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武闘大会編
549話 未熟な才能
しおりを挟む「この二つの病を同時に患ったからこそ、平然とあんなふざけた魔法が使えるのか.....。」
どちらも本当に稀な病だ。30年に一人くらいと言われる確率の病を同時に二つも患ってしまった結果か。
幸か不幸か彼女にこのような力をあたえてしまったようだな。
「ですが、これは赤竜殿が勝ちますね。」
「そうですね。魔力量が多ければ確かに有利ではありますが、それが勝ちには直結しませんからね。」
「それに、彼女はまだお若い。修行が足りませんな。」
ムーシャさんの言う通り、彼女の魔法は結構弱点が見える。
魔力制御や精密さ、ほとんどが発展途上もいいところだ。
だが、それでもあの威力か.....。将来が恐ろしいな。
"獄炎竜牙"
拳で波を貫き、そのままカトリナの防御魔法も貫いた。
「魔力を均等にしないと、いくら魔力があってもガラスのように脆くなるんだよ。」
「いや~でもさっきの波はたまげたなぁ。」
そう言って、赤竜は転んだカトリナに手を差し伸べた。
「あ、ありがとうございます。」
「勝者、赤竜ゥゥゥゥゥゥ!!!」
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