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最終章 人族編
親父似
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「ジジイ共の手はもう飽きたんだよ!ずっと俺らの勝ちだろうが!!!」
仕事中だというのに子供達の失礼な態度にハラハラしてしまい集中できない。
お爺さん達、(トムさん、カカロさん、ムートンさん)はすごく優しいので声を荒げたりせずレスターのひどい言葉にも笑ってくださってはいる。
因みにレスターはまだジジイ1~ジジイ3と呼び、クロム君はみんな同じオジイで通している。おぼえようという気概が全く感じられない。
「こらレスター!失礼なこと言わないの!せっかく遊んで頂いているのに!!」
「ふぉふぉ、お嬢さん良いのです。さて坊主達、次は二対一じゃ。もうろくジジイにハンデをくれ。ワシとカカロがまず組む。レスター坊主から行くか。三回まで打つ手を兄上と相談しても良い」
「はぁ?ジジイ1とジジイ2がセットになっても同じだろうが!一度でも俺に勝ててから言えよ!」
「レスター!!!!」
わたしの怒り声にハッとしてしゅんとしてから素直に駒を並べ始めたので、レスターの頭を撫でてトムさん達にあやまってから仕事に戻った。
クロム君はムートンさんの膝の上にいた。
懐いたな。ムートンさんの顔が心なしかデレデレしているようにも見える。白い眉毛と長い髭で分かりずらいけれど。
「爺さん達は、街で教師をしていた者達なので子供の扱いは慣れてますよ。放っておいても大丈夫です」
リオネルさんが苦笑しながら言う。
「そう……なら……良いのですが。これ以上、ご迷惑をおかけしたくなくて………」
「迷惑なんてとんでもない。看板娘ができてうちの売り上げは鰻登りですよ!なあ親父!」
「本当にそうだ!このままずっとここで働いて欲しいぐらいだ!リオネル!気張れよ!!!」
「んなっ!?は!?そーいう事言うなよ!!嫌われたらどーすんだよ!!!」
職人気質なリオネルさんのお父さんもとても良い人だ。
私の事情を聞いて来ずに協力してくれる。
聞かれても、記憶がなく答えられないからすごくありがたい。
なにより子供たちを預けて働ける今はすごく恵まれている。頑張らないといけない。
◇◆◇
「イカサマジジイとネチネチジジイがランダムに打って来やがる!!!兄上!!何とかしてください!!」
「レスタ、おちつく。オジイとオジイの手、十手先まで読めばいい。ズルオジイのイカサマ、すぐわかる。気が淀む」
「おぉ、気の流れか。ワシもまだまだじゃのぉ。教師を引退してからこんなにも優秀な坊主共に会えるとはのう。楽しいのぉ」
「楽しくねぇよ!!イカサマジジイ!!!」
「フォッフォッフォッ兄上相談は残り二回じゃぞー」
「うげっっっ!!!」
「クロム坊、ほれ、これも食え」
白髭のジジイ3が兄上の口に桃を放り込んでいる。
兄上は母上の動きを見ながらジジイ共とチェスをして、何らかの形でルースとも連携を取っているようだ。
素直に桃を食べているだけのように見えるけれど、その実裏では色々動いている。母上の為に。あと、俺のために。
兄上は優しい。
母上に育てられたからか、母上に似ている気がする。
優しく、強い。
クソ親父に似ないで俺だって母上に似たかった。
お綺麗で、優しい。いい匂いがして、あったかい。
親父が嫌われた今、親父の容姿に似ている俺も母上は見るのがつらいかもしれない。
その事を考えるのは、とても怖い。
◇◆◇
「レスター?元気ないね、どうしたの?」
パン屋さんからの帰り道、げっそりとしたレスターが私の腕の中にいる。
今日は珍しくクロム君の方が私の横を飛んでいる。
「ジジイ1とジジイ2のセットに負けました。兄上は楽々勝っていたのに!」
「レスタ、最後、諦めた、ダメ」
「面倒になったんですよ!!!」
なんだかんだで楽しそうにやってるな。
