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57話 教会の没落
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教会が襲撃された翌日、帝国は文字通りひっくり返されていた。
一回起きただけでも大きな話題になりそうな事件が、何件も連続に起きたのだ。
悪魔が教会に現れた事実、その悪魔に抵抗するための十字軍は無惨に敗北し、教皇はあられもない姿で発見されてしまった。
これだけでも一大事なのに、話はここで終わらなかった。
なんと、教会の地下に閉じ込められていた女性たちが街や家に戻り、今まで教皇や十字軍にやられた一から証言し始めたのである。
「う、ウソだろ!?聖職者がそんな……!!」
「いや、でも失踪者たちが一斉に何十人も帰って来たんだろ?これはもう動かぬ証拠じゃねーか!」
それだけにとどまらず、監禁された人たちが述べた証言はどれも衝撃的なものだった。
「し、しかし……あいつら、悪魔が自分を助けてくれたって言ってたんだぞ!?どういうことだよ、これは!」
「それは確かにそうだけど……でも。あの人たちの立場から見たらそう見えるんじゃねーか?」
「い、いや!!精神操作かなにかだろ、きっと!黒魔法はそういう魔法だし!」
「大体さ、教会ってどんだけ腐ってんだ。効果もない聖水を無理やり売りつけて、献金までさせてどんだけお金絞ってんだと思ったら、今度は強姦だぜ?はっ、もはや教会が悪魔じゃねーか」
「そ、それは……!!」
今まで善だと信じてきた教会の醜悪な闇。そして、今日の新聞に載せられている生々しい写真を見て、人たちは舌を巻くしかなかった。
新聞には、カイがスラムにいた時に撮った地下の実験室の写真と、女の人たちが監禁されていた施設の写真が大きく写っている。
「で、でも悪魔がまだ首都にいるんだろ!?いつ襲われるかも分からないし、教会の力が必要じゃないか!」
「それは確かにそうだけどよ、これを見たらぶっちゃけ悪魔より教会の方が気に入らなくねぇか?こいつら、今ままで公開的に火刑式あげたり、教会に通わない奴らをボコボコにしたりしてただろ!?」
「た、確かに……まるで恐怖政治だったけど」
「ああ、そうだよ!!なのに、悪魔の唯一の対抗策が教会と十字軍の神聖魔法と言うから!教会は昔からこの国の支えだったから!それで仕方なく、本当に仕方なく付き合ってやったんだよ。でも、これを見ろよ、これを!!これのどこが教会なんだ!!」
酒場のテラスで、激怒した男の声が鳴り響く。向かいに座っている男は何とも言わず、ただ怯むように肩を縮めるだけだった。
「こちとら、働いたお金を半分以上も持っていかれたこともあるんだぞ!?チッ……もういい!悪魔だろうがなんだろうが、こんな国なんか滅んだ方がいいんじゃねーか!?」
「お、お前……!!」
「はっ、レジスタンスでも入るか……確か、スラムで始まったとしてもそこそこ勢いあるもんな、あいつら」
「こ、こんな街中でなにを言ってるんだ!!殺されるぞ!?」
「はっ!こんな愚痴をちょっと言ったくらいで首が飛ぶ国なら、本当に滅んじまったほうがいいわ!!!」
揺らぐ民心。強まる不信。今まで募ってきたすべての鬱憤が解き放たれるように、首都の雰囲気はどんどん険悪なものになっていく。
いつの間にか、人々の関心は悪魔が教会を襲撃したことじゃなく、段々と教会の闇や罪状に移るようになった。
「あの方々は、全然悪魔じゃありませんでした……片方に赤目をしている少年の方が、一々私たちを治療してくださって……」
「あ、あの人たちは決して悪魔なんかではありません!!悪魔は、私たちを搾取した教会の人たちです……!」
地獄から解放された女性たちの生々しい証言は、その世論に拍車をかけ。
教会に対する信頼は驚くほどのスピードで地に落ちて行った。国の根幹が揺らぎ始めたのだ。
そして、そんな状況の真っただ中で。
「どういうことだ……!お、皇子様に突き返されたなんて!!」
事件の張本人である教皇は、明らかに焦った顔で目の前の神父に怒鳴りつけていた。
第2皇子、アドルフに要請した支援のすべて拒否されてしまったのだ。
治療室のベッドの上でその知らせを聞いた教皇は、顔を真っ赤にさせながら大声を上げる。
「悪魔が首都に、このオデールの真ん中にいるんだ!!実際に教会が襲われて、首都の十字軍たちも半ば壊滅したじゃないか!!なのに、どうして皇室が私たちを助けない!!」
「…………」
