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4部
4-8
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※視点変わったままです
◇◇◇◇***◇◇◇◇***◇◇◇◇***◇◇◇◇
病室の扉がゆっくりと開くと、セレナーデが立っていた。
看護師かハロルドだと思っていオリオンは、跳ね起きるように寝台を出た。
セレナーデは眉をハの字にして困った顔で佇み、まるで迷子のように不安げだ。
一体どうしたのかと近づいても何も言わず、ただじっとオリオンを見つめる。
「セレナ…?」
首をゆっくりと上下させ、オリオンの全身を見る。
躊躇いがちに手を伸ばしたセレナーデの指がオリオンの頬に触れた。指先がひどく冷たい。
「……生きていて」
「セレナ?」
カタカタと震えるセレナーデの瞳が揺れてポロポロと涙がこぼれだし、そのまま崩れそうになる体をオリオンが抱きとめた。
「…よかった、貴方までいなくなってしまったら、どうしようって…っ」
消え入るような小さな声が耳元に届き、セレナーデの腕がオリオンの存在を確かめるように背に回る。
オリオンはそれに応えるように腕の力を強めた。
「私…ほんとは、ずっと、貴方が憎らしかった…!突き放されて、放り出されて…………好きだったのに」
セレナーデの告白に、オリオンは息を呑む。
「…っ、すまない」
言い訳など一つも無く、ただ絞り出すように謝罪。
時折しゃくりあげ、肩を震わせたまま泣くセレナーデの手が、オリオンの破けたシャツをキツく掴む。
「…、………つらかった。私の想いは全部無駄だったんだって、虚しくて、悲しくて、寂しくて…っ
すごく腹も立った…!…好きだったから」
「すまない…」
「でも、死んでほしいなんて思ったこと無い…!」
縋るように抱きつくセレナーデの真っ白な頸がオリオンの眼下で儚く震えている。
「…そうか」
静かに低く響く心地よい声が応えた。
「私は、あんなことを…公衆の面前でオリオン様を晒し者にしてしまって…」
「あれは、自業自得だ。王族が彼女を調べれば遅かれ早かれ発覚したことだろう」
腕の中のセレナーデが首がやんわりと横に揺れる
「……もう、会えないと思っていました」
「…俺も…会ってはいけないと思っていた」
腕の中で何度か深く息を吐いて、呼吸を整えるのを感じながら、オリオンは次の言葉を待った。
「旦那様は優しい方で…こんな私を愛してくださった。でも、そのお心には常に奥様がいらっしゃった。
私だけの人ではなかったけれど、私が旦那様を憎むことはなかった。醜い独占欲を抱くことなんてなかった」
ふぅ…と、もう一度息を吐いたセレナーデが「でも」と、涙で濡れる瞳のままオリオンを見上げて続ける
「オリオン様は違うの。もう一度会ってしまって、また好きになってしまって、また同じように突然放り出されてしまったら、私は…」
「そんなことはしない」
「どうして言い切れるの?絶対なんて無いのに」
「セレナ…」
「オリオン様の想いを信じるのが、怖い………っ」
ーーだからどこかで曖昧にして、心を守っていた。
「……でも、失うのはもっと怖い」
縋るような、責めるような表情で涙を零すセレナーデの告白に、オリオンは改めて自分がどれほど彼女を傷つけたのかを知った。
未来のことなど誰にもわからない。だから、
「信じたいと思うだけ信じてくれていい、疑ってくれて構わない。誰よりも一番近くで見ていてくれ」
「…オリオン様」
「証明し続けよう、何度でも。何十年でもずっと…」
腕の中でセレナーデが頷く。
それでも涙は止まらず、オリオンは宥めるようにこめかみに口付け、髪を撫でた。
オリオンが顔を上げると、廊下の端に着替えを持ったハロルドが立っていた。
その後ろで口をへの字に曲げているのはセレナーデの侍女マーサだ。
「兄さん」どういうことなのかと尋ねれば、やれやれとハロルドが口を開いた。
「お前の着替えを持ってこちらに来たら、救護室の前でボルト男爵とリルが看護師と揉めていてな。お前が刺されたと聞いて慌てて駆けつけたのに家族以外は通せないと言われて足止めされたらしい」
「俺が刺されたって…」
「ボルト男爵の第二騎士団に間違ってはいないが、正確ではない情報が行ったようだ。ボルト男爵は職務中に抜けてきたようだったから、怪我の具合を説明して騎士棟に戻るよう言っておいた。リルは………お前がボルト前男爵夫人を泣かせたのでご立腹だ」
「それだけじゃありません!ハロルドがうちの親にあんなことを言うから…!」
ハロルドの後ろで不機嫌を隠さないマーサが咎め、思い出したようにため息を吐く。
