運命の番は後天性Ω

yun.

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乱入!?

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少ししんみりし、俺は決意を強い決意を改めてしたところに、”バタン!ドタドタドタ”という音が聞こえてきた。
音からして、誰かが帰ってきたんだろうけど・・・


急に、自分たちがいる部屋の引き戸が開かれる。
ビックリしていると、かっこかわいい感じの女の子が入ってきた。


「はあはあ・・・」

息を切らしているから、相当急いできたんだな、ということが分かる。


「はぁ・・・まったくもう、凛ったら。もう少し静かに帰ってきなさいよ。一慶さん、ごめんなさいね。」


「はぁはぁ・・・わかって、るよ!はぁはぁ・・・」


「まぁまぁ、凛。ここ座って、落ち着きなよ。」


なるほど。やはり、慧くんの妹さんか。


慧くんを、顔は少しきつくした感じか。
なるほど、似てるな。
スレンダーで、モデルみたいだ。
彼女も、αらしいオーラが漂っている。


「はぁはぁ・・・慧にい、ありがと。」


「どうぞ。」

ここまで案内してくれた秘書ではなく、違う使用人が、凛さんへのお茶をもってきてくれた。
ついでに、私たちのお茶のおかわりも入れてくれた。


「ありがとうございます。」


「ふぅ~落ち着いた。お騒がせして、すみません。」


「まったくもって、ほんとだ。凛、気をつけなさい。」

中村先生が珍しく、厳しい顔をしている。


「もう~わかってるよぉ~今日は慧にいのお相手が、来てるって聞いていたから、授業終わってすぐに、急いで帰ってきたんだもん!」


「まったく。それは、わかるがな。」


「ぶーぶー、慧にいに甘々してるくせに、私には厳し~い。」


「なんだと?そんなことない。慧は、言わなくてもしっかりとできているからな。」


「あーあー、まあ確かに、だけどさあ。」


「まぁまぁ、凛、父さん。凛は僕を心配してくれたんだよね?ありがとう。」


「ふふっ、慧にいに褒められた~嬉しいなぁ~」


「でも、お客様が誰であっても、おしとやかにしないとね?」


「はぁい。」


「それと、凛。自己紹介は?」


「あっ!そうだね。はじめまして。私は、慧にいちゃんの妹の凛です。高2でーす。」


「須藤 一慶です。慧くんにも、快くんにも、ご両親にも、結婚前提のお付き合いを承諾してもらいました。よろしくね。」
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