Ωの僕がお偉いさん

白いモフモフ

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※密会

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「……これがマオのオススメですか?」

 パジャマパーティーのように四人ともパジャマで一部屋に集まって怪しい相談の真っ最中だ。
 マオが是非見て欲しいといって取り出した物は東方の港で流行りだした物らしい。

「大きな港には花街が付き物でさ~、そこではこーいう物もよく売られてるんだよね。コレは柔らかい木で作られてて、水分を含むとこうやって膨らんでくるんだ~。」

 水の入ったコップの中にトプンと入れると暫くたった後少し膨らんでいた。……もうそのコップ使いたくない。マオ持ち帰ってね?
 え?なんでかって?……マオがサミュエル様に進めているのはαのアレを模した張り型だからです。ええ、ええそれはもう細部まで細かく再現されていまして、実に生々しい。水を含んで色も少し濃くなったから余計にね!

「ああ~、入れておくと自然と水吸って太くなってくれるんだぁ~。いいね~。」

 こらトータ、先っぽをいじるんじゃありません。

「なるほど、でも私はあまり濡れないんですよ。」

 サミュエル様のとんでも発言に思わず吹き出しそうになった。

「ん?じゃあコレの改良版がいいな。」

 なんで三人ともこんな会話に平然としてられるの!?Ωってそういうものなの!?
あ、マオは違った!

「コレは中がくりぬいてあってさ、中にローションを仕込めるタイプ。しかもある程度木が柔らかくなったら締め付けで中のローションが先から出てくる仕組みなんだ。」

 なにそれ!完全にアレじゃないか。そう思ったのは二人も同じらしく「やだ~」と嬉しそうだ。絶対に嫌じゃないだろお前ら。

「中にいれるローションは決まってるもの?」

「いや、なんでも良いらしい。良いだろコレ。
でもさ~コレ使い捨てなんだ。膨らんだ後は縮まないし洗えないから一回きり。」

「そうなんですね。でもコレどこまで膨らむのでしょう?」

 いまだにコップにさされてる張り型はまだ膨らみ続けており、もう太さは手首ほどもある。

「ああ、このくらいが限界。」

 いやいや!随分太いからね?

「……サミュエル様気に入ったみたいだからまとまった数あげるよ。」

 そう言って自分の持ってきた箱の中から10本くらいの張り型をゴロゴロと出した。
その様子に僕は衝撃を受けたがトータは自分も欲しいとおねだりしている。

「トータは後でな。トータはこの航海にローランド様がいるからいいだろ?」

 ……ローランドが張り型扱いとか……。兄として悲しむべきかΩとして同意すべきか。
 ちょっとサミュエル様、指を輪にして張り型の先部分を擦らないで!あ、先からピュッと出た水で嬉しそう。

「コレなら一人でも大きさが変わって来るから良いだろ?」

「凄いですね。…………大きさと太さは良いのですが」

 ん?まだ何か?

「あの……動きがあるものなんて無いですよね?」

 ……とんでもないこと言い出したよこの人。
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