75 / 111
75話 再会
しおりを挟む
「カイ様、間もなく皇室に着きます!」
レジスタンスのリーダーの男に頷いてから、俺は周りにいる仲間たちに振り返る。
馬に乗っている20人近くの人間と、クロエとニア。ここからは歩いて行った方がいいだろう。
「みんな、馬から降りて。ここからは今まで以上に気を引き締めて行こう。この先なにがあるか分からないから」
男たちは俺の言葉に首肯し、馬から降りてそれぞれの武器を取り出す。ここからは本当に戦場だ。
レジスタンスの説得を終え、俺たちはその翌日にすぐ皇室まで来ていた。
ブリエンに頼んで、みんなにも化け物として復活したカルツの存在を知らしめたのだ。
さすがに皇室になんらかの企みがあると気づいたからか、彼らも人数を絞ることに文句は言わなかった。
「ニア、絶対に俺の傍から離れないで。分かった?」
「……ふふっ、カイは心配性」
オーデルの繁華街を出てやや2時間。
その間、危険にさらされることはなかったけど目の前に皇室の建物がある以上、なにが出てくるか分からない。
ゲームの中では、比較的に小さくて警備も薄かった西門にたどり着く。辺りは鳥肌が立つほど静かで、兵士二人だけが突っ立っている。
「………ちょっと待って、カイ」
離れたところでその姿を観察していたところ、ニアは急に俺の服の裾を掴みながら言った。
「なにか、おかしい。あの人たち」
「え?」
「魔力視野で見てると、あの人たち……操られてる」
「……………は?」
「精神操作、かけられてる」
驚いて魔力視野を働かせると、俺にも見えた。魂が乱れていることを証明する赤い色。遠くにいる二人の体の色は確かに、赤だったのだ。
「ウソだろ。一般の兵士にまで精神操作……?おおよそ数百はいるはずなのに」
数百人に永久的な精神操作を?そんな魔力はどこから湧いてきた?もしかして、黒魔法使いが皇子以外にもいるのか?
「……益々怪しくなってきたな。ほら、こっちだ。さっき説明した道で行こう」
皇室の西門と南門の間には、森に囲まれている小さな裏道がある。俺はみんなを先導しながら、すいすいと前に進んだ。
今辿っている道は、ゲームの中でユーザーたちが一番多く使っていたルートだった。少し狭いけど人通りもないし、体も隠しやすいので安全とも言えるだろう。
しかし、予想外の出来事が起きてしまった。
「え……なんだ?この糸は。それに、キューブ……?ぐはっ!?」
「っ!?お、おい!!」
「か、カイ様!!」
最後尾の人たちから悲鳴が上がると思ったら、急にある男が体をひねり始めた。
「カハッ、ぐぁあ……!あがっ、ケホッ、ゲホッ……うぁあああ!!」
そして、俺たちは見てしまう。
一人の人間の皮膚が縮んで、あっという間に体がやせぼそって、白目をむいて倒れる姿を。たった一秒で。瞬く間に。
「ど、どうした!おい!!」
「っ!?あいつに近づくな!!」
「え……?う、うぁあああああ!?!?」
仲間の様子を見に駆け出した男さえも、一瞬でげっそりとした体になって倒れてしまった。
「あがっ……カッ……!!」
「か、カイ!!!」
「………………」
隣でクロエの声を聞きながらも、俺は思う。なにがトリガーなんだ?
あの変わり様は黒魔法の呪いの類だ。遠距離で呪いをかけることはできないから、なんらかのトリガーで呪いが発動したと思った方が……はっ!!
