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第4章
171.裏で蠢く欲望たち
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「戦争とは、一番お金が動くものなのですよ」
感情の籠らない声が辺りに響く。
伏目がちの瞳には、睫毛が差していた。
目を細め、何とか堪えようとしたが顔が歪むのを我慢できなかった。
憎しみを何とか抑え込もうと手を強く握る。
「当時のエルティウス公国は領地拡大に躍起になっていました。そんな中で起きた、クオフォリア帝国の世代交代。
いつの時代も主が変われば、国は隙を生じさせる。あの時が正に、エルティウス公国にとって好機だったのでしょうね。なんせクオフォリア帝国は魔物も出ず、魔力の高い人間が数多くいる国です。
領地にできるチャンスが来れば、誰だって手を出したでしょう。だからこそ、あの戦争は起きた」
「あの戦争は、エルティウス公国が仕向けたものだったとでも言うのですか?」
「ええ、その通りです」
なぜ、彼女はそんなことを知っている?
なぜ、僕がそのことを知らない?
どうして、彼はそれを僕に言わなかった?
次から次へと疑問が湧いてくる。
同時に彼に対しての怒りが込み上げた。
「でも陛下はそんなこと一言もっ!」
激情に任せて声を張り上げた。
男の僕が大声を上げているのにも関わらず、彼女の体は微動だにしていない。
興奮からか息が切れ、下を向くと片手で口を押さえた。
彼女はゆっくりとこちらに顔を向けると冷たく言い放つ。
「話せるわけがありません。自分に仕える人間が戦争を斡旋していたなんて」
バッと顔を上げる。
彼女の言葉は、僕には理解できないものだった。
いや、理解したくないことだった。
「な、なにを言って……」
「近い国でしたからね。国のお偉いさんも教会関係者と同じ夢を求めていたとしても、何ら不思議はありません」
「いくら彼らが腐っていたといえ、そんなっ、自分たちの首を絞めるようなことをするわけがっ!」
焦りから声は裏返る。
しかし、表に出している言動とは裏腹に頭の中はどこか冷静だった。
彼らならそんな事など躊躇わずにするだろう。
おそらく彼らは隣国に言われていたのだ。
エルティウス公国があの戦争に勝てば、それ相応の地位を与えると。
公国といっても、潤沢な財産を持っており、しかも縛られる宗教もない隣国。
多少爵位が落ちても、その取引は非常に魅力的に映ったことだろう。
だから彼らは戦争が起こるように仕向けたのだ。
あんなに、自分たちの主が苦しんでいたのに。
「言ったでしょう。地位を持てば人は欲が出る。それは権力を持っている人間も例外ではありません。
いえ、権力を持っている人間の方が欲望に忠実になるのでしょう。かくして、この国は腐っていったのです」
腐敗していたのは知っていた。
それが欲に塗れた結果だということも。
しかしそれは、主が変わった事で起きた歪みが生んでいるものだと思っていた。
だからこそ、僕は彼のやり方に徐々に不信感を抱いていったのだ。
統制できない彼にも、原因があるのだと。
しかし、隣国との戦争は彼が鎮座してから3カ月も経たないうちに起きたもの。
初めから計画していなければ実行には移せないようなタイミングなのだ。
そしてそれが、身内が裏から手を引かれていたのだとしたら。
まさかあの方は……。
「しかし、どちらの主も、その事実に心を痛めていました。根源が同じ分、抱える痛みも同じだったのでしょうね」
深いため息を吐く彼女は、僅かに眉を顰めた。
「上部の腐敗を皇帝も教皇も公になるのを恐れていました。当時、国民の不満は爆発寸前。ところどころ暴動も起きていました。国の上層部が至福を肥やしていたと国民に知られれば、下手したら国が崩壊する可能性だってありましたから。そんな中起きた聖女の拉致事件」
「隣国の仕業だと知れば、国民の矛先はエルティウス公国へと向かう。そして、先の戦争の原因も彼女の拉致の原因も全てが権力を持った我が国の権力者だと知られたら」
「つまり、自分たちの保身のために彼女の拉致事件を隠蔽したということですか」
例え皇帝と教皇の2人がその犯罪に手を染めていなかったとしても、それを隠蔽するのは許されならざることのはず。
ならば、彼らに同情するのは筋違いというものだ。
「まぁ、確かにその言い分は最もです。統治する国がクオフォリア帝国でなければ、もしかしたら彼らもその道を選んだのかもしれません。しかし、どのような状況であろうとも他国の人間にあの国を渡すわけにはいかない事情があったのです」
事情?
