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サミュエルの1日体験入学
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フールフーガの陛下の滞在が後数日に迫った頃、突如としてサミュエルの寄宿学校1日体験入学が決まった。陛下としては本当はサミュエルの入学も考えていたそうだけれど生憎、年齢的に無理でした。だってサミュエルは僕より年上だもん。18才迄のこの学校には入学できないよ。
それでもなんとかと言われたので理由を聞いてみたら寄宿学校をフールフーガでも取り入れられないかと考えていて、サミュエルに入学してもらい帰国後は任せたいと思っていると聞いた。
ふんふん、なるほど。そういうことですか……。と僕も考えた結果、まぁ入学は色々な面で無理だけど1日だけ生徒側を見てもらいその後は僕が学校に関わる時は必ず一緒に来てもらい見てもらうというので納得してもらった。
陛下は…というよりは兄としてサミュエルを心配しての事らしいし、確かに今のままでは王族の責任とい面では怪しいものね。
「サミュエル様、こちらが音楽室になります。楽器はオルガン、バイオリン、フルートがあります。先生は王都からお招きしていまして、5日に1回授業があります。この音楽室は~」
体験入学の日、生徒代表がサミュエルを案内して歩いているその後ろから僕はコッソリとついて回っていた。あらかじめ僕から学校の様子を聞いた事があったサミュエルは時々頷きながら「ああ、ここがそうか~」なんて納得していた。
そこは僕が幼かったシモンとアンリのてを引いてリリーをお腹に抱えた状態で登り降りするはめになった階段で、その事を話してあったから思い出したんだと思う。
そうこうしているうちに大体の校内説明が終わり校庭へと移動している時、案内役の生徒に「あれは?」と指差して聞いている。つられて僕も指差す方を見るとそこは今、建設中のある建物だった。
「ああ、あそこはノエル様が今建ててる途中の所でして、僕達生徒にはまだ内緒なんだそうです。でも、よく僕達の意見を聞いてくださるのでそれに関わる物だとは思うんですよね?」
と説明している。
……うんうん、そーだよ。キミ達にスッゴク関わる物だよ~。とニコニコしていると案内役の生徒はクルッと僕の方を向いて「そうですよね?ノエル様?」と言った。
「……どうして解ったの?」
絶対に知られていないと思ってたからだいぶ恥ずかしい。
「チョイチョイと窓ガラスに映ってますよ?ノエル様の特徴的なその髪が……。」
………しまった。背の高さから映らないと思って油断してたけどこの頭頂部にヒョコンと立ってる髪の毛のせいだ。ここだけは直しても直してもいつの間にかヒョコンとなるのだ。
「それとさっき校長先生が教えてもくれました。」
「校長?会った?」
「向かいの窓からジェスチャーで……。」
……なるほど。そういうことか。後で校長の番の保健の先生に言いつけてやる。
それでもなんとかと言われたので理由を聞いてみたら寄宿学校をフールフーガでも取り入れられないかと考えていて、サミュエルに入学してもらい帰国後は任せたいと思っていると聞いた。
ふんふん、なるほど。そういうことですか……。と僕も考えた結果、まぁ入学は色々な面で無理だけど1日だけ生徒側を見てもらいその後は僕が学校に関わる時は必ず一緒に来てもらい見てもらうというので納得してもらった。
陛下は…というよりは兄としてサミュエルを心配しての事らしいし、確かに今のままでは王族の責任とい面では怪しいものね。
「サミュエル様、こちらが音楽室になります。楽器はオルガン、バイオリン、フルートがあります。先生は王都からお招きしていまして、5日に1回授業があります。この音楽室は~」
体験入学の日、生徒代表がサミュエルを案内して歩いているその後ろから僕はコッソリとついて回っていた。あらかじめ僕から学校の様子を聞いた事があったサミュエルは時々頷きながら「ああ、ここがそうか~」なんて納得していた。
そこは僕が幼かったシモンとアンリのてを引いてリリーをお腹に抱えた状態で登り降りするはめになった階段で、その事を話してあったから思い出したんだと思う。
そうこうしているうちに大体の校内説明が終わり校庭へと移動している時、案内役の生徒に「あれは?」と指差して聞いている。つられて僕も指差す方を見るとそこは今、建設中のある建物だった。
「ああ、あそこはノエル様が今建ててる途中の所でして、僕達生徒にはまだ内緒なんだそうです。でも、よく僕達の意見を聞いてくださるのでそれに関わる物だとは思うんですよね?」
と説明している。
……うんうん、そーだよ。キミ達にスッゴク関わる物だよ~。とニコニコしていると案内役の生徒はクルッと僕の方を向いて「そうですよね?ノエル様?」と言った。
「……どうして解ったの?」
絶対に知られていないと思ってたからだいぶ恥ずかしい。
「チョイチョイと窓ガラスに映ってますよ?ノエル様の特徴的なその髪が……。」
………しまった。背の高さから映らないと思って油断してたけどこの頭頂部にヒョコンと立ってる髪の毛のせいだ。ここだけは直しても直してもいつの間にかヒョコンとなるのだ。
「それとさっき校長先生が教えてもくれました。」
「校長?会った?」
「向かいの窓からジェスチャーで……。」
……なるほど。そういうことか。後で校長の番の保健の先生に言いつけてやる。
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