「ウソだ、ウソだ……!は、早く他の人を送れ!!なんとしてでも皇室の支援を受けなければならない!このままだと、また悪魔に襲われてしまうんだ……!!」
「……………」
「そ、そうだ!!カルツも呼べ!あいつは勇者だ。悪魔にも少しは対抗できるだろう!な、なにをやっているんだ!早く――――」
「懺悔する気はありませんか?」
震える教皇の声をパッと断ち切るように、神父の冷たい言葉が轟く。
神父の顔に映っているのは、心からの軽蔑だった。クズ以下のなにかを見るような、最大の嫌悪が滲んでいる目つき。
「あなたは口にすることさえ汚らわしい罪を犯しました。あなたが本当に聖職者なら、今のあなたがやるべき行動は支援要請じゃなく、懺悔室での告解であるはず。なのに、あなたは自分の命だけを考えていますね」
「ふ、ふざけるな!!!!!!!たかが神父ごときが、勝手にほざきやがって……!!」
「ははっ、あはははははっ!!」
そこから神父はたまらないとばかりに笑い声を上げながら、虚脱した顔で言う。
「結局、予言通りになるのですね……悪魔がこの世を飲みつくし、世界を片っ端から塗り替えていく………」
「………………っ!!」
「ははっ、はっ……!!いえ、むしろ予言通りになるのが救いなのでしょうか?あなたのようなゴミが、何十年も教皇として敬われてきたから!」
「き、貴様――――くはあああああっ!?!?」
「おやおや、股間を蹴られて苦しいようですね。経験人数と股間の硬さは関係ないっか、ははっ」
「お前……殺す、殺すぅ!!!警備兵、なにをやっている!!早くこいつを殺せ!!」
「あはははははははっ!!」
今度こそ、教皇の憤怒も飲みつくすほどの大きな笑い声を上げながら、神父は言う。
「こんな者に仕えていたのか……ははっ、私はとんでもないバカな真似を……」
「きっ、さまぁ……!!」
「まだ現実が受け入れられないか、教皇……いや、ヒムラーよ。お前は見捨てられたんだ」
「な、なっ……!?」
「第2皇子は、教会の印象が悪くなったことを知った途端にお前を斬り捨てた。トカゲのしっぽきりなんだ。お前にはもう、地方にいる十字軍とその勇者にしか頼れない」
「警備兵、警備兵!!!」
「あははっ、まだ気づかないのか!!お前なんかを護衛する兵士なんてもうどこにもいない!!!!」
神父は何度も拍手を打ちながら、最後の一言を教皇に突き刺す。
「お前はもう終わりだ、ヒムラー。神を欺いて人間を弄んだ罰。これからたっぷり……その身で感じることになるだろう」
一回起きただけでも大きな話題になりそうな事件が、何件も連続に起きたのだ。
悪魔が教会に現れた事実、その悪魔に抵抗するための十字軍は無惨に敗北し、教皇はあられもない姿で発見されてしまった。
これだけでも一大事なのに、話はここで終わらなかった。
なんと、教会の地下に閉じ込められていた女性たちが街や家に戻り、今まで教皇や十字軍にやられた一から証言し始めたのである。
「う、ウソだろ!?聖職者がそんな……!!」
「いや、でも失踪者たちが一斉に何十人も帰って来たんだろ?これはもう動かぬ証拠じゃねーか!」
それだけにとどまらず、監禁された人たちが述べた証言はどれも衝撃的なものだった。
「し、しかし……あいつら、悪魔が自分を助けてくれたって言ってたんだぞ!?どういうことだよ、これは!」
「それは確かにそうだけど……でも。あの人たちの立場から見たらそう見えるんじゃねーか?」
「い、いや!!精神操作かなにかだろ、きっと!黒魔法はそういう魔法だし!」
「大体さ、教会ってどんだけ腐ってんだ。効果もない聖水を無理やり売りつけて、献金までさせてどんだけお金絞ってんだと思ったら、今度は強姦だぜ?はっ、もはや教会が悪魔じゃねーか」
「そ、それは……!!」
今まで善だと信じてきた教会の醜悪な闇。そして、今日の新聞に載せられている生々しい写真を見て、人たちは舌を巻くしかなかった。
新聞には、カイがスラムにいた時に撮った地下の実験室の写真と、女の人たちが監禁されていた施設の写真が大きく写っている。
「で、でも悪魔がまだ首都にいるんだろ!?いつ襲われるかも分からないし、教会の力が必要じゃないか!」
「それは確かにそうだけどよ、これを見たらぶっちゃけ悪魔より教会の方が気に入らなくねぇか?こいつら、今ままで公開的に火刑式あげたり、教会に通わない奴らをボコボコにしたりしてただろ!?」
「た、確かに……まるで恐怖政治だったけど」
