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プロローグ
この世界の始まり
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ここは自然発生によって生まれた島。ここでは亜人も含む最初の人類と、そこで暮らすための施設や環境が自然発生する。そのままでは無秩序に乱立してしまうからか、それを管理するための創造神――『私』もはじめに自然発生した。
創造神である私の権限は、この世界を眺め、管理すること。必要が無くなった施設は『処分』していいこと。となっているが、それでも僅かに生き残る者や、廃墟を住処に新たな人類がそこで暮らすことだってあるだろう。私はそこで暮らす人々の営みを眺めて暮らし、ときおり干渉するのが、ここでの役割のようだった。
しかし人間の営みを観察するというのは実に飽きない。行う事が予測不可能と思いきや安定し、緩やかに収束していくように見えては、また何かが起こる。観察しながらそう思えるのが私の性に合っているから創造神を続けていられるのだろう。
今日は、どの営みから観察することにしようか――
創造神である私の権限は、この世界を眺め、管理すること。必要が無くなった施設は『処分』していいこと。となっているが、それでも僅かに生き残る者や、廃墟を住処に新たな人類がそこで暮らすことだってあるだろう。私はそこで暮らす人々の営みを眺めて暮らし、ときおり干渉するのが、ここでの役割のようだった。
しかし人間の営みを観察するというのは実に飽きない。行う事が予測不可能と思いきや安定し、緩やかに収束していくように見えては、また何かが起こる。観察しながらそう思えるのが私の性に合っているから創造神を続けていられるのだろう。
今日は、どの営みから観察することにしようか――
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