そんな事情が一体どこにあるのだろう。
国民の不幸をそのままに、欲望を満たす貴族や司祭たち。
その欲によって犠牲になった心優しき聖女様。
こんなにも多くの犠牲を払ってでも、守らなければならないものなど、存在するはずがない。
いや、存在してはいけない。
「先ほど、教皇に聞かれませんでしたか? 皇帝について」
凛と済んだ彼女の瞳には、何も映っていない。
今の話を知っていても尚、心を揺るがせない彼女は、やはり教会側の人間だということなのだろう。
「この国は普通ではありません。それは、クオフォリア帝国時代の恩恵がまだ残っているためです。本来なら、あの国が終わったとき、正確には彼が死んだときそれはなくなるはずでした」
彼女の声は僕の耳には届かない。
彼女が何を言っていても、腐敗してもなお残り続ける教会の人間が語っているたわごと。
例え彼女の言っている言葉が正しいものだとしても、僕は彼女を、そしてクオフォリア帝国を信じることはできないだろう。
それが、僕の持つ正義感から来る欲望だとしても。
感情の籠らない声が辺りに響く。
伏目がちの瞳には、睫毛が差していた。
目を細め、何とか堪えようとしたが顔が歪むのを我慢できなかった。
憎しみを何とか抑え込もうと手を強く握る。
「当時のエルティウス公国は領地拡大に躍起になっていました。そんな中で起きた、クオフォリア帝国の世代交代。
いつの時代も主が変われば、国は隙を生じさせる。あの時が正に、エルティウス公国にとって好機だったのでしょうね。なんせクオフォリア帝国は魔物も出ず、魔力の高い人間が数多くいる国です。
領地にできるチャンスが来れば、誰だって手を出したでしょう。だからこそ、あの戦争は起きた」
「あの戦争は、エルティウス公国が仕向けたものだったとでも言うのですか?」
「ええ、その通りです」
なぜ、彼女はそんなことを知っている?
なぜ、僕がそのことを知らない?
どうして、彼はそれを僕に言わなかった?
次から次へと疑問が湧いてくる。
同時に彼に対しての怒りが込み上げた。
「でも陛下はそんなこと一言もっ!」
激情に任せて声を張り上げた。
男の僕が大声を上げているのにも関わらず、彼女の体は微動だにしていない。
興奮からか息が切れ、下を向くと片手で口を押さえた。
彼女はゆっくりとこちらに顔を向けると冷たく言い放つ。
「話せるわけがありません。自分に仕える人間が戦争を斡旋していたなんて」
バッと顔を上げる。
彼女の言葉は、僕には理解できないものだった。
いや、理解したくないことだった。
「な、なにを言って……」
「近い国でしたからね。国のお偉いさんも教会関係者と同じ夢を求めていたとしても、何ら不思議はありません」
「いくら彼らが腐っていたといえ、そんなっ、自分たちの首を絞めるようなことをするわけがっ!」
焦りから声は裏返る。
しかし、表に出している言動とは裏腹に頭の中はどこか冷静だった。
彼らならそんな事など躊躇わずにするだろう。
おそらく彼らは隣国に言われていたのだ。
エルティウス公国があの戦争に勝てば、それ相応の地位を与えると。
公国といっても、潤沢な財産を持っており、しかも縛られる宗教もない隣国。
多少爵位が落ちても、その取引は非常に魅力的に映ったことだろう。
だから彼らは戦争が起こるように仕向けたのだ。
あんなに、自分たちの主が苦しんでいたのに。
「言ったでしょう。地位を持てば人は欲が出る。それは権力を持っている人間も例外ではありません。
いえ、権力を持っている人間の方が欲望に忠実になるのでしょう。かくして、この国は腐っていったのです」
腐敗していたのは知っていた。
それが欲に塗れた結果だということも。
しかしそれは、主が変わった事で起きた歪みが生んでいるものだと思っていた。
だからこそ、僕は彼のやり方に徐々に不信感を抱いていったのだ。
統制できない彼にも、原因があるのだと。
しかし、隣国との戦争は彼が鎮座してから3カ月も経たないうちに起きたもの。
初めから計画していなければ実行には移せないようなタイミングなのだ。
そしてそれが、身内が裏から手を引かれていたのだとしたら。
まさかあの方は……。
「しかし、どちらの主も、その事実に心を痛めていました。根源が同じ分、抱える痛みも同じだったのでしょうね」
深いため息を吐く彼女は、僅かに眉を顰めた。
「上部の腐敗を皇帝も教皇も公になるのを恐れていました。当時、国民の不満は爆発寸前。ところどころ暴動も起きていました。国の上層部が至福を肥やしていたと国民に知られれば、下手したら国が崩壊する可能性だってありましたから。そんな中起きた聖女の拉致事件」
「隣国の仕業だと知れば、国民の矛先はエルティウス公国へと向かう。そして、先の戦争の原因も彼女の拉致の原因も全てが権力を持った我が国の権力者だと知られたら」
「つまり、自分たちの保身のために彼女の拉致事件を隠蔽したということですか」
例え皇帝と教皇の2人がその犯罪に手を染めていなかったとしても、それを隠蔽するのは許されならざることのはず。
ならば、彼らに同情するのは筋違いというものだ。
「まぁ、確かにその言い分は最もです。統治する国がクオフォリア帝国でなければ、もしかしたら彼らもその道を選んだのかもしれません。しかし、どのような状況であろうとも他国の人間にあの国を渡すわけにはいかない事情があったのです」
事情?
そんな事情が一体どこにあるのだろう。
国民の不幸をそのままに、欲望を満たす貴族や司祭たち。
その欲によって犠牲になった心優しき聖女様。
こんなにも多くの犠牲を払ってでも、守らなければならないものなど、存在するはずがない。
いや、存在してはいけない。
「先ほど、教皇に聞かれませんでしたか? 皇帝について」
凛と済んだ彼女の瞳には、何も映っていない。
今の話を知っていても尚、心を揺るがせない彼女は、やはり教会側の人間だということなのだろう。
「この国は普通ではありません。それは、クオフォリア帝国時代の恩恵がまだ残っているためです。本来なら、あの国が終わったとき、正確には彼が死んだときそれはなくなるはずでした」
彼女の声は僕の耳には届かない。
彼女が何を言っていても、腐敗してもなお残り続ける教会の人間が語っているたわごと。
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それが、僕の持つ正義感から来る欲望だとしても。
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