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第2章
神々とのやりとり(ラリーン視点)
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「初めまして、ラリーンと申します。今日はよろしくお願い申し上げます。」
神との名付けの儀が急ぎ行われた。
神との絆を結ぶためには名前が必要だ。ラリーンは自分の名前を女神達に伝える。
「正式な儀式じゃないし、そんなにかしこまらないで」
物の時を操る女神メビールがラリーン周りを飛び回っている。
「メビール、その人はマークバルダの聖女、失礼しちゃだめよ!」
情報の神ルーマがメビール神を注意する。
「そうそう、ヴォルティス様といい、マークバルダといい、どうして男神達は聖女に執着するのかしらね。」
メビール神は大げさにため息をつく。
ルーマ神の注意はサラサラ聞く気はないようだ。
「確かにそうですね。」
静かに頷いているのは人の死や輪廻に関わる女神ミラージュだ。
言葉数は少なく、静かに立っているだけなのに存在感が大きい。その凛とした様子と銀色の真っ直ぐな髪がとてもよく合っている。
「もう、ミラージュまで‥」
ルーマ神は苦笑いをする。
この神々は仲が良いようだ。神々の仲が悪いと結ばれた後、聖女が間に入り苦労しているのを聞く。マークバルダ様は考慮してくれたのだろうか。
そんな事を思いながら神々のやりとりを見つめていたが、この3女神が選ばれたのは別の理由だとすぐに知る。
「聖女ラリーン、マークバルダが困らせていない?」
メビール神がラリーンの肩にとまり耳元で聞く。
「いえ、いつも気にかけていただいています。」
「それなら良いんだけど‥」
メビール神の言葉は何か含みを持つような感じを受けるが、追求はしない。神へ話しかけて良いのは神から許可があった時のみだ。
私の様子を見ていたミラージュ神は微笑む。
「自由に話していただいて構わないですよ。ここには私達しかいませんから。」
「心遣いありがとうございます。」
ラリーンもこの神々ならうまくやっていける気がした。
「どうせ、マークバルダ様は何も説明していないと思うのでは話しますが‥私たちは高位の女神ですが、それでももっと高位の神はいます。状況を考えるのならその神と絆を結ぶ方が浄化の力は上がり良いのは誰の目にもわかります。」
ミラージュ神が今回の儀について補足してくれる。
横からメビールが口を挟んでくる。
「それなのに私達女神をマークバルダは選んだのよ。あなたへの執着からきてると思っているわけ。男神は結ばせたくないなんて。」
世界の破滅にも影響するかもしれない事態を前にマークバルダ様の対応に怒っているのかもしれない。
ルーマ神は慌てて言う。
「誤解しないでね、こういう言い方なだけで怒っている訳じゃないのよ。メビール達が言っている神は多くの聖女と絆を結び、手を出しまくった挙句ヴォルティス様から神殿への出禁になったの。だから、マークバルダが警戒するのもわかるし。」
そんな神いたかしらと思っていると600年ほど前の出来事だと教えてくれた。
ついこの間のように話していたが、私からみたら遠い過去の話だ。神々との距離を感じ、少し胸がチクリと痛む。
「何が言いたいかというと‥あなたはマークバルダに気に入られている。他の男神が手を出すのを嫌がるくらいに。」
メビール神は話を戻す。
「はい。」
「私達が絆を結んでも少しだけあなたの負担が減るだけだと私達は見ている。マークバルダはヴォルティス様の次に神力が強いの。その神が力不足だというならきっと私達なんか気持ち程度にしかならない。」
ルーマ神は現状を説明してくれた。現状把握と分析能力は凄いとマークバルダ様から聞いたことがある。
ミラージュ神は私を見つめて問う。
「力を使いすぎて老化が始まっているのでしょう‥長くは持たないとわかっていますね。どうしてマークバルダ様に言わなかったのです?止められると思ったからですか?」
「はい。申し訳ありません。」
その事を知れば、きっとマークバルダ様なら私の浄化を止める。それがリーナさんにとって最悪な結果となろうとも。
この3神は情報、時、人の死に関わる神だ。私の状態などお見通しのようだ。
ルーマ神は言いにくそうに話し出す。
「そこで私達から提案があるの。高位の男神とも絆を結び、少しだけ状況を引き延ばすか、この状況を打破するためにある事を受け入れるか‥」
ある事?