セレナーデは王城までジーク・ボルトの馬に同乗させてもらうつもりでいたが、マーサが走ってでもついて行くと言いだした。
結局、辺境伯の馬車で送ってもらったのだが、王城に着いてすぐ、辺境伯夫妻とハロルドが鉢合わせたのだ。
「ん?ああ、結婚の承諾を求めたことですか。
だが、弟の新居に一緒に住むなら私もリルと籍を入れてしまった方がいいでしょう。丁度良くご両親がいらっしゃって良かった」
「丁度良く?貴方が手紙を送ったからでしょう」
「ええ、ですが、手紙を出したのはついこの間。
手紙の到着から考えて…まさか南の辺境から3日で王都まで来られるとは。普通5日はかかりますよ」
「私に一言あって然るべきなのでは!?」
「そうでしたね」
悪びれる様子もなく笑みを浮かべたままハロルドがオリオンに着替えを渡し、両手が空くとマーサの前で片膝をついた。
マーサの手を取り、その指先に口付ける。
「リルマーサ・モナ、貴女への愛は日々増すばかり、会えない間に育った我が想いは大樹の如く。どうか私と結婚してください。いっぱい子供を作りましょう。二度と離しはしない。例え死が二人を分かつとも、必ず来世まで追いかけましょう。お覚悟を」
「重い、そして怖い…!」
求婚されているはずなのにマーサは青い顔で恐れ戦いていた。
その隙にオリオンはセレナーデを病室に引き入れ、ベットに腰掛けて膝にセレナーデを乗せて抱き込んだ。どうにも離れがたく、腕の中から出したくなかった。泣き止んでぼぅっとしていたセレナーデが、オリオンの胸の包帯に指を這わせる。
「…オリオン様が刺されたと聞いて…血の気が引きました」
「驚かせて、悪かった」
「痛い…ですか?」
「いや、大した傷じゃない」
ガーゼの上から頬を撫で、その手にオリオンが手を重ねる。セレナーデが視線を上げると紫の瞳がこちらを見つめていた。美しいアメジストに吸い込まれるように近づき、唇が触れた。そのまま何度か角度を変え舌を絡みとられて吸われ、セレナーデの意識が朦朧と溶けてゆく。抵抗がないようなのでオリオンはそのままセレナーデをベットに…
「婚約者といえど婚前交渉など許しませんよ、オリオン・レイス!」
「あら、マーサ?」
気づけばオリオン達の前に仁王立ちの侍女マーサがいた。
上気した頬、潤む瞳でぼんやりと見上げるセレナーデの姿にマーサの額に青筋が浮かぶ。
「ハロルド様と婚約したということは、私はオリオン様の将来の義理の姉。
お嬢様はぼんやりした所がございますから、私がしっかり生涯お守りいたします」
オリオンの前に新たな強敵が現れた瞬間だった。
◇◇◇◇***◇◇◇◇***◇◇◇◇***◇◇◇◇
病室の扉がゆっくりと開くと、セレナーデが立っていた。
看護師かハロルドだと思っていオリオンは、跳ね起きるように寝台を出た。
セレナーデは眉をハの字にして困った顔で佇み、まるで迷子のように不安げだ。
一体どうしたのかと近づいても何も言わず、ただじっとオリオンを見つめる。
「セレナ…?」
首をゆっくりと上下させ、オリオンの全身を見る。
躊躇いがちに手を伸ばしたセレナーデの指がオリオンの頬に触れた。指先がひどく冷たい。
「……生きていて」
「セレナ?」
カタカタと震えるセレナーデの瞳が揺れてポロポロと涙がこぼれだし、そのまま崩れそうになる体をオリオンが抱きとめた。
「…よかった、貴方までいなくなってしまったら、どうしようって…っ」
消え入るような小さな声が耳元に届き、セレナーデの腕がオリオンの存在を確かめるように背に回る。
オリオンはそれに応えるように腕の力を強めた。
「私…ほんとは、ずっと、貴方が憎らしかった…!突き放されて、放り出されて…………好きだったのに」
セレナーデの告白に、オリオンは息を呑む。
「…っ、すまない」
言い訳など一つも無く、ただ絞り出すように謝罪。
時折しゃくりあげ、肩を震わせたまま泣くセレナーデの手が、オリオンの破けたシャツをキツく掴む。
「…、………つらかった。私の想いは全部無駄だったんだって、虚しくて、悲しくて、寂しくて…っ
すごく腹も立った…!…好きだったから」
「すまない…」
「でも、死んでほしいなんて思ったこと無い…!」
縋るように抱きつくセレナーデの真っ白な頸がオリオンの眼下で儚く震えている。
「…そうか」
静かに低く響く心地よい声が応えた。
「私は、あんなことを…公衆の面前でオリオン様を晒し者にしてしまって…」
「あれは、自業自得だ。王族が彼女を調べれば遅かれ早かれ発覚したことだろう」
腕の中のセレナーデが首がやんわりと横に揺れる
「……もう、会えないと思っていました」
「…俺も…会ってはいけないと思っていた」
腕の中で何度か深く息を吐いて、呼吸を整えるのを感じながら、オリオンは次の言葉を待った。