「ああ、そうだよ!!なのに、悪魔の唯一の対抗策が教会と十字軍の神聖魔法と言うから!教会は昔からこの国の支えだったから!それで仕方なく、本当に仕方なく付き合ってやったんだよ。でも、これを見ろよ、これを!!これのどこが教会なんだ!!」
酒場のテラスで、激怒した男の声が鳴り響く。向かいに座っている男は何とも言わず、ただ怯むように肩を縮めるだけだった。
「こちとら、働いたお金を半分以上も持っていかれたこともあるんだぞ!?チッ……もういい!悪魔だろうがなんだろうが、こんな国なんか滅んだ方がいいんじゃねーか!?」
「お、お前……!!」
「はっ、レジスタンスでも入るか……確か、スラムで始まったとしてもそこそこ勢いあるもんな、あいつら」
「こ、こんな街中でなにを言ってるんだ!!殺されるぞ!?」
「はっ!こんな愚痴をちょっと言ったくらいで首が飛ぶ国なら、本当に滅んじまったほうがいいわ!!!」
揺らぐ民心。強まる不信。今まで募ってきたすべての鬱憤が解き放たれるように、首都の雰囲気はどんどん険悪なものになっていく。
いつの間にか、人々の関心は悪魔が教会を襲撃したことじゃなく、段々と教会の闇や罪状に移るようになった。
「あの方々は、全然悪魔じゃありませんでした……片方に赤目をしている少年の方が、一々私たちを治療してくださって……」
「あ、あの人たちは決して悪魔なんかではありません!!悪魔は、私たちを搾取した教会の人たちです……!」
地獄から解放された女性たちの生々しい証言は、その世論に拍車をかけ。
教会に対する信頼は驚くほどのスピードで地に落ちて行った。国の根幹が揺らぎ始めたのだ。
そして、そんな状況の真っただ中で。
「どういうことだ……!お、皇子様に突き返されたなんて!!」
事件の張本人である教皇は、明らかに焦った顔で目の前の神父に怒鳴りつけていた。
第2皇子、アドルフに要請した支援のすべて拒否されてしまったのだ。
治療室のベッドの上でその知らせを聞いた教皇は、顔を真っ赤にさせながら大声を上げる。
「悪魔が首都に、このオデールの真ん中にいるんだ!!実際に教会が襲われて、首都の十字軍たちも半ば壊滅したじゃないか!!なのに、どうして皇室が私たちを助けない!!」
「…………」
「ウソだ、ウソだ……!は、早く他の人を送れ!!なんとしてでも皇室の支援を受けなければならない!このままだと、また悪魔に襲われてしまうんだ……!!」
「……………」
「そ、そうだ!!カルツも呼べ!あいつは勇者だ。悪魔にも少しは対抗できるだろう!な、なにをやっているんだ!早く――――」
「懺悔する気はありませんか?」
震える教皇の声をパッと断ち切るように、神父の冷たい言葉が轟く。
神父の顔に映っているのは、心からの軽蔑だった。クズ以下のなにかを見るような、最大の嫌悪が滲んでいる目つき。
「あなたは口にすることさえ汚らわしい罪を犯しました。あなたが本当に聖職者なら、今のあなたがやるべき行動は支援要請じゃなく、懺悔室での告解であるはず。なのに、あなたは自分の命だけを考えていますね」
「ふ、ふざけるな!!!!!!!たかが神父ごときが、勝手にほざきやがって……!!」
「ははっ、あはははははっ!!」
そこから神父はたまらないとばかりに笑い声を上げながら、虚脱した顔で言う。
「結局、予言通りになるのですね……悪魔がこの世を飲みつくし、世界を片っ端から塗り替えていく………」
「………………っ!!」
「ははっ、はっ……!!いえ、むしろ予言通りになるのが救いなのでしょうか?あなたのようなゴミが、何十年も教皇として敬われてきたから!」
「き、貴様――――くはあああああっ!?!?」
「おやおや、股間を蹴られて苦しいようですね。経験人数と股間の硬さは関係ないっか、ははっ」
「お前……殺す、殺すぅ!!!警備兵、なにをやっている!!早くこいつを殺せ!!」
「あはははははははっ!!」
今度こそ、教皇の憤怒も飲みつくすほどの大きな笑い声を上げながら、神父は言う。
「こんな者に仕えていたのか……ははっ、私はとんでもないバカな真似を……」
「きっ、さまぁ……!!」
「まだ現実が受け入れられないか、教皇……いや、ヒムラーよ。お前は見捨てられたんだ」
「な、なっ……!?」
「第2皇子は、教会の印象が悪くなったことを知った途端にお前を斬り捨てた。トカゲのしっぽきりなんだ。お前にはもう、地方にいる十字軍とその勇者にしか頼れない」
「警備兵、警備兵!!!」
「あははっ、まだ気づかないのか!!お前なんかを護衛する兵士なんてもうどこにもいない!!!!」
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