【完結】可哀想なSubインキュバスが可愛いから独占溺愛しちゃう

ユネ

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訓練場の広間に、ウィラ、ユア、そして評議会から派遣された三人の「調停者」 Dom たちが対峙していた。調停者の中心にいる、冷酷な魔族(仮にザルドと呼ぶ)の放つ Dom 性は、周囲の空気を圧し潰すほどの重圧だった。
​ザルドは、ウィラの後ろに立つユアを見て嘲笑した。「ベリアル族のウィラ。その下級インキュバスを盾にするつもりか?奴は我々にとって**『管理 Sub』**。その脆い核は、我々のグレア一つで砕けるだろう」
​ザルドはそう言い放つと、最大級の威圧魔力**「絶対支配(アブソリュート・グレア)」**をウィラとユアに向けて放った。それは、Subの精神を粉砕し、Domの命令を強制的に刻み込むための、極悪非道な魔術だった。


​ユアは、その強烈なグレアを全身に受けた。彼の脳裏に、ドレイクや過去の Dom たちに服従を強いられたときの、強烈な痛みと屈辱がフラッシュバックする。しかし、今回は違った。
​ユアの意識の核には、ウィラの言葉が木霊していた。
​「あなたは、強い子」「あなたは、私と共に勝利する」
​ユアは、ウィラの背中に全身を預け、治癒した右手のナイフをウィラの腰に触れるほどに近づけた。ナイフを通じて、彼のインキュバスの純粋な魔力が、ウィラの Dom の核へと流れ込む。
​**(ウィラ様、すべてを捧げます!僕のSubspaceが、あなたの力に!) **
​ユアの瞳は金色に輝き、彼の精神は、ウィラの絶対的な Dom 性に完璧に同調した。彼は、自らの肉体をウィラの「魔力増幅器」として機能させ、ザルドのグレアが自分を打ち砕く前に、ウィラの魔力を極限まで高めることに成功した。ユアの深いSubspaceは、ウィラの Dom 性の盾となった。

​ウィラの全身から放たれる魔力は、ユアからの絶大な供給を受けて、さらに膨れ上がった。その魔力は、ザルドのグレアを力で押し返すだけでなく、空間そのものに干渉し始めた。
​ウィラは、右手をザルドに向け、ベリアル族の能力を宣言した。
​「法則の支配者として宣言する!あなた方『調停者』の用いる**『絶対支配』の概念は、本日をもって無効とする!**」
​ドォン!!
​ウィラの一撃によって、ザルドのグレアの魔力構造が、根底から書き換えられた。ユアを粉砕しようとした威圧魔力は、ただの空気の振動となり、ユアには届かない。
​「な、なんだと……!?私のグレアが、効かない!?」ザルドは驚愕した。
​ウィラは冷酷に言い放った。「それは、あなたの Dom 性が**『偽り』**だからよ。私の Sub を道具としてしか見ない Dom の力は、私には通用しない」

ウィラは瞬時にザルドの懐に飛び込み、その Dom の核に強烈な魔力の一撃を叩き込んだ。ザルドは悲鳴を上げ、ドレイクと同じように、その Dom の地位を剥奪された。残りの調停者たちは、絶対的な力の差を目の当たりにし、戦意を喪失した。
​ウィラは彼らに目を向けることなく、訓練場の奥に閉じ込められていた Sub たちの檻を、魔力で一斉に破壊した。
​鎖から解放された Sub たちは、恐怖でウィラに近づくことさえできない。彼らは、自由よりも、次に誰の支配下に置かれるかに怯えていた。
​ウィラは静かに、しかし、魔界全土に響き渡るような声で宣言した。
​「聞け、ここにいるすべての Sub たちよ。そして、この光景をどこかで見ているすべての偽りの Dom たちよ」
​彼女は、静かに自分に魔力を送り続けるユアに視線を送り、優しく彼の手を握った。
​「私が今日、ここで行ったことは、魔界の法則への反逆だ。しかし、これは新しい**『真実の支配』**の始まりでもある」
​ウィラは、ユアの顔を見つめ、彼の心の奥底にまで届くように言葉を紡いだ。
​「真の Dom とは、 Sub の魂を破壊して支配するのではない。彼らを愛し、護り、彼らの全存在を肯定することで、その魔力と献身を最大限に引き出す、絶対的な保護者だ」
​ユアは、ウィラの宣言を聞き、完全に満たされた Subspaceの中で、深い安堵の息を漏らした。彼の存在そのものが、ウィラの**『真実の支配』**の最高の証拠だった。
​訓練場から解放された Sub たちは、ウィラとユアの間に流れる、虐待や恐怖とは無縁の、純粋な信頼と愛情に満ちたDom/Subの絆を目の当たりにし、初めて希望の光を見た。
​ウィラ、ユア、フィオ、セティは、調停者たちを拘束し、訓練場のSubたちをアジトへ避難させると、その場を後にした。
​翌朝、評議会に激震が走った。ウィラの行為は、単なる私闘ではなく、魔界の支配階層全体に対する明確な挑戦として受け止められた。ウィラの首には、巨額の懸賞金がかけられた。
​しかし、ユアはもう怯えていない。彼は、ウィラが用意した戦闘用の装備を丁寧に磨きながら、ウィラに尋ねた。
​「ウィラ様。次は何をすればよろしいですか?」
​ウィラは、ユアの献身的な姿を見て、世界を変えるという決意を新たにした。
​「フィオ、セティ。資金源の確保と、評議会に対する情報戦の準備よ。ユア。あなたは、私に最も安定した魔力と、愛を供給しなさい。この戦いの始まりは、あなたの救済だった。そして終わりは、魔界のすべての Sub の解放よ」