「初めての試みだし、必ずうまくいくとは限らないからマークバルダは絶対に反対すると思うんだよね。怒らすと後が怖いんだけど、仕方ない。」
ブルブルとメビール神は震える。
「もし、そちらを選ばれるのならばマークバルダ様には何も言わずに進めます。邪魔されたら私達では止められないので。」
ミラージュも苦笑している。
「あなたの人生を大きく変えます。内容をきいてから決めてください。」
神々から語られた内容に大きな衝撃を受けたが、受け入れる事にした。
最優先にしなければならないのはリーナさんの完全な闇落ちをさせない事なのだから。
神との名付けの儀が急ぎ行われた。
神との絆を結ぶためには名前が必要だ。ラリーンは自分の名前を女神達に伝える。
「正式な儀式じゃないし、そんなにかしこまらないで」
物の時を操る女神メビールがラリーン周りを飛び回っている。
「メビール、その人はマークバルダの聖女、失礼しちゃだめよ!」
情報の神ルーマがメビール神を注意する。
「そうそう、ヴォルティス様といい、マークバルダといい、どうして男神達は聖女に執着するのかしらね。」
メビール神は大げさにため息をつく。
ルーマ神の注意はサラサラ聞く気はないようだ。
「確かにそうですね。」
静かに頷いているのは人の死や輪廻に関わる女神ミラージュだ。
言葉数は少なく、静かに立っているだけなのに存在感が大きい。その凛とした様子と銀色の真っ直ぐな髪がとてもよく合っている。
「もう、ミラージュまで‥」
ルーマ神は苦笑いをする。
この神々は仲が良いようだ。神々の仲が悪いと結ばれた後、聖女が間に入り苦労しているのを聞く。マークバルダ様は考慮してくれたのだろうか。
そんな事を思いながら神々のやりとりを見つめていたが、この3女神が選ばれたのは別の理由だとすぐに知る。
「聖女ラリーン、マークバルダが困らせていない?」
メビール神がラリーンの肩にとまり耳元で聞く。
「いえ、いつも気にかけていただいています。」
「それなら良いんだけど‥」
メビール神の言葉は何か含みを持つような感じを受けるが、追求はしない。神へ話しかけて良いのは神から許可があった時のみだ。
私の様子を見ていたミラージュ神は微笑む。
「自由に話していただいて構わないですよ。ここには私達しかいませんから。」
「心遣いありがとうございます。」
ラリーンもこの神々ならうまくやっていける気がした。
「どうせ、マークバルダ様は何も説明していないと思うのでは話しますが‥私たちは高位の女神ですが、それでももっと高位の神はいます。状況を考えるのならその神と絆を結ぶ方が浄化の力は上がり良いのは誰の目にもわかります。」
ミラージュ神が今回の儀について補足してくれる。
横からメビールが口を挟んでくる。
「それなのに私達女神をマークバルダは選んだのよ。あなたへの執着からきてると思っているわけ。男神は結ばせたくないなんて。」
世界の破滅にも影響するかもしれない事態を前にマークバルダ様の対応に怒っているのかもしれない。
ルーマ神は慌てて言う。
「誤解しないでね、こういう言い方なだけで怒っている訳じゃないのよ。メビール達が言っている神は多くの聖女と絆を結び、手を出しまくった挙句ヴォルティス様から神殿への出禁になったの。だから、マークバルダが警戒するのもわかるし。」
そんな神いたかしらと思っていると600年ほど前の出来事だと教えてくれた。
ついこの間のように話していたが、私からみたら遠い過去の話だ。神々との距離を感じ、少し胸がチクリと痛む。
「何が言いたいかというと‥あなたはマークバルダに気に入られている。他の男神が手を出すのを嫌がるくらいに。」
メビール神は話を戻す。
「はい。」
「私達が絆を結んでも少しだけあなたの負担が減るだけだと私達は見ている。マークバルダはヴォルティス様の次に神力が強いの。その神が力不足だというならきっと私達なんか気持ち程度にしかならない。」
ルーマ神は現状を説明してくれた。現状把握と分析能力は凄いとマークバルダ様から聞いたことがある。
ミラージュ神は私を見つめて問う。
「力を使いすぎて老化が始まっているのでしょう‥長くは持たないとわかっていますね。どうしてマークバルダ様に言わなかったのです?止められると思ったからですか?」
「はい。申し訳ありません。」
その事を知れば、きっとマークバルダ様なら私の浄化を止める。それがリーナさんにとって最悪な結果となろうとも。
この3神は情報、時、人の死に関わる神だ。私の状態などお見通しのようだ。
ルーマ神は言いにくそうに話し出す。
「そこで私達から提案があるの。高位の男神とも絆を結び、少しだけ状況を引き延ばすか、この状況を打破するためにある事を受け入れるか‥」
ある事?
「初めての試みだし、必ずうまくいくとは限らないからマークバルダは絶対に反対すると思うんだよね。怒らすと後が怖いんだけど、仕方ない。」
ブルブルとメビール神は震える。
「もし、そちらを選ばれるのならばマークバルダ様には何も言わずに進めます。邪魔されたら私達では止められないので。」
ミラージュも苦笑している。
「あなたの人生を大きく変えます。内容をきいてから決めてください。」
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