運命の番は後天性Ω

yun.

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似合う? 慧side

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着付けを終わらせた僕は、快と父さんに見てもらって、その反応次第で、振袖で行くかどうかを決めようと思っていた。


母さんはシルバー×グレーのグラデーションの振袖に、オレンジの華やかな色の帯を合わせて、帯締めには花のモチーフのついたものを使ったらしいけど、僕はΩだけど男だし・・・と思っていたら。

濃紺の帯に、スカイブルーで、カフスボタンの飾りついた帯締めを、母さんは用意してくれていたらしい。
代々結婚の挨拶のときとかに、この振袖を着てはいるらしいけど、小物とかはその人その人に合わせて、用意しているらしい。

僕の好みを把握している母さんは、さすがとしか言いようがなかった。


着付けを終わらせてくれて、歩きにくい振袖をまとった僕を、母さんと、凛がエスコートをするように、手をとり、リビングへ連れて行ってくれた。
状態なのだが、その真ん中にいる僕が一番目立っているという、なんとも・・・な状況だ。


_コンコン_

一応ノックをして、母さんが空いた手で、リビングの戸を開ける。
いつもはノックなどしないが、ノックしたのはわざとなのだろう。


快と父さんは、僕らの方を見て、ポカンと口を開けて固まってしまった。


「やっぱり・・・」

変だったよね。
と言おうとして、母さんの言葉に遮られた。


「ほら!二人とも!呆けてないで、なにか言ったらどうなのよ!?」


そう言われた2人はハッとしたように、意識がこちらに戻ってきたようだ。


「慧、とっても綺麗だよ。母さんと同じくらい綺麗だ。」


「慧にい、いつも可愛いとは思ってたけど、いつも以上だ。これは、やっぱり俺が着いて行くことにして、正解だったな。」


「ああ、こんな可愛らしい慧を一人で行かせることなんてできないな。ああ、行かせたくないなあ・・・仕事休んで慧とデートしたいな。」


「なにを言ってるの。あなたは、そろそろ出る時間でしょ!?遅刻するわよ。頑張ってね。」


「はあ・・・仕方ない。いく、行ってくるよ。チュッ」

この両親は、子供の前でもイチャイチャするんだから。

「快、慧のこと頼むよ。いつも以上に可愛いし、綺麗だからな。」


「もちろん!」

そんなこんなのやりとりがあり、着替えたほうがいいか聞いたら、似合っているからそのままでいいと言われたので、このままご挨拶へいくことになったのだった。
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