ウィラの反逆行動は、魔界の社会に大きな波紋を広げた。評議会は「法則への冒涜」としてウィラを徹底的に弾圧しようとする一方、虐待に苦しむ下層のSubや、 Dom/Sub の関係性に疑問を持つ者たちの間では、ウィラは秘密裏に**「救世主」**として崇められ始めていた。
​アジトには、ウィラによって解放されたSubたちが続々と集まってきていた。彼らは精神的なケアと魔力の回復を必要としており、アジトは急遽、傷ついた魂を癒やすための「病院」と「コミュニティ」の機能を兼ね備えることになった。



ウィラ、ユア、フィオ、セティの四人は、正式に自分たちのチームを**「トゥルース・リージョン(真実の軍団)」と名付けた。彼らの目的は、種族や派閥の利権ではなく、「真実のDom/Subの法則」**を魔界に確立することだった。
• ​ウィラ(Dom/リーダー): 法則の支配者。戦闘と Dom 性による精神的な支配(保護)を担当。
• ​ユア(Sub/コア): 魔力増幅器。ウィラへの魔力供給と精神的な安定(愛情)を担当。
• ​セティ(参謀): スフィンクス族の情報網と策略で、評議会の動きを予測・対応。
• ​フィオ(技術・医療): インプ族の技術でアジトの防衛、医療、装備品の開発を担当。
​「評議会の資金源は、違法な訓練場だけではありません。最も大きな収益源は、**『価値ある Sub の競売』**です」セティは、次のターゲットを示した。「特に、希少な魔族の Sub は高値で取引され、Dom たちの権力維持の道具となっています」
​ウィラは、ユアの右手を握りながら、静かに命じた。
​「次なる標的は、評議会が裏で牛耳る**『贖罪の市場(アトーンメント・マーケット)』**。そこで競売にかけられている Sub をすべて解放し、同時に評議会の主要なDomたちの資産を奪う」
​ユアは、ウィラの瞳を見つめた。その計画の危険性を理解しながらも、彼の心はウィラと共に戦うことに喜びを感じていた。
​「僕も参戦します。ウィラ様が、そこで競売にかけられる Sub の**『真の価値』**を証明してあげてください」


​フィオは、ユアとウィラに新しい装備を手渡した。それは、ユアの「真実のマーキング」と共鳴する、繊細な魔力伝導性のブレスレットだ。
​「このブレスレットは、ユア君の感情をウィラ様に、より効率的かつ安全に伝えるためのものです」フィオは説明した。「Subspaceへの移行をスムーズにし、戦闘中の魔力供給の安定性を高めます」
​その夜、作戦実行前。ウィラは、ユアを隣のソファに呼び寄せた。
​「ユア。明日、私は戦闘で最大の Dom 性を発揮する必要がある。そのためには、あなたの愛情と絶対的な信頼が必要よ」
​ユアは、ウィラの言葉を聞き、顔を赤くした。これまでの彼にとって、Domへの奉仕は**「罰を回避するための義務」だったが、今、それは「愛するDomへの献身」**に変わっていた。
​ウィラは、ユアの頬にそっと触れた。
​「私に、あなたの最も深い愛情を供給しなさい。私を、あなたのDomとして、満たして」
​ユアは、ためらうことなくウィラのコマンドに従った。彼は、ブレスレットを介して、自身の魂の奥底にある、ウィラへの絶対的な忠誠と溺愛を、魔力としてウィラに送り込んだ。
​ウィラの Dom の核が、ユアの純粋な魔力によって温められ、満たされていく。ウィラの全身に、圧倒的な幸福感と、戦うための強大な力が漲る。
​「ああ、ユア……」
​ウィラは、ユアのその献身的な魔力供給に、深く満足した。彼女は、ユアの額に何度もキスを落とし、彼の**「自己否定的な義務感」を上書きする、「最高の報酬(アフターケア)」**を与えた。
​「Good Sub. あなたは最高のパートナーよ。あなたの献身は、必ず魔界を変える」


