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心穏やかにしたいのに…。
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やっと交渉が終わった!デジレ様はのらりくらりと此方の提示した価格の返答をさけた。いっそのこと全てお金で買い取りしてもらおうかとも思ったけど、これだけの量の取引ではお金と合わせて素材や宝石類など物品で取引されるのが普通という事だから仕方ないか。
でも最後は「産まれる子供への祝だ」と言ってヤエカマドという木材をつけてくれた。ヤエカマドはナナカマドという木の改良種で燃えにくい性質を持った高木樹だ。ある地域にしか育たないこの木はその性質から最高の建築素材といわれている。
やはり産むのが僕でも自分の孫には違いないからねぇ…楽しみなのかな??
そんなこんなでやっと大きな事が1つ片付いたけどもう1つ面倒な事が残っている。
ほら、誘拐の犯人の親友??っていうサムスプリグ領の元領主。いや、【元】ではないか……なんかサムスプリグ領の現領主が元サムスプリグ領主とその友人の管理ができていなかったと領主の地位を返還してきたと聞いた。
「めんどくさい」
まだグリフウッドのアーノルドの館で紅茶を飲みつつ王都からの手紙を読んでいる。正直な気持ちを言ったまでだったんだけど、爺をはじめて周りの人達までも“そうでしょうね”という表情で僕を見ていた。
ついさっきデジレ様を送り出して「さぁのんびりしようかなぁ~」なんて言ってたら届いたのだ。
「タイミング良すぎだよ~、誰か僕のこと見張ってて『次のお仕事の指令』出してるんじゃないの?!」
「お気持ちはわかりますがノエル様、体を起こして下さい。お腹に負担がかかりますよ。」
グズグズとテーブルに突っ伏して愚痴を言ってたら爺に注意された。いけないいけない…気をつけないと。
「お手紙の内容をお聞きしても宜しいですか?」
爺の質問に答える為もう一度手紙を見る。溜め息満載の内容だけどこの手紙を書いた人も溜め息満載だったと思うよ。
「元サムスプリグ領主 ペドロ・サムスプリグよりの訴え……スサエナ領主……僕のことだね。スサエナ領主は拉致事件を捏造し怨みを持つサムスプリグ領の貴族を陥れる事で元サムスプリグ領主に怨みを晴らそうとした。またΩである自身の身体的特徴でαを落とそうとしたが貴族等が靡かなかった為、自身の領民に暴力を奮わせた。
これらはサムスプリグ領の貴族を誘拐するなどの複数の犯罪が関与すると思われるため全国民が承知するよう大法廷に訴える。……という訴えがなぜか貴族議会に出されたんだって。」
あ、爺が何でもないように笑ってるけど目が遠くを見ている。うん、そうだよね……また訳の分からない理屈?いや、今回のはもう思い込みで事件が全く逆になっちゃってるよ。僕が拉致されたのに逆に拉致した事になってる!
ははは……もう笑ちゃうよ。
「この王都からのお手紙はどなた様からだったのですか?」
「うん…貴族議会のまとめ役をされてるイエイガー老が笑い死にしそうな程大笑いされてるらしい。イエイガー老の側近の方がお手紙下さってるけど、イエイガー老が『面白いから教えてやれ』と………。」
イエイガー老、話にしか聞いたこと無かったけど相当の変わり者らしい。
でも最後は「産まれる子供への祝だ」と言ってヤエカマドという木材をつけてくれた。ヤエカマドはナナカマドという木の改良種で燃えにくい性質を持った高木樹だ。ある地域にしか育たないこの木はその性質から最高の建築素材といわれている。
やはり産むのが僕でも自分の孫には違いないからねぇ…楽しみなのかな??
そんなこんなでやっと大きな事が1つ片付いたけどもう1つ面倒な事が残っている。
ほら、誘拐の犯人の親友??っていうサムスプリグ領の元領主。いや、【元】ではないか……なんかサムスプリグ領の現領主が元サムスプリグ領主とその友人の管理ができていなかったと領主の地位を返還してきたと聞いた。
「めんどくさい」
まだグリフウッドのアーノルドの館で紅茶を飲みつつ王都からの手紙を読んでいる。正直な気持ちを言ったまでだったんだけど、爺をはじめて周りの人達までも“そうでしょうね”という表情で僕を見ていた。
ついさっきデジレ様を送り出して「さぁのんびりしようかなぁ~」なんて言ってたら届いたのだ。
「タイミング良すぎだよ~、誰か僕のこと見張ってて『次のお仕事の指令』出してるんじゃないの?!」
「お気持ちはわかりますがノエル様、体を起こして下さい。お腹に負担がかかりますよ。」
グズグズとテーブルに突っ伏して愚痴を言ってたら爺に注意された。いけないいけない…気をつけないと。
「お手紙の内容をお聞きしても宜しいですか?」
爺の質問に答える為もう一度手紙を見る。溜め息満載の内容だけどこの手紙を書いた人も溜め息満載だったと思うよ。
「元サムスプリグ領主 ペドロ・サムスプリグよりの訴え……スサエナ領主……僕のことだね。スサエナ領主は拉致事件を捏造し怨みを持つサムスプリグ領の貴族を陥れる事で元サムスプリグ領主に怨みを晴らそうとした。またΩである自身の身体的特徴でαを落とそうとしたが貴族等が靡かなかった為、自身の領民に暴力を奮わせた。
これらはサムスプリグ領の貴族を誘拐するなどの複数の犯罪が関与すると思われるため全国民が承知するよう大法廷に訴える。……という訴えがなぜか貴族議会に出されたんだって。」
あ、爺が何でもないように笑ってるけど目が遠くを見ている。うん、そうだよね……また訳の分からない理屈?いや、今回のはもう思い込みで事件が全く逆になっちゃってるよ。僕が拉致されたのに逆に拉致した事になってる!
ははは……もう笑ちゃうよ。
「この王都からのお手紙はどなた様からだったのですか?」
「うん…貴族議会のまとめ役をされてるイエイガー老が笑い死にしそうな程大笑いされてるらしい。イエイガー老の側近の方がお手紙下さってるけど、イエイガー老が『面白いから教えてやれ』と………。」
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