良かった。
「今日はパン種を貰ってきたからお夕飯はピザにしようか。2人とも好きでしょう?ピザなら、フライパンでもできるから」
「母上のご飯はなんでも美味しいです」
「ふふ、レスターは優しい子だね」
レスターの頭のてっぺんにキスを落とすと、私にしがみついてグリグリと顔を擦る。
「レスター?」
普段甘えないレスターが甘えてくる。
子供なりに、ストレスを感じているのかもしれない。
なるべく普段通りにしたいと思っていても、生活の場所そのものが変わってしまいままならない。
「母……上……、俺、親父に似てて、ごめんなさい」
小さい小さい、弱い声。
普段のレスターからは考えられない。
ハッとする。
レスターはお兄さんそっくりで、私は今そのお兄さんを拒絶している。
レスターが何も思わない訳が無い。
暗い田舎道の真ん中で立ち止まって二人を立たせ、しゃがみ込んで話をする。
「レスター?貴方が誰に似ていようと私の宝物なのは変わらない。クロム君もレスターも2人ともが私の宝物。貴方達の血筋は関係ないの。クロム君とレスターは神様から私へのプレゼントなの。何があっても私の一番は貴方達。大好きだよ、2人とも」
レスターはじっと一点を見て唇を噛んでる。
クロム君が一度私におでこを擦り付けたあと、今度はレスターにも同じ事をした。
レスターが泣き笑いの顔になって、次の瞬間大声を上げて泣き出した。
ゔわぁああぁああ゛ぁ とパニックになった様に泣く息子を私とクロム君で抱きしめ、背中をさする。
「ごめん、ごめんね、レスター。不安にさせたね」
「あ゛、あにうぇは、母上ににてるっ、お、俺は全然、にてなくてっ……」
クロム君が私に?
クロム君は私の子。父親は?あれ、違う。
クロム君はエルダゾルク神に認めてもらった 私の養子だ。保証人に——お兄さんがなった?
私と血が繋がっていないクロム君に嫉妬する程のストレスを私はこの子にかけていた。
————お兄さんと話さなければならない。
————お兄さんを思い出さなければならない。
「クロム君、お兄さんを呼んでくれる?」
仕事中だというのに子供達の失礼な態度にハラハラしてしまい集中できない。
お爺さん達、(トムさん、カカロさん、ムートンさん)はすごく優しいので声を荒げたりせずレスターのひどい言葉にも笑ってくださってはいる。
因みにレスターはまだジジイ1~ジジイ3と呼び、クロム君はみんな同じオジイで通している。おぼえようという気概が全く感じられない。
「こらレスター!失礼なこと言わないの!せっかく遊んで頂いているのに!!」
「ふぉふぉ、お嬢さん良いのです。さて坊主達、次は二対一じゃ。もうろくジジイにハンデをくれ。ワシとカカロがまず組む。レスター坊主から行くか。三回まで打つ手を兄上と相談しても良い」
「はぁ?ジジイ1とジジイ2がセットになっても同じだろうが!一度でも俺に勝ててから言えよ!」
「レスター!!!!」
わたしの怒り声にハッとしてしゅんとしてから素直に駒を並べ始めたので、レスターの頭を撫でてトムさん達にあやまってから仕事に戻った。
クロム君はムートンさんの膝の上にいた。
懐いたな。ムートンさんの顔が心なしかデレデレしているようにも見える。白い眉毛と長い髭で分かりずらいけれど。
「爺さん達は、街で教師をしていた者達なので子供の扱いは慣れてますよ。放っておいても大丈夫です」
リオネルさんが苦笑しながら言う。
「そう……なら……良いのですが。これ以上、ご迷惑をおかけしたくなくて………」
「迷惑なんてとんでもない。看板娘ができてうちの売り上げは鰻登りですよ!なあ親父!」
「本当にそうだ!このままずっとここで働いて欲しいぐらいだ!リオネル!気張れよ!!!」
「んなっ!?は!?そーいう事言うなよ!!嫌われたらどーすんだよ!!!」
職人気質なリオネルさんのお父さんもとても良い人だ。
私の事情を聞いて来ずに協力してくれる。
聞かれても、記憶がなく答えられないからすごくありがたい。
