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やりたいこと
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次にわたくしは・・・
「わたくしは・・・わたくしは・・・分からないのです。」
「ん?なにがだい?」
「わたくしが、何をやりたいのか、です・・・お恥ずかしい限りなのですが・・・」
「なるほど。」
「今まで、これをやって、あれをやって、これができないとダメですよと、次から次へとやれなければならないことがあって・・・わたくしがやりたいと思うことがなかったのです。」
「アンシャーリ・・・それは、やりたいと思うこと自体のヒマがなかったのよ。」
「そう、なのでしょうか・・・」
「ええ、そうね。」
「せっかくご意見を聞いていただいたのに、答えられず・・・申し訳ありません。なので、わたくしはどのようなことでも致しますので、なんなりとお申し付けいただければ、と思います。ただ・・・毎日少しだけでも家族と一緒に過ごしたいのです。」
「「「「「・・・・・」」」」」
「お父様。アンシャーリは、まずゆっくりしてもらってからで良いのでは?」
「ああ、そうだね。心にゆとりができれば、考えることもできるようになるだろう。」
「ええ、わたくしも賛成ですわ。」
「では、そうしよう。」
「君たちの希望はなるべく考慮したいと思うが・・・うーん、そうだな。」
「ええ、父上。わたしから説明をしましょう。ララナーリ様の希望は、大丈夫です。しかしジョージ殿は外交と当主、ハリー殿は文官ではなく側近候補、チャーリー殿は副団長候補、となるでしょうな。」
「ご存知かもしれませんが、我が国は実力主義なので、優秀なものはどんどん上へいくことになります。有能でしたとの事ですので、そこそこというわけにはいかないかもしれません。」
「わたくしは・・・わたくしは・・・分からないのです。」
「ん?なにがだい?」
「わたくしが、何をやりたいのか、です・・・お恥ずかしい限りなのですが・・・」
「なるほど。」
「今まで、これをやって、あれをやって、これができないとダメですよと、次から次へとやれなければならないことがあって・・・わたくしがやりたいと思うことがなかったのです。」
「アンシャーリ・・・それは、やりたいと思うこと自体のヒマがなかったのよ。」
「そう、なのでしょうか・・・」
「ええ、そうね。」
「せっかくご意見を聞いていただいたのに、答えられず・・・申し訳ありません。なので、わたくしはどのようなことでも致しますので、なんなりとお申し付けいただければ、と思います。ただ・・・毎日少しだけでも家族と一緒に過ごしたいのです。」
「「「「「・・・・・」」」」」
「お父様。アンシャーリは、まずゆっくりしてもらってからで良いのでは?」
「ああ、そうだね。心にゆとりができれば、考えることもできるようになるだろう。」
「ええ、わたくしも賛成ですわ。」
「では、そうしよう。」
「君たちの希望はなるべく考慮したいと思うが・・・うーん、そうだな。」
「ええ、父上。わたしから説明をしましょう。ララナーリ様の希望は、大丈夫です。しかしジョージ殿は外交と当主、ハリー殿は文官ではなく側近候補、チャーリー殿は副団長候補、となるでしょうな。」
「ご存知かもしれませんが、我が国は実力主義なので、優秀なものはどんどん上へいくことになります。有能でしたとの事ですので、そこそこというわけにはいかないかもしれません。」
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