそうなら、まだ希望はあるかもしれない。
そんな阿保らしい淡い期待から生まれた疑問だった。
「ヴァリタス様は、その……。やはりあの、悪逆皇帝のことがお嫌いなのですか?」
私の言葉に更に彼の表情は険しいものになっていった。
それはどう見ても、強い憎悪を孕んだ表情だった。
どうして。
どうしてそんなにもリヴェリオの事を。
「……エスティには、そんなもの読んでほしくないですね」
パッと私から書物を取り上げると、そのまま元あった場所に戻した。
だが、そんな彼の憎悪に触れてもなお、私はまだ諦めていなかった。
「本当にその人はそんなにひどいことをしたのですか?」
彼の横顔に問うた。
細められた彼の瞳からでは何を思っているのか私にはわからない。
でもきっと彼は思い出しているのだろう。
その時の前世の記憶を。
私にはない、記憶を。
私はその答えが私にとって、そしてリヴェリオに取って良いものであるようにと、祈っていた。
彼がリヴェリオの悪玉非道っぷりを否定してくれるのではないかと。
しかしこちらを向いた彼の顔は悲痛に歪み、寂しそうに俯いていた。
「本当ですよ。そいつは僕たちを裏切り、辱め国民から全てを奪ったんです。自身の欲望のために」
そんな……。
そんなはず、ない。
だって私の記憶にそんなものはないのだもの。
確かに思い出せていないことの方が多いけど、でも、だって……。
「では、あなたの家族を殺したのも、婚約者を奪ったのも……」
「はい、全て事実です」
ああ。
ああ、私は。
私は、一体何を今まで――――
信じて。
体からすべての力が抜けていくような感じがする。
もしや、とも思っていた。
もしかしたら、史実の方が本当に近いのかもしれないって。
でも思い出した記憶の中の私があまりにも違いすぎるから、それが嘘だって信じていた。
信じていたのに。
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