「みんな、その場で動くな!!魔法陣だ!」
「え……え!?」
地面に目を向けたら、確かにあった。男たちが倒れているところだけ、魔法陣の光が放たれている。
そして、その魔法陣の端っこに糸のようなものが繋がっていて、その先にあるのは―――
「……白いキューブ。あれか」
俺はさっそく人差し指を上げて、魔法のエネルギー弾丸を放つ。同時に三つくらい発射すると糸が切れて、キューブが地に落ちた。
「この魔法陣は……黒魔法か」
なら、俺には効かない。実際に、魔法陣の中に入っても当然ダメージはなく、俺はそのまま男二人を魔法陣の外に連れ出した。
そして、ダメ元で地に落ちていたキューブを拾って男たちのお腹辺りに刺してみる。すると―――
「くあああっ!?う、ぁあ………!!」
「ケホッ、ケホッ、う、うぇえええ………」
骨だけ残っていた体がウソだったように、二人とも頑丈な体に戻ってきた。俺はため息をつきながら、手のひらにあるキューブを見る。
「……やっぱり生命力だな、これ」
「せ、生命力……?」
「ああ」
レジスタンスのリーダーの言葉に答えながら、俺は立ち上がってみんなに振り返る。
「この魔法陣の中に入ると呪いが発動して、自然と生命力が吸い取られるんだ。それがこのキューブに集まる仕組みだと思う」
予想もしなかったトリックに驚いたのか、みんな目を丸くしていた。そして、俺は試しにこのキューブの中にほんの少しだけ、力を加えてみる。
すると、空だった正方形のキューブの中に黒い魔力が満たされるのではないか。
それをすべて見届けたクロエは、緊張が滲んだ声で言う。
「なるほど、そのキューブは媒体ってわけね」
「ああ、魔力を閉じ込める保存装置みたいなもんなんだろうな。でも……まさか、人間の生命力まで保存できるなんて」
……なるほど、その大規模な精神操作のやり方を、少しだけ分かった気がする。
生命力は黒魔法を強化するために、もっとも必要な資源だ。やつらは膨大な生命力が必要になって、それを保存できるこのキューブを作り出したんだろう。ゲームにこんなアイテムはなかったから。
「いい情報をゲットしたな。こいつは持ってくか」
そして、そのキューブを懐にしまうと同時に、どこから獣の鳴き声が聞こえてくる。
「カイ、ニア。これって……」
「……ああ、これは―――」
「敵」
さっき騒いだ罰なんだろうか。まあ、どうせぶつかる予定だったけど、思っていた以上に早い気がする。
「みんな、戦闘の準備をしろ。もしかしたら、もう囲まれているのかもしれない。俺と一緒に一点突破するぞ」
ニアの目が赤く燃え上がり、クロエがナイフを手に取って、レジスタンスのみんなが武装を終えたところで。
ヤツは、森の中から現れた。
「………………………」
「……………………やぁ」
「……き、っ、さま、ぁあ………」
「久しぶり」
右の半分は潰れてグールみたいになっていて、人間時代のイケメン顔も完全に姿を消している。
残るのは悪と、憤怒と、殺意。感情で表すなら劣等感。単語で表すなら復讐。
一度殺したはずの英雄は、化け物になって再び目の前に現れて。
俺は、苦笑しながら言う。
「もっと醜くなったな、カルツ」
レジスタンスのリーダーの男に頷いてから、俺は周りにいる仲間たちに振り返る。
馬に乗っている20人近くの人間と、クロエとニア。ここからは歩いて行った方がいいだろう。
「みんな、馬から降りて。ここからは今まで以上に気を引き締めて行こう。この先なにがあるか分からないから」
男たちは俺の言葉に首肯し、馬から降りてそれぞれの武器を取り出す。ここからは本当に戦場だ。
レジスタンスの説得を終え、俺たちはその翌日にすぐ皇室まで来ていた。
ブリエンに頼んで、みんなにも化け物として復活したカルツの存在を知らしめたのだ。
さすがに皇室になんらかの企みがあると気づいたからか、彼らも人数を絞ることに文句は言わなかった。
「ニア、絶対に俺の傍から離れないで。分かった?」
「……ふふっ、カイは心配性」
オーデルの繁華街を出てやや2時間。
その間、危険にさらされることはなかったけど目の前に皇室の建物がある以上、なにが出てくるか分からない。
ゲームの中では、比較的に小さくて警備も薄かった西門にたどり着く。辺りは鳥肌が立つほど静かで、兵士二人だけが突っ立っている。
「………ちょっと待って、カイ」
離れたところでその姿を観察していたところ、ニアは急に俺の服の裾を掴みながら言った。
「なにか、おかしい。あの人たち」
「え?」
「魔力視野で見てると、あの人たち……操られてる」
「……………は?」
「精神操作、かけられてる」
驚いて魔力視野を働かせると、俺にも見えた。魂が乱れていることを証明する赤い色。遠くにいる二人の体の色は確かに、赤だったのだ。
「ウソだろ。一般の兵士にまで精神操作……?おおよそ数百はいるはずなのに」
数百人に永久的な精神操作を?そんな魔力はどこから湧いてきた?もしかして、黒魔法使いが皇子以外にもいるのか?
