【R18】大人向け猥談短編小説集

ユ性ペン

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二人だけの締め業務

第二話

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遡ること一年前――。

彼女と付き合い始めて一年ほど経った頃だ。
久々にできた彼女だったこともあり、付き合いたての頃はほぼ毎日のように愛し合っていた。しかし、最近は月に一回ほどに回数が減っていた。
俺は彼女が好きだったし、関係も悪くなかった。だからこそ、したいのにできない状況がつらかった。
しかしそれはそれだ。俺はいつものように終業30分前に事務室へ今日の数字を持って行った。

「あれ、清水くん。今日なんか元気ないね?」
「え、そうですか?」

顔には出さないようにしていたつもりだったが、アケミさんには一瞬でバレてしまったようだ。

「お姉さんに話してみな~? 清水くんより人生経験あるんだから」

笑いながら冗談めかして言ってくるアケミさんのおかげで、少し気がまぎれる。仕事中は誰とも口を利かないので、悪い方向に考えてしまいやすいらしい。
アケミさんとは普段から愚痴を言い合う仲だった。普段はアケミさんの方から息子二人についての愚痴を聞くことが多かったのだが、たまには俺の愚痴を聞いてもらってもバチは当たらないだろう。

「あー……今俺、付き合ってる彼女がいるんですけど……最近ご無沙汰で、はは……」
「あらー、そうなの?喧嘩でもした?」
「いや、そんなことは全然なくて……そのこと以外は全く変わってなくて、むしろ仲はいい方だと思うんですけど」
「へぇ……、じゃあなおさら我慢するの大変だね?」
「ま、まあ、そうっすね」
「嫌がられちゃうの?」
「いや、そういうわけでもないんですけど。誘ったら、『寝る前にしよう』って言われて、いざ寝る時間になったら先に寝てるんですよ。起こすのも悪いし……」
「あら、かわいそうに……それでも気遣ってあげるなんて、優しいじゃない。」
「それで本当に嫌われても嫌ですからね」
「そんなに想われてる彼女ちゃんがうらやましいなー。かわいいの?」
「ま、まあ……」
「照れちゃって~。かわいい」
「からかわないでくださいよ!」
「ごめんごめん。初々しくてつい、ね」

相談してからかわれただけでは納得いかない。何か解決策が無いかダメもとで聞いてみる。

「アケミさん、人生経験豊富なんですよね? こんな時、どうしたらいいんすか」
「私は彼女ちゃんのこと知らないからさ。あんまり的確なアドバイスは言えないかもしれないけど。ちゃんと相談するかもしくは……絶対にバレないように気を付けてよそで発散するか、の2択だと思うわ。」
「ええ? 前者はともかく、かなり大胆なこと言いますね」
「言ったでしょ。彼女ちゃんのことが分かんないからさあ。でも世の中にはいるらしいよ。よそで済ませてきて~って人がさ。私は絶対嫌だけど。」
「まあ、大半はそうでしょ……」
「ま、とりあえず彼女ちゃんに正直に話してみなよ。まずはそこ、大事だよ」
「はい……わかりました。」

こんな話をしているうちに、勤務終了の時間になった。
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