「旦那様は優しい方で…こんな私を愛してくださった。でも、そのお心には常に奥様がいらっしゃった。
私だけの人ではなかったけれど、私が旦那様を憎むことはなかった。醜い独占欲を抱くことなんてなかった」
ふぅ…と、もう一度息を吐いたセレナーデが「でも」と、涙で濡れる瞳のままオリオンを見上げて続ける
「オリオン様は違うの。もう一度会ってしまって、また好きになってしまって、また同じように突然放り出されてしまったら、私は…」
「そんなことはしない」
「どうして言い切れるの?絶対なんて無いのに」
「セレナ…」
「オリオン様の想いを信じるのが、怖い………っ」
ーーだからどこかで曖昧にして、心を守っていた。
「……でも、失うのはもっと怖い」
縋るような、責めるような表情で涙を零すセレナーデの告白に、オリオンは改めて自分がどれほど彼女を傷つけたのかを知った。
未来のことなど誰にもわからない。だから、
「信じたいと思うだけ信じてくれていい、疑ってくれて構わない。誰よりも一番近くで見ていてくれ」
「…オリオン様」
「証明し続けよう、何度でも。何十年でもずっと…」
腕の中でセレナーデが頷く。
それでも涙は止まらず、オリオンは宥めるようにこめかみに口付け、髪を撫でた。
オリオンが顔を上げると、廊下の端に着替えを持ったハロルドが立っていた。
その後ろで口をへの字に曲げているのはセレナーデの侍女マーサだ。
「兄さん」どういうことなのかと尋ねれば、やれやれとハロルドが口を開いた。
「お前の着替えを持ってこちらに来たら、救護室の前でボルト男爵とリルが看護師と揉めていてな。お前が刺されたと聞いて慌てて駆けつけたのに家族以外は通せないと言われて足止めされたらしい」
「俺が刺されたって…」
「ボルト男爵の第二騎士団に間違ってはいないが、正確ではない情報が行ったようだ。ボルト男爵は職務中に抜けてきたようだったから、怪我の具合を説明して騎士棟に戻るよう言っておいた。リルは………お前がボルト前男爵夫人を泣かせたのでご立腹だ」
「それだけじゃありません!ハロルドがうちの親にあんなことを言うから…!」
ハロルドの後ろで不機嫌を隠さないマーサが咎め、思い出したようにため息を吐く。
セレナーデは王城までジーク・ボルトの馬に同乗させてもらうつもりでいたが、マーサが走ってでもついて行くと言いだした。
結局、辺境伯の馬車で送ってもらったのだが、王城に着いてすぐ、辺境伯夫妻とハロルドが鉢合わせたのだ。
「ん?ああ、結婚の承諾を求めたことですか。
だが、弟の新居に一緒に住むなら私もリルと籍を入れてしまった方がいいでしょう。丁度良くご両親がいらっしゃって良かった」
「丁度良く?貴方が手紙を送ったからでしょう」
「ええ、ですが、手紙を出したのはついこの間。
手紙の到着から考えて…まさか南の辺境から3日で王都まで来られるとは。普通5日はかかりますよ」
「私に一言あって然るべきなのでは!?」
「そうでしたね」
悪びれる様子もなく笑みを浮かべたままハロルドがオリオンに着替えを渡し、両手が空くとマーサの前で片膝をついた。
マーサの手を取り、その指先に口付ける。
「リルマーサ・モナ、貴女への愛は日々増すばかり、会えない間に育った我が想いは大樹の如く。どうか私と結婚してください。いっぱい子供を作りましょう。二度と離しはしない。例え死が二人を分かつとも、必ず来世まで追いかけましょう。お覚悟を」
「重い、そして怖い…!」
求婚されているはずなのにマーサは青い顔で恐れ戦いていた。
その隙にオリオンはセレナーデを病室に引き入れ、ベットに腰掛けて膝にセレナーデを乗せて抱き込んだ。どうにも離れがたく、腕の中から出したくなかった。泣き止んでぼぅっとしていたセレナーデが、オリオンの胸の包帯に指を這わせる。
「…オリオン様が刺されたと聞いて…血の気が引きました」
「驚かせて、悪かった」
「痛い…ですか?」
「いや、大した傷じゃない」
ガーゼの上から頬を撫で、その手にオリオンが手を重ねる。セレナーデが視線を上げると紫の瞳がこちらを見つめていた。美しいアメジストに吸い込まれるように近づき、唇が触れた。そのまま何度か角度を変え舌を絡みとられて吸われ、セレナーデの意識が朦朧と溶けてゆく。抵抗がないようなのでオリオンはそのままセレナーデをベットに…
「婚約者といえど婚前交渉など許しませんよ、オリオン・レイス!」
「あら、マーサ?」
気づけばオリオン達の前に仁王立ちの侍女マーサがいた。
上気した頬、潤む瞳でぼんやりと見上げるセレナーデの姿にマーサの額に青筋が浮かぶ。
「ハロルド様と婚約したということは、私はオリオン様の将来の義理の姉。
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