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武闘大会編
491話 サヤナの本性
しおりを挟む「なるほどね、口だけじゃないってことか。」
シュン
"海蛇毒突"
ズゥゥーン
「口だけなのは君の方でしょ?」
サヤナはセルマに近づき、 ぶん殴った。
「くっ?!」
セルマは立てなかった。
「動けないでしょ?殴った時に出来た傷から毒が入り込んだんだ。でも、安心してよ。それは身体が一時的に麻痺するだけで、死にはしないさ。」
「ハッハッハ、あいつってマジでえぐいよな。」
「可愛い顔してよくやるよね。」
「一番敵にはなりたくないよねぇ。」
「でも、あいつか仲間の時ほど安心して背中を預けられるやつっていないよな。」
「わかる。サヤナくんはよく人のことを見てるから、カバーとかもしっかりしてくれて助かるんだよね。」
「フィは討伐実戦でそれに何度助けられたかわかんないよね?」
「お兄ちゃんうるさい!」
どうやらサヤナは本当の自分を見つけたんだな。会ってから少ししか経ってないが、我が子が旅立つような気持ちになるな。
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