「……益々怪しくなってきたな。ほら、こっちだ。さっき説明した道で行こう」
皇室の西門と南門の間には、森に囲まれている小さな裏道がある。俺はみんなを先導しながら、すいすいと前に進んだ。
今辿っている道は、ゲームの中でユーザーたちが一番多く使っていたルートだった。少し狭いけど人通りもないし、体も隠しやすいので安全とも言えるだろう。
しかし、予想外の出来事が起きてしまった。
「え……なんだ?この糸は。それに、キューブ……?ぐはっ!?」
「っ!?お、おい!!」
「か、カイ様!!」
最後尾の人たちから悲鳴が上がると思ったら、急にある男が体をひねり始めた。
「カハッ、ぐぁあ……!あがっ、ケホッ、ゲホッ……うぁあああ!!」
そして、俺たちは見てしまう。
一人の人間の皮膚が縮んで、あっという間に体がやせぼそって、白目をむいて倒れる姿を。たった一秒で。瞬く間に。
「ど、どうした!おい!!」
「っ!?あいつに近づくな!!」
「え……?う、うぁあああああ!?!?」
仲間の様子を見に駆け出した男さえも、一瞬でげっそりとした体になって倒れてしまった。
「あがっ……カッ……!!」
「か、カイ!!!」
「………………」
隣でクロエの声を聞きながらも、俺は思う。なにがトリガーなんだ?
あの変わり様は黒魔法の呪いの類だ。遠距離で呪いをかけることはできないから、なんらかのトリガーで呪いが発動したと思った方が……はっ!!
「みんな、その場で動くな!!魔法陣だ!」
「え……え!?」
地面に目を向けたら、確かにあった。男たちが倒れているところだけ、魔法陣の光が放たれている。
そして、その魔法陣の端っこに糸のようなものが繋がっていて、その先にあるのは―――
「……白いキューブ。あれか」
俺はさっそく人差し指を上げて、魔法のエネルギー弾丸を放つ。同時に三つくらい発射すると糸が切れて、キューブが地に落ちた。
「この魔法陣は……黒魔法か」
なら、俺には効かない。実際に、魔法陣の中に入っても当然ダメージはなく、俺はそのまま男二人を魔法陣の外に連れ出した。
そして、ダメ元で地に落ちていたキューブを拾って男たちのお腹辺りに刺してみる。すると―――
「くあああっ!?う、ぁあ………!!」
「ケホッ、ケホッ、う、うぇえええ………」
骨だけ残っていた体がウソだったように、二人とも頑丈な体に戻ってきた。俺はため息をつきながら、手のひらにあるキューブを見る。
「……やっぱり生命力だな、これ」
「せ、生命力……?」
「ああ」
レジスタンスのリーダーの言葉に答えながら、俺は立ち上がってみんなに振り返る。
「この魔法陣の中に入ると呪いが発動して、自然と生命力が吸い取られるんだ。それがこのキューブに集まる仕組みだと思う」
予想もしなかったトリックに驚いたのか、みんな目を丸くしていた。そして、俺は試しにこのキューブの中にほんの少しだけ、力を加えてみる。
すると、空だった正方形のキューブの中に黒い魔力が満たされるのではないか。
それをすべて見届けたクロエは、緊張が滲んだ声で言う。
「なるほど、そのキューブは媒体ってわけね」
「ああ、魔力を閉じ込める保存装置みたいなもんなんだろうな。でも……まさか、人間の生命力まで保存できるなんて」
……なるほど、その大規模な精神操作のやり方を、少しだけ分かった気がする。
生命力は黒魔法を強化するために、もっとも必要な資源だ。やつらは膨大な生命力が必要になって、それを保存できるこのキューブを作り出したんだろう。ゲームにこんなアイテムはなかったから。
「いい情報をゲットしたな。こいつは持ってくか」
そして、そのキューブを懐にしまうと同時に、どこから獣の鳴き声が聞こえてくる。
「カイ、ニア。これって……」
「……ああ、これは―――」
「敵」
さっき騒いだ罰なんだろうか。まあ、どうせぶつかる予定だったけど、思っていた以上に早い気がする。
「みんな、戦闘の準備をしろ。もしかしたら、もう囲まれているのかもしれない。俺と一緒に一点突破するぞ」
ニアの目が赤く燃え上がり、クロエがナイフを手に取って、レジスタンスのみんなが武装を終えたところで。
ヤツは、森の中から現れた。
「………………………」
「……………………やぁ」
「……き、っ、さま、ぁあ………」
「久しぶり」
右の半分は潰れてグールみたいになっていて、人間時代のイケメン顔も完全に姿を消している。
残るのは悪と、憤怒と、殺意。感情で表すなら劣等感。単語で表すなら復讐。
一度殺したはずの英雄は、化け物になって再び目の前に現れて。
俺は、苦笑しながら言う。
「もっと醜くなったな、カルツ」
29
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる