追うモノと追われるモノ

TORIMI

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生き方

僕の仕事は指名手配犯を捕まえることだ。指名手配犯を捕まえては警察に突き出しそれで生活している。だから、、逆に指名手配犯に狙われることもある。

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僕は橘 和也 もう今年で27になるが無職だ。
元々千葉県に住んでいたが今は東京都に引っ越してこの歳で一軒家を購入した。一括で。

何故こんなにも裕福な生活をしているかと言うと、指名手配犯を捕まえては警察に突き出しそれで生活している。
大学を卒業してから親が事故で亡くなりそこからは親の貯金を崩してしている。
俺は飽き性だし仕事はしたくない。自分が何に向いているかもわからないし、何なら俺なんかが何も出来るわけない。

でもこのまま生活を続けていれば必ず貯金が尽き、路頭に迷うことになる。そこでたまたま目の当たりにしたのは指名手配犯のポスターだった。

「この顔にピン!っときたら!!協力して下さった方には3000万」

こんなの無理だ。
「まず見つけられる訳ないだろ」少し嘲笑いつつ、ふと口にした。
その時、近くのカップルが通りかかり
「えーっ!うちこの人見たことあるよ!昨日確か駅近くの路地裏歩いてたよ!」
本当か?そんな訳がない。
でもそいつを捕まえて警察に突き出せば3000万か、、、仕事するより楽だな!やることないし行ってみるか。
路地裏ってことは薬の密売か?なら夜中とかの方がいいな。
俺はとりあえずご飯を済ませて夜になるまで待つことにした。

夜になった。ファミレスで特大のチーズinハンバーグを食べた。何に巻き込まれるかもわからないから100円均一のお店でサバイバルナイフを購入しポケットの中に入れた。
「よしっ!」駅へ向かった。終電もなくなり、居酒屋で酔っ払った人たちがちらほら居たり、座り込んではゲロを吐いている人もいる。
人通りもそんな多い訳じゃないし、これなら確かにいるのかもしれないな、、、、
恐らくカップルの女の人が言っていた路地裏に着いた。誰もいない。
たまたまいた訳だし、いつもいる訳じゃないか。
「骨折り損だなぁ」呟くと後ろに人の気配がした。
まずい!そう思いポケットに手を突っ込むが相手の方が早い。
『はぁ~い!動かないでねぇ。』ハンカチで口を抑えられ、背中にスタンガンを突き付けられた。
終わりだ。まぁ親も死んでしまったし恋人がいる訳でもないし友達も多い訳じゃない。こんな人生ならいいか。
そう思い、ポケットから手を出し力を抜いた。
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