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第1章
リーナの神様
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リーナは幸せな感覚が続いていたと言いたいところだが、その後の選定の為に精神的にやられていた‥
水晶による浄化の力を見た後、一般教養や面接などの試験を受けたのだ。
ボロボロだった。
さっぱりわからない。
平民と貴族の一般教養は全く違うことがわかった。
学校なんか行ったことないし、読み書きを教えてくれたのは村のオババだから平民って一括りにしてもいけないかもしれないけど。
面接もどうして聖女になりたいのかを聞かれ、さすがにお金のためとは言えず‥
世界を救うためと言ったら面接官に笑われた。
もうだめだ‥
明日結果が出るらしいが、受かっている気が全くしない。
私を村から連れてきてくれた神官ラハールさんは、そんなどん底の顔をしている私を見て笑った。
「大丈夫ですよ!あの中で一番大切なのは最初の水晶ですから。あれだけの光を出しておいて落ちる訳ないでしょう!」
ラハールさんはふと思い出したように聞く。
「そういえば、あの時泣いていましたね。どうされたのですか?」
なんて言ったらいいんだろう?
あの幸せな感覚を思い出しながら話す。
「あの時、私のかわいい子って声が聞こえてきて、あたたかい何かに包まれたんです。とても幸せで思わず涙がこぼれたんですよね。不思議ですね。」
ラハールさんは驚いた顔をした後、早口で教えてくれた。
興奮して少し涙目になっている。
「そうですか、あの水晶は浄化の力をみるものですが、相性の良い神を結びつけてくれると聞いた事があります。どの神かはわかりませんが、リーナ様はもう結ばれる神がいるって事です。もう聖女様は決定ですよ!」
結ばれる神様?
「私のかわいい子‥」
私の頭の中でその言葉が繰り返される。
そっか、あれが神様なのか。
私の中にストンと落ちた。
私を守るように包み込んでくれたあたたかな神様。
すごく幸せそうな顔をしていたのだろう。
そんな私を微笑ましそうにみていたラハールさんは、聖女と神様の関係について教えてくれた。
聖女候補は16歳の成人を迎えた時、神に名を呼ばれることにより結ばれ聖女となる。
名による絆で聖女は神の力をかり、浄化の力を増す。
そして、神についた穢れも落とす。
神と聖女は持ちつ持たれつの関係であり、聖女をやめるか死ぬまで神との関係は続く。
ラハールさんの話をざっとまとめるとこんな感じだ。
いつか私も神様に名を呼んでもらえるのだろうか。
会いたい。
まだ会ったこともない神様の事を考えてまた、幸せな気持ちになっていた。
ラハールさんは真剣な顔で言う。
「神は穢れを嫌います。穢れがあると神とは結ばれませんし、聖女になっていても絆は切られます。これからどんなに大変な事があっても穢れをうむ負の感情は極力持たないようにしてください。」
ラハールは知っていた。
聖女候補達の足の引っ張り合いやいじめなどで穢れをうみ出し聖女になれなかった少女達がいた事を‥
リーナが聖女だとラハールは確信している。
だが、聖女になれないとすれば‥穢れをうんでしまった時。
これだけ心が澄んでいるのだから大丈夫だと思うが‥
リーナ様は平民だ。
その事が他の聖女候補達を刺激する可能性が高い。
アリーティナ様を筆頭にあの貴族令嬢たちの中でやっていけるのだろうか。
ラハールは心配していたが、どうする事もできず無事に聖女となる事を祈るしかなかった。
水晶による浄化の力を見た後、一般教養や面接などの試験を受けたのだ。
ボロボロだった。
さっぱりわからない。
平民と貴族の一般教養は全く違うことがわかった。
学校なんか行ったことないし、読み書きを教えてくれたのは村のオババだから平民って一括りにしてもいけないかもしれないけど。
面接もどうして聖女になりたいのかを聞かれ、さすがにお金のためとは言えず‥
世界を救うためと言ったら面接官に笑われた。
もうだめだ‥
明日結果が出るらしいが、受かっている気が全くしない。
私を村から連れてきてくれた神官ラハールさんは、そんなどん底の顔をしている私を見て笑った。
「大丈夫ですよ!あの中で一番大切なのは最初の水晶ですから。あれだけの光を出しておいて落ちる訳ないでしょう!」
ラハールさんはふと思い出したように聞く。
「そういえば、あの時泣いていましたね。どうされたのですか?」
なんて言ったらいいんだろう?
あの幸せな感覚を思い出しながら話す。
「あの時、私のかわいい子って声が聞こえてきて、あたたかい何かに包まれたんです。とても幸せで思わず涙がこぼれたんですよね。不思議ですね。」
ラハールさんは驚いた顔をした後、早口で教えてくれた。
興奮して少し涙目になっている。
「そうですか、あの水晶は浄化の力をみるものですが、相性の良い神を結びつけてくれると聞いた事があります。どの神かはわかりませんが、リーナ様はもう結ばれる神がいるって事です。もう聖女様は決定ですよ!」
結ばれる神様?
「私のかわいい子‥」
私の頭の中でその言葉が繰り返される。
そっか、あれが神様なのか。
私の中にストンと落ちた。
私を守るように包み込んでくれたあたたかな神様。
すごく幸せそうな顔をしていたのだろう。
そんな私を微笑ましそうにみていたラハールさんは、聖女と神様の関係について教えてくれた。
聖女候補は16歳の成人を迎えた時、神に名を呼ばれることにより結ばれ聖女となる。
名による絆で聖女は神の力をかり、浄化の力を増す。
そして、神についた穢れも落とす。
神と聖女は持ちつ持たれつの関係であり、聖女をやめるか死ぬまで神との関係は続く。
ラハールさんの話をざっとまとめるとこんな感じだ。
いつか私も神様に名を呼んでもらえるのだろうか。
会いたい。
まだ会ったこともない神様の事を考えてまた、幸せな気持ちになっていた。
ラハールさんは真剣な顔で言う。
「神は穢れを嫌います。穢れがあると神とは結ばれませんし、聖女になっていても絆は切られます。これからどんなに大変な事があっても穢れをうむ負の感情は極力持たないようにしてください。」
ラハールは知っていた。
聖女候補達の足の引っ張り合いやいじめなどで穢れをうみ出し聖女になれなかった少女達がいた事を‥
リーナが聖女だとラハールは確信している。
だが、聖女になれないとすれば‥穢れをうんでしまった時。
これだけ心が澄んでいるのだから大丈夫だと思うが‥
リーナ様は平民だ。
その事が他の聖女候補達を刺激する可能性が高い。
アリーティナ様を筆頭にあの貴族令嬢たちの中でやっていけるのだろうか。
ラハールは心配していたが、どうする事もできず無事に聖女となる事を祈るしかなかった。
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