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第十章 領域封印(クリスタルドラゴン討伐)
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田代達がクリスタルドラゴンの半身を氷漬けにした為、相田は無事とどめを刺すことが出来た。
それは良かったと思う。でもまぁ、なんとかギリギリ及第点ってところだけれど。
ただその後がダメだ
相田達に出した課題は、クリスタルドラゴンがドロップする魔石を回収するところまでなのに、彼等は強敵を倒した事で満足してしまっている。
僕は走りながら、ルードリッヒさんとカールソンさんにインカムで話しかけた。
「カールソンさんは、僕とドラゴンの解体を、ルードリッヒさんも、最初は僕達と一緒に解体を、その後クリスタルドラゴンがドロップするクリスタルをお願いします。」
「「了解、のぞむ」」
僕達はいつも通り、3人でドラゴンの解体作業に入った。
田代と中山で作った氷を魔力無しの僕が溶かす事は出来ない為ルードリッヒさん達にそれを頼み、僕は氷漬けになっていない部位の解体を始めた。
ドラゴンの身体を覆う鱗は、武器の強化に最適だし、鋭い牙や爪は粉末にして武器や防具の素材にしたり、そのままの形状を活かして盾や兜に装飾品としてつけたりするんだ。また筋肉質なドラゴンの肉は、焼くと固くなってしまうので、煮込み料理に使われる。
僕は、自身で解体した部位やルードリッヒさんやカールソンさんが捌いてくれたドラゴンの部位を異空間鞄にどんどん入れていった。
「のぞむ。クリスタルは私がちゃんと回収したよ。」
と言ったルードリッヒさんの言葉で僕が彼を見ると、彼の手にはクリスタルがちゃんと握られていた。
そこで僕は、無事任務が完了したことに安堵したんだ。
ドラゴンの解体作業が終わった僕は、まだ放心状態な相田達に喝を入れるというか、現実に戻す為に彼等に近づいていき、そしてこう言った。
「お疲れ様。全部終わったよ?でも試験は、残念だけど不・合・格だね。」
僕がそう言うと、3人は途端に正気に戻った。そして仲良く
「「「はぁ?巫山戯んなよ、渡瀬」」」
って言ったんだ。
それは良かったと思う。でもまぁ、なんとかギリギリ及第点ってところだけれど。
ただその後がダメだ
相田達に出した課題は、クリスタルドラゴンがドロップする魔石を回収するところまでなのに、彼等は強敵を倒した事で満足してしまっている。
僕は走りながら、ルードリッヒさんとカールソンさんにインカムで話しかけた。
「カールソンさんは、僕とドラゴンの解体を、ルードリッヒさんも、最初は僕達と一緒に解体を、その後クリスタルドラゴンがドロップするクリスタルをお願いします。」
「「了解、のぞむ」」
僕達はいつも通り、3人でドラゴンの解体作業に入った。
田代と中山で作った氷を魔力無しの僕が溶かす事は出来ない為ルードリッヒさん達にそれを頼み、僕は氷漬けになっていない部位の解体を始めた。
ドラゴンの身体を覆う鱗は、武器の強化に最適だし、鋭い牙や爪は粉末にして武器や防具の素材にしたり、そのままの形状を活かして盾や兜に装飾品としてつけたりするんだ。また筋肉質なドラゴンの肉は、焼くと固くなってしまうので、煮込み料理に使われる。
僕は、自身で解体した部位やルードリッヒさんやカールソンさんが捌いてくれたドラゴンの部位を異空間鞄にどんどん入れていった。
「のぞむ。クリスタルは私がちゃんと回収したよ。」
と言ったルードリッヒさんの言葉で僕が彼を見ると、彼の手にはクリスタルがちゃんと握られていた。
そこで僕は、無事任務が完了したことに安堵したんだ。
ドラゴンの解体作業が終わった僕は、まだ放心状態な相田達に喝を入れるというか、現実に戻す為に彼等に近づいていき、そしてこう言った。
「お疲れ様。全部終わったよ?でも試験は、残念だけど不・合・格だね。」
僕がそう言うと、3人は途端に正気に戻った。そして仲良く
「「「はぁ?巫山戯んなよ、渡瀬」」」
って言ったんだ。
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