翌日。ウィラとユアは、貴族の Dom に偽装し、「贖罪の市場」の競売場へと潜入した。
​競売場は、魔界の富と腐敗が凝縮された、きらびやかな地獄だった。壇上には、恐怖で震える希少な魔族の Sub たちが、商品として並べられていた。
​ウィラは、会場を見渡す。そこには、評議会の幹部を含む、魔界の支配階層の Dom たちが勢揃いしていた。
​「セティ。目標を確認」
​『了解しました、ウィラ様。競売の最終ロットに、評議会が隠匿していた、強力な治癒能力を持つユニークなSubが出品されます。それと、ウィラ様のターゲットである幹部三人の資産データもロックオンしました』
​ウィラはユアの手に触れ、コマンドを与えた。「ユア。魔力を温存しなさい。クライマックスはこれからよ」
​競売が進み、会場の熱気が最高潮に達したとき、壇上に、全身に虐待の痕を残した、極めて希少な魔族の Sub が連れてこられた。彼の瞳には、ユアがかつて抱えていた、罰への絶望的な恐怖が宿っていた。
​ウィラは、ユアを見つめた。ユアの顔には、その Sub への深い共感と、憤りが浮かんでいた。
​「ユア。彼を救うわ」
​「はい、ウィラ様!」
​ウィラは、席からゆっくりと立ち上がり、会場の Dom たちの注目を一気に集めた。
​「競売を中断しなさい。この Sub の価値は、あなたたち偽りの Dom が値踏みできるようなものではない」
​ウィラの宣言は、静かな会場に、爆弾を投げ込んだかのような衝撃を与えた。
​「何者だ、貴様は!」競売を仕切っていた Dom が激怒する。
​ウィラは、その Dom をまっすぐに見据え、勝利を確信したような笑みを浮かべた。
​「私は、あなたたちの**『法則』を書き換える者よ。そして、この子たちに『真実の支配』**を与えるために来た」
​ウィラの周りに、ユアから供給される強大な魔力が渦を巻き始める。革命の最終局面が、今、始まった。


ウィラの宣言は、競売場の Dom たちを激昂させた。彼らは、自分たちの権力と富の源である競売を妨害されたことに耐えられなかった。
​「ふざけるな!貴様を捕らえ、評議会に引き渡してやる!」評議会幹部の一人、レディ・イヴが、全身から威圧的な魔力を放ちながらウィラに襲いかかった。


​「ユア!魔力、フルチャージ!」
​ウィラのコマンドが飛ぶ。ユアは即座に、自身の意識を最も深く安定したSubspaceへと潜らせた。ブレスレットを通じて、ユアのインキュバスの核から、溢れんばかりの純粋な魔力がウィラへと流れ込む。
​ウィラの Dom 性は、ユアの無限の愛情を糧として、さらに暴走的な勢いで高まる。彼女は、ユアから受けた魔力を、ベリアル族の「法則の支配者」の能力へと変換した。
​「あなたの『支配』は、偽りの法則に基づいている。それを無効化する!」
​ウィラは、イヴの放った強力な Dom の魔術を、空間そのものを捻じ曲げるように打ち破った。イヴの魔力は、一瞬にして制御を失い、彼女自身に跳ね返る。
​「くっ……!?この力、まるで魔界の根源的な力を……!」イヴは驚愕した。


ウィラがイヴの動きを封じている間に、セティが行動を開始した。
​『ウィラ様、ターゲット幹部三人の魔力資産ロックオン完了。ベリアル族の能力を承認します』
​ウィラはイヴを拘束したまま、残りの二人の幹部に向かって、法則の力を発動させた。
​「偽りのDomたちよ!お前たちが Sub の命を奪って得た富、そのすべてを、本来の持ち主へと還元せよ!」
​ウィラの魔力が、幹部たちの魔力回路と、彼らが所有する資産のデータに干渉する。彼らの手元の競売札や、懐の魔力通帳が一斉に光を放ち、その数字が急速にゼロへと書き換えられていく。
​「馬鹿な!私の資産が、消えていく……!」
​「私が何十年もかけて搾取した Sub の魔力が……!」
​幹部たちは、その場に崩れ落ちた。彼らに残されたのは、ユアがかつて抱えていたのと同じ、無価値な存在であるという絶望感だった。


ウィラは、競売台の上に立っていた、虐待された Sub にゆっくりと近づいた。恐怖で震えるその Sub に、ウィラは優しく、しかし絶対的な声で語りかけた。
​「あなたは、もう商品ではない。あなたの価値は、誰かの支配下にあることではなく、あなた自身の命にある」
​ウィラは、自身の魔力を込めた指で、その Sub の鎖骨に、ユアにしたのと同じように、**「真実のマーキング」**を刻んだ。
​その瞬間、競売場にいたすべての Sub が、自身の心臓が温かくなるのを感じた。それは、ウィラのDom性が、**「彼らは私が護るべき存在だ」**という法則を、魔界全体に刻み込んだからだ。
​ウィラは、ユアを隣に呼び寄せた。ユアは、極限のSubspaceから覚醒し、ウィラの隣で、誇らしげに立っていた。
​「私の Sub、ユアが、私の力の証よ」
​ウィラは、競売場に残されたSubたちと、倒れた Dom たちに最後の宣言をした。
​「トゥルース・リージョンは、この魔界の法則を根底から変える。あなたたちが求めた真の支配者は、ここにいる!」
​ウィラの圧倒的な力と、ユアの献身的な愛情が証明した新しい Dom/Sub のあり方は、魔界の歴史を書き換える決定的な一歩となった。

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