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火風船
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あまりのバカさに見てられずに侍女さんに渡すと侍女さんから「ンッフ」と笑いをこらえたものの失敗した気配がする。侍女さんは元々は母様の侍女だから色々知ってるからねえ…僕よりもこういうバカは笑いのツボに近いだろう。
これ、凄い証拠品だよ。ええと、越権行為と国王侮辱と公文書偽造と……わぁ~もう提督の預かりになったから命がある様なものだね。
「それから、只今は拠点となった場所を探しています。傭兵は余所から連れて来られた者達でして、個人で泊まる場所を確保していましたから拠点がどこだか知らないと言うのです。」
……拠点、あるのかねぇ?
「うーん。あの男はそもそも捕まっていたはずだし、共犯も捕まってる……服装もあんな身形で汚れてたから拠点があるとしてもボロ宿…廃墟が良いところ?偽造書の紙質やインクの色も悪いから粗悪品だし金銭面で余裕は無いはず。しかも刑は実行されたと報告があったから、庇う者も居ないだろうし……この近くに使われていない倉庫や廃墟はある?宿の線は無いと思うし、きちんとした拠点なんて探しても無いと思うよ。雨露が凌げて人目が無い個人宅くらいの大きさの廃墟を探して。」
まぁ、僕の言うことは信用してはいないだろうけど一応教えたからね?元々貴族の人達ばかりだからって普通の宿屋や屋敷を探しても見つからないと思うよ。
「傭兵達はどうやって捕まえたの?」
「はい。傭兵どもは酒場で酔っ払いこの街の住民を巻き込もうと腕のたちそうな人間に声をかけていたところで提督の処の人にも声をかけたので発覚しました。大声で『スサエナ領主を倒して大金をいただこう!』と騒いでいたので即、逮捕となりました。」
……バカの周りにはバカしか集まらないのかね?上から目線でなんだけど、いっそ哀れにも思えてきてしまう。
と、ここまでで僕の身支度が終わった。ありがとうとお礼を言って立ち上がる。
……笑顔のお手振りを終えて疲れ果てた僕が転がってます。この後はと聞くと僕が提案した火風船を飛ばすという。紙で作った風船の下で熱を出して膨らませ飛ばす…つまり気球だね。
起きていられるかな?
「ノエルまた面白い事考えたらしいね?」
うん、皆で飛ばすと綺麗だと思うよ。ここでないと安全性が確保出来ないから無理だけど、ここなら風は海に向かってふいているから安全性は高いからね。
外では1つ2つと火風船が飛び出した。海の上の空に吸い込まれていく。それ程多くはない火風船が紺色の夜空に映えてとても綺麗だ。
アーノルドと寝ちゃったけどシモン、3人で見れるのはとても幸せで嬉しい事だね。
これ、凄い証拠品だよ。ええと、越権行為と国王侮辱と公文書偽造と……わぁ~もう提督の預かりになったから命がある様なものだね。
「それから、只今は拠点となった場所を探しています。傭兵は余所から連れて来られた者達でして、個人で泊まる場所を確保していましたから拠点がどこだか知らないと言うのです。」
……拠点、あるのかねぇ?
「うーん。あの男はそもそも捕まっていたはずだし、共犯も捕まってる……服装もあんな身形で汚れてたから拠点があるとしてもボロ宿…廃墟が良いところ?偽造書の紙質やインクの色も悪いから粗悪品だし金銭面で余裕は無いはず。しかも刑は実行されたと報告があったから、庇う者も居ないだろうし……この近くに使われていない倉庫や廃墟はある?宿の線は無いと思うし、きちんとした拠点なんて探しても無いと思うよ。雨露が凌げて人目が無い個人宅くらいの大きさの廃墟を探して。」
まぁ、僕の言うことは信用してはいないだろうけど一応教えたからね?元々貴族の人達ばかりだからって普通の宿屋や屋敷を探しても見つからないと思うよ。
「傭兵達はどうやって捕まえたの?」
「はい。傭兵どもは酒場で酔っ払いこの街の住民を巻き込もうと腕のたちそうな人間に声をかけていたところで提督の処の人にも声をかけたので発覚しました。大声で『スサエナ領主を倒して大金をいただこう!』と騒いでいたので即、逮捕となりました。」
……バカの周りにはバカしか集まらないのかね?上から目線でなんだけど、いっそ哀れにも思えてきてしまう。
と、ここまでで僕の身支度が終わった。ありがとうとお礼を言って立ち上がる。
……笑顔のお手振りを終えて疲れ果てた僕が転がってます。この後はと聞くと僕が提案した火風船を飛ばすという。紙で作った風船の下で熱を出して膨らませ飛ばす…つまり気球だね。
起きていられるかな?
「ノエルまた面白い事考えたらしいね?」
うん、皆で飛ばすと綺麗だと思うよ。ここでないと安全性が確保出来ないから無理だけど、ここなら風は海に向かってふいているから安全性は高いからね。
外では1つ2つと火風船が飛び出した。海の上の空に吸い込まれていく。それ程多くはない火風船が紺色の夜空に映えてとても綺麗だ。
アーノルドと寝ちゃったけどシモン、3人で見れるのはとても幸せで嬉しい事だね。
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