なにより子供たちを預けて働ける今はすごく恵まれている。頑張らないといけない。
◇◆◇
「イカサマジジイとネチネチジジイがランダムに打って来やがる!!!兄上!!何とかしてください!!」
「レスタ、おちつく。オジイとオジイの手、十手先まで読めばいい。ズルオジイのイカサマ、すぐわかる。気が淀む」
「おぉ、気の流れか。ワシもまだまだじゃのぉ。教師を引退してからこんなにも優秀な坊主共に会えるとはのう。楽しいのぉ」
「楽しくねぇよ!!イカサマジジイ!!!」
「フォッフォッフォッ兄上相談は残り二回じゃぞー」
「うげっっっ!!!」
「クロム坊、ほれ、これも食え」
白髭のジジイ3が兄上の口に桃を放り込んでいる。
兄上は母上の動きを見ながらジジイ共とチェスをして、何らかの形でルースとも連携を取っているようだ。
素直に桃を食べているだけのように見えるけれど、その実裏では色々動いている。母上の為に。あと、俺のために。
兄上は優しい。
母上に育てられたからか、母上に似ている気がする。
優しく、強い。
クソ親父に似ないで俺だって母上に似たかった。
お綺麗で、優しい。いい匂いがして、あったかい。
親父が嫌われた今、親父の容姿に似ている俺も母上は見るのがつらいかもしれない。
その事を考えるのは、とても怖い。
◇◆◇
「レスター?元気ないね、どうしたの?」
パン屋さんからの帰り道、げっそりとしたレスターが私の腕の中にいる。
今日は珍しくクロム君の方が私の横を飛んでいる。
「ジジイ1とジジイ2のセットに負けました。兄上は楽々勝っていたのに!」
「レスタ、最後、諦めた、ダメ」
「面倒になったんですよ!!!」
なんだかんだで楽しそうにやってるな。
良かった。
「今日はパン種を貰ってきたからお夕飯はピザにしようか。2人とも好きでしょう?ピザなら、フライパンでもできるから」
「母上のご飯はなんでも美味しいです」
「ふふ、レスターは優しい子だね」
レスターの頭のてっぺんにキスを落とすと、私にしがみついてグリグリと顔を擦る。
「レスター?」
普段甘えないレスターが甘えてくる。
子供なりに、ストレスを感じているのかもしれない。
なるべく普段通りにしたいと思っていても、生活の場所そのものが変わってしまいままならない。
「母……上……、俺、親父に似てて、ごめんなさい」
小さい小さい、弱い声。
普段のレスターからは考えられない。
ハッとする。
レスターはお兄さんそっくりで、私は今そのお兄さんを拒絶している。
レスターが何も思わない訳が無い。
暗い田舎道の真ん中で立ち止まって二人を立たせ、しゃがみ込んで話をする。
「レスター?貴方が誰に似ていようと私の宝物なのは変わらない。クロム君もレスターも2人ともが私の宝物。貴方達の血筋は関係ないの。クロム君とレスターは神様から私へのプレゼントなの。何があっても私の一番は貴方達。大好きだよ、2人とも」
レスターはじっと一点を見て唇を噛んでる。
クロム君が一度私におでこを擦り付けたあと、今度はレスターにも同じ事をした。
レスターが泣き笑いの顔になって、次の瞬間大声を上げて泣き出した。
ゔわぁああぁああ゛ぁ とパニックになった様に泣く息子を私とクロム君で抱きしめ、背中をさする。
「ごめん、ごめんね、レスター。不安にさせたね」
「あ゛、あにうぇは、母上ににてるっ、お、俺は全然、にてなくてっ……」
クロム君が私に?
クロム君は私の子。父親は?あれ、違う。
クロム君はエルダゾルク神に認めてもらった 私の養子だ。保証人に——お兄さんがなった?
私と血が繋がっていないクロム君に嫉妬する程のストレスを私はこの子にかけていた。
————お兄さんと話さなければならない。
————お兄さんを思い出さなければならない。
「クロム君、お兄さんを呼んでくれる?」
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